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アイ・アム・レジェンド      


2007年 アメリカ アクション・ファンタジー・ホラー・SF・スリラー   

<監督>フランシス・ローレンス
<キャスト>ウィル・スミス , アリシー・ブラガ

<ストーリー>
2012年、ニューヨーク。科学者のロバート・ネビル(ウィル・スミス)は、たった一人でこの町に住んでいた。3年前に起こった地球規模の災厄は、全人類を滅ぼし尽くしたかのようだった。彼は、生き残った人間を求めて、毎日無線での呼びかけを続けているが、それに対する応答はなかった。それでも彼は、たった一人で、人類再生の道を模索していた・・・。

<感想>
どうして彼が地球最後の男になってしまったのか??説明的なナレーションはないのですが、途中に差し挟まれる過去の映像によって、その答えは、割とあっさりと分かります。そして、さらに見ていると、彼の置かれた状況も徐々に分かってきます。

3年前までは、人であふれていたニューヨークの街。それが、人がたった3年いなかっただけで、こんなに荒涼と、荒れ果ててしまうとは・・・。
ロバート・ネビルが、がらんとした街の中を車で走り抜け、ニューヨークの街並みが映し出されます。これは、この街をあまり知らない私でさえも、ショッキングでしたから、ニューヨークの街に住み、この街のことをよく知っている人には、衝撃的な映像でしょう。
その中で、ロバートは、狩りをし、ゴルフの打ちっ放しをし、マネキンに話しかけます。
この孤独感。彼が、こんな状況でも、正気を保とうとする努力が、よく分かって、胸が締め付けられました。
自分ならどうするだろう?と、考えずにはいられません。しばらくは、好き放題するでしょうけれど、この孤独の重さに、きっといつかは、押しつぶされてしまうことでしょう。

そして、ある事件が起こります。
これは、きつかったです。一人で見ていたら、きっと号泣していたであろうシーンです。
ここからは、怒濤のごとく、事態が進展して、ラストまで突っ走ります。
息つく暇もないほどの、恐怖と緊迫感。
体力も攻撃性も増幅し、さらに知能も備えた元人間たち。ゾンビ映画よりずっと怖ろしかったですーーー(^^;。

この映画は、リチャード・マシスン原作の「地球最後の男」の映画化で、過去にも2回映画化されたそうです。原作も、過去の作品も知りませんが、とても面白く見ることが出来ました。
集中して見ていたので、時間が経つのも早かったです。

主演のウィル・スミスは、孤独感、使命感を強く感じられて好演です。犬の相棒、サムとの関係も、とてもよかったですね〜〜。彼の作品の中では、一番好きかも(^^)。(2007,12,15)



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