人への危険性について(分 かり易く対応法と危険性について記述 2/28'04)
  日本獣医師会の緊急提言 各地の獣医師会の対応は掲示板「鳥インフルエンザ:学校など各地での状況」
 
  内閣府「国民の皆様へ」鳥インフルエンザについて3月10日new!

 実際の学校での予防処置    朝日小学生新聞記事「対応法」
 鳥が死んだり元 気がないときの対応
 鳥インフルエンザはこわくない! 
  危険なら、とっくに国から鳥の処分の指示が出ている筈
  国は冷静な対応を呼びかけているだけです
  初等中等教育局のある方は、オイルショックのトイレットペーパー騒動を思い出すとおっしゃってます
  ベト ナムの条件・日本の条件
学者による東ア ジアの状況分析(死亡例への検討)new!
小学校;保護者の心配への対応事例(西東京市立保谷第2小学校)
カラスの件、掲示板参照のこと
鳥インフルエンザ対策:各地獣 医師会の活動報告  この報告も読んでくだ さい

「鳥インフルエンザ 学校の動物飼育管理を通して」PDF04年5月21日



*学校の鳥インフルエンザ問題に関して、国会で質疑 がありました。

  学校の飼育には獣医師との連携についての法整備 が必要だろうとの問
いに河村文部科学大臣が「そのとおり努力したいと思う」と答えています。

 
平成十六年三月十二日(金曜日)開会の第159回国会 衆議院文部科学委員会議事録より

 

山際委員 どうも ありがとうございます。自由民主党の山際大志郎でございます。
 基本的には、文部科学行政は、野党とか与党とかと いう枠にはとらわれないものじゃな
いかなと、私も今、平野議員のお話を聞いていて思いました。

 ちょっと毛色を変えて、御質問というか提案をさせ ていただきたいんですけれども、き
ょう、委員長がきれいな赤い服を着ていらっしゃって、後ろのつい立て
が白だか ら言う
わけではございませんけれども、国旗・国歌法がございますね。これは、学校では国旗を
掲揚して国歌を歌うということが行われているわけです
けれども、国会の委員室を見て
も、どこにも国旗はないんですね。やはり立法府として、日本の国の最高の機関なんです
から、これはどこかにしっかりと掲げる
ということはやるべきなんじゃないか、このよう
に思いますので、まず冒頭に提案させていただきたいと思います。

 それから、その次に、今問題になっております鳥イ ンフルエンザの問題に絡みまして少
し御質問させていただきたいと思います。

 実は、この鳥インフルエンザの問題は、風評被害も 非常に大きな問題になっていること
は皆さん御存じのとおりですけれども、事学校、特に小学校におきまし
ては、学校飼育動
物として鶏、チャボ等々を飼っているという現実があろうかと思います。そして、この学
校で飼育されている鶏、家禽が、今、風評被害に遭って非常に危機的な状況に陥っている
ということは、新聞等々でも報道されておりますし、私が地元に帰りましても、各学校の
先生方から相談を受けるような事案
でございます。
 一番たちがいいのは、生徒が今まで世話をしていた のをやめて、これを先生が世話をす
る、このようなことになっていますけれども、一番たちの悪いところで
は、率直に、殺し
てくれとか、あるいは保健所に引き取ってくれとか、このような要請が、事実、出されて
いるという現実がございます。これを何とかしなくて
はいけないわけですけれども、実際
には、正しい知識を教師も持っていない、もちろん生徒も持っていない、学校の長たる校
長先生も、恐らくこの鳥インフルエ
ンザのことに関してはほとんど知識がない。となる
と、これは専門家からちゃんとしたレクチャーを受ける必要がある。

 ところが、この専門家は、私が獣医出身だから言っ ているわけじゃないですけれども、
学校と獣医師とかがかかわり合いを持つ、そういった法整備があるのか
というと、今現在
ないのが現実です。ですから、個々の学校が、鳥インフルエンザの問題に限らず、地元の
獣医さんとコネクションを持って、それでいろいろな
ことを相談しているというのが現実
なわけです。

 これは非常に危ういんではないか。やはり今回の一 件を機に、しっかりと、学校と、そ
れから学校が飼育している動物を管理する専門家である獣医師とをつなぐ法整備というも
のをするべきではないか、このように私は思うんですけれども、その点についての御所見
をお伺いしたいと思います。

河村国務大臣 山際先 生、さすがに、獣医師だから言うわけじゃないとおっしゃいまし
たけれども、その見地に立って、私は、非常に今の時期に大事な御指摘をいただいた、こ
う思っております。

 子供たちにとって、動物を飼って、そして、いわゆ る生き物に対する慈しみといいます
か、そういうことを通じて豊かな人間性をはぐくんでいく、そういう意
味で、私は、ほと
んどの学校が何らかの動物を飼っていると思いますね。これを大切にしていくということ
をきちっとやはり教育の中に生かしていかなきゃなり
ません。
 こういう事件、こういうことが起きたものでありま すから、鳥なんというのはもう全部
大変なんだ、こう思い込んで、過剰反応してもらっても困るわけであり
まして、こういう
ときにどういうふうに処置をするかということもやはり一つの教育になるわけであります
から、先生方はそういう思いでこの問題に対応してい
ただく、そのためには、おっしゃる
ように、専門家である獣医師、動物病院等々とも相談をしながらやっていただくのが大事
じゃないかと思います。

 これは、おっしゃったように、ちゃんとやっている ところ、そうでないところがありま
すから、ちゃんとやっているところの例をもとにしながら、全国でそう
いう対応をしてい
ただくように、我々としても、全国の教育委員会に改めてそういう通達なりを出して、そ
うした取り組みをやっていただくようにしたい、こう
思っております。
 獣医師と学校の連携をとることは私も必要だと思い ますし、私の方にも、ちゃんとやっ
ているところはいいけれども、ウサギなんかを飼っているところはもう
非常に汚くて臭く
てというところがある、あれでは逆効果だ、こういう指摘も受けておりますので、こうい
うことをこの機会にといいますか、災いをもって福と
なすといいますが、こういう機会に
そういう対応をちゃんとしてまいりたい、このように思います。

山際委員  ぜひお願 いしたいと思いますが、それに絡みまして、もう一歩踏み込んで、
二十一世紀ということを考えますと、あらゆる意味で生き物が共生をする世紀である
こと
は、これは間違いないわけです。この共生というものがうまくいかない限りは、二十一世
紀、人類だってうまく生きていくことはできないわけです。

 となると、この共生の中のキーワードとして、私は やはり命だと思うんです。命の大切
さというものがきちっと認識できる、そういった人間をつくっていくと
いうことが教育の
根幹にあると私は思うのです。ところが、今核家族化というのが随分進んでいて、そして
、この核家族化に従って命というものに直接触れる機
会というのが非常に減っている現実
があります。

 一つだけ例を挙げますと、昔は、おじいちゃん、お ばあちゃん、おじさん、おばさん、
あるいはまた兄弟もたくさんいる中で子供は育つわけです。当然、同じ
家の中でお年寄り
がいれば、いずれそのお年寄りはお亡くなりになる。そのお亡くなりになったお年寄りの
ことを見て、初めて、命というものはどういうものなのか、あるいは死というものはどう
いうものなのか、こういうことを自然に人間は体感して、実感して、それを身につけてき
たんではないかと思うのです。

 ところが、今核家族化が進んでいますから、当然、 おじいちゃん、おばあちゃんとはそ
もそも一緒に暮らしていない。おじいちゃん、おばあちゃんは、元気な
ときは別々に暮ら
していて、少し年をとってくると老人ホームに入ってしまう、施設に入る、病気になれば
病院に行く、それで病院でお亡くなりになる。そうす
ると、子供たちは命というものにじ
かに触れる機会が余りに少ない、私はこのように思います。

 さらに言うと、食べ物にしてもそうです。例えば、 狂牛病の問題や鳥インフルエンザの
問題等々が今出ておりますけれども、牛を見たときに、牛から牛肉が
ちゃんと連想できる
か、鳥を見たときに、鳥から鳥肉 が連想できるのか。今の子供たちに聞くと、恐らく連想
できないです。肉はどうやってつくられるか知って
いるかい、お肉屋さんがつくるんで
しょう、スーパーがつくるんでしょう、こういう答えが普通に返ってきます。

 これはやはりおかしいわけでして、こういうところ もしっかりと教えていかなきゃいけ
ない。私は、こういうことも包括的に見たときに、やはり命の大切さを教えるのに動物を
介在させた教育というのはこれから絶対に必要になってくると思うんです。

 そこで、先ほどの質問とリンクするんですけれど も、動物介在教育をやろうとするなら
ば、当然、その動物が適正に飼われなくてはいけない、それも管理をし
ていかなくてはい
けない、あるいは動物とのかかわり方というものも教えていかなきゃいけない。先ほどの
話と同じで、通達とかというレベルではなくて、やは
り獣医師と学校とがしっかりと結び
つけられる、そういった法整備を早急になすべきだと私は提案させていただきたいと思い
ますので、どうぞこれはお考えに
なっていただきたいと思いますが、何かありました ら。

河村国務大臣 大変大 事な御指摘だと思います。そのとおり我々は努力したいと思いま
す。

 文部科学省が、委嘱研究といって、日本初等理科教 育研究会というところが出している
んですが、「学校における望ましい動物飼育のあり方」、こういう手引
も出しておりまし
て、これはどうももう一つ関心が低かったと言われておりますが、今回のインフルエンザ
問題でこれが必要になってきているというので、非
常に引っ張りだこになってまいりまし
た。

 さっき申し上げましたように、この機会にそういう ことを徹底していきたい、こういう
ふうに思います。