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アジョシ      


2010年 韓国 (THE MAN FROM NOWHERE)
サスペンス・アクション   

<監督>イ・ジョンボム
<キャスト> ウォンビン, キム・セロン, キム・ヒウォン

<ストーリー>
世間から隠れるように、街の片隅で質屋を営むテシク(ウォンビン)。彼を慕う少女、ソミ(キム・セロン)とは、奇妙な友情関係にあった。ある日、ソミの母親が、組織から麻薬を横取りしたことにより、テシクも、組織に追われるようになるのだが・・・。

<感想>
韓流ファンでも、ウォンビンファンでもなく、どんなジャンルの映画とも知らずに、とりあえず見に行きましたが、これが意外に、とってもよかったです。
韓国では、年間興収一位だったそうで、なるほど、それだけのことはありました(^^)。

ウォンビンは、元々かわいらしい顔立ちのアイドル的な俳優さんでしたが、
そんな彼が、兵役を経て、大人になって戻ってきた!という感じですねぇ〜(^^)。
復帰第1作目は「母なる証明」
そして2作目はこれ。
どうやらアイドルから、”大人の俳優”ウォンビンという位置づけは、成功したようです。

内容は、少女と、おじさん=アジョシ・・・というには、少々若すぎる気もしますが・・・の、友情、というか、疑似父子の物語で、
何となく「レオン」を彷彿とさせる物語でした。

麻薬、組織犯罪、臓器移植などの問題をはらみながら、
元特殊工作員(!!)の男の、壮絶な戦いを描きます。

ストーリーは、中だるみもなく、
ましてや主演が、どこからどう見ても素敵なウォンビンということで、一瞬も、退屈しない作品でした(^^)。

韓国組織、中国組織、そして、警察と、いろいろな人が入り乱れる割に、ストーリーがすっきりしていて、分かりやすいのもよかったです。

ウォンビンのアクションは、キレがあって、容赦なく、とってもかっこいい!!
兵役で、膝を悪くしたと聞いていたので、大丈夫なのかしら〜〜と、心配しながら見ていましたが、
そんな事も、全く感じさせませんでした。

少女役は、「冬の小鳥」のキム・セロン。
あの映画のときより、ちょっぴり大きくなって、相変わらず演技は自然体で、うまい!
彼女には、困ったような、悲しいような、辛いような、そんな不幸な役がぴったりです。
でも、そんな中で、たまに見せる、こぼれるような笑顔が、何とも言えず、かわいいのです。

ジャンルは、バイオレンス・アクションなので、目を覆いたくなるようなシーンもあり(と言うより、血みどろになります(^^;)、
血を見るのが怖い!という男性・女性は、お気をつけください。(2011,09,18)






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