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「図書館危機」
有川浩


有川浩『図書館戦争』シリーズ最新刊!!図書館は誰がために―王子様、ついに発覚!山猿ヒロイン大混乱!玄田のもとには揉め事相談、出るか伝家の宝刀・反則殺法!―そしてそして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!?そこで郁を待ち受けていたものは!?終始喧嘩腰でシリーズ第3弾、またまた推参。 (「BOOK」データベースより)



前回あんな形で終わったので、今回読むのがとっても楽しみでした。
でもちょっと不完全燃焼かな〜〜。
二人の気持ちは、分かっているのに、まだうまくかみ合ってないですね。まあ、ここら辺は、次の最終章までもつれ込ます算段なのでしょう。

今回の図書館も、色々ありました、痴漢騒ぎに、昇級試験。そして、メディア良化法による違反語のトラブルと、他県への応援出動。

相変わらず、郁と、彼女を取り巻く面々達の会話の面白さに、ニヤニヤしつつ、応援に出かけた先での壮絶な闘いに、涙したりと、こちらの感情も、喜怒哀楽、様々に変化しながらの読書となりました。

三作目なので、ちょっとマンネリ化してるかな〜とも思うところはありました。
年齢的なことも、郁25才、堂上29才には、思わず、えぇっ?!と思ってしまいました。何となく読んでいるうちに、”おぼこい”郁は、18才ぐらいに感じていたし、大人の堂上は、40才近いような感覚でいたので、二人が4才違いだなんて、あらまっ!でしたね〜。まあ、これは、こちらの勝手な思い違いなのですが・・・。

普段、普通に使っていたので、「床屋」が実際に放送禁止用語とは、びっくりでした。漢字の意味を考えると、なるほどなぁとは思いますが、仕事に誇りを感じて、「床屋」をしている人にとっては、余計なお世話だし、勝手に決めるな!てなもんでしょうね。

さあ後1冊。頑張りましょう〜〜! (2009,05,15)



☆図書館戦争シリーズ
第1作 図書館戦争
第2作 図書館内乱
第3作 図書館危機
第4作 図書館革命