シネマチェックトップページ50音別indexヤ行index 


横道世之介      


2012年 日本
   

<監督>沖田修一
<キャスト>高良健吾 , 吉高由里子 , 池松壮亮 , 伊藤歩 , 綾野剛 , 柄本佑 , 佐津川愛美 , 井浦新 , 國村隼 , 余貴美子 , 朝倉あき

<ストーリー>
大学進学のために、東京に上京してきた横道世之介(高良健吾)は、大学に入ってさっそく友達を作り、また、お嬢様の与謝野祥子(吉高由里子)と出会ったりと、楽しい大学生活を送り始める・・・。

<感想>
人生の中で、最も濃密な時を過ごすのは、やっぱり大学時代ではないでしょうか。
初めて大人になったと実感し、周囲も、それを認めるのが、このぐらいの時のような気がします。
また、いろいろな体験を積むときでも、あるでしょう。
この頃の経験は、年を経ても、ふとした時に思い出す貴重なものなのだと思います。

そんな濃密な大学時代の青春を描いた作品です。

原作は、吉田修一さん・・・まだ未読でした。

明るくて、優しくて、そして、ちょっと天然の入った好青年、横道世之介が主人公です。

大学に入った彼は、すぐに友達を作り、そこから、世界がどんどん広がります。
お嬢様育ちの祥子と出会ったり、もて男の加藤雄介や、大人の女性と、知り合ったり・・・。

楽しくて、恥ずかしくて、いろいろなことが起こる、青春そのものですね〜〜(笑)。

その青春物語の途中に、突然挟まれる、大人になった彼らの姿。そして、彼らが語るのは、大学時代の思い出や、世之介のこと・・・。

どうして、こういう映画の構成なんだろう?と思いつつ見ていると、ラストに、さりげなく、その理由が流されました。

彼らの中にある、かけがえのない時代。
いつも、笑顔で、明るい彼・・・。

160分と、ちょっと長めだったけど、こういう話、なかなかいいな、と思いました。
機会があれば、原作も、読んでみようかしら。(2014,04,15)



シネマチェックトップへ