愛しき人生のつくりかた　　　　　　 ２０１５年　フランス（LES SOUVENIRS） コメディー　　　 ＜監督＞ジャン＝ポール・ルーヴ ＜キャスト＞ アニー・コルディ , ミシェル・ブラン , ジャン＝ポール・ルーヴ ＜ストーリー＞ 大学生ロマン（マチュー・スピノジ）の祖母マドレーヌ（アニー・コルディ）は夫を亡くしたばかりの一人暮らし。ある日、突然倒れてしまった彼女のことを心配した息子たちは、彼女を老人ホームに入れることにするが・・・。 ＜感想＞ 年老いた親のことを心配するのは、どこの国でも同じです。 そして、よかれと思って用意した老人ホームになじめない人がいることも同じなのでしょう。 特に、独立心が強くて、しっかりした人ほど、そういう傾向がありそうです。 そういう人には、ホームではなく、ホテルでの長期滞在という選択肢もあったりするそうですが・・・。 どちらにしても、お金がなくては、始まらない話ですね。 映画のはじめは、そんなよくあるような、家族の物語から始まります。 主役は、おばあちゃんのマドレーヌですが、他の家族や登場人物も、それぞれのいろいろな事情が、ちょっとコミカルに描かれていて、面白いです。 また、端役にまで、心憎いセリフをしゃべらせているのもおしゃれです(^_^)。 ラストは、すべてがハッピーエンドというわけではないのですが、悲しみやさみしさの後にも、愛しい人生が連なっているという普遍性が感じられて、ほのぼのと心に浸みました。 評価は３点ですが、実は３，５点ぐらいです(^_^)。 いい作品なのですが、この邦題では、見るのをパスしたくなる人も多いのではと思うと、残念ですーーー(^_^;。(2017,03,11)