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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド      


1968年 アメリカ (NIGHT OF THE LIVING DEAD)
ホラー・ミステリー

<監督>ジョージ・A・ロメロ
<キャスト> ジュディス・オディア, デュアン・ジョーンズ

<ストーリー>
父親の墓参りに来たバーバラ(ジュディス・オディア)とジョニーは、突然、見知らぬ男に襲われ、バーバラだけが、なんとか、近くの家に逃げ込むことが出来た。その家に逃げ込んできた他の人や、TV・ラジオによると、各地で、死んだ人間が生き返り、人を襲っているらしい・・・。

<感想>
ゾンビ映画の巨匠、ジョージ・A・ロメロの監督デビュー作です。

ゾンビ映画大好きな私ですが、この映画は、見逃していて、ずっと見たいと思ってました。

ストーリーは、ゾンビに襲われた人々が、立てこもった家で、死闘を繰り広げる・・・という、他のゾンビ映画と、ほとんど変わりはないのですが、
この映画によって、ゾンビとは、「人肉を喰らう」「動きは緩慢」「頭を打たなければ動きを止めない」「噛まれた人間はやがてゾンビ化する」…などの定義が確立された(goo映画より)という意義は、大きいです。
今では、当然のこととして受け入れているこれらのことが、当時は、どれだけ衝撃的だったことでしょう!(^^)。

この作品は、68年製作で、しかも、資金不足のために、モノクロ映画となったのですが、今見ると、色彩がないことによって、その分を、想像力で補って見ることになるので、
かえって怖さが増して、面白いのではないかと思います。
これがカラーだったら・・・!と思うと、ぞっとするシーンも、多々ありました・・・(^^)。

今回は、レンタルDVDで見たので、一度普通に見た後、二度目は、監督の解説付きで、全編再見することができました。
それによって、ロメロ初監督作品と言うことで、お金もなく、手作り感覚たっぷりの製作時の苦労話を知り、さらに、映画を堪能出来ました。
そういえば、サム・ライミ監督が、デビュー作の「死霊のはらわた」を作成したときも、
お金をかけずに、面白くて、怖い映画を作る工夫をしていたんですよね。
こういうのが、新人監督の腕の見せ所で、彼ら自身の才能が試される事にもなるのでしょう。
それにしても、映画作りが楽しそうで、なんだかうらやましかったわ〜(^^)。

ロメロ監督は、このデビュー作の後、シリーズとして、「ゾンビ」、「死霊のえじき」を作りましたが、「死霊のえじき」は、まだ見てないので、次は、これを見なくっちゃ(^^)。(2011,08,13)



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