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「永遠の夜」
ギレルモ・ デル・トロ&チャック・ホーガン 嶋田洋一訳



ニューヨークに吸血鬼ウィルスが放たれ、街が闇に覆われてから、二年が経った。世界を支配する吸血鬼の王”マスター”に愛する息子を奪われたイーフは苦悩しつつレジスタンス活動に身を投じている。そんなとき敵を壊滅させるための方策が見つかった。あとは古文書『ルーメン』にある”黒の地”の秘密さえ解読できればいいのだが・・・・。アカデミー賞受賞監督デル・トロが渾身の力を注いだ≪ストレイン≫シリーズ第三弾 !(裏表紙より)



いよいよ「ストレイン」シリーズの最終章です。

この題名からして、救いがなさそうな感じがして、暗〜い気持ちで読み始めました。

マスターが勢力を持ってから、すでに二年経過しているところから物語は始まります。
世界は、核爆発により、暗闇に沈み、大気は汚れきっていて、これでは、イーフたちが、奇跡のように吸血鬼たちを倒したとしても、人類再生の道は、閉ざされているのでは??と、さらに気分は沈みます(T_T)。

ただ、どんな状況下においても、レジスタンスが起こるのが人間のすばらしいところで、どこまでも、いつまでも、希望を失わないのが救いでした。

クライマックスの激闘は、まさに激烈で、読みながらも、息をするのもやっとな感じ(^▽^)。
このあたりは、やっぱり映像で観てみたいですねぇ。
どうやら、ドラマ化は決定のようですが、映画化は、しないのかな?? (2013,02,23)



”ストレイン”シリーズ

「沈黙のエクリプス」
「暗黒のメルトダウン」
「永遠の夜」