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やわらかい手      


2007年 ベルギー・ルクセンブルグ・イギリス・ドイツ・フランス   

<監督>サム・ガルバルスキ
<キャスト>マリアンヌ・フェイスフル , ミキ・マノイロヴィッチ

<ストーリー>
ロンドン郊外の小さな町に住むマギー(マリアンヌ・フェイスフル)には、難病に苦しむ孫、オリーがいた。彼の治療費のために、マギーも、息子夫婦(ケヴィン・ビショップ、シヴォーン・ヒューレット)も最大限のことをしていたが、最新の治療を受けるためには、6週間以内にオーストラリアに向かわなければならなかった。しかし、どこをどう探しても、そんな金はなく、マギーは、自分でも出来る仕事はないかと、街を歩き回る。そして、高給のホステス募集の張り紙に惹かれて、ある店の中に入っていった・・・。

<感想>
題名から、心を癒してくれるおばあさんの暖かくて優しい手・・・をイメージして見始めたのですが・・・。そういう意味の「やわらかい手」でしたか〜〜〜(^^)。

イギリスの田舎町の老婦人には、前からいろいろ驚かされました(「カレンダー・ガールズ」)が、この映画にもびっくりでした。まあ、女性だけでなく、男性にも「フル・モンティ」とか「キンキーブーツ」でびっくりさせられましたっけ(^^)。

しかし、本当に、このおとなしくて、おっとりしているおばあさん、マギーには、ドキドキさせられたり、笑わせられたり。
なまじ、田舎育ちで、何も知らなかっただけに、とっても大胆です。知らないことほど強いことはないですね。
そんな彼女が、ペ○○肘になるまで頑張って頑張って、孫のために身体を張ってお金を作る姿は、これまた、なんて、健気なんでしょう。

それにしても、あの店の形式ったら・・・(^^;。東京発だなんて、なんだか笑えませんねぇ。
その上、行列まで出来ちゃうとは・・・!!(^^)。
思わず、私も、自分の手をじっと眺めてしまいました(^^)。

彼女の友だちの反応は、やっぱりというか、なんというか。上辺だけの友だちなんて、年を取ったからとはいえ、いらないって事ですね。
あの年で、新しい世界が開けたマギーに喝采を捧げたいと思いました。(2009,01,10)



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