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非常宣言      


2022年 韓国 (EMERGENCY DECLARATION)
サスペンス・パニック   

<監督>ハン・ジェリム
<キャスト>ソン・ガンホ, イ・ビョンホン, チョン・ドヨン, キム・ナムギル, イム・シワン, パク・ヘジュン

<ストーリー>
ハワイに行くために娘と飛行機に乗ったジェヒョク(イ・ビョンホン)だったが、飛行機内で、一人の乗客が死亡する事態に遭遇する。そして、それは、バイオテロであることが判明し、機内は、パニックに陥るのだった・・・。

<感想>
航空機における非常宣言とは、「飛行機が危機に直面し、通常の飛行機が困難になったとき、パイロットが不時着を要請することを指す。 「非常宣言」が布告された飛行機には優先権が与えられ、他のどの飛行機よりも先に着陸できるようになる」ということだそうです。
そんなわけで、非常宣言が布告されるのですが、この映画の場合、この宣言は、あまり効力がなかったようです。

航空テロが起こった飛行機内で、人は、どうしたらいいのか。
列車内でゾンビが増殖した「新感染 ファイナル・エクスプレス」のようなパニック映画です。
ただ、この場合、絶対飛行機からは降りられないわけで、我が身に置き換えて考えると、数倍の恐ろしさを感じました。

犯人の明確な意図は最後までわからないままでしたが、飛行機に乗り合わせた人々の様子、そして、その飛行機に対する各国の対応が、それぞれ理解出来るので、こんな状況に遭遇しないよう、祈るばかりです(T_T)。
日本も、その対応を迫られますが、最初薄情な気もして、また韓国にバッシングされるかと、嫌な気持ちでしたが、よく考えると、国内に、危険なウイルスを入れないため為に、ひいては、日本国民を守るためには致し方ない対処だったと思われます。
コロナの被害が出始めた頃のクルーズ船への対応によって、それは、多くの人が学習したのではないでしょうか。

映画の中で、飛行機が急降下した状況を表現するために、無重力状態が描かれていましたが、これがなかなかすごかったです。
女性の長髪が、ふわりと広がり、逆立つ様子。リアルだったので、本当に無重力状態を作り、撮影したのかもしれないですね。すごい!

キャストも、ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨンの主演級俳優の豪華メンバー。 見応えありました。(2023,04,10)



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