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脳内ニューヨーク      


2008年 アメリカ(SYNECDOCHE, NEW YORK)
コメディー   

<監督>チャーリー・カウフマン
<キャスト>フィリップ・シーモア・ホフマン , サマンサ・モートン , ミシェル・ウィリアムズ , キャサリン・キーナー , エミリー・ワトソン , ダイアン・ウィースト , ジェニファー・ジェイソン・リー , ホープ・デイヴィス

<ストーリー>
劇作家ケイデン・コタード(フィリップ・シーモア・ホフマン)の仕事は順調だったが、妻で画家のアデルとの仲は、あまりうまくいっておらず、とうとう妻は、子どものオリーブを連れて、ドイツで開かれる個展のために、彼の元を去ってしまう。落ち込むケイデンだったが、そんな時、彼に、マッカーサー・フェロー賞受賞の知らせが舞い込む・・・。

<感想>
チャーリー・カウフマンの監督デビュー作です。
今まで彼は、脚本や、製作だけだったので、満を持しての初監督だったのでしょう。

とはいえ、私は、彼の関わった映画が、大の苦手(^^;。
「アダプテーション」「コンフェッション」も、そして、あの「エターナル・サンシャイン」でさえも・・・(^^;。
だから、映画を見る前にいつも感じる、高揚感は全くなく、むしろ、どんよりした重苦しさを感じながら鑑賞を始めました。
そこまでして何故見る?と聞かれるならば、「そこに映画があるからさ!」と、答えるしかありません(^^)。

映画を見た人の感想も様々で、賛否両論。
だいたい、カウフマンが苦手な人は、最初から見ないでしょうけどね(^^)。

出だしは、とっても人間くさく始まります。
そこそこ売れている舞台作家と、画家の中年夫婦。
二人とも、少々お疲れ気味で、特に妻は、鬱病気味。
そして、妻が去り、残された夫が、多額の賞金を手にして、大きなプロジェクトを始める・・・。

ここからが、混沌とした映画の始まりでした。

彼の言っていることも分かります。

人間の人生、生活そのものが、最高の舞台だというのでしょう。
ならば、わざわざ舞台を作って、劇化する必要もないのにねぇと思うのは、凡人の考えることなのかな。

そのうち、どんどん人は年を取り、演じる人間も、変化して・・・。

同じ役柄を演じる俳優が交代するし、そのうち、名前も、こんがらがって・・・(^^;。

まあ、やっぱり、大変でしたねぇ、この映画(^^)。

面白かった!というには、私は、まだ修行が足りず、
とりあえず、「見た!」という達成感を感じた映画でございました。
しばらくは、カウフマン映画は、見なくてもいいかな〜(^^;。(2011,02,05)






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