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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女      


2009年 スウェーデン・デンマーク・ドイツ 犯罪・ミステリー・スリラー   

<監督>ニールス・アルデン・オプレヴ
<キャスト>ミカエル・ニクヴィスト , ノオミ・ラパス

<ストーリー>
ジャーナリストのミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)は、大財閥のヘンリック(スヴェン=ベルティル・タウベ)に、40年前に失踪した、当時16才の姪、ハリエットの調査を依頼される。ハリエットは、孤島ヘーデビーから、忽然と姿を消し、それ以来行方不明で、死体も発見されていないという。膨大な資料を基に、調査を開始するミカエルだったが、調査は、難航する。そんなとき、リスベット(ノオミ・ラパス)という女性から、ある情報が入る・・・。

<感想>
日本でも、様々なミステリー大賞に輝いた、スウェーデンのミステリー巨編の映画化です。
スウェーデンは、ミステリー大国で、国民はミステリーが大好きなんだそうです。
そんな、ミステリー作品に目の肥えた国で大ヒットした作品なので、期待が高まります!!
しかも、著者は、この成功を見ることもなく、50才で、急逝したということで、話題性もありますね。

私は、残念ながら原作は未読だったのですが、読んでいる暇が無くて、直接の映画鑑賞となりました。

まず、人物の背景がしっかり描かれていました。
主人公のミカエルは、ある事件で、有罪となり、禁固刑を言い渡されている人物。
なぜか、収監されるのが、半年後という、猶予があるのが、ちょっと不思議でしたが、お国柄なんでしょうかねぇ。
そして、もう一人の主人公は、天才的な人物調査員のリスベット。
彼女は、外見も、すごいのですが、その背景にも、いろいろなことがあるようでした。

そして、今回の事件の、最大の謎は、ミステリーとしては、定石である、孤島での失踪。
事件が起きたのが、40年前という、長い年月を経ての事件調査依頼です。

事件が起きたのは、大財閥の一族が集まったその日ということで、一族の様々な利害関係がいろいろとややこしいはずなのですが、
今回は、3部作の第一作目ということで、主人公たちの人物背景を詳しく描いていて、
大財閥の一族の相関が、さらりとしか説明されていなくて、ちょっとわかりにくかったです。

出演キャストも、ほとんど知らない人ばかりなので、人物の名前と顔が、なかなか一致せず、せっかくおもしろそうなストーリーなのに、そこに集中できなかったのが残念でした。
やはり、映画を見る前に、原作を読むべきだったかな〜〜。

リスベット役のノオミ・ラパスは、大抜擢の新人さんだそうですが、あんまり美人ではないのよねーー。
それに、24才には見えない(実際、30才だし・・・汗)。
色々大変な役柄を大胆に演じてはいますが、表情の変化もあまりなく、魅力をあまり感じ無かったのも残念です。

でも、スウェーデン映画が、こんなに日本で注目されることも少ないので、その点は、買いですね。
ただ、やはりというか、ハリウッドでのリメイクの話が出ているそうで、ブラピ主演で、映画製作されるかも。
そうなると、もっと分かりやすくて、面白くなるかもね〜〜。

エンドロールの最後に、二作目の予告編がありますので、じっと最後まで座っていてください(笑)。(2010,02,03)



☆☆”ミレニアム”シリーズ☆☆

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
ミレニアム2 火と戯れる女
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士


☆☆”ミレニアム”ハリウッドリメイク☆☆
ドラゴン・タトゥーの女
「蜘蛛の巣を払う女」






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