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2008年 イギリス

<監督>ベイリー・ウォルシュ
<キャスト>ダニエル・クレイグ , ハリー・イーデン , クレア・フォーラニ , オリヴィア・ウィリアムズ , エミリア・フォックス , ジェームズ・ダーシー , フェリシティ・ジョーンズ

<ストーリー>
乱れた生活を送るハリウッドスターのジョー・スコット(ダニエル・クレイグ)は、ある日、かつての親友、ブーツの死を知った。そして、封印していた英国での少年期の出来事や、事件を思い出すのだった・・・。

<感想>
ダニエル・クレイグ主演作ながら、日本未公開の映画です。

とはいえ、ダニエルが登場するのは、冒頭と、ラストだけ。
あとは、突然、彼の少年時代に映画は移行し、
その頃の話がメインとなります。

何もない海辺の町で、少年時代を送ったジョーに何があったのか。

多感な少年時代。
恋もしたい、デートもしたい、そして、性体験も・・・。

少年にとって、大人の女への好奇心は、きっと抑えがたいものなのでしょうね〜。
それも、一度の失敗では、押さえきれるものでもなくて・・・。

故郷に二度と帰れないと頑なに思いこんでいたジョーを、
みんなが温かく迎えるところは、ホロッとしてしまいました。
そして、あの頃の、甘酸っぱい思い出も・・・。

この出来事が契機になって、たとえすぐに、彼の心に変化が起きなくても、
この時の思い出が、きっと彼に、何かをもたらしてくれるのではないでしょうか。

ダニエル・クレイグは、ジェームズ・ボンド役で、一躍有名になりましたが、
それ以前の彼の出演作は、「レイヤー・ケーキ 」とか「Jの悲劇 」とか、イギリス製作の映画だからなのか、見慣れたハリウッド映画とは、ひと味違っていて、面白いものが多いです。
この映画は、ボンド以降の映画ですが、やはりイギリス映画で、ハリウッドスターになった自分自身に対する戒めのようなものも感じられて、面白かったです。(2010,04,02)



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