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永遠のこどもたち      


2007年 スペイン・メキシコ ホラー・ミステリー・スリラー   

<監督>J・A・バヨナ
<キャスト>ベレン・ルエダ , フェルナンド・カヨ , ジェラルディン・チャップリン

<ストーリー>
幼い頃、孤児院で暮らしていたラウラ(ベレン・ルエダ)は、30年後、その土地に、夫カルロス(フェルナンド・カヨ)と7歳のシモン(ロジェール・プリンセプ)を連れて帰ってきた。そこで夫婦は、子供たちの施設を開く予定だった。施設の開園の日、シモンの姿が、突然消えてしまう。その後、捜索の甲斐もなく、シモンは、見つからなかった・・・。

<感想>
お気に入りのギレルモ・デル・トロが、製作総指揮をしたホラーミステリーです。
とても雰囲気があって、引き込まれる映画でした。

古い孤児院の庭で無邪気に遊ぶ子供たち。
普通なら微笑ましく、心暖まるはずのそのシーンでも、何か、おぞましいことが隠れているように感じて、胸がざわざわしてしまいました。
世の中には、確かに、無邪気だからこその怖ろしさということもあるのです。

スペインの映画なので、見慣れたハリウッド映画とは、ひと味違っていて、その点も、面白いです。
話している言語は、スペイン語なのでしょうか。
あちらの人は、とっても早口なんですね。
な〜〜んて、そんな事も感じたりして。

そんなわけで、冒頭から、面白く見ることが出来ましたが、
やはりなんといっても、涙が溢れるのは、ラストです。

途中までは、こんなに時間が経ってしまって、息子が生きて出てくることはあり得ないと感じていたのに、 この母親の愛情と熱意を強く感じて、もしかすると、ひょっとすると・・・。
という気持になりました。

客観的に見ると、息子を失った母親が、憐れにも正気を失ってしまったかのように見えてしまう状況ですが、 彼女の立場に立つと、決して妄想でも、気が触れたのでもなく、ただただ、子供をもう一度抱きしめたいという、強い思いからの、試行錯誤なんですよね〜〜。

それにしても、最後の方には、夫でさえも、彼女のことを見放してしまったように感じて、悲しかったです。 これが、父親と母親との違いでしょうかね。

ハリウッドリメイクも決定したようです。
この題材なら、リメイクも、面白いでしょうが、やっぱりこの雰囲気は、失われてしまうんだろうなぁ。(2010,01,06)



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