アイス君は
ハスキー犬< です
最初に今月中で処分される犬がいるので何とかして欲しいと言うお話が来た時
犬種がハスキーと聞いた時は難しいと思いました
東京だし、大型犬だし、何処にでも貰ってと頼める種類では無い
今月中と言ってももう後数日しかありません
保健所だけには行かないように飼い主さんに頼もうと言う事になり
まずは会ってみないと判らないからと、夜 先方の家の近くの公園で会いました
余りの大きさと元気の良さに、引き取り手はかなり限られてしまうと思い悩みました
翌日
たまたま他の子犬の貰い手も探していたので、その写真を前におばさん達でおしゃべりをしていた時
後でこれが運命なのだとつくづく感じましたが
今の飼い主さんが普段通らない我が家の前を通ったのです
もともと犬が大好きなその方は、子犬の写真を見て側に寄って来られたのです
貰い手を探している時は、どなたを見ても「犬欲しい方いらしたら教えてね」と言って歩く私なので
その時にもふと「この子達の他に大きな子もいるのよ。その子は時間が無いの」
と話したのです
その方はハスキーと言う事で、ちょっと悩まれて御主人にお話してみると言う事で帰られました
そしてすぐに御主人様が「大きさや犬種なんてどうでもいい、
可哀想な子なのだからすぐ引き取ってきて良い
」とおっしゃって下さったのです
それからはスピードの早かった事
アイス救出大作戦と関わった数人の人間が連係プレイで救い出したのです
飼い主さんが放棄しているのに、何故救出かというと
その飼い主さんはアイスの元に殆ど帰って来なかったのです
気の毒に思った他人のお嬢さんが夜中や時間のある時に御飯や散歩をしていたのです
アイスは
車一台がやっとのそれも後ろが傾斜しているガレージの車の後ろに
さらにサークルを置いた奥に置かれていました
水も餌も無い時が多く、暑い夏でもシャッターを下ろしていたそうです
よくぞ生きていたと今でも皆で話します






私が最初にアイス君に会った時の写真です
命の危険を感じていたのでしょうか
こちらに来たがって、飼い主さんが押さえるのに必死でした
性格は可愛いでしたが、目がきつかった
これは引き取られてから1年位経った時のお庭での写真です
目つきが穏やかになっているのが判ります?
今の飼い主さんはそれはもう可愛がって下さって、いまではすっかり「 ぬし」になっています
お得意のポーズ
自分の場所をもう決めています
何か文句ある?

この寝方はどんな広い所でも身体を寄り掛けて寝るのでどうしてだろうと思っていたら、せまい壁と車の間で横になったり出来ないのでこの姿勢かうつ伏せで寝ていた事が判りました。
しばらくは広い所でも必ず壁に寄り掛かっていました。


今、この顔を見ると「 ぼく、しあわせだわ〜〜〜ん」って思いません(^^)


左の三点はごく最近のアイス君です
まだ、狭い所で寝ていた癖が抜けていないけど、何とも可愛いので追加しちゃいました(^^)
でも、良かった事もありました
アイスは調教がしっかり入っていて、それは賢いハスキーだったのです
飼い主さんの所に、救出してすぐ行きました
アイスにはそれがきっと判っていたのでしょうね
車でむかえに行くと 飛び乗って来て2度と帰りたがりませんでした
その後、ちょっと前の飼い主さんが様子を見に来られたそうですが
アイスはもう全く無視でした
今、アイスはのんびりと幸せな毎日を送っています
狭い所に置かれていた癖は広くなっても抜けなくて、今では笑って話せますがよく頑張ったと
誉めてあげたいです



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