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ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆      


2015年 韓国 (THE HIMALAYAS)
   

<監督>イ・ソクフン
<キャスト>ファン・ジョンミン, チョンウ , キム・イングォン, ラ・ミラン, チョン・ユミ, ユソン

<ストーリー>
登山家のオム・ホンギル(ファン・ジョンミン)は、後輩で盟友のムテク(チョンウ)と共に幾多の最高峰の山を制覇してきた。オムの引退後、リーダーとなったムテクは、エベレストで遭難してしまう・・・。

<感想>
韓国の登山家、オム・ホンギルを描いた作品です。
オム・ホンギルとは、ヒマラヤの8,000メートル峰14座を完全制覇し、また、世界ではじめて標高上位16峰を制覇した登山家なのだそうです。すごい!
ちなみに、ヒマラヤ山脈の最高峰の山がエベレストで、標高8,848.86 m。
ヒマラヤ山脈には、そのレベルの山々が14もあるというわけなんです、何という山脈でしょう!(゚ロ゚)。

でも、この作品は、その登山の様子をメインにして彼を讃えているいるという話ではありません。
エベレストで亡くなった仲間の遺体を、家族に返そうと、奮闘する話なのです。
エベレストでは普通、遺体は、そのままその場所に置き去りにされるのだそうですが、彼には、そのことが耐えがたかったのでしょう。
ですが、それは、色々な意味で過酷を極める登山だったのです。

そんなわけで、映画の中には、登山シーンがたくさん出てくるので、俳優さんたちも、大変そうでしたが、それ以上に映像が、素晴らしかったです。
岩壁に張り付いての地獄の夜を耐えた後の、朝の山々の素晴らしい姿は、たとえようもない美しさで、まさに神々しいの一言です。
どうして山に登るのか・・・それは、こういう光景を独り占めに出来る事も一つの理由なのかもしれません。

主演は、ファン・ジョンミン。
やはり彼には、他の俳優さんには、代えがたい魅力と存在感があります。(2021,05,31)



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