シネマチェックトップページ50音別indexア行index 


悪魔を見た      


2010年 韓国 (I SAW THE DEVIL)
犯罪・スリラー   

<監督>キム・ジウン
<キャスト>イ・ビョンホン, チェ・ミンシク, キム・ガプス

<ストーリー>
国家情報院捜査官スヒョン(イ・ビョンホン)の婚約者ジュヨン(オ・サナ)が惨殺された。スヒョンは、独自の捜査で、その犯人をギョンチョル(チェ・ミンシク)であることを確信し、ジュヨンの味わった恐怖を彼にも与えようと、復讐を始める・・・。

<感想>
お酒を飲みながら見始めたのですが、思わず、その手が止まるほど凄惨で、血なまぐさく、やりきれないバイオレンス映画でした(T_T)。
韓国のこういう映画って、とことん悲惨で、救いがなくて、本当に、まあ、すごいですねぇ(^^;。
でも、韓国で、よくあるような、実話の映画化・・・ではないというところが、ちょっとだけ救いでしょうか。

主演は、イ・ビョンホン。
あんまり、この人、好きじゃないのですが、この映画の彼は、とてもよかったです。
冒頭の彼女とのやりとりが、とても可愛くて、その愛情の深さが、それから始まる残酷さを納得させる方向に持って行くことに、役立っていたと思われます。
中盤は、感情を封じ込めすぎて、なんだか、サイボーグのようにも見えなくもなかったでしたが、彼の端正な容貌が際立っていました。
初めて彼の人気の高さが分かったっていうのは・・・今更ですよね(^^;。

”悪魔”として描かれるギョンチョルを演じるのは、名優チェ・ミンシク。
何ともまあ!(T_T)という、残酷さで、ここまでやったら、逆に、彼の俳優キャリアに傷が付くのではないかと心配になるほどの極悪非道ぶりを熱演しています。
普通の人間が、考えつく”悪人”をはるかに凌ぐ邪悪さを持つギョンチョル・・・まさに悪魔そのものでした。

こういう痛そうな映画は、私の苦手分野なので、見ているのがホント辛かったです(T_T)。(2012,09,04)



シネマチェックトップへ