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ONE TAKE ONLY ワン・テイク・オンリー      


2001年 タイ 犯罪

<監督>オキサイド・パン
<キャスト>パワリット・モングコンピシット , ワナチャダ・シワポーンチャイ

<ストーリー>
タイ、バンコク。売春をして母親に仕送りしている女子学生ソム(ワナチャダ・シワポーンチャイ)。ドラッグの売人をしているチンピラのバン(パワリット・モングコンピシット)。バンがケンカでボコボコにされているところに通りがかったソムは、バンを助け出し、それがきっかけとなって、二人は付き合い始める。そんな時、バンに大きなドラッグの取引話が持ちかけられる・・・。

<感想>
「the EYE 【アイ】」のオキサイド・パン監督作品ということで、ホラーか?と思ったのですが、これは、監督が「the EYE 【アイ】」の前に撮った、タイの若者たちの青春物語でした。

主人公のソムも、バンもまともな仕事ではないのですが、それぞれにそれぞれの事情があって、それなりに一生懸命生きています。
そんな二人が出会って、新しい恋が芽生え、そして・・・。
若い男女のよくある恋物語なのですが、その二人が、ドラッグの売人であり、また、売春婦であるところが、イタくて、切ないラストへと繋がってゆきます。

この題名、どういう意味かな〜と、ずっと思っていたのですが、映画の撮影が、ほとんどワンテイクで、撮られたので、この題名になったらしいです。それもすごい話ですねぇ。そしてまた、一回だけの人生という意味も含まれているのかもしれないですね。

主演のバン役は、オキサイド・バン監督の「レイン」で、耳の聞こえない殺し屋を演じたパワリット・モングコンピシットです。寡黙なあの作品とは、大違いの軽〜い男を今回演じていますが、あいかわらず、なかなかのイケメンです〜(^^)。
売春をしている女の子、ソム役は、ワナチャダ・シワポーンチャイ。この子がまたかわいくて、中学生ぐらいに見えました。それなのに、男を相手に仕事をしているんだから、なんだか痛々しかったです。(2008,07,03)



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