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ヒューマン・トラフィック      


2005年 アメリカ (HUMAN TRAFFICKING)
犯罪・ミステリー

<監督>クリスチャン・デュゲイ
<キャスト> ミラ・ソルヴィノ, ドナルド・サザーランド, レミー・ジラール, ロバート・カーライル

<ストーリー>
N.Y.のICE(移民関税局)の捜査官・ケイト(ミラ・ソルヴィノ)は、女性や子どもが犠牲になっている、国際人身売買組織を追っていた。ケイトらは、なかなか正体を現さない犯罪組織を地道な調査で追い詰めて、ようやく、主犯の男、セルゲイ・カルポヴィッチ(ロバート・カーライル)が浮かび上がるが・・・。

<感想>
人身売買を扱った179分の大作で、日本未公開作です。
アメリカでは、TV放映だったのかもしれません。
179分というと、3時間ですからね、ちょっと長いなぁと思いながら見始めたのですが、
ドラマながら、ドキュメンタリーのような、緊迫感のある映像で、一気に見てしまいました。

いまどき人身売買?!しかも、白人の成人女性までも?!と、驚きます。
しかも、その手口も、ネットで、道ばたで、オーディションで・・・というように、
どれもこれも、身近にあることなので、彼女たちの運命を、私自身に置き換えることだって、容易に出来そうでした。
そして、その後の彼女たちの身の上に起こった悲惨な現実を見せられて、ぞっとしてしまいました。
これが現実?!
怖ろしい・・・(T_T)。

ワールドワイドに犯罪を繰り広げる犯人に、振り回される捜査官。
その間にも、売られてしまった女性たちの身には、悲劇が繰り返されて・・・。
見ているのが、辛くなるシーンが多かったですが、ジーンとするところもあり、
また、終盤は、ハラハラもさせられ、大作ですが、時間の長さを感じることなく、見ることが出来ました。

キャストは未公開作ながら、堅実。
主演は、「誘惑のアフロディーテ」で、オスカーを手にしたミラ・ソルヴィノ。
相変わらず綺麗だけど、もうこの時38歳(^^)←この笑顔マークには、意味があるのよ。
彼女の上司に、ドナルド・サザーランド。理想の上司だわ〜(^^)。
ロバート・カーライルは、悪役で、これがまたぴったり!。
ぴったり過ぎて、本当に、悪魔のように見えましたーーー(^^;。
しばらく、彼には、この役のイメージが付きまといそう・・・(^^;。


今回の作品は、以前、「マイネーム・イズ・ハーン」という名作を紹介していただいたfumiさんに、またまた、教えていただいた作品です。
いつもありがとうね!(^^)。(2011,06,25)



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