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クローズ ZERO      


2007年 日本 アクション・学園   

<監督>三池崇史
<キャスト> 小栗旬 , 塩見三省 , 高岡蒼甫 , 山田孝之 , 黒木メイサ , 松重豊

<ストーリー>
不良学生が集まる鈴蘭男子高等学校。不良たちの派閥が乱立する中で、ひときわ勢いがあるのは、芹沢多摩雄(山田孝之)率いる最大派閥だった。そんな中、3年で編入してきたのは、滝谷源治(小栗旬)。彼も、この学校のてっぺんを狙う一人だった。彼は、学園制覇のために、鈴蘭OBのチンピラ、片桐拳(やべきょうすけ)に教えを請うことになる・・・。

<感想>
暴力反対!!

でも面白かったです〜〜(^^)。
舞台は学校なのに、教師の姿は、入学式の時にちょっと出てくるだけ。勉強の話に至っては、影も形もありません(^^)。ただただ、学内の暴力派閥の問題に取り組む彼ら。まるでやくざのようでしたが、そこまで組織だっていないところが、潔くて、かっこいい(^^)。
当然学内は、荒れ放題。いたずら書きだらけの校舎にはカラスが・・・(^^)。

とはいえ、暴力だけの映画でもありません。ちょっとコミカルで、最初は、「地獄甲子園」のようになるのかしら・・・と危惧しましたが、あそこまでめちゃくちゃではなく、ストーリーもちゃんとあります。まあ、学内抗争のストーリーですが・・・(^^)。
でも、こんな彼らでも、他人には、迷惑をかけていないんですよね。自分たちだけの、けんかの実力を競い合う世界。狭い世界の話ですが、彼らには、それがその時、一番大事なことなのでしょう。

映画は、公開後、数週間たつので、がらがらの映画館でひっそりと見れるかと思いきや、土曜の夕方だったので、中高生の男の子ばっかり・・・(^^;。たった一人のおばちゃんとしては、ちょっと恥ずかしかったです。
でも、見た甲斐はありましたね〜〜。

主演の小栗旬は、そり込みを入れた髪型も素敵(^^)。なにより、けんかしている姿が様になっていました。手の振り上げ方とか、体の回転とか、シャープでかっこよかったです。
芹沢役の山田孝之も、「電車男」から一転。すごみのきいた不良役を好演しています。オタク役よりも、度胸の据わったこんな役の方が彼には、絶対似合ってますね〜〜。ちょっとコミカルな面も、楽しめました。
他の人たちも、いったい高校に何年通ってるの?!って思う人も多かったですが、見ているうちに、みんながかっこよく見えてきてしまいました。

ラストも、ああ、コイツがいたんだと、思い出してニヤリ。
最後まで楽しませてもらいました(^^)。(2007,11,24)



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