ブラッドレインⅡ：シネマチェック：

ブラッドレインⅡ　　　

２００７年　カナダ・ドイツ　アクション・ファンタジー・ホラー・ウェスタン　　　

＜監督＞ウーヴェ・ボル
＜キャスト＞ナターシャ・マルテ , マイケル・パレ , ジョデル・フェルランド

＜ストーリー＞
アメリカ、西部の町・デリバランスにやってきたレインは、町に住む知人夫婦が殺され、その子供たちが誘拐されたことを知る。犯人は、勢力拡大を図るヴァンパイア軍団。彼らと対決するために、レインは、仲間を集めて町に乗り込むのだが・・・。

＜感想＞
前作「ブラッドレイン」がまあまあの出来だった、その続編です。ただし、日本未公開。
しかも、キャストが全く変わってしまっています。変わらないのは、監督だけ・・・(^^;。
ということで、イヤな予感はしたのですが・・・。

前作では、ルーマニアで戦っていたレインですが、今回何故か、アメリカの西部の町にいました。
ウェスタンハットをかぶり、馬に乗ったレインは、なかなかかっこいいです。

彼女の敵は、子供たちを誘拐して、町を我が物にしてしまったヴァンパイア、その名はなんと、ビリー・ザ・キッド！！こんな設定にしてしまって、いいのでしょうか～？！(^^;。
ビリーは、町に鉄道が引かれることを知り、自分たちのエサになる人間たちが鉄道に乗ってやってくるのを待っていたのです！なんて、合理的な！！(^^)。

ひとりでは勝算のないレインは、いろいろな所に行って仲間を集めます。彼らもまた、ならず者で、お尋ね者。でも、レインと共に、子供たちを救うためにビリーと、戦うのでした～。

まあ、ウーヴェ・ボル監督なので、こんなストーリーは、どうでもいいのです。要するに、いかにして、レインが戦うのか！？が、問題なのですが、今回は、あまり切れ味が良くなかったです。だって、ヴァンパイアに銃での決闘は、似合いませんからね～(^^)。

しかも、決闘が、ヴァンパイアである以上、夜の暗闇の中なので、敵味方が、よく分からなくなってしまったり・・・(^^;。でも、そんなことより、ビリー役のザック・ウォードが、イケてるようで、イケてないのが、私には、致命的でした。

「ブラッドレイン」を見て、面白いと思った方にも、お奨めしにくいですねーーー(^^;。(2009,04,16)