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サイドウェイズ      


2009年 日本 

<監督>チェリン・グラック
<キャスト> 小日向文世 , 生瀬勝久 , 菊地凛子 , 鈴木京香

<ストーリー>
シナリオ教室の教師、斉藤道雄(小日向文世)は、在米の親友、上原大介(生瀬勝久)の結婚式に出席するため、ロサンゼルスにやってきた。二人は、1週間後の結婚式を前に、ナパバレーで、ワイナリー巡りをするはずだった。しかし、大介は、ワインには、興味が無く、ひたすら、女の子のナンパに明け暮れる。そんな時、かつて道雄が片思いをした麻由子(鈴木京香)と偶然出会うのだった。

<感想>
アカデミー賞の脚色賞を受賞したあの「サイドウェイ」を、日本人キャストでリメイクする・・・と聞いて、ちょっと無理があるなぁと思っていたのですが、評判がいいようなので、見てきました。

中年の男女4人が、アメリカのワイナリーを巡りながら、それぞれの人生を見つめ直すという話です。

ストーリー的には、ほとんどオリジナルと同じ流れで、それを日本人キャストが演じています。

中年になって、人生の岐路をむかえた男女の、繊細な心理を描いた物語なのですが、
アメリカが舞台となっているため、言葉の苦労や、異国でのギャップを感じたりするシーンも、多かったです。

道雄以外は、アメリカで生活しているわけで、アメリカに溶け込んでいるミナ以外は、ちょっと無理しながら、頑張って生きている感じでした。
特に、アメリカのセレブの一員となるはずの大介・・・大丈夫でしょうか・・・(^^;。
麻由子は、一見、頼もしかったですねぇ。

1週間の旅の間に、それぞれが、自分のこれからの人生の道を見つけます・・・。

惜しかったのは、せっかくのワイナリー巡りの旅が背景にあるのに、その楽しさや、ワインの蘊蓄などがあまり聞けなかったこと。
ワインの試飲をしながら(酔っぱらいながら)のドライブは、映像化出来ないのは、分かりますが、あのむちゃくちゃな感じ、好きだったんだけどなぁ〜〜(^^)。

キャストの俳優さんたちは、それぞれ、好きな方たちばかり。
でも、なんとな〜く違和感がありました。
とくに、道雄役の小日向文世さん。
あまりにダメダメすぎて・・・(^^;。
オリジナルのように、他の事ではいいところがなくても、ワインに対してだけは、もっとキリッとした愛情を感じさせて欲しかったなぁ。
菊地凛子さんは、アメリカンなこの役、さすがに、とても合っていました。(2009,11,07)



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