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あの日の指輪を待つきみへ      


2007年 イギリス・カナダ・アメリカ ロマンス   

<監督>リチャード・アッテンボロー
<キャスト>シャーリー・マクレーン , クリストファー・プラマー , ネーヴ・キャンベル , ピート・ポスルスウェイト , ブレンダ・フリッカー

<ストーリー>
1991年、アメリカ・ミシガン州ブラナガン。夫を亡くしたばかりのエセル・アン(シャーリー・マクレーン)のもとに、アイルランドのジミー(マーティン・マッキャン)という青年から電話があった。それは、彼女の名前が刻まれた指輪をベルファストの丘で見つけたので、送りましょうという電話だった。しかし、エセルは、その申し出を断った。彼女には、その指輪に深い思い入れがあったのだった・・・。

<感想>
アイルランドのベルファストの丘で見つかった、ひとつの指輪に隠された実話から生まれた物語です。

50年以上前、戦争によって引き裂かれてしまった、愛の証の指輪。
そこには、平凡な男女の、でも、情熱的で切ないロマンスが秘められていたのでした。

ひとつの指輪から、過去の出来事を紐解いてゆくこの物語は、謎解きの楽しみもあって、なるほどそうだったのか〜という満足感が得られます。

”年を取ってから昔のことを思い出す”という映画は多いですが、私はどうも、こういう過去を美化して描かれた映画が苦手です。(好きなのもありますが(^^))
今年見た「いつか眠りにつく前に」も、なんだか苦手でしたーーー(^^;。

特に本作は、過去の美しい思い出の反対側に、寒々とした現実が存在していこたわけで、過去に縛られて、現実に生きようとしなかったエセルが、哀れに思えたし、それ以上に、彼女の夫と、娘が気の毒でなりませんでした。そりゃ、娘にとっては、この母親の態度には、耐え難い思いがすると思いますよーー。

主演は名女優シャーリー・マクレーン。先日、彼女の娘さんのサチ・パーカー主演の「西の魔女が死んだ」を見たばかりなので、彼女のお母さんなのに、若いなぁと思いましたが、この時、73歳なんですね。そして、シャーリーのことを調べていたら、彼女の弟が、ウォーレン・ベイティだということも知りました。知らなかった〜〜!!
彼女の若い時を演じたのが、ミーシャ・バートン。綺麗でしたが、どう見ても、シャーリーの若い頃には、見えませんでした(^^;。(2009,06,07)



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