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声もなく      


2020年 韓国 (VOICE OF SILENCE)
サスペンス・犯罪   

<監督>ホン・ウィジョン
<キャスト>ユ・アイン, ユ・ジェミョン

<ストーリー>
口のきけない青年テイン(ユ・アイン)は、年上のチャンボク(ユ・ジェミョン)とともに、犯罪組織の下請けとして死体処理をして稼いでいた。そんなある日、ひょんな事から、誘拐された少女を預かることになるが・・・。

<感想>
口のきけない青年が巻き込まれた誘拐事件の顛末です。

冒頭から、不穏な状況でした。
レインコートを着込み、床にビニールシートを広げる所まで見ると、彼らが、どんな仕事を生業(なりわい)にしているのかがわかりました。←そんな映画ばかり見すぎでしょうか(^_^;。
当たり前のように、死体や血糊がある世界。
韓国ってこんな国なのかと、一瞬思ってしまいそうですが、そんなわけもないですよね・・・。

主人公は、口のきけない青年で、家には、年の離れた妹。
その二人の家に、いいところのお嬢さんらしい少女が連れてこられて、共同生活を始めます。

主人公が、口がきけない青年なので、映画は、静かに淡々と進みます。
ただ、仕事が仕事なので、犯罪組織の裏側も垣間見れて、凄惨だったりコミカルだったり。
誘拐された少女が現れて、彼らの生活が、ちゃんとしたものに変化していくところが、ちょっとほっと出来ました。

主演のユ・アインは、「バーニング」の頃から比べると、しっかりした体つきになっていました。
これは、貧乏な青年=痩せているという常識を覆すための役作りだったとか。
セリフがないのに、色々なことを感じさせる演技でした。(2023,02,06)



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