獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199803-71

re:フェレットのワクチンについて
投稿日 1998年3月22日(日)10時55分 城戸 雅雄

フェレットは、犬ジステンパーに感染します。感染すると100%死亡します。感染を予防するには、ジステンパーのワクチンを接種することが、一番有効です。アメリカでは、フェレット用ジステンパーのワクチンがありますが、日本には、ありません。フェレット用を入手するには、東京でエキゾチックペットを診療して、マスコミによく登場する先生が、自著の中で述べているように、密輸入するしかありません。「密輸入」という犯罪を犯してまで、入手するような、非常識な獣医師は、日本にはまずいません。
日本でのフェレット用ジステンパーの販売は、まだ耳にしておりませんので、当分はないと思います。
私の場合は、フェレットを飼育している飼主で、フェレットを全く外に出さず、他の動物との接触が全くない場合、かつ、家族が外で犬等の動物に触ることが全くない場合は、感染の危険がきわめて少ないので、ワクチンの接種は、勧めません。前述のことにひとつでも該当する場合は、ワクチンの接種を勧めます。犬ジステンパーは、フェレットにとって、100%の死亡率だからです。
フェレットに有効なジステンパーのワクチンは、そのジステンパーのワクチンの製造方法によります。鶏の腎細胞で培養し、製造されたものが、フェレットにジステンパーの抗体を作らせます。ですから、その製造方法にあったドヒバック5を使う先生が多いのだと思います。私のところでは、ドヒバック5は使用しておりません。パルボ等のワクチンは必要ないので、別のメーカーの2種ワクチンを使用しております。
ワクチンを接種する場合は、飼主に対して、「日本にはフェレット用ジステンパーのワクチンがないこと」「ジステンパーに感染すると100%死亡すること」等を説明し、飼主の了解のもとに接種しています。了解が得られない場合は、接種しません。今までに、ワクチンを接種して死亡したり、重篤な副作用が出たことは、ありません。
ワクチンは、任意でするものですから、決して強制はしません。ワクチンを接種することでの有用性が、接種しないことでの危険性に優ると判断された場合に、接種されたらよいのではないでしょうか?
動物用医薬品の管轄は、農林水産省です。犬・猫用の医薬品といってもそんなにありません。現状は、人用の医薬品をかなりの割合で使用しております。

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