アーロと少年　　　　　　 ２０１５年　アメリカ　（THE GOOD DINOSAUR） アニメ　　　　 ＜監督＞ピーター・ソーン ＜声のキャスト＞ レイモンド・オチョア, サム・エリオット, アンナ・パキン, ジェフリー・ライト, フランシス・マクドーマンド, スティーヴ・ザーン ＜ストーリー＞ 小さくて弱虫な恐竜の子アーロ（レイモンド・オチョア）は、嵐で、父親を亡くして悲しみに暮れる。そんなある日、川に落ちて、家に帰る道を失ってしまい、途方に暮れていると、人間の子供（ジャック・ブライト）が食べ物を運んでくれた・・・。 ＜感想＞ 日頃あまり見ることのない、アニメ作品でしたが、とても面白かったです。 弱虫の恐竜の子供と、勇敢で力強い人間の子供が助け合いながら旅をする物語です。 冒頭は、幸せな恐竜一家の物語から始まりました。 頼もしいお父さんと優しいお母さんにはぐくまれながら、兄弟と共に幸せな日々を過ごすアーロ。 恐竜は擬人化され、リアルではありませんが、農作業をする様子が、なんとも微笑ましいです。 ちょっとした偶然で、世の中が大きく変化してしまうわけで、もしかすると、こんな風景が当たり前だった可能性もなきにしもあらず？！(^▽^)。 その後、色々な災難に遭い、巡り合うべくして出会った人間の子供の様子がこれまた可愛い。 まるで狼少年のように、野性味溢れるその少年は、なんと、恐竜のアーロとは違い、言葉を持ちません。 そのあたりの逆転の発想がとても面白いなと思いました。 心を通じ合わせたアーロと少年は、様々なことを体験しながら旅を続け、ラストは、ウルウルとさせてくれるのでした。(2019,11,03)