獣医師広報板ニュース

野生と自然掲示板過去発言No.4000-200412-46

カラスの保護
投稿日 2004年9月4日(土)11時43分 投稿者 プロキオン

そのカラスはいったいどこから来たのでしょうね?
この時期であれば、おそらく若鳥ということではないかと考えるのですが、
片足に障害をもっているのですね。

カラスは、他の鳥に比較して脳が発達しています。そのためか、歩行につ
いてもヨチヨチ歩きも可能ですし、両足揃えてのピョンピョンもどちらも
やってくれます。
なんにましても、羽がありますので、2〜3歩の距離でもフワッとした移
動もできます。移動そのものについては、私は不安は感じません。
というのも過去にアータロウというカラスの知り合いがいまして、彼は片
足に怪我をしておりまして、脚の指の骨がむき出し状態で他の仲間のカラ
スに比べてハンデキャップを負っていました。それでも、電線や地面にと
まる際には、なんとかバランスをとっていましたし、生存に支障を来すと
いうこともなかったようです。

飼鳥であれば、猫に襲われて片足を失った錦華鳥も飼育していたこともあ
り、片足だから駄目とは思えません。

問題はそのカラスが何故保護される程に弱っていたかの方です。今現在餌
を食べているようなので、深刻な病気ではなさそうですが、巣立ちした若
鳥がその脚のハンデ故に餌を充分にとることができなかったのかもしれま
せんね。
もし、そうであれば、一時的な給餌で、自然に戻すことができるかもしれ
ません。


鶏のブロイラーには、お書きになられているような脚の指を握りしめたよ
うな形態のものが多々見られます。感染症もないではないのですが、ブラ
イラー故の職業病のようなものです。
もし、ブロイラーと同様な理由で生じている障害であれば、そのカラスは
誰かに飼育されていた個体かもしれません。もしも、そのような個体であ
れば、継続的な保護が必要かも知れませんね。

いずれにしても、相手がカラスということになると、救護施設では、なか
なか良い返事はもらえないこともあるのですが、「窮鳥、懐に入れば、猟
師もこれを撃たず」を期待したいところです。

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