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南極物語      


2006年 アメリカ アドベンチャー・ファミリー   

<監督>フランク・マーシャル
<キャスト>ポール・ウォーカー , ブルース・グリーンウッド , ジェイソン・ビッグス

<ストーリー>
アメリカの南極基地で働くガイド、ジェリー・シェパード(ポール・ウォーカー)は、ある日、犬ぞりを使って、隕石調査のために基地から離れた山に学者(ブルース・グリーンウッド)を案内していたが、大型の嵐が来る知らせを受け、あわてて撤退する。また、基地自体も撤収することになるが、飛行機には、犬たちを乗せるスペースがなかった。すぐに戻るつもりで、犬を鎖に繋ぎ、基地から去るが、天候の悪化は、思ったより激しく、犬を基地に残したまま、帰還することになってしまう・・・。

<感想>
高倉健主演の「南極物語」のハリウッドリメイクです。
このリメイク版が公開された時に、日本のオリジナルの方は見たのですが、こちらは、とうとう映画館では見ませんでした。

日本のオリジナル版は、意外と淡々とした映画で、驚いたのですが、こちらは、さすがにハリウッド。しかも、ディズニー映画なので、完璧にファミリー動物映画になっていました。
予告編でもあったように、クレバスに落ちた博士を助けるために、ロープをくわえて持って行ったり、傷ついた仲間を思いやって、えさを運んだり・・・。
そこらへんがすごく、作り物めいていて、日本版を先に見てしまっていた私としては、「作りすぎ」という気がしてしょうがありませんでした。
でも、オリジナルと別物としてみると、よく訓練されて、それらしい演技もしてしまう犬たちに、びっくりするやら、感心するやら・・・(^^)。

それにしても、極寒の地、南極で、えさも十分にないのに、どうやって生きていたのやら、そこら辺の説明がちょっと不足していて、実話を元にした映画という感じは、薄れてました。あれならば、南極で、何年でも生き延びられそうな感じ(^^)。

ラストは、思ったより、あっさりしてましたねぇ。あんなに早く、彼らと再会できてしまうとは・・・。もっと、引っ張ったら、もっと泣かせることが出来たかもしれないのにな(^^)。

一カ所だけ、思わず声が出てしまったほど驚いたシーンがありました。一緒に見ていたネコも、私の声で、びっくりして飛び上がってました(^^)。(2007,10,03)



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