獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200501-20

Re:仔犬を飼いました☆
投稿日 2005年1月12日(水)14時11分 投稿者 パールちゃん

ハるさんへ。
噛んでいいものやいけないものを教えるのは本来は母犬の仕事です。
母犬は仔犬を離乳させるときに何週間かをかけて自然にそれを教えます。
ところがハるさんのところに来た仔犬はその大切な何週間かを過ごす前にハるさんのところへ来てしまいました。
ハるさんが母犬の代わりになって「していいこと・してはいけないこと」を教えなくてはいけません。
「していいこと・してはいけないこと」を教えるのは海が好きさんが書いている通り『成長に合わせて』です。
『成長に合わせて』の具体的な目安は、
生後2ヶ月まではなんでも好きにさせる。噛もうが引っかこうが何をしても許す。
次の1ヶ月間は加減を覚えさせる。軽く噛むのは許すが強く噛んだら振り払って無視する。
次の1ヶ月間は無視から一歩進んで積極的に「ダメだよ」を教える。
積極的に教えるといっても犬を叱るのではなく、
手足をかんだのなら手足を、スリッパを噛んだのならスリッパをというふうに、
対象物を叱ってください。
「キミはいけないことをした。だからキミを叱る」じゃなく、
「これは噛んではいけないもの。これを噛むのはダメ」と噛んだ物・場所を指し示して教えてください。

生後1ヶ月をちょっと過ぎたばかりの仔犬は人間にたとえるとまだ歩けもしない赤ちゃんと同じです。
赤ちゃんは、おっぱいが欲しかったり、おむつが濡れていたり、眠かったりすると泣き、
気持ちのいいときはニコッと笑ったり手足をバタバタさせたりします。
仔犬は赤ちゃんのように「うぇ〜ん」と泣いたり二コッと笑ったりできない代わりに、
人のあとをついてきたり、しっぽを振ったり、噛んだり引っかいたりします。
噛んだり引っかいたりは仔犬から人への「ねぇねぇ」という呼びかけです。
けして悪いクセではありません。それを理解してあげてくださいね。

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