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契約
ラーシュ・ケプレル


ストックホルム沖を漂流するクルーザから若い女の死体が発見された。着衣は乾いていたにもかかわらず、何故か死因は水死。同じ頃、武器輸出を監督する政府長官バルムクローナが不可解な自殺を遂げる。無関係に思えた二つの事件は、かの天才音楽家バガニーニにからむ、国際規模の陰謀で結ばれていた!ラッセ・ハルストレム監督による映画化が決定した大ヒット作『催眠』に続く、スケール&疾走感倍増のシリーズ第2弾 (裏表紙より)



映画「ヒプノティスト 催眠」「催眠」、そして、続いて、シリーズ第2弾である本作を読みました。。

ストーリーは、武器輸出に関する黒い話です。

冒頭から、なにやら不穏な雰囲気で始まりました。
そして、スリリングな逃走劇。
謎・謎・謎・・・。
たたみかけるように起きる事件、そして、続く危機的状況。
ノンストップストーリーで、とても楽しめました。

主人公は、前作にも登場した国家警察の警部、ヨーナ・リンナ。
そして、彼とともに事件の核心に迫るのは、公安警察の警部、”妖精”サーガ・バウエル。
登場人物がそれぞれ魅力的なうえ、ヨーナに関しては、まだ明かされていない秘密があるようなところも気になります。
前作「催眠」以上に私は面白かったです。
映画化にも向きそうだけど、まだそんな話はないのでしょうか??
是非、映像化して欲しいな。

次は、「交霊」。 (2017,12,10)