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オン・エッジ 19歳のカルテ      


2001年 アイルランド   

<監督>ジョン・カーニー
<キャスト>キリアン・マーフィ , スティーヴン・レイ , ジョナサン・ジャクソン

<ストーリー>
精神的に不安定だった19歳のジョナサン(キリアン・マーフィ)は、父親が亡くなり、発作的に車ごと崖から飛び降りてしまう。奇跡的に軽傷を負っただけで助かった彼は、精神病患者の施設に収容され、グループ・セラピーを受けることになった。そこで出会ったレイチェル(トリシア・ヴェッセイ)や、トビー(ジョナサン・ジャクソン)と、しだいに親密になってゆく・・・。

<感想>
キリアン・マーフィが19歳の青年を演じる日本未公開作品で、強がりながらも、ガラスのような繊細な心を持つ青年たちの物語です。

誰が亡くなったのか、ジョナサンは、それまでどういう精神状態だったのかなどなど、分からないことだらけで、ジョナサンは、突然崖から飛び降りてしまいます。
実は彼は、自殺願望を抱えた鬱状態で、病院では、同じような病気を持つ若い患者が集まって、グループ・セラピーが開かれていました。
彼を含めた、彼らの繊細な心。外見上は、普通の若者と変わるところはないのに、どうして、何故、なんで??図太い神経の私には、理解しがたく、疑問ばかりがわいてきます。

しかし、ジョナサンは、そういう彼らと共に生活することで、少しずつ変わってゆくようでした。特に、レイチェルとの関係で、彼には、自分自身のためだけでなく、彼女のために生きるということを感じ始めたのではないでしょうか。

スティーヴン・レイ演じる病院の医師は、何となく頼りなくて、彼の治療方針が疑問でしたが、彼らを治療するというよりも、理解するということが、彼の存在意義だったのかもしれません。

監督は「ONCE ダブリンの街角で」が絶賛されたジョン・カーニーです。(私はまだ未見ですが・・・(^^;)
主演のキリアン・マーフィは、この時25歳ぐらいだけど、元々ごつい顔立ちで老けて見える人なので、19歳には、とうてい見えませんでした(^^;。でも、仕草で、若々しさを表現してました(^^)。
ジュリアンの友達、トビー役は、ジョナサン。・ジャクソン。女の子のような顔立ちで、その美しさと繊細さとで、見とれてしまいました(^^)。

日本未公開のアイルランド映画と言うことで、DVDはないようです。副題もなんだかあざといですが、キリアンファンなら見たい映画でしょうね。たまにTVで放映されるようですよ(^^)。(2008,09,26)



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