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イノセント・ラブ      


2004年 アメリカ 音楽・ロマンス

<監督>マイケル・メイヤー
<キャスト>コリン・ファレル , ダラス・ロバーツ , ロビン・ライト・ペン , シシー・スペイセク

<ストーリー>
家族を亡くした少年ボビー(コリン・ファレル)は、親友のジョナサン(ダラス・ロバーツ)の家で生活するようになるが、二人は、友人以上の関係になってしまう。高校を卒業したジョナサンは、ニューヨークへと去るが、数年後、ボビーも、ニューヨークへと向かう。しかし、ジョナサンのアパートには、女性の同居人、クレア(ロビン・ライト・ペン)がいた。クレアとボビーは、いつしか結ばれ、クレアには、新しい生命が宿っていた・・・。

<感想>
原作は「めぐりあう時間たち」の原作者、マイケル・カニンガムの「この世の果ての家」です。
原作を読んだことはないですが、機会があったら是非読んでみたいですね〜。
その「この世の果ての家」を映画化したのが、この映画ですが、日本では、劇場未公開となっています。コリン・ファレル主演作なのにねーーー(^^;。

どうも私は、マイケル・カニンガムの作品は相性が悪いらしく、「めぐりあう時間たち」も、消化不良に終わってしまい、今度のこの作品も、どう解釈していいのか、よく分かりませんでした。
映画の邦題「イノセント・ラブ」よりも、原題の「この世の果ての家」の方が、このストーリーを読み解く上で、効果的なのかもしれません。

人を愛する上で大切なのは、性ではなくて、その人そのもの=人間愛、という考え方なのでしょうか。それは、究極の愛なのかもしれないけれど、それはそれで、人間としての根源に関わる問題という気もしてしまいます。
だからこそ、そういう理想に疲れて、クレアは、いなくなってしまったのかな。
これは、原作を読めば、すっきりするのかもしれないし、読んだら読んだで、ますますカオスに落ちるかもしれない予感もします(^^;。なにしろ、映画の脚本は、原作者であるカニンガムなので・・・(^^;。

一つ言えるのは、少年役のボビーと、コリン・ファレルが、よく似ていて、キャスト的には、ベストチョイスだったということでしょうか(^^)。(2007,08,23)



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