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大脱走      


1963年 アメリカ 

<監督>ジョン・スタージェス
<キャスト>スティーヴ・マックィーン , ジェームズ・ガーナー , リチャード・アッテンボロー , ジェームズ・コバーン , ドナルド・プレザンス

<ストーリー>第二次大戦中、ドイツの新しい捕虜収容所に、捕虜たちがトラックでやってきた。彼らは、脱走の常習者で、手を焼いたドイツ側が、彼らをひとつの収容所に入れて監視しようというのだった。しかし、収容所に着いた早々、彼らは次々と脱走を図るのだった・・・。

<感想>
2007年は名作を見よう!の第三弾です。
そして、スティーブ・マックィーンの映画は、先日見た「ゲッタウェイ」に続いて二作目です。
マックィーンと言えば、「大脱走」とすぐ題名が出てくるほど有名な映画なのだそうですが、それも、つい最近知ったばかりです(^^)。

冒頭から、有名なメロディーが流れてきます。そうか、この映画の音楽だったんですね〜。これは、誰でも知っている軽快なメロディーで、その名も「大脱走のマーチ」(^^)。これを聴いているだけで、ちょっとウキウキしてきます。

映画の方も、これが戦争中の話?と思うほど、のんびりと、のどかです。捕虜は、協定で守られているせいか、いくら脱走しても、おとがめ無しなのですね〜。
そんな中、イギリスの捕虜たちは、組織的に、脱走を企て、アメリカ兵のヒルツたちは、個人で、脱走を企みます。
ヒルツは、何度も脱走して、その都度捕まえられて、懲罰の独房へ。そして、シリルを中心とした脱獄グループは、綿密な計画を立てて、着々と計画を実行していくのですが・・・。

これは、実際にあった脱走事件だそうで、細かい手順なども、正確に再現されたそうです。ドイツ側も、警備に抜かりがあったわけでもないでしょうに、ずいぶんと大々的な計画を実行されてしまったものですねぇ。
ただ、結末は、やはり、戦時中と言うことで、甘いものではありませんでした。ついつい、出だしの明るく、軽い雰囲気から、実話だということを忘れがちですが、現実は、シビアです。
ラストは、ちょっと重くなってしまいましたが、そんな中、スティーブ・マックィーンの颯爽としたバイクシーンも、ふんだんに見ることが出来ます。
168分と、3時間近くある長い作品ですが、ハラハラドキドキ、そして時には、クスリと笑いながら、飽きることなく見ることが出来ました。

キャストも、マックィーンの他、豪華な面々がきら星のごとく出演しています。映画公開から40年以上経っているのに、私でも、顔を知っている人が、いるほどなのですから、すごいですよね〜。

それにしても、名作って、上映時間が長い作品が多いですねぇ(^^)。(2007,01,07)



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