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厨房で逢いましょう      


2006年 ドイツ・スイス ロマンス

<監督>ミヒャエル・ホーフマン
<キャスト>ヨーゼフ・オステンドルフ , シャルロット・ロシュ

<ストーリー>
料理に魅せられ、料理だけを愛してきたシェフのグレゴア(ヨーゼフ・オステンドルフ)。彼の店は、半年先まで予約がいっぱいという、超一流店。料理を作るのが大好きな彼だが、休みの日には、カフェのウェイトレス、エデン(シャルロット・ロシュ)を見つめ続ける。彼は、人妻であるエデンに恋していたのだった。そんなある日、エデンは、グレゴアの作ったケーキを一口食べて、彼の料理の虜(とりこ)になる・・・。

<感想>
料理一筋だったグレゴアの恋物語です。
大人の恋なので、グレゴアの胸の内も、彼が恋する女性、エデンの胸の内も、容易には、つかみきれません。
純粋なグレゴアと、単純なエデンの心のすれ違いが、どういう結末をもたらすのか??

ただひとつ、はっきりしているのは、グレゴアの作る料理が、この世のものとも思われないほどの絶品であること。

料理を作るシーンがたくさん出てきます。
冒頭は、えっ!!?と、思うシーンもあるのですが、それも、料理を愛するが故でしょう。彼は、料理になる前の食材にも、愛情を注ぐのです。ここら辺は、少々リアルすぎて、拒否反応する人もいるかもしれません(^^;。

料理シーンや、それを食べる人の表情のシーンは、「バベットの晩餐会」を彷彿とさせます。
映画で味を表現するのは、難しいと思いますが、彼の料理を食べる人の表情を見るだけで、よだれが出てきそうでした。マナーなんか、どうでもよくなっちゃうぐらいおいしい料理。あ〜〜、食べてみたい〜〜(^^)。

ラストは思わぬ事になってしまうのですが、そのままで終わらせないところが、憎いところです。人の心が見えなかった彼女にとっても、いい人生勉強になったことでしょう。(2008,10,17)



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