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| ラストデイズ    |  | 
 2005年 アメリカ 音楽
   
 <監督>ガス・ヴァン・サント
 <キャスト>マイケル・ピット  ,   ルーカス・ハース  ,   アーシア・アルジェント
 
 <ストーリー>
 森の中を一人の青年がうろついていた。彼は、人気絶頂のロックミュージシャン、ブレイク(マイケル・ピット)で、リハビリ施設を脱走して、自分の家に戻ってきたのだった。家には、彼の仲間たちがいたが、誰も、彼のことを気にしない。そして・・・。
 
 <感想>
 ニルヴァーナのカート・コバーンの自殺を題材とした映画です。
 ニルヴァーナもしくは、カート・コバーンを知っていますか?
 両方とも知らないで、この映画を見た私は、無謀でした(^^;。
 しかも、監督は、「エレファント」のガス・ヴァン・サントなのですからね。私も、ある程度の覚悟をして、この映画に臨んだといっても過言ではないのですが、モデルを知らないというのは、致命的でした(^^;。
 
 というわけで、遅まきながら、彼のことや、この事件のことを調べてみました。彼の奥さんは、女優のコートニー・ラブ。そういえば、「ラリー・フリント」を見たときに、そんなことが書いてありましたっけ。ラリー・フリントの奥さん役をコートニー・ラブが、演じていたのですが、その荒廃した生活ぶりは、実生活に近いとか、そのままだとか。
 実は、彼女は、カートの死にも関連しているのではないかとまで、疑われたこともあるようです。事の真実は、分かりませんが、そのことを描いた映画(「カート&コートニー (1998) 」)もあるそうで、世の中、すごいことになっているんですねぇ(^^;。
 
 死の前の数日間を描いたこの映画は、ガス・ヴァン・サントが想像した、死の前の彼の姿であって、彼が、何を思い、何を感じたかは、やはり謎のままなのでした。
 ということで、映画も、淡々と、謎めいたまま進み、最後に、衝撃のラストが訪れます。
 
 この手法は、まさに「エレファント」的で、全ての映像は、あのラストのためのものでした。
 これは、彼のファンのために監督が作った、鎮魂の映画なのでしょうか。
 
 この映画は、カートのファンが、彼の死を悼みつつ見る映画で、私のように、決して、キャストに惹かれただけで、この映画を見るようなことはしないほうがいいですねぇ・・・(^^;。(2007,04,04)
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