セントバーナードとのみ生活して３２年になるファンシャーです。
アジア各国で犬を食べる食生活或いは食習慣があるということは
大方の皆さんもご存知だと思います。このこと自体余り今まで問
題になりませんでした。
今回国連に１０万人分の請願書や在スイス中国大使館に１０万人
分の抗議文がつき付けられたりしたのは 西欧メディアに流され
た食用犬の残虐なシーンがセントバーナードだったからです。
他民族の長い歴史の食文化 食生活としての食用犬或いは犬を食
べる事は 他民族の食文化だからと見過ごすことに異を唱えませ
ん。
彼らが培ってきた食用犬がセントバーナードに変っただけなのだ
から鯨やイルカを食べる日本民族が一々目クジラを立てるな!
というのも一つの意見でしょう。
生きたまま皮を剥ぎアドレナリンが沢山でたほうが肉が柔らかく
なり美味しいというのもその民族の食文化の知恵でしょう。
犬を人間のパートナーとか家族の一員とか言いつつも残虐な方法
で犬を殺戮するのを抗議する意見発表は「シロウオの踊り食い」
や「活魚の活き造り」を好む民族には資格がないと看過すのも一
つの対処方でしょう。
しかし わたくし達セントバーナード愛好家は国連への請願書を
メールで送るために昨年の六月頃よりメールで連絡を取り合いな
がら９月末をめどに約６００通ほどの請願を送りました。
なおさんが書いてるように食肉犬がセントバーナードだから大きな
問題になっているのです。
この犬種が元来食肉犬の食文化圏の土着犬であるなら食文化の相違
でかたずけられたでしょう。
しかしセントバーナードは卑しくもスイス国の代表的な国犬です。
スイス国のシンボルでもありスイス国民の犬愛好者の精神的なシ
ンボルでもあるのです。
一民族の食文化の一つが他民族の国家的象徴的文化遺産を残虐な
方法で殺して食べてしまうと言うのではプライドの高いゲルマン
民族がじーとしていないと思います。
家族の一員だとかパートナーが殺され食べられるのが現代社会に
おいてそんなに意味のある事でしょうか?
不要になった犬が年間数万頭処分されることが問題なのではなく
不要犬を作り出す人間 繁殖者 社会のメカニズムこそもっとも
っと問題視され重要視されなくてはならない事が潜んでいるので
はないでしょうか。
長文になりましたが皆さんのご意見も聞かせてください。