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エリザベス ゴールデン・エイジ      


2007年 イギリス・フランス 伝記・歴史   

<監督>シェカール・カプール
<キャスト>ケイト・ブランシェット , ジェフリー・ラッシュ , クライヴ・オーウェン , リス・エヴァンス , サマンサ・モートン , トム・ホランダー , アビー・コーニッシュ , エディ・レッドメイン

<ストーリー>
プロテスタントの女王としてイングランドを治めるエリザベスT世(ケイト・ブランシェット)は、常にカトリック教徒による暗殺の危険を感じていた。そんな折、幽閉中の女王メアリー(サマンサ・モートン)が、エリザベス暗殺を企てたことが発覚する。また、ヴァージンクイーンと言われ、未婚だったエリザベスは、彼女の前に現れた、探検家、ローリー(クライヴ・オーウェン)の魅力に、心ときめかせるのだった・・・。

<感想>
「エリザベス」の監督、主演のコンビで、9年ぶりの続編「ゴールデン・エイジ」です。
今回は、女王に即位して20数年たったエリザベス女王を描いています。25歳で即位したので、50歳を少し過ぎた頃でしょうか。円熟味を増した彼女を中心として、国事はうまく治まり、余裕もありそうに見えましたが、徐々に、女性としては、老いも気になる歳になってきています。

今回は、彼女にとって頭の痛い王女メアリーの問題。探検家、ローリーとのロマンス。そして、スペイン無敵艦隊との戦いが描かれています。
これらは歴史的事実で、エリザベスにとっても、大きな出来事だったと思われますし、映画としても見応えのあるシーンでした。
ただ、メインの出来事が3つに別れていたせいなのかどうなのか、エリザベスに感情移入して、引き込まれて見るというより、歴史的事実として、淡々と見てしまった気がします。

実は、去年、ヘレン・ミレン主演のエリザベスTのドラマ「エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜」を見たので、そのイメージが強くて、知らず知らず、そちらと比較してしまった気もします。描かれている年代も、ちょうど同じ時期で、ドラマの方が、4時間弱というスケールで、詳しく描かれていたので、女王の心理描写が細かくて、面白かったです。年齢的にも、ヘレン・ミレンの方が、この頃のエリザベスTに近いかも。

とはいえ、映画の方の主役のケイト・ブランシェットも、力演でした。大画面で見るなら、やはり、ケイトの方が、お肌も綺麗だし、良かったかも(^^)。凛とした威厳も感じて、さすがにうまいです。スペインとの戦いの時の、甲冑姿の彼女は、ちょっとかっこよすぎかもしれませんが・・・(^^)。

ロマンスのお相手のクライヴ・オーウェンは、久々に時代劇姿を見ましたが、やはり、現代劇より、時代劇がよく似合いますね〜〜。とっても素敵で、クラッとしてしまいました(^^)。(2008,02,16)



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