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シークレット・ウィンドウ      2004年 アメリカ スリラー・ホラー   
<監督>デヴィッド・コープ
<原作>スティーブン・キング「秘密の窓、秘密の庭」
<出演>ジョニー・デップ , ジョン・タートゥーロ , マリア・ベロ , ティモシー・ハットン , チャールズ・ダットン
<内容>別荘で執筆生活を送る人気作家モート(ジョニー・デップ)は、ある日、見知らぬ男、シューター(ジョン・タートゥーロ)から自分の作品を盗作されたと脅される。身に覚えのないモートは、男を追い返すのだが、その後、執拗につきまとわれるようになる・・・。
*****

キングの短編の映画化です。「ランゴリアーズ」に収録された「秘密の窓、秘密の庭」が原作だそうですので、読んでいるはずなのに、全然覚えていませんでしたねぇーー(^^)。でも、映画を見る前に、ほんの少しネタバレを聞いてしまっていたので、ほとんど最初から結末が分かってしまい、ちょっと悲しい・・・(泣)。
この手の話は、やはり結末が分かってしまうと、ハラハラもドキドキもしないから、つまらないですねぇ。
ストーリー的には、そんなわけで堪能できなかったのですが、映画としては、まあまあの出来だったのではないでしょうか。
主演のジョニー・デップも、相変わらず、自分の役割をちゃんと演じていて、よかったですし、脇の俳優さんも手堅く固めてあって、それぞれの役割を果たしていたように思います。
ただ、短編を映画にする際の、冗長さが出てしまったようにも思いました。
盗作疑惑を晴らすには、ごく簡単な手段があるのに、それを使わないんですからねぇ。
その割には、ラストがあっさりしすぎているような気もしました。
時間も比較的短めで、終わった瞬間、あぁ、やっぱり短編だなという少々物足りなさの残る思いもしました。
同じキングの短編でも、豊かな映画として完成した「ショーシャンクの空に」という傑作もあるのに、やっぱり映画制作って、難しいですね。(2004,11,06)

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シーズ・ソー・ラブリー       1997年 アメリカ コメディー・ロマンス
<監督>ニック・カサヴェテス
<キャスト>ショーン・ペン , ロビン・ライト・ペン , ジェームズ・ガンドルフィーニ , ジーナ・ローランズ , ハリー・ディーン・スタントン 
<ストーリー>夫のエディー(ショーン・ペン)が、もう3日も帰ってこないモーリーン(ロビン・ライト・ペン)は、彼を捜し回るが、エディーは見つからず、その代わり、彼女は、アパートの隣人、キーファー(ジェームズ・ガンドルフィーニ)と酒を飲み始めた。そして、したたかに酔っぱらった彼女は、彼の部屋に連れ込まれ、暴行されてしまう・・・。
*****

この演技で、ショーン・ペンは、カンヌ映画祭の男優賞を受賞しました。まさに、はまり役。はまり役過ぎて、本当に、大っ嫌いです。こんな、どうしようもない男を演じさせたら、彼の右に出る人はいないでしょうね。見ていると、実生活と、映画とが混同してしまいます。
相手役の、ロビン・ライト・ペンは、実際にも、ショーン・ペンの奥さんですが、彼女も熱演です。真に迫っていて、すばらしい。
だから、演技的には、この映画、申し分ないのです。
しかしですね。この男女に、共感できるところは全くありませんでした。無軌道に生きる二人の破天荒な愛?
う〜ん、受け入れがたいです。
二人のこの乱れた生活や、エディーの衝動的な発砲、その後のモーリーンの態度や、10年後の有り得ない別れ。それもこれも、全ては、愛。なのかもしれませんが、私には、理解不能です。
それに、ジョン・トラボルタが、どう考えても、ミスキャスト。彼が出てきて、違う映画にスイッチしたのかと一瞬思ってしまいました。しかも、彼の性格付けが今ひとつ分からなかったです。
そんなこんなで、このラストも、考えられません。
私の理解を超えた愛。そんな愛も、もちろん、あるのかもしれないけれど・・・(^^;。(2005,07,18)

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ジーパーズ・クリーパーズ      2001年 アメリカ ホラー   
<監督>ヴィクター・サルヴァ
<出演>ジーナ・フィリップス 、 ジャスティン・ロング
<内容>春休み、帰省するために、大学生のトリッシュ(ジーナ・フィリップス)とダリー(ジャスティン・ロング)の姉弟は、田舎道を車で走っていた。途中で不審な車に後をつけられて、ちょっとした恐怖体験をした二人は、その後、また、その車を目撃する。その時、運転手の男は、血の付いたシーツでくるんだ物を運んでいる最中だった。不審に思った二人は現場に引き返すのだが・・・。
*****

完璧なB級ホラーです(^^)。この夏、この続編がアメリカでヒットしていたので、見てみました。
23年に1度現れる恐怖の殺人鬼とは・・・?そんな都市伝説を扱ったもので、前半のミステリーは、これがどうして、なかなかの面白さ。
正体の分からない車に追われたり、穴を覗き込んだりするところは、怖いですーー(^^;。
また、自分たちの行動に、自分たちで、つっこみを入れながらどんどん深みにはまっていく彼らの様子は、こちらをイライラドキドキさせてくれました。

でも、それも、後半になると、思わず笑いを誘うばかばかしさに・・・(^^;
この手のものは、実体が分かってしまうと白けてしまうんですねー。
あのスティーブン・キングの原作ホラーを映画にしたって同じことです。
正体が分からない恐怖は映画の中の人と共有出来ますが、実際の怪物が現れると、とたんに現実に戻ってしまいます。

でも、アメリカの人たちは、こういうの、好きみたいですね〜。今も、フレディーとジェイソンが闘ってるし・・・(^^)。(2003,10,16)

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シービスケット      2003年 アメリカ   
<監督>ゲイリー・ロス
<出演>トビー・マグワイア , ジェフ・ブリッジス , クリス・クーパー  , エリザベス・バンクス , ウィリアム・H・メイシー , エド・ローター , マイケル・アンガラノ
<内容>自転車屋から自動車ディーラーとして成功を収めたハワード(ジェフ・ブリッジス)は、ある日、自動車事故で、最愛の息子をなくしてしまう。絶望した彼は仕事にも身が入らず、妻とも離婚してしまう。そんなある日、競馬場でマーセラ(エリザベス・バンクス)と出会い、競走馬の世界に没頭するようになる。そして、自然を愛するスミス(クリス・クーパー)によってシービスケットと出会い、騎手レッド(トビー・マグワイア)とも、運命的な出会いをするのだった。
*****

競馬に興味がなかったのでどうかなと思いつつ見に行きましたが、やっぱり、感動しました。

原作は、アメリカで436万部の売り上げを記録したノンフィクションだそうです。
なんと、実話なんですね〜。確かに前半は、実話物の映画特有の冗長さがありました。時代背景や人物描写に重きを置いていて少々退屈なのです。でも、これがノンフィクションと知ったら、そこら辺を詳しく描きたくなる監督の気持ちも分かりますね。後半の感動は、やはり、この前半あってのものかもしれません。

映画のテーマはやさしさでしょう。心の痛みを知っている人間は、人にもやさしくなれるということをつくづく感じるいいドラマです。
特にジェフ・ブリッジスの押しつけがましくない優しさに感動しました。

また、物語のメインとなるレースのシーンは、映画を観ながら、思わず手に汗握り、心臓ドキドキ、身体も、かっと熱くなってしまいました。観ているだけの部外者である私でも、こうなんだから、関係者は、それはもう大興奮だったことでしょうね〜。

主演のトビー・マグワイアは、騎手を演じるためにダイエットしたり、長時間の騎乗のために腰を痛め、「スパイダーマン2」の出演が危ぶまれたりしながらも、頑張りました。確かに、彼は、身長が高いため、他のジョッキーに比べて姿勢が苦しそうでしたねぇ。
また、出演者の中では、ウィリアム・H・メイシーが唯一人、ゴールデングローブ賞にノミネートされてました。受賞はしませんでしたが、これは、お得な役回りでしたね〜。芸達者な彼の演技に笑わせて貰いました(^^)。(2004,02,07)

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ジーリ      2003年 アメリカ 犯罪・コメディー・ロマンス   
<監督>マーティン・ブレスト
<キャスト>ベン・アフレック , ジェニファー・ロペス , クリストファー・ウォーケン , アル・パチーノ 
<ストーリー>ギャングのチンピラ、ジーリ(ベン・アフレック)は、兄貴の命令で、連邦検察官の弟で知能障害を持つブライアン(ジャスティン・バーサ)を誘拐する。しかし、ブライアンの世話が思ったより大変な上、ジーリの手腕を疑った兄貴から、監視役として、リッキー(ジェニファー・ロペス)と名乗る美女を付けられてしまう・・・。
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ベン・アフレックとジェニファー・ロペスが熱々の婚約時代に撮影された映画で、この年のラジー賞総なめの映画です(^^;。今更これを見るのは、ちょっと悪趣味?と思いながらも、息抜きに見てみました。

ラジー賞を獲った作品でも、作品自体がひどい出来とは言えないものもあるので、どうかなと思いましたが、やっぱりこれはちょっと・・・(^^;。
出演俳優も結構豪華で、監督も、「ジョー・ブラックをよろしく」を撮っている人だし、ジェニファー・ロペスも、相変わらず綺麗。なのに、あれ?と首をかしげたくなるような映画でした。
セリフも、元の脚本がそうなのか、それとも翻訳が悪いのか、あらら、お下品(^^;。まあ、映画の内容に、男と女のセックスの違いなどを語るシーンがあるので、しょうがないのかなぁ・・・。
一番不思議だったのが、アル・パチーノとの絡みのシーン。せっかくアルがギャングのボスとして、冷血なところを見せているのに、ジェニファーのあのセリフで、二人が無事解放されちゃうのが、納得できませんでした。

おまけに、ベン・アフレックが、全然精彩がありません。幸せ太りしているせいか、ジェニファーとの婚約に疲れていたせいか、顔に締まりが無く、ただでも、好きな俳優じゃないので、見てるのが辛かったです。

この映画の評判が、二人の中をやっかんで不評だったわけではなくて、実際に映画の内容が悪かったのだと、改めて納得しました。(2005,10,18)

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しあわせな孤独      2002年 デンマーク   
<監督>スザンネ・ビエール
<キャスト>ソニア・リクター , マッツ・ミケルセン , ニコライ・リー・コス
<ストーリー>結婚目前の幸せなカップル、セシリ(ソニア・リクター)とヨアヒム(ニコライ・リー・カース)。しかし、ある日、彼女の目の前で、ヨアヒムが交通事故に遭い、脊椎損傷の重傷を負う。首から下が完全に麻痺したヨアヒムは、絶望し、セシリをも寄せ付けなくなってしまう。そんなヨアヒムの態度にうろたえるセシリは、加害者の夫で医師のニルス(マッツ・ミケルセン)を頼るようになるが・・・。
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不幸は、何の前触れもなく、突然やってくる。
この重苦しい映画は、涙なくしては見られません(T_T)。

幸せなカップルが、突然の事故で、奈落の底に落とされる。なにも悪いことなんてしていないのに・・・。どうして自分が・・・。
一方、事故を起こした方の家族にも、不幸の影が忍び寄ります。娘と口論していて、事故を起こしてしまった妻を優しくかばう夫。被害者の恋人を、親身になって思いやる優しい家族。それなのに、思わぬ所に落とし穴が・・・。

たった一つの事故が、何人もの人たちを不幸にしてゆくのは、見ていて辛かったです。
誰一人として、悪意のない、普通の人々だったのに・・・。
善良だからこそ、この結果になってしまうのか。
なんだか切ないですね。

登場する人たちの、それぞれの気持ちは、痛いほど分かります。
もし私が、ヨアヒムだったら。人は絶望の淵に落ちると、こんなにも悪意を剥き出しにして、人を傷つけられるものなんでしょうか。でも、彼の気持ちも分かるような気がします。どうして自分が?!もし私が、突然、未来を閉ざされてしまったら、平常心でいられるわけがありません。起こってしまったことはしょうがないと、現実を見つめることが出来るようになるまでは、いったい、どれだけの時間がかかるものなんでしょう。でも、どれだけの時間がかかっても、”その時”が訪れたとき、愛する人がそばにいてくれたら、どんなに心強いか分かりません。

もし、私がセシリだったら。愛する人に拒絶されたら、やはり、誰かにすがりたいと願うと思います。これは、人間としての当然の反応なのではないでしょうか。一人では、立ち向かえないこともあるのです。優しく、何でも聞いてくれる人。それがたまたま、加害者の夫だっただけなのです。

ニルス。彼の気持ちも、分かります。優しすぎるのです。でも、やっぱり、これは、駄目でしょう。
しかも、あんなに楽しげに家具を買いに行くなんて、恋愛ボケしたとしか思えません。でも、本当に楽しげでしたね。まじめな人ほど”イケナイ恋”に溺れてしまうそうですが、彼がその典型でしょうね。

マリー。きっと、二重の後悔でしょう。あの時のよそ見が、一人の人生を奪い、それが今度は、自分をどん底に突き落としたんですから。でも、出て行こうとする夫に、あそこまで、すがりつけるのは、ある意味偉い!私には、出来ないでしょう、きっと。プライド、ありますから。

デンマーク映画というと、あのラース・フォン・トリアー監督を思い浮かべますが、この映画もあの監督の作品のタッチによく似ていました。最初、病院が映った時「キングダム」?と思ってしまいました。(2005,03,24)

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幸せになるためのイタリア語講座      2000年 デンマーク コメディー・ロマンス   
<監督>ロネ・シェルフィグ
<キャスト>アンダース・W・ベアテルセン , ピーター・ガンツェラー 
<ストーリー>デンマーク・コペンハーゲンのある町に、新任の牧師としてやってきた、アンドレアス(アンダース・W・ベアテルセン)。彼が宿泊するホテルのフロント係のヨーゲン(ピーター・ガンツェラー)。ホテルのレストランの店長ハル(ラース・コールンド)。美容院で働くカーレン(アン・エレオノーラ・ヨーゲンセン)と、パン屋のオリンピア(アネッテ・ストゥーヴェルベック)。。。それぞれの悩みを抱えた人々が、市主催のイタリア語講座に参加する・・・。
*****

またまたデンマーク映画です。またまたというのは、先日「しあわせな孤独」というデンマーク映画を見たせいなのですが、どちらも、デンマーク映画の巨匠ラース・フォン・トリアーの映画によく似ています。もちろん、ストーリーなどは、違うのですが、映画のイメージが同じなのです。その訳は、彼らは、トリアー監督が提唱する、”ドグマ”という手法を使った映画の撮影方法をとっているからなんですね。トリアー監督は、手持ちカメラ1台での撮影、自然光のみの使用、画像処理をしないなど、厳格なルールを持った「ドグマ95」というグループを作っているそうです。
でも、なんだか、私には、同じ監督が作っている映画のように見えてしまうんですがねーー。

さて、映画の方は、どこにでもいるような、ちょっと疲れた大人たちの恋物語です。それぞれが、それぞれの悩みを抱えて、それでも一生懸命生きている姿が描かれています。なんだか、イライラする人もいます。かわいそうな人もいます。優しい人も、もちろんいます。そんな彼らも、ちゃんと恋をして、そして、幸せになってゆく・・・かもしれない、というお話です。あんまり劇的なことも起こらないし、綺麗な男女が出てくるわけではないのに、なんだか、ラストは、微笑んでしまう、そんな映画でした。
ちょっと心が疲れたときに見ると、癒されるかもしれませんね。(2005,04,02)

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しあわせの法則      2002年 アメリカ 音楽  
<監督>リサ・チョロデンコ
<キャスト>フランシス・マクドーマンド , クリスチャン・ベイル , ケイト・ベッキンセイル , ナターシャ・マケルホーン , アレッサンドロ・ニヴォラ
<ストーリー>ハーバード大の医学部を優秀な成績で卒業したサム(クリスチャン・ベイル)とアレックス(ケイト・ベッキンセイル)は、婚約して、サムが研修するLAの病院に行くことになった。その間、彼らは、サムの実家に住むことにしていたが、空き家のはずのその家には、音楽プロデューサーのサムの母親、ジェーン(フランシス・マクドーマンド)が、仲間とともにレコーディングスタジオとして使っていた・・・。
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クリスチャン・ベイル演じるサムが、母親のことで、ずいぶん悩んでいたので、どんな母親が出てくるのかと思ったら、フランシス・マクドーマンドでした(^^)。最初は、そんなに破天荒な感じではなかったけれど、でも、やっぱり実は、なかなかすごい母親でしたーー。あの歳で、若者とともに、音楽を作っているんだからなのかなぁ。突然、Tシャツをあんな事しちゃうフランシスにも、びっくり!(^^;。

クリスチャン・ベイルも、ケイト・ベッキンセールも、普通の男女を演じる姿を久しぶりに見たような気がします。特に、クリスチャンの方は、この頃、尋常じゃない役ばっかりですもんね〜〜(^^)。でも、久しぶりのこんな役も、なかなかセクシーでよかったです(^^)。
ケイト・ベッキンセールは、もっと最初の方で、ガリ勉タイプっぽく演じた方が、後の方の彼女との対比が面白かったんじゃないかと思いました。それにしても、普通の女の子が、あんな事までしちゃうんでしょうかねぇ(^^;。(2005,04,05)

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ジェイン・エア     1996年 イギリス   ドラマ
<監督>フランコ・ゼフィレッリ
<出演>アンナ・パキンウィリアム・ハートシャルロット・ゲンズブール , ジョーン・プロウライト
<内容>両親を亡くしたジェインは叔母の元から、厳しい寄宿学校に入れられる。その後、成長して、ある屋敷に、家庭教師として、雇われることになる。
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恥ずかしながら、原作を読んでいなかったが、久々に、良い映画に出会った。アンナも、とっても上手、大人のジェインも、とても、個性的でよい。ただ、ウィリアム・ハートは、ちょっとイメージ違う様な気もするのだが・・・。(2000.05)

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シェフとギャルソン、リストランテの夜      1996年 アメリカ
<監督>スタンリー・トゥッチ, キャンベル・スコット
<出演>スタンリー・トゥッチ, キャンベル・スコット ,ミニー・ドライヴァー
<内容>イタリアからアメリカンドリームを胸に移民してきた兄弟のプリモと、セコンドは、ふたりでイタリアンレストランをしているのだが、アメリカ人にふたりの料理は、なかなか理解されず、経営難に陥っていた。そんなとき、有名人が、店にやってくることになり、ふたりは、店の命運をかけて、料理の準備をする。
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経営難の店をどうにかしようと奮闘する弟と、イタリア料理の味をかたくなに守ろうとする兄。このふたりを中心に、話が淡々と続く。そして、来店する有名人のために腕によりをかけて作った、料理の数々・・・。この料理をもっと詳しく、見せて欲しかったなぁ。おいしそうなお料理は、見てるだけでも楽しいので・・・。黙ってても分かる兄弟の絆に、心が和みました。(2002.02)

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ジェヴォーダンの獣      2001年 フランス アクション・サスペンス・ファンタジー  
<監督>クリストフ・ガンズ
<出演>サミュエル・ル・ビアンヴァンサン・カッセル 、モニカ・ベルッチ, ジェレミー・レニエ   エミリー・ドゥケンヌ
<内容>フランスのジェヴォーダンで、女と子供ばかり100人以上が惨殺された事件が起こり、その調査に科学者フロンサックが送り込まれた。フロンサックは、兄弟同様のインディアン、マニとともに、調査をはじめ、死体の様子から大きな獣に襲われたと判断するのだが、被害は増えるばかりだった・・・。
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原作を読んだ後、どうしても映画の方を見たくて、急遽借りてきました。美しい風景、魅力あふれるフロンサック、かっこいいマニ。ほとんど、本のイメージそのままで、期待を裏切りません(本を読みながら、思い浮かべていたヴァサン・カッセルとモニカ・ベルッチの配役が、違っていたので、頭を軌道修正するのが、ちょっと大変でしたが・・・。)。特に、二人が、雨の降るジェヴォーダンに着いたシーンなどは、この映画を象徴するかのように美しく、かつまた、不気味でこれから何が起こるのだろうと期待に胸がふくらみます。後半のアクションも、きまっていてよかったです。ただ、あまりにも本のイメージが、鮮烈だったので、この場合は、映画を見てから読んだ方が正解だったかもしれません。何せ、サスペンスなのに、結末が分かっていたので、自分の中で、復習をしているような感じになってしまい、少々残念だったのです。それから、肝心の獣が、一昔前の特撮レベルなので、ちょっとがっかり。ここだけはハリウッドのスタッフを使ってほしかった〜って思うのは、贅沢でしょうか??(2002,10,16)

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シエスタ       1987年 アメリカ サスペンス
<監督>メアリー・ランバート
<出演>エレン・バーキン , ガブリエル・バーン , ジョディ・フォスター , マーティン・シーン , ジュリアン・サンズ , イザベラ・ロッセリーニ
<内容>滑走路近くの草原で目を覚ましたクレア(エレン・バーキン)は、記憶を失っていた。しかし、彼女の赤いドレスは血に染まっていて、何か怖ろしいことをしてしまったらしい。とりあえず街に向かう彼女は、徐々に記憶を取り戻してゆくのだが・・・。
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クレアと同様に、見てる側も謎だらけで映画は始まります。
映画を全体に包み込む雰囲気もこの題名「シエスタ」(午睡)のように、白昼夢的です。
シエスタとは、スペインの南部、アンダルシア地方が起源となる昼寝の習慣です。猛暑の中で働く労働者の知恵なんでしょうね〜。当然、この映画の舞台もスペインです。

記憶を失ったクレアが、混乱したままさまよう現実と、徐々に思い出してくる直前の出来事。全てが謎だらけで、現実感がありません。だいたい、彼女が、夫と計画していたパフォーマンスの、飛行機からのパラシュートなしの落下って、いったいどうしたら生存可能なのでしょうか??(^^;

途中から、これはもしかしたら・・・?と思わせる作りが何ともミステリアスです。ラストで、謎が一気に解けて、なるほどねぇ、となりますが、全部合点がいくわけではないところが、また、なかなかいい感じです。
ただし、全体の雰囲気がけだるいので、くれぐれも、昼食を食べた後に見てシエスタしないように・・・(^^)。

それにしても、エレン・バーキンって、不思議な雰囲気の女優さんですね〜。私が今までで、一番印象に残っているのは、「ボーイズ・ライフ」でレオナルド・ディカプリオの母親役をした彼女なのですが、あの時も、母親なのに、男を頼って生きることしかできない色気たっぷりの役で印象が強かったです。この「シエスタ」の彼女は、もっと幻想的で、官能的で、かつまた、直線的です。ほんとに夢の中の人みたいです。
この映画で、彼女にすっかりまいってしまった?ガブリエル・バーンと、この後、結婚しています。1年後に離婚してるけど・・・。

その他のキャストも豪華です。実は、先日見た「即興曲/愛欲の旋律」で、リスト役をしたジュリアン・サンズ目当てで見たのですが、やっぱり彼。素敵でした〜(^^)。(2003,11,09)

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シェフと素顔と、おいしい時間      2002年 フランス コメディー・ロマンス   
<監督>ダニエル・トンプソン
<出演>ジャン・レノ , ジュリエット・ビノシュ , セルジ・ロペス 
<内容>パリ。ドゴール空港のストで足止めを食ったローズは、大事な電話中にトイレに携帯電話を落としてしまう。困ったローズは、見ず知らずのフェリックスに電話を借りるのだが・・・。
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ほとんど二人の会話から成り立っている映画です。だから、字幕でみていると、言葉や会話の微妙な雰囲気がわからないので、おそらくおもしろさ半減なのではないでしょうか。というわけで、私には少々退屈な映画でした。
題名から、おいしいお料理が、出てくる映画だと期待したのも間違いでしたねーー(^^;。
おまけにジュリエット・ビノシュは、メイクアップアーチストの役なので、メイクがすごく濃くて、はじめは誰だかわからないほどなのでした。何事も過ぎたるは及ばざるがごとしですよね。

ただ、ジャン・レノがホテルのレストランの厨房を借りて料理するシーン(こんなことが実行可能かどうかは別として)、男が料理をする姿は、セクシーでした。こんな風に料理を作ってほしいな〜(^^)。(2004,09,06)

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シェルタリング・スカイ   1990年 イギリス  ドラマ
<監督>ベルナルド・ベルトルッチ
<出演> ジョン・マルコビッチデブラ・ウィンガー , ニコレッタ・ブラスキ 
<内容>アフリカへ旅行に来た夫婦に待ち受ける過酷な運命。
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美しい砂漠。ジョン・マルコビッチの妖しい魅力いっぱい。ロベルト・ベニーニの奥さんが出てたので、びっくり。(1999.08)

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シカゴ      2002年 アメリカ ミュージカル・コメディー  
<監督>ロブ・マーシャル
<出演>レニー・ゼルウィガー , キャサリン・ゼタ=ジョーンズ , リチャード・ギア , クイーン・ラティファ , ジョン・C・ライリー , ルーシー・リュー
<内容>1920年代のシカゴ。スターを夢見るロキシー(レニー・ゼルウィガー)は、キャバレーのマネージャーを紹介してくれるという男と不倫の関係をもっていたが、それが嘘だと知ると、思わず男を射殺してしまう。収監された彼女は、殺人罪で絞首刑になることを恐れ、腕利きの弁護士ビリー(リチャード・ギア)を雇って裁判に臨む・・・。
*****

すばらしい!なんと言っても、キャサリン・ゼダ・ジョーンズがど迫力です。10代からタップダンスを踊っていたというだけあって、歌も踊りも堂々たるものでした。その他、リチャード・ギアも、クイーン・ラティファもジョン・C・ライリーも歌手だったり、舞台経験豊富だったりで歌、踊り、皆すばらしいです。
そこで、ちょっと可哀想なのが、レニー・ゼルウィガーです。彼女も、歌、踊りの特訓をして、普通以上のレベルだと思うのですが、どうしても、他の出演者と比べると見劣りしてしまいます。そこが、可憐さとなって、ロキシーのキャラクターとして生きてくるのかもしれないけれど、私としては、見ていて、ハラハラしてしまいました。特に、キャサリンとの歌とダンスは、他人事ながら手に汗握ってしまいました(^^;。
とはいえ、レニーも彼女ならではのシーンもあります。ギアと共演する腹話術は、見事に完成していてほっと胸をなで下ろすことができました。
ストーリーは、あれ?と思うほど余分な部分を潔くカットしてあって、とてもすっきりしています。適度に笑いもあり、十分楽しめました。エンドロールで歌が流れると、もう一度見たくなること請け合いです。(2003,04,20)

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シカゴ・ドライバー      1999年 アメリカ コメディー
<監督>マリー・シブルスキ
<出演>ポール・ディロンジョン・キューザック ジュリアン・ムーア ジリアン・アンダーソン ジョン・C・ライリー , マイケル・アイアンサイド 
<内容>シカゴの街を流すタクシー運転手のクリスマスの一日。
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タクシー物と言えば、思い出すのは、「ナイト・オン・ザ・プラネット」。あれは、5人のタクシー運転手とお客の、その時限りの触れあいの物語でしたが、こちらの作品は、あるタクシー運転手の一日を追う形です。スキンヘッドで、強面(こわもて)の運転手。でも、この人が、なかなか人間味あるキャラクターでいい味出てました。乗客も、個性あふれる人たち。キャスティングも、ちょっと豪華。でも、あまりにも細切れで、物語とまでいかないところが、ちょっと物足りなかったかな。しつこい睡魔に悩まされつつ見ました(^^;。(2002.02)

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始皇帝暗殺      1998年 中国・フランス・アメリカ・日本 歴史
<監督>チェン・カイコー
<出演>コン・リー 、 チャン・フォンイー 、 リー・シュエチェン
<内容>紀元前3世紀。中国は7つの国が争う戦国時代。秦国の王、政(後の始皇帝)は、中国を統一して争いをなくし、民に平和をもたらそうとしていた。その心を知った彼の愛妾、趙妃(コン・リー)は、彼の野望を遂げさせるため、手を貸そうと決意するのだった。
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壮大な歴史ロマン。冒頭のテロップの「始皇帝と暗殺者が一人の女性を争う」とはどういう事かなと、ここから引き込まれてしまいます。166分の大作ですが、特に前半は、時間の長さを感じさせないすばらしい出来でした。人物設定が面白く、始皇帝も、恋しい女性に指一本触れられないかわいらしさと、統一のために血も涙もない冷酷な戦争を繰り広げる面など、様々な顔を持って描かれています。そしてなんといってもコン・リーがはまり役。芯の強さとかわいらしさとの混在が目を引きつけました。また、国と国との人質のやりとりが、この時代の混迷さを如実に表していて、興味深かったです。(2003,01,04)

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地獄甲子園      2002年 日本 アクション・スポーツ・コメディー   
<監督>山口雄大
<原作>漫☆画太郎
<出演>坂口拓 , 伊藤淳史 , 生田目研人
<内容>甲子園出場を目指す星道高校野球部だったが、予選第1回戦の相手が外道高校に決定したとの報告を受けた校長(永田耕一)は愕然とする。外道高校とは、ルール無用の殺人集団で、星道高校も、3年前の予選で対戦した時、試合放棄に追い込まれた相手だった。悲嘆に暮れる校長は、野球部員のメガネ(伊藤淳史)を、番長グループから助ける転校生、野球十兵衛(坂口拓)を見て、彼を野球部に入れようとするが・・・。
*****

懐かしい?漫☆画太郎原作の実写映画です。この作品は、読んでませんが、彼が、少年ジャンプで鮮烈デビューした「珍遊記」は、読んでました(^^)。あの特徴ある汚らしい画風!怖い物見たさだったんでしょうねぇ(^^)。
映画は、あの汚らしさがちょっと薄れていましたが、実写にしたら、こんな物でしょう(^^)。
前年に公開された、「少林サッカー」の野球版と言ったら、怒られるでしょうか(どっちに?(^^;)。主演の坂口拓も、チャウ・シンチー風です(^^)。
でも、「少林サッカー」を、はるかに凌ぐナンセンスさに笑うやら呆れるやら(^^)。だいたい、野球になってないもんなぁーーー。
番長役も、2回も変わっちゃうし。もう、むちゃくちゃなんだけど、原作が原作でしょうから、こんなものでしょう(^^)。だいたい、彼の原作を映画化すること自体、偉いよな〜(^^)。(2005,01,19)

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地獄甲子園外伝 ラーメンバカ一代       2003年 日本
<監督>山口雄大
<原作>漫☆画太郎
<出演>生田目研人
<内容>無人島で祖母と二人だけで暮らす少年は、死の床にある祖母にラーメンを食べさせようと東京のラーメン店で修行するのだったが・・・。
*****

見てびっくりの、たった8分間のショートフィルムでした(^^)。
どこがどう「地獄甲子園外伝」なのか、理解に苦しむところですが、それはそれ(^^)。
元の「地獄甲子園」より、はるかに、漫☆画太郎氏の作風を映像化しているように思いました。短編ならではの切れ味!(^^)。なんでやねん!と、大阪風につっこみを入れつつ見ると最高です(^^)。(2005,01,19)

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地獄の黙示録      1979年 アメリカ 戦争
<監督>フランシス・フォード・コッポラ
<出演>マーロン・ブランド 、 マーティン・シーンデニス・ホッパーロバート・デュヴァル, フレデリック・フォレスト 
<内容>ベトナム戦争末期、サイゴンに駐留していたウィラード大尉は、新しい任務を命じられた。それは、カーツ大佐の暗殺という、極秘任務だった。カーツ大佐は、異常な行動をとり、今は、カンボジアの奥地で、神のような存在になっているという。ウィーラード大尉は、部下と共に、激しい戦闘の続く川を目的地に向けて上って行く・・・。
*****

やっと見ましたこの大作。ショッキングで、且つまた、美しい映画でした。ワーグナーを大音響でかけながら村を攻撃し、いい波があるからサーフィンをするという、キルゴア中佐。そして、まだサーフィンをするには、森に逃げ込んだベトコンがいるので危険だと、ナパーム弾で、住民の逃げ込んだ森を焼き払ってしまう。いったいどこまでが戦争で、どこまでが虐殺なのか・・・? そして、戦争中においても、今までの生活を強引に持ち込もうとする人たちの心理とは・・・? 彼は、暗殺の極秘命令を出されたカーツ大佐よりも、はるかに狂っていると感じました。カーツ大佐は、むしろ、戦争に対して正常すぎたからこそ、狂ったのでしょうか。ジャングルの中の彼の王国では、多数の死体がぶら下がり、生首が並んでいました。その異様な風景は、確かに狂気を感じさせられ、その中心には、カリスマの彼が君臨しているのです。しかも彼には、刺客をも、とりこにしてしまう魅力があるのです。そんなカーツ大佐をみて、ウィラードのとった行動は・・・。主演のマーティン・シーン。どことなく、「プラトーン」のチャーリー・シーンに似ていると思ったら、親子だったので、これまたびっくり。また、サーフィンのキルゴア中佐、ロバート・デュバルだったのですね。全然気が付きませんでした。また、先日映画を見たばかりのドアーズの曲もオープニングに使われていました。次は、53分あまりのシーンを追加した特別完全版を見たくなりました。(2002.09.28)

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シザーハンズ   1990年 アメリカ  ファンタジー
<監督>ティム・バートン
<出演>ジョニー・デップウィノナ・ライダー, ヴィンセント・プライス , エレン・グリーン 
<内容>手がはさみになっている人造人間の彼は、山の上の屋敷に一人で、住んでいたが、ある日、世話焼きのセールスレディーが、同情して、町に、連れ出したことから、騒動が起こる。
*****

手が、はさみになっていることから起こるさまざまな事件が、笑える。が、結局彼は、山の屋敷に住んでいた方が、幸せだったのだろう。(1999.01)

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Queen Victoria 至上の恋   1997年 イギリス  ロマンス
<監督>ジョン・マッデン
<出演>ジュディ・デンチ、ビリー・コノリー 
<内容>19世紀イギリス。ヴィクトリア女王は、長年連れ添った夫アルバート公を腸チフスで、亡くしてから、3年の間、喪に服し、公務欠席を続けていた。君主制廃止が囁かれ始めたのを心配して、女王の気晴らしのために、馬の世話係ブラウンが、呼ばれる。
*****

夫を失った悲しみから、なかなか立ち直れない女王を救ったのは、身をなげうって、献身的に尽くすブラウンだった。こんな、献身的な愛を捧げられたら、女性は、最高に、幸せなのでは?ちょっと、字幕が、読みにくくって、残念だった。(2000.12)

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仕立て屋の恋      1989年 フランス
<監督>パトリス・ルコント
<出演>ミシェル・ブランサンドリーヌ・ボネール
<内容>仕立屋のイールは人嫌いの変人で、皆に嫌われていた。そんな彼の日課は、向かいのアパートに住むアリスの様子を窓越しにのぞくことだった。そのイールに殺人事件の容疑がかかり、刑事が訪ねてくる・・・。
*****

要するに彼は、気味の悪いストーカーで、覗き魔なのです。相手の女性にしてみれば、これ以上気持ちの悪いことはないでしょう。普通に考えれば、そうなのですが、映画を見ていると徐々に、彼の切ない気持ちが分かってきてしまいます。彼の一途な思いが、ある意味純粋な愛情表現に思えてもきます。そして、ボクシング会場での二人の官能の世界。頭がクラクラしました。でも、相手の彼女は、彼の考えているような女性ではなかった・・・。やはり普通の感性の女性で、彼に近づいたのも、恋人のことが心配だったからだし、恋人のために、彼を利用しようとする。その冷酷さに私も彼も、一瞬絶句します(T_T)。彼は相手を間違ったのでしょうか。でも、彼女のためになら・・・彼は幸せだったかもしれません・・・。(2002,10,15)

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シックス・センス      1999年 アメリカ  サスペンス
<監督>M・ナイト・シャマラン 
<出演>ブルース・ウィリスハーレイ・ジョエル・オズメント トニー・コレット , オリヴィア・ウィリアムズ , M・ナイト・シャマラン , トレヴァー・モーガン
<内容>精神科医マルコム(ブルース・ウィリス)は、ある晩、侵入してきた元患者に撃たれてしまう。そして、翌年の秋、マルコムは再び、心を病む少年、コール(ハーレイ・ジョエル・オズメント)の治療をしていた。コールは、死者の姿が見えると言い張るのだが・・・。
*****

・死者が見えるのでは、怖いし、とっても不幸なことだと思う。でもそれで死んだ人たちに安らぎを与えることができるのなら、それが運命か。(1999.11)
・2回目です。この映画は、最低2回見る映画だと思っていたので、気合い入れて見ました(^^)。それにしても、よく練られた映画ですね〜。レストランのシーンとか、コールの母親との懇談(?)のシーンとか2度目に見るとうまくできていて感心します。そして、ハーレイ少年のあの涙に濡れた、うるうる瞳。あれには、思わず私ももらい泣き(T_T)。結局、コールは、あれで救われたのでしょうか。あのような人生をずっと歩んでゆくのかなぁ。やっぱり可哀想(T_T)。
マルコムを襲った元患者に扮したドニー・ウォールバーグは、マーク・ウォルバーグのお兄さんです。似てるかな?
ところで、2回見て、2回とも不可解だったのは、赤いノブのあの部屋の存在。いったいあれは、何だったのでしょう??(^^;。お解りの方は、映画掲示板、もしくは、メールで、そっと教えてね(^^)。(2003,01,17)

失踪      1993年 アメリカ ミステリー・スリラー
<監督>ジョルジュ・シュルイツァー
<キャスト>キーファー・サザーランド , ナンシー・トラヴィス , ジェフ・ブリッジス , サンドラ・ブロック 
<ストーリー>ダイアン(サンドラ・ブロック)は、ジェフ(キーファー・サザーランド)と、ドライブ中に、突然姿を消してしまう。警察は頼りにならず、ジェフは自力で探し出そうとするが、見つからぬまま、3年がたった。新たな恋人が出来たジェフは、ダイアンのことを諦めようとした矢先、犯人がジェフに接触してきた・・・。
*****

果たして、真相は、どうだったのか。
何か理解しがたいことが起こると、必ず、人は、そう問いかけることでしょう。
この映画は、まさに、真相の追求でした。
私も、そういう状況に置かれたら、真相が分かるまでは、きっと心の平穏は、訪れないとは思います。でも、この主人公、ジェフは、少々常軌を逸していたかも?!
テーマとしては、面白かったですが、いろいろと納得いかない箇所が多くて、残念でした。
納得がいかないのは、
1,犯人の動機が今ひとつ理解できない。宗教観の違いもあるかしら。
2,警察の対応がお粗末。失踪者数が多いので、親身になって探してくれないのかな。
3,あの状況で、普通、珈琲は飲まないでしょうし、飲むのは、おかしいのでは??
などなど。
クライマックスは、ドキドキしましたが、ちょっと都合が良すぎて、TVドラマのサスペンス劇場風な印象でした。
ヒロインのナンシー・トラヴィスもTVドラマの「スティーヴン・キングのローズレッド」の印象が強くて、それも、TVドラマ風なイメージを強めてしまいました。
他の出演者は、豪華ですね〜。
「スピード」でブレイクする前のサンドラ・ブロックが、出ていたので、うれしかったです。彼女って、この頃からちっとも変わってないのね〜〜(^^)。(2006,01,07)

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シッピング・ニュース      2001年 アメリカ   
<監督>ラッセ・ハルストレム
<出演>ケヴィン・スペイシー , ジュリアン・ムーア , ジュディ・デンチ , ケイト・ブランシェット , ピート・ポスルスウェイト
<内容>新聞社のインク係のクオイル(ケヴィン・スペイシー)は、ある偶然から、美しいペタル(ケイト・ブランシェット)と知り合い、子供も生まれるのだが、子供の頃のトラウマから抜け出せない彼に飽き足らない彼女は、男と逃げてしまう。しかし、彼女は交通事故で死んでしまい、子供と共に残された失意のクオイルは、父親の残してくれたニューファンドランド島の古い家に向かう。
*****

とてもちぐはぐな印象を受けた作品でした。映画の印象は、寒々しく、淡々として、孤独な男の癒しの物語のようなのですが、内容的には結構ドラマチックですし、映画的には、単館系向きの映画のようにも思えるのに、それにしては、配役が豪華。
原作は、ピューリッツァ賞と、全米図書賞を取ったらしいのですが、この映画から小説的な面白さは感じられませんでした。読んでませんが、原作の方が面白いのかもしれませんね。 男の癒しと再生、島の秘められた過去と島で起こる不思議な出来事、そして、シッピングニュース、それらがうまく噛み合ってないように感じました。それぞれは、面白かったんだけど・・・。
父親に厳しく育てられたクオイルは、てっきり水の事故で知能が低下したのかと思ったら、そうではなかったんですね(^^;。そして、ほっそりして見えるのに、結構大きなお尻でびっくりしました、ケイト・ブランシェット!!。彼女は、すごい!(^^)
そのほか、さすがの演技のジュディ・デンチ。また出たかのピート・ポスルスウェイト(いや、嫌いじゃないけどね)。(2003,02,26)

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シティー・オブ・エンジェル      1998年 アメリカ ロマンス・ファンタジー
<監督>ブラッド・シルバーリング
<出演>ニコラス・ケイジ, メグ・ライアン
<内容>天使のセス(ニコラス・ケイジ)は、死の間際の人のそばに付き添い、天国につれてゆく役目を担っていた。ある時、彼は、病院で、外科医のマギー(メグ・ライアン)を知り、彼女に恋してしまう。そしてまた、姿を現したセスに、マギーも、恋してしまう。そこで、セスは、天使であることを捨てて、人間になろうと、決心するが・・・。
*****

何かと、評判の悪いこの映画は、87年公開の「ベルリン天使の詩」のリメイクです。「ベルリン・・・」の方は、よりファンタジーに仕上げられていて、一見の価値アリです。前、私が、見た時は、ひたすら退屈な映画で、眠くなって、大変だったのですが、不思議と、いつまでも、心に残る映画でした。もう一回観たいなぁ。一方、この「シティー・オブ・エンジェル」の方は、ロマンス重点になっています。良くできてはいるのですが、やっぱり、ニコラス・ケイジ・・・??(^^;。もうちょっと、さらりとした感じの俳優さんの方が、いいような気がしました。と言って、誰も思い浮かばないのだけれど・・・。天使になれる俳優さんって、そうは、いないですよね(^^)。メグ・ライアンは、いつまでも、キュートで、すばらしい〜〜!(^^)。(2002.01)

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シティ・オブ・ゴッド      2002年 ブラジル 犯罪
<監督>フェルナンド・メイレレス
<出演>アレクサンドル・ロドリゲス , レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ , アリシー・ブラガ
<内容>ブラジル、リオデジャネイロの近くの貧民街「神の街」では、貧困から犯罪に走る子供達が後を絶たない。1960年代には、3人の若者がモーテルを襲い、一番幼いリトル・ダイスは、一人で店の人々を虐殺して姿を消した。彼はその後、リトル・ゼ(レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ)と名前を変えて、街のボスにのし上がってゆく。
*****

彼らのあまりの幼さに、唖然としてしまいました。小学生低学年ほどの少年が、銃を構えるその姿はあまりにも異様です。でも、これは実話をベースにした話なのですから、まさに驚きです。

働いても働いても貧しい暮らしから抜け出ることの出来ない親の姿を見て育った彼らが、街の若きギャング達に憧れを抱いてしまうのは、しかたのないことのようにも見えてしまうところが、また恐ろしいですね。

でも、そんな彼らも、まだ、若く、幼いわけで、数々の失敗もします。憧れていた若いギャング達が、実は、ただのチンピラだったことが分かった時とか、車をうまく運転できずに店につっこんでしまうとか、童貞のブスカベがあともうちょっとで彼女とうまく行きそうだったのに、子供たちに邪魔されて駄目だったとか。それらが、ちょっとユーモラスで、この映画の救いにもなっていました。
ユーモラスと言えば、オープニングの、ニワトリも面白かったですね。見ているこちらがニワトリになった気分にさせられて、思わず、ニワトリに漫画の吹き出しを付けたくなりました(^^)。

神の街のボス、リトル・ゼの他、射撃の名手マネや、リトル・ゼと親友で、ギャングにしてはいいヤツだったベネ。そして、この映画の語り部となっているカメラマン志望のブスカベなど、魅力ある若者達に、焦点を当てながらの物語の進め方は、とても興味を引き立てて、一気に見終わってしまいました。

あまりにも、現実離れした少年や若者たちの血の抗争ですが、ラストには、配役と共に、彼らの顔写真も並べて映ったり、インタビューの模様が映し出されると、これがフィクションではないという現実に引き戻されました。
これは、70年代の話ですが、今、この町は、いったいどうなっているんでしょうか。(2004,07,01)

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シド・アンド・ナンシー      1986年 アメリカ 青春・音楽
<監督>アレックス・コックス
<出演>ゲイリー・オールドマン, クロエ・ウェッブ
<内容>伝説のパンクロックグループ、セックスピストルズのベーシストであった、シド・ヴィシャスと、その恋人ナンシーの出会いから破滅までの実話に基づいた物語。
*****

またまた、何も知らないで見ていたので、「セックスピストルズ」??どっかで聞いたことのある名前だと思いつつ見ていたら、やっぱり、実在のロックグループだったのですね。壮絶でした。破滅型人間の典型のような人でした。実際の彼は、セックスピストルズに入った時には、ベースの弾き方も知らなかったとかいうことなので、それもすごい話です。作中、子供に声を掛けて、名前を言ったとたんに、子供達が逃げ出すシーンがありましたが、実際、それほど悪名高きバンドだったんでしょうね。私は、演じているゲイリー・オールドマン見たさで、見たのですが、これは、彼にぴったりの役でした。しかも熱演です。シドの写真を見ましたが、風体、目つきなど、よく似ていました。また、これほど若いゲイリー(当時27,8才、しかもデビュー作!)の映画を、初めて見たのですが、彼にも、こんな頃があったんだと、驚きと、新鮮さでちょっとクラクラ(^^)。恋人のナンシーと肩を寄せ合っている彼を見ていると、なにやら切なくなってしまいました。シド享年21才でした。(2002.07.17)

死に花      2004年 日本 コメディー・犯罪
<監督>犬童一心
<キャスト>山崎努 , 宇津井健
<ストーリー>高級老人ホームで悠々自適な日々を送っている菊島(山崎努)と、その仲間の老人たち。ある日、仲間の一人、源田(藤岡琢也)が突然亡くなってしまう。そして、彼の遺品から「死に花」と書かれたノートが見つかった。それには、詳細な、銀行強盗の計画が書かれていたのだった・・・。
*****

最近、おじさま、おじいさま俳優好きの私としましては、結構期待していた作品です。
人生の酸いも甘いも知り尽くした、熟年。それなのに、結構お茶目だったり、子供っぽかったりする、この年代の男性の魅力爆発か?!と思ったのですが、結局、小爆発に終わってしまいました(^^)。
斬新なお葬式も、菊島の恋の行方も、銀行強盗も、それぞれ面白いはずなのに、何故か、こじんまりとした感じです。
銀行強盗なんて、もっと面白くなりそうなもんだけれど、ただ黙々と、穴を掘り続ける彼ら。年が年だけに、あんなしんどいことさせたら、危ないのでは?!と、なんだか身体の心配の方が先に気になってしまったのは、残念ですね〜。
人生経験にも長け、お金も、豊富にありそうなんだから、もっと彼らなりにスタイリッシュに強盗して欲しかったなぁ。
一番印象に残ったのは、あれだけ身体を鍛え、計画を立て、男としても頑張っていた菊島の変調でした。あのシーンは、寂しさと、悲しさと、人間の限界を感じさせられて、ほろ苦かったです。

全体的にはパンチ不足でも、味のある俳優さんを揃えているだけあって、ひとつひとつのシーンは、コミカルで、楽しめました(^^)。(2005,12,28)

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死ぬまでにしたい10のこと      2003年 カナダ・スペイン ロマンス   
<監督>イザベル・コヘット 
<出演>サラ・ポーリー , アマンダ・プラマー , アルフレッド・モリナ , スコット・スピードマン , マーク・ラファロ 
<内容>23歳のアンは、失業中の夫ドンと、二人の娘に囲まれて、忙しいながらも幸せな日々を送っていた。しかしある日、腹痛で倒れたアンは、医師から余命2ヶ月の宣告を受ける。アンは、このことを夫にも告げず、自分に残された時間を自分のしたいことに使おうと決心するのだった・・・。
*****

1.娘たちに毎日「愛してる」と言う
2. 娘たちの気に入る新しいママを探す
3. 娘たちが18歳になるまで毎年贈る誕生日のメッセージを録音する
4. 家族でビーチへ行く 
5. 好きなだけお酒と煙草を楽しむ 
6. 思っていることを話す 
7. 夫以外の人とつきあってみる 
8. 誰かが私と恋におちるよう誘惑する 
9. 刑務所にいるパパに会いに行く 
10. 爪とヘアスタイルを変える 

思わず自分の10項目を考えてしまう映画です。
映画の中で挙げられるアンの10項目は、意外とささやかなことでしたね。ささやかなことがかえって、彼女の短すぎる一生を浮き彫りにするようでした。23年しか生きられなかったアンの切なさがこの中にはつまっています。
半分の5項目は、家族に関してのことで、特に、幼くして母を亡くしてしまう娘達への心配りが痛々しいです。

夫以外の男性と付き合ったことがないであろう、若い彼女のささやかな願いには、思わず頬がゆるんでしまいました。
未知のことをしてみたい。死んでしまうなら許されるかもという、彼女、可愛らしいじゃないですか。
しかも、映画には、それにうってつけな人まで登場するのです(^^)。
私は、この彼女のちょっとした冒険が、夫に見つからないかと、見ていてハラハラしてしまいました。もし、見つかってしまったら、せっかくの思い出が修羅場になってしまいそうで怖かったからです。でも、もし、夫に見つかったとしても、この小さな?裏切り行為を許してあげて欲しいのです。夫の方は、彼女が死んでからまた、幸せをつかむことが出来るんですから・・・。
思いを遂げた彼女は、きっと、生きている幸せを感じられたことでしょう。
ただ、相手のリーにとっては、やりきれないことだったでしょうね。だけど、壁を塗り替えている前向きな彼がラストに描かれていて、ホッとしました(^^)。(2004,08,23)

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死の接吻      1990年 アメリカ  サスペンス
<監督>ジェームズ・ディアデン
<出演>マット・ディロン、ショーン・ヤング
<内容>ビルの屋上から落ちて死亡した女性の姉が、妹の死に、疑問を抱く。
*****

昔一度見て、女性が、落ちてゆくシーンが、印象的で、ずっと気になっていた映画。おもしろかった。マット・ディロンは、この映画が、一番いい。(1999.01)

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至福のとき      2002年 中国   
<監督>チャン・イーモウ
<キャスト>チャオ・ベンシャン , ドン・ジェ , リー・シュエチェン 
<ストーリー>失業中のチャオ(チャオ・ベンシャン)は、自分を架空の至福旅館の経営者だと偽って見合いをするのだが、相手の女性に、前夫の連れ子で盲目の娘ウー・イン(ドン・ジェ)を、マッサージとして働かせてくれるように頼まれてしまう。しかたなく、失業仲間の力を借りて、倒産した工場の片隅にマッサージ室を作り、彼女の仕事場を作るのだが・・・。
*****

題名から、ロマンス映画だとばかり思って敬遠していたのですが、全然違う映画だったのでびっくりでした(^^;。ちょっとコメディータッチの感動作です。

映画を見て、まず感じるのは、登場人物のおおらかさ・・・と言うか、いい加減さです(^^)。
主人公も、その友だちも、そして彼のお見合い相手も・・・。
でも、そんないい加減さの中に、優しい心が見えるのがこの映画の何とも素敵なところですね〜。
チャオのためにカネにならない力仕事をやってくれる友だち、そして、盲目の彼女を、一生懸命見守る彼ら。貧しくても、優しい彼らに心が温かくなりました。

盲目の少女を演じたドン・ジェ。彼女は、この映画のために応募してきた5万人の中から選ばれたそうです。映画の中で、18歳となっていましたが、実年齢は、この時22歳。13歳と言われても、信じてしまいそうな華奢な体つきでしたね〜。
でも、彼女の演技は、とても良かったです。幸薄い彼女の中に芯の強さを感じました。そして、彼女の笑い顔は、周りをぱぁ〜っと、明るくさせてくれましたね〜〜。
それにしても、これから、あの人たちは、どうなってしまうのでしょうね。前途多難ですが、なんとか幸せになって欲しいと願わずにいられません。(2005,10,16)

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ジミー/さよならのキスもしてくれない      1987年 アメリカ 青春・ロマンス
<監督>ウィリアム・リチャート
<出演>リバー・フェニックス メレディス・サレンジャー, アイオン・スカイ 
<内容>高校を卒業したジミー(リバー・フェニックス)は、大学進学のためのお金を使い込み、窮地に陥っていた。その上、恋人や、両親ともうまくゆかず、自分の若さをもてあましていた。ついに、彼は、彼女のリサとともにハワイに行こうと決心して、飛行機代を捻出しようとするのだが・・・。
*****

17才のリバーが、17才のジミーを演じています。綺麗な蒼い瞳と、ツンと上を向いた鼻から、目が離せません。青春まっただ中のジミーを、幼さと、大人っぽさの中間で演じている彼を見ると、ある意味、痛々しさを感じてしまいました。23才で亡くなる彼ですが、才能の割に、よい作品に恵まれる事が少なく、本当に、残念でした(T_T)。(2002.03)

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市民ケーン   1941年 アメリカ  ドラマ
<監督>オーソン・ウェルズ 
<出演>オーソン・ウェルズ、ジョセフ・コットン  
<内容>オーソン・ウェルズ25歳の時の作品。新聞王ケーンの生い立ちと、その生涯を「バラのつぼみ」という言葉をキーワードにして、解き明かしてゆく。
*****

この映画は、AFIアメリカ映画ベスト100のトップに輝いた映画です。しかも、この時オーソン・ウェルズ弱冠、25歳とは、驚き!!。でも、もう、さすがに、半世紀も前の映画です。当時としては、映像や、ストーリーが、画期的だったのでしょうが、今の時代の私が、見ると、ちょっと・・・(^^;。でも、モノクロで、光と、陰の使い方が、効果的です。(2001.01)

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ジム・キャリーはMr.ダマー        1994年 アメリカ コメディー
<監督>ピーター・ファレリー
<出演>ジム・キャリー ジェフ・ダニエルズ 、 ローレン・ホリー, テリー・ガー 
<内容>運転手のアルバイトをしていた時に一目惚れをした彼女を追って、ロイドは、相棒のハリーとともにアスペンへ向かう。実は、彼女は、夫を誘拐され、身代金を要求されていたのだが、それも知らずに、2人は、彼女を巡って、騒動を引き起こす。
*****

ジム・キャリーは、そのお笑いの才能は、すごいです。でも、これは、ちょっとまだ、中途半端でした。相棒と2人組って言うのは、彼には、ちょっと、合っていないようです。もっと、彼の独壇場にしたら、おもしろかったかも。この同じ年の「マスク」以降、彼の才能が、映画界でも、花開くのですね。(2001.12)

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シモーヌ      2002年 アメリカ ファンタジー・SF
<監督>アンドリュー・ニコル
<キャスト>アル・パチーノ , レイチェル・ロバーツ , ウィノナ・ライダー , キャサリン・キーナー , レベッカ・ローミン=ステイモス , エヴァン・レイチェル・ウッド , ジェイソン・シュワルツマン
<ストーリー>2度アカデミー賞で監督賞にノミネートされたことのある、タランスキー監督(アル・パチーノ)。しかし、それが短編映画だったために、知名度はなく、我が儘な女優、ニコラ(ウィノナ・ライダー)のために、映画会社からも見放されてしまう。しかし、ある晩、彼は、ハンク(イライアス・コティーズ)と名乗る男に出会い、それから数ヶ月後、彼は、名作をひっさげて、映画界に復帰するのだった・・・。
*****

映画公開時、あまり話題にならなかったので、期待しないで見たのですが、結構面白かったです。
何が良かったかって言うと、やっぱり、アル・パチーノですね〜。うまいです。落ちぶれた映画監督の彼や、シモーヌになりきる彼、そして、追いつめられる彼。いろいろな表情が見事で、思わず引き込まれて、早く、何とかしなくっちゃ!と、見ていてハラハラしたりしました(^^)。

それにしても、ヴァーチャルで、ここまで出来ちゃうなんて、すごいですね〜。実際に、ライブなんて、まだ、無理だろうなとは思うのですが、いつか、実際に、こんな事が起きそうな気もします。
シモーヌ役のスーパーモデル、レイチェル・ロバーツも、どことなく、人間離れした雰囲気を持っていて、ヴァーチャルスターとして、かなり良かったと思います。
何かとお騒がせのウィノナ・ライダーの超我が儘女優も、痛々しかったけど、笑えました(^^)。女優って、すごいなぁ(^^;。

監督は、「ガタカ」のアンドリュー・ニコルです。近未来に起こりそうな事件を描かせたら、この監督の右に出る人は、いないかもしれません。SFなのに、何故か身近に感じてしまいます。ラストも面白かったですね〜。どうするつもりなんでしょう?!(^^)。
そして、監督ったら、このシモーヌ役の女優さんと結婚しちゃったんですね〜。監督と女優さんって、よく結婚するよね。お幸せに〜〜(^^)。(2005,04,04)

下妻物語      2004年 日本 コメディー・青春   
<監督>中島哲也
<キャスト>深田恭子 , 土屋アンナ , 宮迫博之 , 篠原涼子 , 矢沢心 , 生瀬勝久 , 樹木希林 , 阿部サダヲ , 荒川良々 , 岡田義徳 , 小池栄子
<ストーリー>父親が起こしたトラブルによって、関西から茨城の下妻に引っ越してきた桃子(深田恭子)は、ロリータファッションに身を包み、田舎道を闊歩する。そんな彼女が、お小遣い稼ぎのためにはじめたネットショップの商品を見に、バリバリのヤンキー娘、イチゴ(土屋アンナ)がやって来た・・・。
*****

物語の設定がいちいち笑えて、最高です。バカバカしくて、泣けてしまうほど面白いこの設定。この原作者の嶽本野ばら先生って、天才かしらと思ってしまいます。でも、実は、今まで、野ばら先生の本って、読んだことないんですよね。というより、読む気もしなかったっていう方が正しいかしら。でも、でも、やっぱり食わず嫌いって、よくないって事がよ〜く分かりましたよ。

原作も良かったのでしょうが、このキャスティングも、すばらしいです。ロリータファッションに身を包んだ深田恭子の、なんてしっくりした佇まい!お人形のように可愛い彼女が、ますますお人形に見えてしまいます。で、その割に性格が、意外とあっけらかんと強気なところが、またいいんですね〜。
また、”原付”暴走族バイクを華麗に乗りこなし、しゃべるたびにツバを吐きまくる土屋アンナのなんと、はまっていることでしょう。なかなかこんなにヤンキー娘がはまる女優さんも少ないんじゃないでしょうかね。迫力満点で、そして、ちょっとぬけていて、とっても可愛いです。
彼女は、この演技で、ブルーリボン新人賞を獲得していますが、それも、うなずけますね〜。
他のキャストも、皆、それぞれ適役で、これまた、いいんですよ〜〜。
ラストの深田恭子が、もうちょっと迫力あったら、もっと良かったんだけど、まあ、それでも、精一杯やっていたと思います。
どこがどんな風に面白かったかを、いちいち挙げていくときりがないので、騙されたと思って、一度見てみてくださいませませ。(2005,12,30)

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シャーロット・グレイ      2001年 イギリス・ドイツ・オーストラリア 戦争・ロマンス   
<監督>ジリアン・アームストロング
<出演>ケイト・ブランシェット , ビリー・クラダップ , マイケル・ガンボン
<内容>1943年、第2次大戦下のロンドン。シャーロット(ケイト・ブランシェット)は、列車の中で知り合ったリチャードに誘われて、パーティーに出かけ、ピーター(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)と出合い、恋に落ちる。しかし、パイロットのピーターは戦場に送られ、フランスで消息を絶ってしまう。彼に逢うために、シャーロットは諜報員の訓練を受け、フランスに潜入する・・・。
*****

余りにも簡単にスパイになってしまうのでびっくりしました(^^;。当時は、こんな風だったのかな??でも、きっともっとスパイ養成の部分があったはずですよね。だって、パラシュートで適地に単身乗り込むんですもの。私にはちょっと出来そうにありません(^^;。
それに、フランス語が堪能で、スパイになったはずなのに、フランスに行っても、普通に英語で喋ってる事に違和感がありました。英語で喋って大丈夫なの?と見ていてすごく心配でした(^^;。
また、行方不明になった恋人に会うためにスパイになるという動機も、余りにも無謀のような気がします(^^;。
でも、主演のケイト・ブランシェットが、すばらしくうまく、硬質で一途な女性を演じる彼女に感情移入できて、感動しました。
初めての仕事で、実際に目の前で連絡員が連行され、その後、殺されたことを知る彼女の怯えが、ひしと伝わってきます。その事で、一気に彼女の緊張が高まり、またラスト近くには凛とした表情になってゆくのが印象的です。銃を構えた彼女の毅然とした姿はしびれますねぇ。
子供たちとの生活や、ジュリアンやその父との心の繋がりなど見所満載で、最後まで一気に見せてくれました。
フランスの風景が美しいのもよかったです。(2004,05,30)

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シャイン   1995年 オーストラリア  ドラマ
<監督>スコット・ヒックス
<出演>ジェフリー・ラッシュノア・テイラー 
<賞>アカデミー主演男優賞 <内容>実在の天才ピアニスト、デビッド・ヘルフゴットの半生を描いた感動作。父親に、ピアノの英才教育を受けて育ったデビットは、精神をやんでしまう。
*****

精神をやんだピアニストをジェフリー・ラッシュが、すばらしい演技で、演じきった名作。ラスト近くの久しぶりのリサイタルには感動した。(1999.02)

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ジャスティス      2002年 アメリカ 戦争・サスペンス   
<監督>グレゴリー・ホブリット
<出演>ブルース・ウィリス , コリン・ファレル , コール・ハウザー , ライナス・ローチ , テレンス・ハワード , サム・ワーシントン
<内容>第二次大戦下、ドイツ軍の捕虜となったハート中尉(コリン・ファレル)は、ムースブルグ捕虜収容所に送られた。その後、しばらくしてから、ふたりの黒人の航空隊員が入所してきたため、あからさまな人種差別が収容所内で起こり、ついには、殺人事件にまで発展した。事件に疑問を抱くハートは、被告の弁護を担当するのだが・・・。
*****

戦争映画はちょっと苦手なので、戦争を描いた映画の多さが身にしむ今日この頃です(^^;。
でも、それはそれで、色々な物語があり、やはり戦争は、人間を描くには、いい題材になっているのだと、つくづく思うのですが・・・。

今回のこの映画は、ドイツの捕虜になった米兵の話です。もちろん、収容所と言ってもユダヤ人収容所とは、全然違います。国際法によって、捕虜の人権が守られていたからです。
何万人という規模の捕虜が集められた収容所は、もうそれ自体が、アメリカ軍隊そのもので、軍の上下関係はもちろん、人種間の差別まで、まるで、アメリカを凝縮したような形で表現されていました。

その上、ストーリーは、ハート中尉の経歴から親子関係、ドイツ軍の収容所を統率する人の話までたくさんの要素を詰め込んでいて、少々お腹いっぱい感がありましたね(^^;。まあ、あまり単純なものよりも、人物の背景が分かって、それはそれで、面白かったですけど。

しかし、ラストがドタバタでしたねぇ。
ハート中尉のあの行動は、唐突で、味方までも危険に陥れるものでびっくりしました。、それに対するドイツの反応も、過敏過ぎて、えぇっ!なんで??と思ってしまいました。
また、最初からブルース・ウィリス演じるマクナマラ大佐の存在が少し謎めいて描かれています。いったい彼は、何者で、何を考えているのか。誰の味方で、誰の敵なのか?
まあ、サスペンスフルで面白かったですけど。でも、ちょっと納得いかないところもありました。


マクナマラ大佐の爆薬工場爆破計画。これは、秘密工作のように言われていましたが、本当は、上官だけの脱走の計画のついでだったとしか思えません。だって、35人もの人数は、いらないでしょう。そして、彼が、最後に戻ってきたのは、ハート中尉の最後の言葉を聞いたからで、あれがなかったら、まんまとそのまま逃げたのではないかと私は思うのですが、どうでしょうか?ということは、ラスト、ヒーローのように死んだようにみえる彼は、実は、黒人を犠牲にして自分たちだけ逃げようとしたゲロゲロ上官ということで、ちょっと許し難いよね。それに、ドイツ軍の方も、それまで、民主的に裁判なんてしていたのに、急に処刑するなんて大騒ぎして変。でも、あそこですぐに「処刑!」としないと、ラストのハート中尉の絶体絶命シーンや、マクナマラ大佐のカムバック!というドキドキ感が出ないんだよね(^^)。(2004,01,17)

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ジャスト・マリッジ      2003年 アメリカ コメディー・ロマンス   
<監督>ショーン・レヴィ
<キャスト>アシュトン・カッチャー , ブリタニー・マーフィ 
<ストーリー>ひょんな事から出会ったトム(アシュトン・カッチャー)と、サラ(ブリタニー・マーフィ)の二人は、周囲の反対を押し切って結婚。そして、あこがれの新婚旅行へと旅立つのだが、次々と起こる最悪なハプニングに二人は・・・。
*****

「ゾルタン★星人」で、すっかりファン?になったアシュトン・カッチャー主演のラブコメです。
新婚で、熱々のハネムーンのはずが、次から次に不幸が押し寄せる二人。かわいそうで、面白くて、楽しかったです〜(^^)。
最初のうちは、降りかかってくる最悪なアクシデントも、二人いっしょならば、楽しい出来事に変わってしまう。それって、よく分かります(^^)。どんなことでも、二人なら、かえって、面白かったりするんですよね〜〜。それなのに、それが度重なってくると、だんだん、険悪になってきて、結局ケンカ。これも、よく分かります。しかも、新婚旅行ですよ。女の子には、それなりの夢がありますもんね〜〜。
でも、帰りの飛行機の搭乗前の、○○検査は、アシュトン君、かわいそうすぎましたーーー(^^;。私は、あそこで、決定的になったと思いましたね〜〜(^^)。あの一言は、サラのすごい悪意を感じました。
でも、人の不幸は、蜜の味。どんどん不幸になっていく二人を見ているのが、楽しかったです〜〜(^^)。オープニングの二人の仲の悪さなんて、最高に面白かったですよ。性格悪いね、私は・・・(^^)
ラストは、もちろんそのままでは終わりません。それに、モデルだったことが納得できる素敵なアシュトン君も見る事ができたし、満足の一作でした。
やっぱり、アシュトン・カッチャーは、コメディーが似合ってますね〜〜(^^)。(2005,06,06)

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ジャッカル      1997年 アメリカ アクション・サスペンス
<監督>マイケル・ケイトン=ジョーンズ
<出演>ブルース・ウィリス, リチャード・ギア, シドニー・ポワチエ, ダイアン・ヴェノーラ, J・K・シモンズ  
<内容>ロシア・マフィアの弟がFBIの手入れで死亡した。怒ったボスは、殺し屋ジャッカル(ブルース・ウィリス)を雇い米国要人の暗殺を依頼する。標的になったFBI長官を守るため、捜査官のプレストン(シドニー・ポワチエ)は、ジャッカルの顔を知る女性の居場所を突き止めるため、元IRAで、今は囚われの身となっているデクラン(リチャード・ギア)に協力を要請するが・・・。
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「ジャッカルの日」のリメイクだそうです。と言っても、私は、オリジナルを見ていないので、ただのアクション映画でしたが・・・。
この頃のブルース・ウィリス(今もですが)は、大作映画にたくさん出てる時期です。又、ブルースか!(^^;と、思った記憶がかすかにありますね。
リチャード・ギアのテロリスト・・・(^^;。これが、一番、引っかかりました。彼が笑うと、やっぱりラブロマンス系の笑顔なんですね〜。もちろん、こちらの、思いこみがあってのことですが。
ロシアの女性捜査官役のダイアン・ヴェノーラは、凛々しくて、かっこよかったです。
ブルース・ウィリスの七変化も、見ていて楽しかったです。髪の色を変えるだけで、ずいぶんイメージが変わりますね。髪型の変化の映画というと、「ストーリー・オブ・ラブ」も面白かったですね。こちらは、ラブコメでしたが、ミシェル・ファイファーと彼の変化が面白かったです。
それから、先日見た「隣のヒットマン」。この映画の後に見れば、2倍面白かったでしょう、残念なことをしました。(2003,01,12)

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ジャッキー・ブラウン       1997年 アメリカ 犯罪・スリラー
<監督>クエンティン・タランティーノ
<キャスト>パム・グリア , サミュエル・L・ジャクソン , ロバート・フォスター , ブリジット・フォンダ , マイケル・キートン , ロバート・デ・ニーロ , クリス・タッカー 
<ストーリー>スチュワーデスのジャッキー・ブラウン(パム・グリア)は、ある日、空港で大金を所持していたことで逮捕される。職を失うことを恐れたジャッキーは、武器密輸人のオデール(サミュエル・L・ジャクソン)を警察に売ることで、窮地を脱しようとするが・・・。
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面白かったです〜。
監督は、クエンティン・タランティーノです。
彼らしく、映画自体は長めなので、前半は、ずいぶんウトウトしてしまいましたが、後半は、もう面白くて、面白くて(^^)。こういうクライムサスペンスは、ラストまで気を抜けないので、ハラハラし通しでした。

そして、タランティーノの映画らしく、配役が、豪華且つ奇抜です。
気をつけて見ていないと、クリス・タッカーも、ブリジット・フォンダも、見逃しそうでした。
サミュエルも抜け目ない密輸商をうまく演じてますし、デ・ニーロなんて、ほんとに、いいです。こんな冴えないおっさん役にどうして彼を??と途中まで思っていましたが、あの切れ加減は、彼ならではですね〜(^^)。
主演のパム・グリアは、知らない女優さんでしたが、年頃と言い、物腰と言い、この主役にぴったりでした。

ラストは、キル・ビルを思い出させるカットでした。最後の最後までタランティーノらしくて、楽しませてもらいました。(2005,09,05)

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ジャック・サマースビー      1993年 アメリカ サスペンス
<監督>ジョン・アミエル
<出演>リチャード・ギアジョディ・フォスタービル・プルマン , R・リー・アーメイ 
<内容>南北戦争で戦い、収容所に収容されていたジャックが、6年ぶりに戻ってきて、村は喜びに沸き立った。北軍に荒らされた土地を立て直そうと、ジャックは、村の人たちを集めて、たばこづくりに専念する。しかし、妻のローレンは、ある疑惑を持っていた。
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後半から、ぐっとおもしろくなりました。ラストは、泣けます。どうしようもない事実・・・。でも、何故か、前半は、時間のたつのが遅かったです。後半を盛り上げるための技なんでしょうか???前半からでも、盛り上げ方があったでしょうに・・・。原作を読んでみたい。この映画のような、ジョディー・フォスターの愛情あふれる演技って、珍しいです。いつも、孤高の人っていう役が多いような気がします。でも、こういう役も、とってもいいですね。あの青い瞳、きれいでした。(2001.12)

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シャドー      1994年 アメリカ アクション・ファンタジー
<監督>ラッセル・マルケイ
<出演>アレック・ボールドウィン , ジョン・ローン , ペネロープ・アン・ミラー , イアン・マッケラン , ティム・カリー 
<内容>ニューヨークに住むラモント(アレック・ボールドウィン)は、実はシャドーと名乗るダークヒーローだった。彼は、姿を消し、人の記憶を操って、悪を退治していたが、ある時、ジンギス・ハーンの末裔(ジョン・ローン)が現れ、世界征服を企てていることを知り、その阻止に乗り出す・・・。
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アメコミみたいなヒーローだと思ったら、1930年代に流行ったラジオドラマのヒーローだそうです。
どうもこの手のヒーローものは、苦手です。

主演のアレック・ボールドウィンは、タキシードはよく似合いますが、他の格好は、「アレック・ボールドウィン!!」という、押し出しの強い大きな顔がちょっと邪魔ですねぇ。アクションヒーローには見えません。
それにシャドー自体、姿を消せても、足跡が消せなくて、ねらい撃ちされたり、ちょっとヒーローとしては弱すぎかな。
その上、いくら30年代とはいえ、ジョン・ローンのあの格好で、ニューヨークの街を歩いたら、ちょっと変でしょう・・・(^^;。
それに、博士の娘のマルゴが、あんなドレスで、チャラチャラしてるし・・・。まあ、男性の目の保養のためには必要なカットなんでしょうけどね(^^)。

ロウテクの時代での情報のやりとりとか、シャドーの屋敷のからくりとか、ちょっと面白いというか、懐かしい雰囲気でした(^^)。(2004,03,11)

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シャドウ・オブ・ヴァンパイア      2000年 アメリカ ホラー   
<監督>E・エリアス・マーヒッジ
<出演>ジョン・マルコヴィッチ , ウィレム・デフォー , ケイリー・エルウィズ , キャサリン・マコーマック
<内容>1922年にドイツで作られた映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」の撮影において、監督のムルナウ(ジョン・マルコヴィッチ)は、自分で見つけてきた本物の吸血鬼を、俳優シュレック(ウィレム・デフォー)として、吸血鬼役に使う事を思いつく。その代償に監督は吸血鬼とある契約をしていた・・・。
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1922年、今から80年あまり前の映画撮影風景が面白かったです。もちろん白黒で、サイレント映画。撮影中に監督が、その場の雰囲気や、登場人物の感情をナレーションしながら、俳優に演技を指導していました。カメラは、手回し。やっとスローモーションの技術が出来はじめた頃らしいです。俳優は、セリフがない代わりに、眼を強調したメイクで大げさに演技するんですね。
映画に出演している吸血鬼であるシュレックも、ちゃんと監督の言うとおりにするのだから面白いです。ウィレム・デフォーのシュレック、最高です。見かけも、とがった耳に、異様に長い爪、そして、不気味な顔。当時のメイク技術からいったら、ひと目で本物と分かってしまいそう(^^)。その彼の語る吸血鬼の悲哀、人間との約束を彼なりに一生懸命果たそうとするけなげさ、泣けますねぇ。彼が憧れ(?)のグレタの前でソワソワする所も最高です(^^)。アカデミー賞にノミネートされただけのことはあります。
ただ、映画自体は、そんなに面白くも、怖くもありません。どっちかというと、滑稽ですね。人間に雇われた吸血鬼は、面白くないと言うことかな・・・?
グレタ役がキャサリン・マコーマックだなんて、全然気がつかなくって、あ〜ら、びっくり!(^^;。
ちなみに、この元の映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」は、実在する映画で、当時、吸血鬼を演じた俳優マックス・シュレックが、あまりにも見事に演じたため、本物の吸血鬼ではないかと噂が立ったそうです。そして、この映画は、「実は、その噂は、本当だったのだ。」という映画です。(2003,03,06)

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シャフト      2000年 アメリカ アクション
<監督>ジョン・シングルトン
<出演>サミュエル・L・ジャクソン , ヴァネッサ・ウィリアムズ , ジェフリー・ライト , クリスチャン・ベイル , トニー・コレット
<内容>刑事ジョン・シャフト(サミュエル・L・ジャクソン)は、黒人殺害の容疑者としてウォルター(クリスチャン・ベイル)を逮捕するが、裕福なウォルターの父親の力で保釈されてしまう。その後、国外に逃亡していたウォルターは、またアメリカに舞い戻って来たところを再びシャフトが逮捕する。が、またもや金の力で保釈となってしまい、シャフトは、警察の力に限界を感じるのだった・・・。
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なんとなく、釈然としない映画でした。
サミュエル・L・ジャクソンのシャフトは、かっこいいのですが、そのかっこよさを強調するあまり、犯人逮捕もスタンドプレーだし、現場での目撃者確保も出来ない。刑事を辞めたはずなのに、刑事並みの権限で活躍する彼・・・。一般市民があんなに人を殺していいもんでしょうか??それとも、「刑事を辞める」って言うのは彼の口癖で、そんな気はさらさら無く、まわりも、それを容認してるとか?うぅん、わからん・・・。
もう一つ分からないのは、ウォルターがまたアメリカに舞い戻ってきた理由。逮捕されるのは分かっているはずなのにねぇ。
あと、ジェフリー・ライトの性格付けがちょっと曖昧でした。ウォルターとの駆け引きなど、あんまり麻薬の元締めの怖さがなくて、チンピラに見えました。
脇で一番光っていたのはクリスチャン・ベイル。どうしようもない金持ちの不良息子は、彼にぴったりで、はまり役です。
その他のキャストも豪華で楽しめます。娯楽作品として、突き詰めることなく気楽に観ればいいのかも。(2003,06,22)

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シャレード      1963年 アメリカ  サスペンス
<監督>スタンリー・ドーネン 
<出演>オードリー・ヘップバーン、ケイリー・グラント, ジョージ・ケネディ 
<内容>殺された夫の隠した大金を巡って起こるサスペンス。
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オードリー・ヘプバーンは、一体誰を信じたらいいのか?ドキドキハラハラの楽しい映画。ヘンリー・マンシーニの音楽が、すばらしい。(2000.07)

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シャロウ・グレイブ      1995年 イギリス サスペンス
<監督>ダニー・ボイル
<出演>ユアン・マクレガー , ケリー・フォックス , クリストファー・エクルストン 
<内容>広くておしゃれなアパートで共同生活を送るアレックス(ユアン・マクレガー)、デヴィッド(クリストファー・エクルストン)、ジュリエット(ケリー・フォックス)の3人は、4人目のルームメイト募集をしていた。しかし、やっと決まった新しい同居者ヒューゴは、部屋に大金を残したまま、死んでしまう。そこで、3人は、死体を、そして、この大金をどうするか考えるのだった・・・。
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ダニー・ボイル監督の劇場版映画デビュー作です。評判は聞いていたのですが、やっぱり面白かったですね〜。
この後、この監督は、「トレインスポッティング」「普通じゃない」と立て続けにヒットを飛ばし、「ザ・ビーチ」でこけるのですが、また、最近「28日後・・・」で、復活しましたね。
「ザ・ビーチ」は、いったい何だったんだろうと、改めて考えてしまいますねぇ(^^;。

何しろ、映像がおしゃれです。圧倒的に広い部屋(部屋の中で自転車に乗れるなんて!!(^^;)、そして、色々な色に塗られたドア。このドアが、印象的でしたね。部屋の中の映像には、様々な色に塗られたドアが写し込まれていました。
そして、謎めいた人物たち。はじめは、何の説明もないので、どんな人なのか、ちっとも分かりませんでした。

しかし、起こる出来事は、単純明解です。
死んだ男が大金を持っていたから、死体を始末して金だけ頂く・・・。でも、世の中、そんなに甘くないですよね〜(^^)。
それによって、ただでも神経質なデヴィットが、おかしくなってしまうのです。
このおかしくなり加減も、予測がつかなくて、怖いです。
大金をつかんだら、さっさと等分に分けて別れるのが一番というのが、この映画を見て得た私の教訓です(^^)。

そして、ラスト。
滑稽でもの悲しいこのラスト、好きですね〜。そして、誰も得をしなかった・・・。世の中、そんなものですよね(^^)。
ユアン・マクレガーも、劇場公開映画デビュー作らしいのですが、演技がうまいなぁと改めて思いました(^^)。

「シャロウ・グレイブ」とは、「浅い墓」。これは、「浅はか」にも通じそうですね〜(^^)。(2003,10,24)

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シャンドレイの恋      1998年 イタリア ロマンス
<監督>ベルナルド・ベルトルッチ
<出演>デビッド・シューリス タンディ・ニュートン
<内容>教師だった夫が政府に逮捕されてから、シャンドレイは、アフリカから逃れてある家で家政婦をしながら、医師を目指していた。その家の主は、孤独なピアニストで、彼は、シャンドレイを愛するが、シャンドレイは、その愛を受け入れられない。
*****

全般にセリフの少ない映画なのですが、特に、はじめの数分は、ほとんど映像と音楽だけの映画です。セリフのあふれた、ハリウッド映画に慣れていると、この、説明の何にもない世界が、何とも、不安でした。特に、あのアフリカの歌が、ちょっと恐ろしいぐらいに迫ってきます(^^;。それも、シャンドレイの新しい世界が見えてくると、落ち着いてきます。ちょっと不気味なピアニストの愛の表現も、見ているうちに、心温まるものになってきます。ピアニスト役のデビット・シューリスは、不思議な役者で、どんどん昔より若返っているような気がします。そして、シャンドレイ役のタンディー・ニュートン。彼女は、幼くも、不細工にも、美しくも、妖艶にも見える女優さんでした。西洋の音楽を嫌う彼女のために、ピアニストが、アフリカの音楽と、西洋の音楽が融合した曲を奏でるのが、印象的でした。(2002.02)

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ジャンヌ・ダルク   1999年 フランス・アメリカ  ドラマ、歴史
<監督>リュック・ベッソン 
<出演>ミラ・ジョボビッチ ジョン・マルコビッチフェイ・ダナウェイダスティン・ホフマンヴァンサン・カッセル , ジーナ・マッキー , デズモンド・ハリントン
<内容>100年戦争下、イギリス軍に、肉親を殺されたジャンヌは、神の声を聞き、自分が、神の使者であることを知った。そして、王の許しを得て、フランス軍を率いて、イギリスに侵略されつつあったフランスの領土を奇跡的に、奪還したのだが・・・。
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祖国のために闘い、勝利を収めたにもかかわらず、彼女の最後は、哀れです。そんなジャンヌを、ミラ・ジョボビッチが、好演しています。彼女、あんまり私としては、好きではないのに、この作品といい、フィフス・エレメントといい、なかなか、印象に残る演技をしますね。テンションの上がりっぱなしのジャンヌを、力一杯演じていて、好感が持てます。戦争に疲弊した兵士たちには、彼女のテンションの高さと、伝説が、何よりの力になったのだと思います。それにしても、ラストは、かわいそう(T_T)。(2001.03)

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シャンハイ・ナイト      2003年 アメリカ アクション・アドベンチャー・コメディー   
<監督>デヴィッド・ドブキン
<キャスト>ジャッキー・チェン , オーウェン・ウィルソン , ドニー・イェン , ジェマ・ジョーンズ 
<ストーリー>19世紀末、中国。紫禁城に盗賊が侵入し、皇帝の証である”龍玉”が持ち去られ、守っていたチョン(ジャッキー・チェン)の父親が殺された。訃報を聞いたチョンは、ロン(オーウェン・ウィルソン)とともに、盗賊団が向かったロンドンへと旅立つのだった。
*****

相変わらず、ストーリーは、あってなきがごとしですが、今回は、イギリス名所巡り付きのアクション映画になっていました。
私は、前作の「シャンハイ・ヌーン」の時よりも、さらに、オーウェン・ウィルソンが好きになっていたので、それなりに楽しめました。
とは言っても、まあ、気軽に、TV放送時に、吹き替えで、見るぐらいがちょうどいいかなって感じでしょうか。
ジャッキー・チェンのアクションも、少々見飽きた感がありますも、見ていると、やっぱりすごいなぁと思います。
お楽しみのNGシーンを見ると、身体を張ったアクションが痛そうで、思わず、顔をしかめてしまいますねぇ。でも、オーウェン・ウィルソンのNGがもっとあったはず(と決めてかかっている)なのに、思ったより少なかったです。彼のアクションNGをもっと見たかったなぁ(^^)。(2005,03,21)

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シャンハイ・ヌーン      2000年 アメリカ アクション     
<監督>トム・デイ
<出演>ジャッキー・チェン 、 オーウェン・ウィルソン ルーシー・リュー
<内容>1881年、中国の紫禁城からペペ姫(ルーシー・リュー)がいなくなった。アメリカ、ネバダ州についた姫は、実は、身代金目当ての誘拐だったことに気がつく。中国は、4人の精鋭をアメリカに送り込んで、姫奪還を目指すが、アメリカで、列車強盗にあい、チョン(ジャッキー・チェン)だけが、はぐれてしまう。一人ネバダを目指すチョンは、途中で、列車強盗のロイ(オーウェン・ウィルソン)に再び出会い、二人の、珍道中が始まる。
*****

中国の近衛兵が、皇帝に、絶対服従というのと、自由の国アメリカの対比が設定としては面白いんだけど、何故か退屈してしまいました。ジャッキーと、オーウェン、この二人、息が合ってるのか、いないのか・・・? アクションシーンも、もう見慣れた感じ。エネミーラインに主演したりと、売れ筋のオーウェンが、ロバート・レッドフォードに似ていて、ちょっといいかも(^^)、と思ったり、鼻が曲がってるのは、殴られたせいかしらと思ったり、他のことばかりが気になってしまって、残念(^^;。(2002.04)

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シュウシュウの季節  1998年  アメリカ  ドラマ
<監督>ジョアン・チェン 
<出演>ルールーロプサン 
<内容>女優のジョアン・チェン初監督作品。文化大革命末期の中国では、都会の学生を農村へ送り込む政策がとられていた。それによって、肉親と離ればなれになった少女シュウシュウは、放牧を勉強するために、チベットの男ラオジンのもとで、共にテント生活を送ることになる。
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切なく、悲しい恋物語です。前半の、シュウシュウの都会での生活は、ほのぼのした青春ドラマです。そして、農村に送られて、ラオジンとの生活が始まり、ここでも、彼女と、彼との関係が、ほほえましくって、なかなかいいです。始めは、胡散臭いおっさんのラオジンも、シュウシュウを、見守る目が温かくて、だんだんステキに思えてくるから、不思議です。その後、どんどん彼女が、不幸になっていくのを見るのは、辛かったです。アメリカで、制作されたって事は、やっぱり、政策の失敗を描く映画は、中国では、撮れなかったって事でしょうか・・・。(2001.04)

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自由な女神たち   1997年  アメリカ  ドラマ
<監督>テレサ・コネリー 
<出演>クレア・ディーンズガブリエル・バーンレナ・オリン
<内容>ポーランド移民の一家、彼らは、両親を中心に、子供たち5人、そして、孫を加えた大家族で、楽しく、にぎやかに暮らしていたが、実は、夫は、妻の浮気や、娘の夜遊びに、心を痛めていた。
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とっても、いい雰囲気の、ホームドラマです。ちょっと、見慣れたドラマと、違う感じがするのは、ポーランド移民の、強烈な個性のせいか、それとも、優等生的な人物が、一人も出てこないせいなのか・・?ガブリエル・バーンが、めずらしく、普通の男の役で、とっても、いい感じです。こんなお父さんが、欲しい(^^)。色っぽいレナ・オリンも、明るくて、迫力あって、それでいて、不倫なんかしてて、複雑なんだけれど、いい味出てます。クレア・ディーンズも、ちょっと、不良がかった、娘を、好演しています。ネタばれ感想が、映画掲示板過去ログにあります(^^)。(2001.02)

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十二夜   1996年 イギリス  コメディー
<監督>トレヴァー・ナン
<出演>ヘレナ・ボナム・カーター、イモジェン・スタッブス、 トビー・スティーヴンス 
<内容>シェークスピア。船の遭難で、お互い死んだと思っていた、うり二つの双子の兄妹の物語。
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なかなか面白い話だったが、妹の方は、男装しても、どうしても、女にしか見えなくて、違和感があった。しかも、さすがにシェークスピア、何度も寝た(^^;。

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ジュエルに気をつけろ!      2001年 アメリカ コメディー     
<監督>ハラルド・ツワート
<出演>リヴ・タイラーマット・ディロンジョン・グッドマンマイケル・ダグラス, リチャード・ジェンキンス  
<内容>バーテンのランディーは、深夜、店を閉めて帰る途中で、レイプされそうになった女性ジュエルを助け、家に連れて帰る。美しいジュエルにすっかりメロメロになったランディーだったが、実は、ジュエルとその男にだまされていて、店の売上金を強奪されそうになるのだが・・・。ジュエルに出会った男3人の悲喜劇。
*****

面白かったです。しかも、リブ・タイラーが、とっても綺麗。今までの彼女のイメージとは、全然違ってて、男を手玉に取る小悪魔的な魅力がいっぱいでした。しかも、とってもセクシー(^^)。男達が、彼女の思うがままになってしまう滑稽さもなかなかの物でした(^^)。ラスト近くに使われた音楽も意表をついてて、面白かった(^^)。殺人事件の絡んだところは、コメディーと言うことで、深くつっこみを入れず、軽く流して見ましょう。(2002.06)

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呪怨      2002年 日本 ホラー   
<監督>清水崇
<出演>奥菜恵 , 津田寛治 , 伊東美咲 , 栗山千明
<内容>福祉センター所属の介護ボランティア、仁科理佳(奥菜恵)は、職員に頼み込まれて、徳永家に出向いた。家の前で、異様な雰囲気を感じた理佳は、その家でただ独りで住んでいる老女、幸枝の身の回りの世話を焼くのだが、封印された2階の押入で、男の子が閉じこめられているのを発見する・・・。
*****

恐怖のてんこ盛りでした(^^;。
最近、何故か、ホラー映画が、前より怖くなってきた私ですが(^^;、この映画の、各種の怖さには、もう苦笑いしながら怖がっていましたーーー(^^;。
見た晩は、本当に夜が怖くて長かったーーー(^^;。
押入の恐怖、洗髪の恐怖、鏡の恐怖、ゾンビの恐怖ーーーー(^^)等々、あらゆる恐怖が、ここにあります(^^)。
でも、何となくユーモラスでもあるんですよね。
この映画で一躍有名になったあの白塗りの男の子も、なんか、座敷童のようで、可愛いし(^^)。
私が一番怖かったのは、寝ているところを見下ろされている構図。これは、寝ていて、ハッと目が覚めた時には、恐怖ですーーー(^^;。特に、こんなに暑い夏、夜は暑さで何回も目が覚めるので、ほんと、怖いーーー(^^;。
でも、やっぱり、夏は、ホラーを見なくっちゃですよね〜〜(^^)。(2004,07,24)

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呪怨2      2003年 日本 ホラー
<監督>清水崇
<出演>酒井法子 , 新山千春 , ダンカン
<内容>ホラークイーンと呼ばれる女優、原瀬京子(酒井法子)はTVのホラー番組での収録を終え、婚約者の将志(斎藤歩)の運転する車で帰る途中に、猫を轢いてしまう。そのまま立ち去った二人だったが、その直後、事故を起こして将志は意識不明になってしまう。京子は、軽傷ですんだのだが、事故のショックで、流産してしまうのだった・・・。
*****

「呪怨」で話題になった全身白塗りの俊雄と、その母、伽椰子の巻き起こす恐怖の数々・・・。でも、今回は、前作よりも、全然怖くありませんでした。前から、白塗りの男の子は、怖いと思わなかったので、何回出てこられても、ちっとも怖くなかったです(^^)。
前作のように、恐怖の博覧会のように、いろんな怖さが出てきた方が、よかったですねーー。
今回一番怖かったのは、新山千春のエピソードです。あれは、怖いですよーー(^^;。ひとり暮らしで、角部屋に住んでいる人は、見ない方がいいですね(^^;。

今回のヒロインは酒井法子。映画初主演だそうですが、最初の第一声から違和感があって、がっかりさせられました。以前、彼女のドラマを見た時は、そんなにひどいと思わなかったのですが、この映画の彼女は、駄目でしたねーー。

前作同様、時間を前後バラバラにしてジグソーパズルのようにはめ込んでゆく作りは面白かったです。「21グラム」も、同じような手法を使っていましたが、緊張感が持続するので、こういう形の映画は好きです。ただ、名前が覚えられなくて、誰だっけ?と言うことになりがちですが・・・。(2004,08,12)

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ジュマンジ      1995年 アメリカ ファンタジー・パニック・ファミリー
<監督>ジョー・ジョンストン 
<出演>ロビン・ウィリアムズ , ジョナサン・ハイド , キルステン・ダンスト , ボニー・ハント 
<内容>いじめられっ子のアランは、父親の会社の工事現場から、古いゲームの箱を拾ってくる。そして、友達のサリーとゲームを始めると、ゲームのメッセージ通りのことが起こり、アランは、何処かに消えてしまった。26年後、空き家になっていたアランの家に、新しい住人がやってきて、再び、ゲームの箱を見つけ出してしまう・・・。
*****

数年前に見た時は、あまり面白くないと感じたのですが、今回見たら、割と面白かったです。精神年齢が逆行しているのでしょうかね(^^;。
こんな恐ろしいゲームがあったら、どうしようと思いながら夢中で見ていました。ゲームを再開するまで○○なんて!(^^;。26年間ですよ、26年間!!。怖ろしいーーー(^^;。
ラストもなかなかよかったです。ただ、今見ると、CGがやはり見劣りします。今の技術だったら、もっとリアルなものが出来たでしょうね。(2003,02,21)

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ジュラシック・パーク      1993年 アメリカ SF・パニック
<監督>スティーヴン・スピルバーグ
<出演>リチャード・アッテンボロー 、 サム・ニール 、 ローラ・ダーンジェフ・ゴールドブラム 
<内容>オープン直前のテーマパークへの意見を聞くために、古生物学者、数学者、弁護士らが、コスタリカの島に招待された。そこは、最新のバイオテクノロジーを駆使して、琥珀に閉じこめられたDNAから、太古の恐竜を復元した、ジュラシック・パークだった。彼らはさっそく、パーク内を案内されるのだったが・・・。
*****

もう9年も前の映画です。それでも、この映画を見た時の感動は忘れられません。今回見て、また、その時の感動が蘇りました。なんと言っても、この恐竜たち、彼らの自然な動きや、恐ろしさ、かわいらしさ、すばらしいですね〜。ゲスト達が、初めて恐竜に遭遇する水辺のシーン、美しくて、一番好きです。そして、木に登って、首長竜に葉っぱをやるシーンもほほえましくて好きですね。もちろん、ハラハラドキドキのシーンも多くて、ティラノザウルスが初めて登場するところも、車から脱出するところも、厨房で子供達が逃げ回るシーンも、高圧電流が流れる瞬間も手に汗握りました。それに今回見て、改めて、配役も豪華だと気が付きました。サミュエル・L・ジャクソンまで出てたんですねぇ(^^)。彼って、いろんな所に出てくる(^^)。そして、子役達も、熱演。二人の怖がり方は、映画を盛り上げてます。ふ〜、DVDが欲しくなった〜。(2002.09.22)

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ジュラシックパークV      2001年 アメリカ  SF
<監督>ジョー・ジョンストン 
<出演>サム・ニールウィリアム・H・メイシー 、ローラ・ダーンティア・レオーニ, ジョン・ディール , トレヴァー・モーガン , アレッサンドロ・ニヴォラ  
<内容>「恐竜の島」で遭難した少年を助けるために両親は、グラント博士(サム・ニール)を、無理矢理同伴して、現地に向かった。しかし、事態は、島に、不時着するという、最悪の結果を招き、博士達は、凶暴な恐竜たちと、再び対決することになってしまう。
*****

一作目のサム・ニールが出演すると聞いて、期待してました。やっぱり、ジュラシックパークは、彼でなくっちゃ!(^^)。2の、主役達は、わたし的には、もう一つだったのです。今回は、ローラ・ダーンも、出ていたりして、配役は、申し分なしでした(^^)。内容は、様々なおなじみの恐竜たちが、これでもか、これでもかというように、襲ってきます。今回初見えの恐竜も出てきましたが、やっぱり、最初の頃の衝撃は、ないですね。でも、十分楽しめました。時間も、コンパクトにまとまっていてよかったです。う〜ん、でも、一作目のブラキオサウルス(だったかな?)との触れ合いとかも、懐かしい〜〜〜。(2001.08)

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修羅雪姫       2001年 日本 アクション・SF
<監督>佐藤信介
<出演>釈由美子 , 伊藤英明 , 塚本高史 , 真木よう子
<内容>500年の鎖国が続く「その国」は、世界から孤立していた。隣国で近衛兵としてミカドに使えていた建御雷(たけみかづち)家は帝政の崩壊とともに国を追われ、「その国」において暗殺集団として生き延びてきた。その集団の中で生きる雪(釈由美子)は、20歳の誕生日を前にして、出生の秘密を明かされるのだった・・・。
*****

釈由美子の「修羅雪姫」と聞いて、おちゃらけた時代劇かと思って観たのですが、これが、大違い。いつものイメージとは全然違う凛々しい釈にびっくりでした。
それもそのはず、この作品は、梶芽衣子主演作のリメイクだったんですね〜。
アクション監督は「HERO」で無名と最初の闘いをした長空役のドニー・イェンです。
アクションシーンは、アップ以外は、もちろん全部吹き替えなのでしょうけれど、スピード感あふれるアクションで、さすがです。
釈のあの目つき顔つきは、良いですよ、なかなか(^^)。バラエティーに出ているイメージで観ると、好感度があがります(^^)。
ストーリーは、きっぱりと架空の国にしてあるのが、現実感がなくても、少々話が無茶苦茶でも、許せるから好都合でした。
ラストは、続編を考えてるから、ああなったのでしょうか。そんな企画、あるのかな?(2003,08,29)

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シュリ   1999年 韓国  アクション
<監督>カン・ジェギュ
<出演>ハン・ソッキュキム・ユンジンチェ・ミンシク , パク・ヨンウ
<内容>韓国アクション映画。韓国の情報部員は謎の女スパイを追っていた。そんなおり、ソウルで、韓国と北朝鮮両首脳が観覧するサッカーが行われるが、そこで、テロが計画されているという情報が入る。
*****

(一回目)ハリウッド張りの大作。韓国がここまでのものを作るとは、驚き。ただ、主役の二人の顔の見分けが付かず、残念だったのは、私だけ?(^^;(2000.01)
(二回目)一回目の時は、なんと、主役の人の顔が、よくわからないまま、終わってしまったので、ちょっと、不本意でした(^^;が、今回は、ハン・ソッキュの顔は、「八月のクリスマス」をみて、わかっていたので、堪能できました(^^)。しかも吹き替えだったので、画面に、集中できて、話も、よくわかった(^^;。その分、評価も、ワンランク、上がりました。銃撃戦が、何回も出てくるのですが、皆、銃の構え方が、決まっていて、やはり、「緊張状態に、ある国」は、違うと、考えさせられます。今、統一に向かって進んでいるこの二つの国にエールを送ります。(2001.02)

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シュレック      2001年 アメリカ アニメ
<監督>アンドリュー・アダムソン
<声の出演>マイク・マイヤーズ , エディ・マーフィ , キャメロン・ディアス , ジョン・リスゴー , ヴァンサン・カッセル 
<内容>「恐ろしい怪物」と人々に怖れられているシュレック(声:マイク・マイヤーズ)は、実は気のいいヤツだった。彼は、森の奥深くで、一人静かに毎日を楽しんでいた。ある日、王になりたいファークアード卿(声:ジョン・リスゴー)から、彼の妃となるべきプリンセス・フィオナ(声:キャメロン・ディアス)をドラゴンの手から助け出すことを要請される・・・。
*****

アメリカで「シュレック2」が大ヒットしています。その予告編を見ると、フィオナ姫が何故か太っている・・・(^^;。確か細くて、もっと美人だったはずなのに・・・?!と言う疑問を解消するために、第一作を見ることにしました(^^)。

アニメなんだから、字幕じゃなくて吹き替えで十分と思ったのだけど、日本の吹き替えが浜ちゃん(浜田雅功)・・・(^^;。イヤな予感がしたので、やっぱり字幕にしました。吹き替えの方、どうだったのかな?
アメリカ版の吹き替えは、超豪華メンバー。特に、ドンキーのエディ・マーフィーがすばらしいの一言!もう、すごいです(^^)。ドンキーに命が吹き込まれたみたいにみえます。他も、声優のことは気にせずに・・・と言うことはミスマッチではなくということですね・・・見ることが出来ました。

ストーリーも面白く、最後まで一気に見てしまいました。アニメだからと言って、決して大人の観客をないがしろにしてないところがいいですね〜。
というより、おとぎ話のキャラクターがたくさんちりばめられているので、子供より、全てを知っている大人の方が楽しめるかも(^^)
絵も、質感があり、立体感があって、柔らかなイメージで、素敵です。
2も楽しみになりました(^^)。(2004,06,13)



2001年 シュレック
2004年 シュレック2
2007年 シュレック3
2010年 シュレック フォーエバー

シュレック2      2004年 アメリカ    
<監督>アンドリュー・アダムソン, ケリー・アズベリー , コンラッド・ヴァーノン
<声のキャスト>マイク・マイヤーズ , エディ・マーフィ , キャメロン・ディアス , アントニオ・バンデラス , ジュリー・アンドリュース , ルパート・エヴェレット , ケリー・アズベリー , アンドリュー・アダムソン, ジョン・クリーズ
<ストーリー>シュレック(声:マイク・マイヤーズ)とフィオナ姫(声:キャメロン・ディアス)が、ハネムーンから帰ってくると、フィオナ姫の父親である、遠い遠い国のハロルド国王(声:ジョン・クリーズ)から、二人の結婚を祝う舞踏会への招待状が届けられる。シュレックは、嫌々ながら王国へと向かうのだが・・・。
*****

1を見てから1年あまり。ちょっと前回の内容を忘れていましたが、見ているうちに徐々に思い出しました。
やっぱり面白いですね〜。この登場人物たちのキャラクターが最高です(^^)。
今回は、今までのキャラの他、アントニオ・バンデラスが声優をした長靴をはいたネコが出てきて、目をきらきらさせて、可愛い〜〜!(^^)。あまりにも可憐で、ちいちゃくて、かつ、弱すぎでしたが・・・(^^)。もっと登場場面が多かったらいいのにな。
相変わらず、童話のパロディー満載で、アニメなのに、ブラックに楽しめました。やっぱりこれは、大人向けアニメですよね。
3Dも、すばらしくて、時間も1時間30分ぐらいなので、気軽に楽しめました。
しかし、むこうのハンサムって、アニメになると、ちっともハンサムに見えないのは、何故でせう〜〜?(2005,12,11)



2001年 シュレック
2004年 シュレック2
2007年 シュレック3
2010年 シュレック フォーエバー

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春夏秋冬そして春      2003年 韓国・ドイツ   
<監督>キム・ギドク
<キャスト>オ・ヨンス , キム・ヨンミン
<ストーリー>深い山間の湖に浮かぶ庵に、ひとりの老僧(オ・ヨンス)と、幼子(キム・ジョンホ)が、静かに暮らしていた。幼子を静かに見守る老僧と、この幼子の成長を春夏秋冬に見立てて綴る、美しい物語。
*****

題名と、映画の雰囲気から、ちょっと敬遠していた映画です。だって、眠くなりそうなんですもん・・・(^^;。
でも、見てみると、寝るどころではありません。とても面白かったです。
ストーリー展開が早いとか、アクションがすごいとか、そんなことでは、もちろんないのですが、この映画の、雰囲気に飲まれてしまいました。
静かで、暖かくて、凛としている不思議な映画です。

まずは、舞台設定がすごいんですね〜。奥深い山の中にある小さな湖。そこにぽっかりと浮かぶ小さな庵。
「イルマーレ」の、家もすごかったですが、こちらは、もっと徹底的にすごいです。
庵は、水に囲まれ、余所に行くには、一艘の舟で行くことになります。それがまた、不思議で、きっと、あの老僧は、ただの僧ではなく、仙人なんでしょうね〜〜(^^)。
そして、一緒に住む幼子は、季節の春夏秋冬そのままに、青年になり、壮年になってゆきます。
その年代ごとに、いろいろなことが起こり、それは、まさに、彼の人生そのもの。
あの小さな庵で、その人生を丸ごと表現してしまうのですから、庵の大きさとは対称的に、この映画の壮大さを感じてしまいます。
宗教的なのですが、押しつけがましいところはなく、楽しめる映画でした。(2005,05,22)

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ジョー・ブラックをよろしく      1998年 アメリカ ロマンス・ファンタジー
<監督>マーティン・ブレスト 
<出演>ブラッド・ピットアンソニー・ホプキンスクレア・フォーラニ  , マーシャ・ゲイ・ハーデン , ジェイク・ウェバー 
<内容>インターンのスーザンは、コーヒーショップで、ある男性と知り合い、恋に落ちてしまう。しかし、名乗り会うこともなく、そのまま別れてしまうのだが、その後、父の家で、彼と再会して、その運命に驚く。しかし、彼は、父親を連れに来た、死に神だったのだ。
*****

食わず嫌いで、ずっと敬遠していたのですが、見てみると、なかなかよかったです。3時間もある長い映画なのに、飽きずに、見れました。なんと言っても、ブラピの美しいこと〜〜!! これは、すごいです! あの青い瞳と、美しい髪・・・! ふ〜〜、いつまで見てても、飽きないかも(^^)。汚い役がどちらかというと好きみたいなブラピ、よく、この時期、この映画を撮ってくれました!! クレア・フォーラニも、とてもきれいです。話も、人間世界に不慣れな死に神が、いろいろなことを経験していくところが、おもしろかったです。映像もとってもきれい。ただ、ラストが、気に入らなかったですね。(2001.12)

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ショーシャンクの空に      1994年 アメリカ 
<監督>フランク・ダラボン 
<出演>ティム・ロビンスモーガン・フリーマン 
<内容>離婚話を始めた妻と、その愛人を射殺した罪で、無期懲役の判決を受け、刑務所にやってきたアンディーは、他の受刑者達とは、違う雰囲気の男だった。元々が、銀行家だった彼は、刑務所所員の税金対策などの相談を受けたりして、刑務所には、なくてはならない存在になる。だが、ある時、新しく入所してきた受刑者に、ある事実を知らされる・・・。
*****

この作品を見たのは、2回目です。一回目は、何気なく、TVを見ていると、この作品をやっていて、最後まで、一気に見てしまったのでした。何回見ても、本当に、いい作品ですね。監督は、これが、初監督作品らしいのですが、すばらしい才能です。原作は、スティーブン・キングのほんの短い作品なのですが、それを、この様な、感動作に作り上げるなんて、すごいです。まず、人物の描き方が、丁寧ですね。もちろん、主役二人も、いいのですが、その他の囚人達も、生き生きと、描かれています。そして、単調になりがちな、刑務所の中の気の遠くなるような長い時間の描き方。アンディーの生きる希望(hope)を失わないための、努力の積み重ね。そして、彼が、考え続けてきた事への計画と実行。なんて、頭がいいんでしょう、アンディーはーー!!。今回は、「永久保存版ビデオ」を、取り出してきて、見たのですが、なんと、後半20分ぐらいは、テープが不調で、悲しかったです。今日、また、ビデオ録りなおしました。(2001.09)

●作品名インデックスへ
ショートカッツ   1994年 アメリカ  ドラマ
<監督>ロバート・アルトマン
<出演>アンディ・マクダウェルロバート・ダウニー・jr, クリス・ペン
<内容>10の家族を交互に描く手法。
*****

それぞれ、興味を引くのもあったが、誰が誰やらわからなくて、大変だった。配役は、豪華。(1999.11)

ショーン・オブ・ザ・デッド      2000年 イギリス コメディー・ホラー・ミステリー・ロマンス・スリラー   
<監督>エドガー・ライト
<キャスト>サイモン・ペッグ , ケイト・アシュフィールド , マーティン・フリーマン , ビル・ナイ , ニック・フロスト
<ストーリー>ロンドンでスーパーの店員をしているショーン(サイモン・ペッグ)は、友人のエド(ニック・フロスト)とパブに入り浸る生活をしていて、恋人リズ(ケイト・アシュフィールド)にも愛想を尽かされてしまった。そんなこんなのある日、気がつくと、周りは、ゾンビだらけになっていた。びっくりしたショーンは、愛する恋人と、母親を救出に向かうが・・・。
*****

アメリカ公開時、「ドーン・オブ・ザ・デッド」のパロディー映画だと、密かに日本公開を楽しみにしていたのですが、あえなく日本未公開になってしまいました。残念!
今回やっと見ることが出来たのですが、単なるおばかなパロディーではなく、ブラックなジョークや、ロマンスや、人間性を絡めた、ちゃんと内容のある?ゾンビ映画になっていて、楽しめました(^^)。
やっぱり、アメリカ映画とはひと味違いますね〜。

恋人も大事だけれど、親友のエドとも別れられないショーン。女性の側から見たら、サイテーの男です。ダメ男の親友なんて、ほっておいたらいいじゃん!!!
でも、恋人に怒られても、親友や、パブとは、離れられないショーン。
そんなショーンも、いざとなったら、愛する人を救出に行くんだから偉い!(^^)
たとえ、その先が、パブで、結局ゾンビに囲まれてしまっても・・・。

色々笑うツボはあったのですが、ショーンのお母さんが、一瞬ゾンビっぽくなるところとか、ゾンビのマネしてパブまで行くところが一番受けました。
パロディーと侮れないエグさもあり、見応え十分。
でもやっぱり私は、何でも揃っているショッピングモールに逃げ込みたい!(^^)。(2006,03,03)

●作品名インデックスへ
ジョイ・ラック・クラブ      1993年 アメリカ 
<監督>ウェイン・ワン
<出演>ミンナ・ウェン , タムリン・トミタ , アンドリュー・マッカーシー 
<内容>リンド(チャイ・チン)、アンメイ(リサ・ルー)、インイン(フランス・ニューエン)とスー・ユアン(キュウ・チン)の娘ジェーン(ミンナ・ウェン)は亡くなったスー・ユアンを偲びながら麻雀卓を囲む。彼女たちは30年前、生まれ故郷の中国を後にアメリカに移住してきたのだった。彼女たちは自分が過ごしてきた半生を思い起こす・・・。
*****

中国から移住してアメリカに暮らす4人の女性と、その娘の話です。
中国系アメリカ人による「キルトにつづる愛」のような感じですね。
それぞれの母と娘についての心に浸みる話が4つ。
物語性の強い映画なので、原作でじっくり読んでみたくなりました。ただ、映画では138分と、長めな時間なので、途中、3人目ぐらいで、疲れてしまいましたけど(^^;。だって、辛い話ばかりなんですもんね。
母と娘の話なので、女性向き映画でしょう。男の人が観てもつまらないかもしれませんねぇ。

アメリカ映画ですが、監督は香港、登場人物は中国人なので、東洋的な考え方ですよね。まわりのことを気遣って自分を押さえて暮らすとか、第三夫人の地位に甘んじるとか・・・。そんな女性の考え方がアメリカ人に受け入れられるのかと思いましたが、これが、結構アメリカでも評判が良かったようです。アメリカの映画サイトで10点中7.3ですからね〜〜。
全ての物語が終わってからのパーティーの様子には、心がほっこりと暖まりました。

娘のひとりの夫役で、アンドリュー・マッカーシーが出演してました。久しぶりに見る彼は、やっぱり素敵ですね〜〜(^^)。 (2004,02,28)

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将軍の娘/エリザベス・キャンベル      1999年 アメリカ  サスペンス
<監督>サイモン・ウェスト
<出演>ジョン・トラボルタ,マデリーン・ストー, ジェームズ・クロムウェル 
<内容>ジョージア州陸軍基地で、女性士官の全裸絞殺死体が見つかった。被害者は、キャンベル将軍の娘エリザベスだった。(1999.12)
*****

どんなことが彼女に起こったのか、謎のままぐんぐん最後まで、引き込まれた。軍服姿のせいかこのトラボルタは、まあまあ。

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小説家を見つけたら      2000年 アメリカ   
<監督>ガス・ヴァン・サント
<出演>ショーン・コネリー , F・マーレイ・エイブラハム , アンナ・パキン , ロブ・ブラウン , マイケル・ピット, マット・デイモン, マイケル・ヌーリー
<内容>ニューヨーク、ブロンクスに住む高校生のバスケット少年ジャマール()は、バスケ仲間の間で謎の人物として有名な老人(ショーン・コネリー)の家に忍び込む。その奇妙な縁で、彼はその老人と徐々に親密になり、その老人が有名な小説家、ウィリアム・フォレスターであることを知る。ある時、テストですばらしい点を取って先生を驚かせたジャマールは、優待生として進学校に編入することになった。
*****

偏屈な天才小説家と、才能豊かな黒人少年の心温まる話でした。

ショーン・コネリー演じる老人が、彼が演じることによって、とっても素敵になっています。こんな素敵な偏屈な老人って、あり得るのかなぁ。他の人が演じたら、もっと違った雰囲気になったのではないでしょうか。もっといかにも陰険そうな俳優さんのほうが、もっともっとよかったような気がします。
でも、個人的には、こんなショーン・コネリーもとっても素敵で好きですけどね(^^)。

ジャマール少年の天才加減?は、本当に凄いです。こんな才能のある子でも、いや、才能があるからこそ、スラムで生きぬくってことは、大変なんだろうなと考えさせられました。
全てがうまくいき過ぎの話で、ちょっと気に入らないのは、私が、ひねくれてるからでしょうね(^^)。

バスケの試合の後、自転車でフォレスターは、いったいどこに行ったんですか?なにか見落としたのかな・・・?(^^;

マット・デイモンの登場には、思わず笑ってしまいました(^^)。(2003,10,18)

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ショウタイム      2002年 アメリカ アクション・コメディー   
<監督>トム・デイ
<出演>ロバート・デ・ニーロ , エディ・マーフィ , レネ・ルッソ , モス・デフ , ウィリアム・シャトナー
<内容>ベテラン刑事、ミッチ(ロバート・デ・ニーロ)は、麻薬捜査で潜入中、あと一歩のところで、目立ちたがりの警官トレイ(エディ・マーフィ)に、捜査を邪魔され、腹立ち紛れに取材に来たTVカメラに向けて発砲してしまう。その代償にミッチは、警察ドキュメント番組に密着取材されることになる・・・。
*****

発想は、面白いです。日本でも、警察24時間のドキュメント番組は、人気あるようですからねぇ(^^)。
その取材対象が、堅物凄腕刑事だなんて、面白そうだなと思います。でも、そんな番組に、演技指導なんて、必要ないと思うけど・・・(^^;。やらせで、番組を盛り上げようとしているのは、分かるけど、やらせなら、もっとやらせっぽく大げさにした方が面白かったかも。
その反対に、容疑者にそのボスの居所を吐かせるシーンが、嘘っぽすぎます。嘘のシーンは、より嘘っぽく、リアルな部分は、よりリアルにと、はっきり2極端にしてほしかったですねぇ。まあ、私が見れるのは、どうせ、「嘘」の部分だけなんだけどね。

エディ・マーフィは、ともかくとして、ロバート・デ・ニーロは、さすがに渋くて、よかったです。ほんとに、何をやらせても、彼はうまいですねぇ。顔に年輪、ありますもん(^^)。変に3枚目をやるより、渋い役の方が、やっぱり合ってます、彼には(^^)。

期待しないで見たせいか、結構面白く見ることが出来ました。
カーアクションも、迫力あって、良かったです。(2004,10,19)

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娼婦ベロニカ     1998年 アメリカ  ドラマ
<監督>マーシャル・ハースコヴィッツ 
<出演>キャサリン・マコーマックルーファス・シーウェル 
<内容>1580年代ベネチア。都市は、栄え、娼婦が、町にあふれている頃、ベロニカは、貴族マルコと、淡い恋に落ちていた。しかし、身分違いで、結婚できないことを知ったベロニカは、悲しみに沈む。それを見た母は、ベロニカに、高級娼婦になることを勧める。始めは、拒絶していたベロニカも、次第に、妖艶な高級娼婦へと変貌してゆく。
*****

実在の詩人ベロニカ・フランコの華麗な半生です。題名から、敬遠される人もいるかもしれませんが、これは、女性の、自立と、挑戦の物語です。ベロニカは、実在の人物だったんですね。驚きの半生です。普通の娘が、いくら母が、元娼婦とはいえ、その世界にはいるのは、随分と思い切ったことを・・・(^^;。でも、その当時、女性が、自分の思い通りに生きるには、こういう道を選ぶしかなかったんですね。一種の女性のエリートかな。男性に、身を売るといっても、それだけではなく、男性をも上回る、教養と、才能が必要だったようです。そして、彼女が、国の命運をも握ることもあったのです。(2001.04)

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少年時代      1990年 日本 戦争
<監督>篠田正浩
<出演>藤田哲也 , 岩下志麻
<内容>昭和19年10月。戦局の悪化によって、富山の叔父(河原崎長一郎)の家に一人で疎開することになった進二(藤田哲也)。叔父の家では、大切に遇されたが、学校では、東京もんとして、一人浮き上がっていた。そんなある日、ガキ大将の武(堀岡裕二)が家に遊びに来て、二人は、仲良くなるのだが・・・。
*****

子供だって、大変なんだ。という作品。親は、子供だけでも疎開させて、何とか悲惨な戦争の被害から遠ざけたいと思うのだろうけれど、一人、見知らぬ土地に残こされてしまう彼にとって、それは、また別の苦労があるということ。
母親の「田舎の人たちは、素朴で、親切。」は、何の根拠もない妄想ですよね。だって、同じ人間なんですから、意地の悪い人や、変な人もたくさんいるはずですもん(^^)。

でも、優等生家族に育った彼は、母親の言葉を信じるしかなく、でも、叔父の家は、裕福で、心にゆとりのある優しい一家で、何よりでした。それでも、母親との別れには、彼の心細さと、これからの大変さを思って、胸がジーーんとしました。

地元の子供にとって、東京から来た、服装や、言葉遣いの違う、そして、勉強の出来る彼は、脅威。特に、武のようなガキ大将には、権威の失墜もあり得る重大事。
だから、とことんいじめる。ただ、今のいじめと違うのは、人間の尊厳までは奪わないと言うことでしょうか。彼の危機を知ると、何をもおいて助けに駆けつけるところなんぞは、偉い偉い!!(^^)。
当時のガキ大将とは、それなりの器もあったんでしょうね。逆にそれがないと、やっぱりグループは、まとまってゆかなくなるんですね、きっと。

ちょっと作品が長いかなと思う頃、絶妙なタイミングで、井上陽水の「少年時代」がかかり、ぐっと涙が出てしまいました。
辛いこと、悲しいことも、思い出になる頃が一番、美しいんですよね。
私の「少女時代」も、嫌なことや、悲しいことがたくさんあったけど、やっぱり今になると、いい思い出となってます(^^)。(2004,12,30)

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少林サッカー      2001年 香港 アクション・スポーツ・コメディー     
<監督>チャウ・シンチー
<出演>チャウ・シンチー, ン・マンタ , ビッキー・チャオ
<内容>かつて「黄金の右足」と言われた、サッカー選手ファン(ン・マンタ)は、大金に目がくらみ、八百長試合をしたため、20年後の今や、落ちぶれ果てていた。しかし、少林拳の達人シン(チャウ・シンチー)に出会って、サッカーと少林拳の融合に気づいたファンは、今度は監督として、再びサッカーに挑む決心をし、選手を集めるのだが・・・。
*****

TVでも話題のこの映画見てきました。予想はしていましたが、面白い。思わず笑ってしまいます。一人一人のキャラがユニークで、また、彼らがするサッカーもしかり、すごいです。どこから、こんな発想が出てきたんでしょう〜(^^)。でも残念だったのは、面白い部分をだいぶ、TVで公開されちゃってたこと。もちろん、未公開の面白いところもたくさんあったけれど、ちょっと、紹介しすぎかな。それと、アクションが激しすぎて、ちょっとやり過ぎかなと思うところも多々あり。香港映画は、こうゆうのは当たり前なのか、痛そうで、辛い所もありました。サッカーシーン以外でも面白いところもあって、ほんと、笑えます。(2002.06)

●作品名インデックスへ
処刑人      1999年 アメリカ 犯罪・サスペンス・アクション     
 最新の感想は、こちらです。

<監督>トロイ・ダフィー
<出演>ウィレム・デフォー 、 ショーン・パトリック・フラナリー 、 ノーマン・リーダス , ビリー・コノリー 
<内容>敬虔なカトリックの兄弟が因縁を付けてきたロシアマフィアを殺してしまう。しかし、正当防衛が認められ、世間からも、セイントといわれ、喝采を浴びる。そして、彼らは、神からの啓示を受けて、世の中の悪人退治に目覚めるのだった。
*****

痛快で面白かったです。深刻に見ないで、軽いのりで見ましょう。この二人の兄弟、悪人退治に目覚めたのは、いいけれど、なんと言っても、殺しは素人、まず殺し屋の形から入って行くところがいい。しかも、二人ともかっこいい!(^^)。いったい、ロープは、何のために必要と思ったのか??(^^)。この二人だけでも、十分面白いのに、ウィレム・デフォーのFBI捜査官が、これまた最高です! こんな面白い役を大まじめにやってる彼を見るのは、初めてかも。「プラトーン」を自分でパロっているようなシーンも・・・(^^)。また、はじめは、まじめに捜査をしている彼が、だんだんと回想シーンにまで入り込んでゆくあたりも、笑わせてくれます。とは言っても、R−12指定で流血シーンの多い映画なので、好き嫌いが分かれると思いますが、私は、とっても面白かったです。(2002.04)

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ショコラ      2000年 アメリカ ファンタジー・コメディー・ロマンス
<監督>ラッセ・ハルストレム
<出演>ジュリエット・ビノシュビクトワール・ティヴィソルジョニー・デップ 、 ジュディ・デンチキャリー=アン・モス, アルフレッド・モリナ 
<内容>昔からの因習を重んじるフランスの小さな村に、ヴィアンヌ母娘がやってきて、チョコレート屋を開店させた。規律を重んじる村長は、自分の忠告に従わないヴィアンヌを受け入れることが出来ずに、村人を近づけない様に仕向けるのだが、人々は、ヴィアンヌと、チョコレートの不思議な魅力に徐々に心を開いてゆく。
*****

東風に乗ってくるメアリー・ポピンズのように、ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)は北風とともにやってきて、人々に幸せを運んできました。口に入った瞬間に、人を幸せな気分にさせるチョコレート。この感覚、よ〜く分かります。私も、チョコレート大好きだから(^^)。でも、この映画は、チョコレートより、ホットチョコレートが飲みたくなりましたね。あの、チリパウダー入りのホットチョコレート!どんな味がするんでしょう〜?。話としては、ヴィアンヌ母娘の登場シーンや、その人の好みのチョコレートを瞬時に当ててしまうような、ファンタジー的なシーンだけでなく、ヴィアンヌの人間的なところ(怒り、悲しみ、恐れ)なども出ていて、それが、最初の映画のイメージと違っていたので、ちょっとびっくり(^^;。でも、チョコレートが口の中でとろけるように、人の心が少しずつ、優しく溶けてゆく、なかなかおしゃれな作品でした。かつて4歳で「ポネット」の名演技を見せたヴィクトワール・ティヴィソルが、8歳になって、さらにかわいらしくなって出演してます。(2002.06)

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ジョゼと虎と魚たち      2003年 日本 ロマンス   
<監督>犬童一心
<原作>田辺聖子
<キャスト>妻夫木聡 , 池脇千鶴 , 上野樹里 , SABU, 新井浩文 , 荒川良々 , 板尾創路
<ストーリー>大学生の恒夫(妻夫木聡)は、ある日、老婆(新屋英子)が押す乳母車が暴走してくる場面に出くわす。乳母車の中には、足の不自由な娘ジョゼ(池脇千鶴)が座っていた。二人を助けた恒夫は、朝ご飯をごちそうになり、その後、たびたび彼女の家に遊びに行くようになる・・・。
*****

なんと原作は、田辺聖子さんだったんですね〜。恥ずかしながら、私は、この有名な作家さんの本を、読んだ記憶がありません。この原作は、1985年に出版された短編集の中の1編なのですが、古くさく感じられないところが、この原作のすばらしさと、そして、監督のセンスなのかもしれませんね〜。
でも、さすがに、なんで、車いすじゃなくて、乳母車なの?とは思いましたが・・・(^^)。

主演の二人の俳優さんがいいです。明るい好青年の妻夫木聡と、演技派の池脇千鶴。
ごく普通の生活を送っている恒夫に、閉ざされた世界に生きざるを得ないジョゼの発する言葉が、新たな世界を開いてゆくようでした。
冒頭に出てくるスナップ写真をなぞるように、二人は旅をするのですが、その印象的な部分がそのままこの題名になっています。なるほどなぁ、こんな感じ方をする子なんだと、その発想の豊かさに、驚きました。これはそのまま、田辺聖子さんの原作の味わいなのでしょうねぇ。

とても幸せそうな二人だったので、このままの幸せがつづいてくれたらなぁと、思いつつ見ていたのですが・・・。
でも、恒夫の新たな相手はともかく、この終わり方は好きですねぇ。別れた理由は分からないのですが、身障者だから別れられないといった思い上がりもなく、さわやかです。ジョゼと恒夫の態度からして、きっと、ジョゼの決断だったんでしょうね〜。(2005,05,08)

●作品名インデックスへ
ジョニー・イングリッシュ      2003年 イギリス アクション・コメディー・アドベンチャー・ファミリー   
<監督>ピーター・ハウイット
<キャスト>ローワン・アトキンソン , ジョン・マルコヴィッチ , ケヴィン・マクナリー
<ストーリー>イギリスのカリスマ諜報部員、エージェント1号が、事務職勤務のスパイ、ジョニー(ローワン・アトキンソン)がもたらした、でたららめな情報によって、死亡してしまう。その葬儀に、イギリスの諜報部員全員が集まったところ、爆弾テロがあり、ジョニー以外のスパイが、全て死んでしまう。そこで、ジョニーが重大な任務を任せられることになるが・・・。
*****

思ってたよりも、面白かったです。「ビーン」よりも、こっちの方が好きですねぇ。まあ、「ビーン」あっての、この映画なんですけど(^^)。
ジョニーが、敏腕スパイを気取って、ことごとく失敗するところが、たまらなく面白かったです。このコテコテさは、大阪人に通じるものがあるかも。
こんな人が一国のスパイなんだから、ほんとに悲惨ですねぇ。しかも、その原因を作ったのも、彼なんですから、救いようがないです(^^)。
やると思っている失敗を、ちゃんとしてくるれるのも、楽しいです。よっぽど助手の人の方が、ちゃんとしたスパイでした(^^)。また、たまに見せる、彼のまじめな顔も、いつものおふざけの顔と、おおいに違うので、一見の価値ありでした。もちろんまじめな顔して、ドジするんですけどね(^^)。
お休みの日に、こんな映画をボーと見ていると、ちょっと幸せ感じたりします(^^)。(2005,04,28)

●作品名インデックスへ
ジョニースウェード   1991年 アメリカ・スイス  青春
<監督>トム・ディチロ
<出演>ブラット・ピットサミュエル・L・ジャクソン 
<内容>ロカビリー歌手になることを夢見るジョニー。
*****

あの髪型だし、靴が、空から振ってくるし・・・(^^;。(1999.02)

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女優マルキーズ   1997年 フランス・イタリア・スイス・スペイン
<監督>ヴェラ・ベルモン
<出演>ソフィー・マルソー
<内容>フランスの女優マルキーズの伝記。大道芸人の娘の踊り子が、人気女優になり、挫折するまでを描く。
*****

ソフィーがとってもかわいい。踊りもほんとの踊り子のように上手。(1999.06)

●作品名インデックスへ
ジョンQ 最後の決断 2002年 アメリカ スリラー・犯罪   
<監督>ニック・カサヴェテス
<出演>デンゼル・ワシントン , ロバート・デュヴァル , ジェームズ・ウッズ , レイ・リオッタ , ローラ・ハリング
<内容>勤め先の工場での勤務時間を減らされ、金銭面では恵まれない生活をしているジョンQ(デンゼル・ワシントン)。しかし、愛する妻デニース(ダニエル・E・スミス)と息子マイク(ダニエル・E・スミス)との生活は幸せだった。そんなある日、野球の試合中に倒れたマイクが、重い心臓病にかかっていることが分かる。息子に心臓移植を受けさせようとするジョンQの前に立ちはだかるのは、高額の医療費だった・・・。
*****

やりきれない話ですよね。自分はちゃんと保険料払っているのに、会社の都合で仕事は減らされるは、保険も出ないは、じゃね。追いつめられた彼の気持ちは痛いほど分かります。
アメリカでは、保険の問題が、大きな社会問題になっているようです。「ER」でも、その話はよく出てくるので、理解しやすかったです。その点、日本の保険システムは、安心ですね。みんな平等に、医者にかかれるんですから。保険料高いけど・・・(T_T)。

途中からは、「狼たちの午後」の病院立てこもり版ですね。「狼〜」は、犯人達の計画性のなさや、ソニー(アル・パチーノ)の奮闘ぶりが笑いを誘いますが、この映画は、彼の要求が息子の命なのでシビアです。
彼がそれまで息子のためにあらゆる手を尽くしたことをこちらも知っている分、納得できる行動ですよね。お金が払えない貧乏人は、死んでもかまわないと言うことなんでしょうか。
でも、人質たちが、すぐにジョンのいいなりになり、病院長も涙を流しと、後半はちょっと甘すぎですねー。あまりにも出来すぎの結末は、ちょっと白けてしまいました。 しかも、裁判所を出る彼の姿は、かっこよすぎです(^^)。この映画で泣けない私は、鬼でしょうか・・・(^^;

ロバート・ディバルははまり役でした。「フォーリング・ダウン 」でも同じような役を演じていて、思わずまた見たくなりました(^^)。
悪役の多いレイ・リオッタも、とうとうこんな役をやるようになったかと思いましたが、あんまり意味のない役でしたねぇ(^^)。(2004,04,13)

●作品名インデックスへ
ションヤンの酒家       2003年 中国 
<監督>フォ・ジェンチイ
<キャスト>タオ・ホン 
<ストーリー>中国・重慶の屋台街でカモの首を名物として売っている美しいションヤン(タオ・ホン)。ある日、兄の子供が突然訪ねてきて、しばらくションヤンが面倒を見ることになるのだが、その他にも彼女にはいろいろな悩事を抱えているのだった・・・。
*****

とにかく主演のションヤンを演じるタオ・ホンの美しさが際だっていました。あんまり美しいので、最初のうちは、彼女の一挙手一投足に見入ってしまいました。カメラも、それをよく分かっていて、いろんな角度から彼女を映し出します。
また、夜の屋台街、住宅事情、家族関係など中国の人の暮らしぶりが珍しくて、興味深かったですね〜。
それから、カモの首?!出来上がりを見ると、照り焼き風で、ビールの当てには、もってこいのようでしたね、おいしそう〜(^^)。思わず私も、ビールと唐揚げを食べたくなりましたけど、それにしても、残りのカモの肉は、他の料理屋さんに渡してしまうんでしょうか〜〜。

この映画のメインとなるのは、彼女の店に毎日やってくる男との関係なのですが、バツイチで、男女関係は達観しているような彼女でも、やっぱり夢を追い求めてしまい、そして、傷ついてしまうのが、悲しいです。男女の仲は、どこの国でも同じで、自分の思っていたことと違う感覚で、相手が付き合っていたと知るのは、辛いものですねーー。
消えゆく屋台街と共に、彼女は、これから、いったいどのように生きてゆくのでしょうか・・・。(2005,08,18)

●作品名インデックスへ
地雷を踏んだらサヨウナラ      1999年 日本 戦争  
<監督>五十嵐匠
<出演>浅野忠信 川津祐介羽田美智子
<内容>1972年、内戦の激化するカンボジアに、一人の日本人フリーカメラマン、一ノ瀬泰造がいた。彼は、同じく戦場カメラマンのキャバや、沢田教一に憧れて、この地にやっきたのだが、一番の危険地帯、アンコールワットに行って、写真を撮ることに憧れてゆくのだった。
*****

実在したカメラマン、一ノ瀬泰造さんの伝記映画です。日本映画ですが、カンボジアなど現地が舞台なので、ほとんどが英語か現地語です。でも、彼らの言葉で話す、現地の人たちとの交流のシーンがいいです。彼らの中に溶け込んで、みんなに愛されていた様子が分かります。彼は、フリーのカメラマンだったので、いい写真を撮らないと売れない。でも、いい写真を撮るには、危険に身をさらさなけらばならない。そして、それによって死んでも、何の保証もないのです。そんな過酷な状況の中、銃弾の飛び交う危険地帯で報道写真を撮り続けたのでした。でも、そんなことが長く続けられるわけがありません・・・。あのような状況で遺骨が見つかったこと自体が、奇跡のような気がします。今は、アンコールワットの見える丘に遺骨の一部が眠っているということです。彼を演じるのが浅野忠信、彼の笑顔がいいんです。彼の自然な演技がこの作品の全てです。彼の作品は、あまり好きではなかったのですが、これで、いっぺんに好きになりました。(2002,11,08)

●作品名インデックスへ
シラノ・ド・ベルジュラック   1990年 フランス・ハンガリー  ロマンス
<監督>ジャン=ポール・ラプノー 
<出演>ジェラール・ド・パルデュー、アンヌ・ブロシェ, ヴァンサン・ペレーズ 
<内容>シラノはロクサーヌを心から愛していたが、鼻が大きいというコンプレックスのために恋人へのラブレターの代筆をする事になる。
*****

ひたすら眠い。中世の言い回しと、長いせりふに、参った。(2000.01)

シリアナ      2005年 アメリカ スリラー   
<監督>スティーヴン・ギャガン 
<キャスト>ジョージ・クルーニー , マット・デイモン , アマンダ・ピート , クリス・クーパー , ジェフリー・ライト , クリストファー・プラマー , ウィリアム・ハート , ティム・ブレイク・ネルソン , マックス・ミンゲラ , トーマス・マッカーシー, ヴィオラ・デイヴィス
<賞>アカデミー助演男優賞(ジョージ・クルーニー) 
<ストーリー>中東で動いていたCIAのベテラン諜報員ボブ(ジョージ・クルーニー)。スイスの商社に勤めるブライアン(マット・デイモン)。ワシントンの弁護士事務所で働く弁護士ベネット(ジェフリー・ライト)。産油国に出稼ぎに来ているパキスタン人、ワシーム(マザール・ムニール)。全く繋がりのない4人の運命は、ある一点に向かって進んでゆく・・・。
*****

難解だということを聞いていたので、珍しく、ちょっと下調べをしてから映画館に向かいました。
なるほどーー。これは、ある程度情報を頭に入れておかないと、難しいですねーー。
全く繋がりのない4人を、割と速いスピードで描き分けながら、映画は、核心へと進んでゆきます。

原作は、元CIA職員のロバート・ベアの著書「CIAは何をしていた?」です。私は、読んでいませんが、内部告発のような内容なんでしょうか。

私は、前もって、勉強していたせいか、なんとか映画について行けたような気がしますが、弁護士の話が、ややこしくて、理解しにくく、そこだけが、残念。
ラストのボブの行動も、何をしようとしていたのか?私の想像通りだとしたら、あまり意味のある行動とも思えませんでした。
意味がないというのは、CIAのあの暗殺も、後継者が決まってしまったあの時点では、意味が薄い気がします。とどめの一発と言うところでしょうか。

ラストに、映画で描きたいことが集約される感じは、好きですが、あまりにも、わかりにくすぎました。もっと時間を掛けてじっくり描くか、4つの話を3つにするとか、量を減らして描いて欲しかったです。
監督、脚本が「トラフィック」でアカデミー脚本賞に輝いたスティーヴン・ギャガンということで、なるほど、こういう感じの映画が好きなんでしょうね〜。(2006,03,15)

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白い嵐   1996年  アメリカ  ドラマ
<監督>リドリー・スコット
<出演>ジェフ・ブリッジス 、ライアン・フィリップ, ジェレミー・シスト
<内容>海洋版「いまを生きる」。1960年、実際にあった海難事故のドラマ化。海洋学校の訓練航海に参加した少年たちを載せた訓練船は、さまざまな試練に出会い、成長してゆくが「白い嵐」と呼ばれる暴風雨が船を襲った。
*****

とってもよかった。一人一人が、よく描かれていて、わかりやすかった(1999.07)

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白い犬とワルツを      2002年 日本   
<監督>月野木隆
<キャスト>仲代達矢 , 豊原功補 , 南果歩
<ストーリー>樹医の中本英助(仲代達矢)が仕事から帰ってくると、妻の光恵(藤村志保)が庭で倒れていた。その後、病院で妻は亡くなり、英助は、40年連れ添ってきた妻を永遠に失ってしまう。彼にとってその痛手は大きく、子供たちも、父親のことを心配して、あれこれと面倒を見るが、英助には、それが、鬱陶しくて仕方がない。そんなある日、庭に、真っ白な犬が現れる・・・。
*****

正直言って、がっかりしました。原作のイメージがあまりにも強かったので、その舞台を日本に置き換えただけならまだしも、ゴチャゴチャと、ストーリーに手を加えてあるのは、いただけません。もっとすっきり、シンプルにしてこそ、この物語が生きると思うのですが・・・。。
それに、犬がただの犬になってしまっているのも、がっかりしました。本当に、あの白い犬は、いたのだろうか?英助だけに見える幻の犬ではないのか?と最後までミステリアスであって欲しかったですね。
重要な犬とのダンスも、犬の大きさが中途半端で、なんだか無理矢理のダンスになってしまっていて、なんだか犬がかわいそうでしたーーー(^^;。
この映画だけを見たら、これはこれなりに、いい作品なのかもしれませんが、それなら、題名を変えて欲しかったですねぇ。日本に、ワルツは、合いませんよ。
アメリカ版(TV映画)を見たことがあるので、なおさら違和感を感じてしまったのかもしれませんが・・・。(2005.05,12)

●作品名インデックスへ
白いカラス      2003年 アメリカ ロマンス・スリラー   
<監督>ロバート・ベントン
<キャスト>アンソニー・ホプキンス , ニコール・キッドマン , エド・ハリス , ゲイリー・シニーズ , ジャシンダ・バレット 
<ストーリー>ユダヤ人初の古典教授のコールマン(アンソニー・ホプキンス)は、講義中に発言した「スプーク」という言葉が、差別発言だと糾弾され、辞職に追い込まれる。家に帰って、妻にこの話をすると、妻はショックで倒れてしまい、そして死亡してしまうのだった。失意の日々を送るコールマンは、ある日、フォーニア(ニコール・キッドマン)という女性に出会う・・・。
*****

ストーリーは暗そうだし、何より、アンソニー・ホプキンスとニコール・キッドマンのベッドシーンがあるのがいやで、あまり見る気がしない映画でした。
でも、見てみると、見応えはありましたねぇ。
一番すごいなぁと思ったのは、ニコール・キッドマン。
今上映中の「奥様は魔女」のイメージが強かったので、この映画の彼女にはびっくりしました。
どこか投げやりで、悲しげな彼女は、「奥様は魔女」とは全く別人。すごいですね〜、彼女。

主人公の二人には、それぞれ重い過去があって、その過去を引きずって、あるいは断ち切って、生きてきた人生です。
特に、コールマンの隠された過去には、びっくりさせられました。外見と血筋の狭間での葛藤は、どんなに辛かったことでしょう。特に彼のように優秀な場合は、さらに、強く影響されるのでしょうね。
真実を語る難しさと嘘をつく苦しさ。そんなことを考えさせられる映画です。
コールマンは、真実を語る事を拒んで長年生きてきて、結局、自分の嘘によって、世間から葬られてしまうという皮肉に、深い悲しみを感じたのではないでしょうか。
その他にも、この映画には、深く傷ついた心を持つ人が次々と登場して、重い心にさせられました。(2005,08,24)

白い刻印      1998年 アメリカ 
<監督>ポール・シュレイダー
<キャスト>ニック・ノルティ , ジェームズ・コバーン , ウィレム・デフォー , シシー・スペイセク 
<賞>アカデミー助演男優賞(ジェームズ・コバーン)
<ストーリー>鹿狩りの解禁日を迎えた町で、州の組合幹部トワンブレーが、事故死する。警官のウェイド(ニック・ノルティ)は、事故の裏に、陰謀の匂いを感じ、独自に調査を開始する。ウェイドの周りには、問題が山積していて、この事件を解決すれば、全てがうまくいくはずだったのだが・・・。
*****

見ていて、どんどん落ち込んでゆく映画でした。
暴力的な父親の存在におびえながら育ったウェイドは、大人になっても、幸せはなかなかつかめず、妻とも離婚し、一人娘も、懐こうとしない・・・。
そんな彼が、どんどん八方ふさがりになってゆく話です。
原題は「AFFLICTION」=苦痛。この題名そのままの映画でした。

舞台は、雪に閉ざされた小さな町。
ある事件が起こり、それに疑惑を抱く彼に、それを裏付けるような情報が舞い込んでくる・・・。

私は、のほほんポジティブ思考人間なのですが、もし私が、ウェイドの状況に置かれたら、今のまま、ポジティブでいられるだろうか。ひょっとしたら、人生に追いつめられて、ウェイドのような思考回路に陥ってしまうかもしれないなぁと、暗澹たる思いがしました。

ナレーションは、弟であるロルフ(ウィレム・デフォー)の回想の形を取っています。彼は、父親の暴力や、酒の魔力から逃げるように、都会に出て、大学の教授をしています。
そんな彼が、無責任にも、いらぬ情報を兄ウェイドにもたらすところは、憤りさえ感じました。
自分は、逃げ出せても、長男であるウェイドは、逃げ出せず、知らず知らずのうちに、父親の影響下において、父と同じ道をたどっていたのに、それをあおるようなことをして・・・。

アカデミー助演男優賞を獲ったジェームズ・コバーンの演技が怖いんだわーーー(T_T)。(2006,03,28)

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白いドレスの女      1981年 アメリカ 犯罪・スリラー
<監督>ローレンス・カスダン
<出演>ウィリアム・ハート , キャスリーン・ターナー , ミッキー・ローク 
<内容>酷暑に見舞われたフロリダで弁護士事務所を開いているネッド(ウィリアム・ハート)。ある晩、彼は、暑さをしのぐため、屋外コンサート会場をぶらついていたところ、白いドレスを着た美しい女性(キャスリーン・ターナー)に目を奪われる。彼女を忘れられないネッドは、夜な夜な町を歩き、彼女を捜し求め、ついに、彼女と再会し、彼女の豪邸に誘われるのだった・・・。
*****

官能サスペンスです。まずは、彼と彼女のベッドシーンに目を奪われてしまいました(^^)。これは、かなり濃厚なもので、絶対家族とは一緒に見たくない映画ですねぇ(^^;。
しかし、この映画は、それだけではなく、なかなか面白いサスペンスになっています。後半は、どうなってしまうのかと、ぐいぐい惹きつけられました。
20年以上も前の映画ですので、今やハゲたおっさんになってしまったウィリアム・ハートも、まだまだ男盛り、野心満々の演技がなかなかいけてます。
「白いドレスの女」役のキャスリーン・ターナーは、27歳。これが、映画デビューだそうで、最初から、すごい役を射止めたんですねぇ。
まだ若くて、かっこいい頃のミッキー・ロークも出てたりと、キャスト的にも、面白かったです。

舞台となっているのが、異常な熱波に見舞われたフロリダということで、画面からも、その蒸し暑さが伝わってきそうな映画になっていました。あまり効果を期待できそうもない扇風機、アイスティーをいつも2杯注文する男、そして、豪邸に飾られた風鈴・・・。暑さゆえに、正常な判断力を失ってしまった男の物語です。(2004,11,02)

●作品名インデックスへ
シン・シティ      2005年 アメリカ アクション・犯罪・スリラー   
<監督>フランク・ミラー , ロバート・ロドリゲス , クエンティン・タランティーノ
<キャスト>ブルース・ウィリス , ミッキー・ローク , クライヴ・オーウェン , ベニチオ・デル・トロ , イライジャ・ウッド , ブリタニー・マーフィ , ジョシュ・ハートネット , マイケル・クラーク・ダンカン , ニック・スタール , カーラ・グギーノ , パワーズ・ブース , マーリー・シェルトン , フランク・ミラー , マイケル・マドセン , ジェシカ・アルバ , アレクシス・ブレーデル , ロザリオ・ドーソン , トミー・フラナガン , ルトガー・ハウアー
<ストーリー>“罪の街=シン・シティ”で、3人の男たちが、愛する女を守るため、闇の権力に闘いを挑む・・・。
EPISODE 1:醜い顔のせいで、愛に飢えたマーヴ(ミッキー・ローク)は、初めて天使を抱いた。しかし、その夜、彼女は殺され、マーヴにその容疑がかかる・・・。
EPISODE 2:恋人にしつこく迫る男ジャッキー(ベニチオ・デル・トロ)を始末したドワイト(クライヴ・オーウェン)だったが、ジャッキーは、なんと警察官だった・・・。このことで娼婦街と警察との均衡が破れ、娼婦たちは、窮地に立たされる・・・。
EPISODE 3:街の実力者の息子で、無法者のロアーク(ニック・スタール)を追っていたハーティガン刑事(ブルース・ウィリス)は、とうとう彼を追いつめるが、相棒の裏切りにあって、逆に逮捕されてしまう。8年後、出所した彼は、ロアークの魔の手から救い出した少女を訪ねるが・・・。
*****

映画の予告編の段階で、もうすでに異彩を放っていたこの作品、アメコミが原作なんですね。原作は見たことがないのですが、ずいぶんとダークなコミックみたいです。そしてこの映画は、原作にとても忠実に作られているそうです。

配役も、これまた、異常に豪華です。あの人も、この人も出ています。
この豪華な顔ぶれならば、見ずにはいられないですよね〜〜。
しかも、そのひとりひとりがとても印象的。顔が劇画チックに撮されているせいか、個人の個性がより強調されているように感じました。
中でもひときわ目を引くのは、ミッキー・ロークです。彼の顔にもびっくりしましたが、こんなに重要な役を演じていることを知らなかったので、その点で一番びっくりしました。
それから、ジェシカ・アルバの美しさも。あのダンスは、セクシーで、ステキでしたね〜〜(^^)。ほかに、デル・トロも良かったし、イライジャにもびっくり。ブリタニー・マーフィも良かったですね〜〜。

映画は、3つのストーリーに別れていて、それが、1カ所で、リンクしている、そんなしゃれた構成になっています。
陰のある男たちが、美しい女のために命を懸けて闘うなんて、いかにも、マンガチックで、そしてまたそれが、男心をくすぐるのでしょう。

全編がモノクロなのですが、一部分だけ彩色してあって、それも、とても印象的でした。
でも、何故、この作品がモノクロなのかは、見ているうちになんとなく分かってきます。
カラー作品なら、きっと私は、最後まで見られなかったことでしょう。
結構どんな映画でも平気で見てしまう私も、この映画は、途中で、気分が悪くなってしまいました。ちょっと体調が悪かったせいもあるのですが、映画館から出たときは、きっと顔面蒼白だったのではないかしら。こんな事、初めてでした。

そういう私の体験から、この映画は、ヴァイオレンス系が苦手な人は、けっして見てはいけない映画だと忠告させていただきます。(2005,10,01)

●作品名インデックスへ
シン・レッド・ライン      1998年 アメリカ  戦争
<監督>テレンス・マリック 
<出演>ショーン・ペンジョン・キューザックニック・ノルティジョージ・クルーニー 、ジョン・トラボルタ, 光石研    
<内容>「天国の日々」以来、20年ぶりのテレンス・マリック監督作品。第2次世界大戦中、日本軍のいるガダルカナル島を、アメリカ軍が占拠するために、攻撃をはじめる。その作戦に、参加した、兵士たちは・・・
*****

美しい作品です、そして、戦争ものとしては、第一級の物でしょう。あまり、戦争ものを見ないので、大きなことは、言えないけれど、私が、今まで見たもののうちでは、一番です。決して、戦争を綺麗事にはしないで、特別な、ヒーローも、作り上げず、難攻している戦局で、決死の覚悟で飛び出してゆく兵士たちの、悲壮感や、恐怖感、見ている私も、その瞬間を待つ兵士の気持ちで、息苦しい。こんな、リアルな、作りは、初めてです。ただ、あの、ガダルカナルの戦い、日本軍が、あんなに、物資豊かだったのが、ちょっと不思議。あの戦いは、ほとんど、後方支援が、なかったのでは、なかったっけ??やっぱり、日本人相手の戦争ものは、見ているのが、辛いけれど、これは、平等に、描かれているように思えました。時折挟まる、美しい風景と、愛する妻の情景が、心を和ませてくれるのですが、和みすぎて、ちょっと眠気を誘ってしまうのが、難(^^;。長いです。(2001.01)

●作品名インデックスへ
ジングル・オール・ザ・ウエイ         1996年 アメリカ コメディー・ファミリー
<監督>ブライアン・レヴァント
<出演>アーノルド・シュワルツネッガー、シンバッド
, ジェームズ・ベルーシ <内容>子どものクリスマスプレゼントを買うために、大奮闘する父親。
*****

久々にTVでやってたのをまた見ました。楽しいですね、こういうばかばかしい映画!特に、シュワちゃんは、こういう愉快な役も出来るから、好きよ!(^^)。クリスマスには、こんな映画を、ファミリーで見るのもいいかも。シュワちゃんの息子の役を、ジェイク・ロイドが、やってたんですね。スターウォーズの時より、ちいちゃくて、一層かわいかったです。でも、やっぱり、吹き替えだと、違和感がありました(T_T)。(1999.01)

●作品名インデックスへ
シングル・ガール   1995年 フランス  ドラマ
<監督>ブノワ・ジャコー
<出演>ヴィルジニー・ルドワイヤンブノワ・マジメル
<内容>17歳のヴァレリーは恋人に自分の妊娠を告げ、新しい就職先のホテルへ、出勤する。初出勤の朝のさまざまな出来事と、恋人との関係、そして、彼女の成長した姿を描く。
*****

ヴィルジニーがいろんな表情を見せる。ショートにした後半は、意外に、ナタリー・ポートマンに、よく似てた。ちょっとつっけんどんで、あんな子のいるホテルには、泊まりたくないかな。(2000.08)

●作品名インデックスへ
シングルス      1992年 アメリカ コメディー・ロマンス
<監督>キャメロン・クロウ
<出演>キャンベル・スコット , キラ・セジウィック , ブリジット・フォンダ , マット・ディロン , シーラ・ケリー , ビル・プルマン , エリック・ストルツ , ポール・ジアマッティ 
<内容>失恋したばかりのリンダ(キラ・セジウィック)は、ライブハウスでスティーブ(キャンベル・スコット)と出会う。スティーブは、彼女を一目で気に入り、何かとアタックするのだが、彼女には、その気がない。また、彼の同じアパートには、ウェイトレスのジャネット(ブリジット・フォンダ)が住んでいて、彼女は、ロックシンガーのクリフ(マット・ディロン)が大好きなのだが、クリフの方は、冷たい態度ばかり・・・。独身者専用アパートを舞台にしたラブストーリー。
*****

青春ロマンスものというには、少々トウのたったキラ・セジウィック。・・・だと思ったら、彼女、この時27歳なんですって!相当老け顔ですよね。35ぐらいかと思ったーーー(^^;。あの口元が、なんだか、おばあちゃんっぽいからかしら。
そんなわけで、どうも彼女があまり魅力的に感じられず、集中できませんでした。
それに、マット・ディロン(^^;。ロックシンガーと言うことで、長髪なのですが、これが全くといっていいほど似合ってない(^^;。ただでも長い顔が、ますます長くなってしまって、ほんとに見るに耐えませんでした(^^;。

ストーリーは、男女の出会いと、その気持ちのすれ違いなど、恋人同士で、よくある話の映画です。お互いに、ピピッと感じあって、会ったとたんに相思相愛になれれば苦労はないんでしょうけど、そんなことは、本当にまれ。お互いに駆け引きもあれば、タイミングもあって、うまく結ばれる事なんて、なかなかないんだと、思いますねぇ。

後半、スティーブが何もかもうまくいかず、憔悴し、家でうつろに過ごす姿が、とても魅力的でした。いわゆる、母性本能を刺激されたってやつでしょうか(^^)。恋人とうまくいっていないそこのあなた。ちょっと試しに憔悴してみたら、どうでしょう?(^^)。(2005,02,18)

深呼吸の必要      2004年 日本 青春   
<監督>篠原哲雄 
<キャスト>香里奈 , 谷原章介 , 長澤まさみ , 大森南朋 , 成宮寛貴
<ストーリー>沖縄の離島。2月下旬のある日、本土から「キビ刈り隊」の男女5人が平良家にやってきた。3月末日までに全てのサトウキビを刈り取り、工場に持っていかなければならない。しかし、5人は、全くの初心者の上、それぞれの思いもバラバラで、作業は遅々として進まない・・・。
*****

いいですね〜。何かに悩んだとき、行き詰まったときは、やっぱり、肉体労働に限ります。ウジウジ考えることもなく、ただ一心に、作業に打ち込んで、モリモリ食べて、ぐっすり寝たら、少々の悩みなんて、吹き飛んでしまうでしょう。

最初は、沖縄という土地や、キビ刈りに慣れるのが大変で、しかも、慣れない共同生活で、鬱積してゆく不満もあり、タラタラと作業していた彼らも、徐々にたくましくなってゆくところが、見もので、頼もしくて、うれしくなってしまいました。
作業は、淡々としているのに、ラストは、それなりに感動的です。
達成感って、何物にも代えがたいなぁと思いましたねぇ。思わず、私も行ってみたい!と、単純な私は、すぐに思うのでありました。

特にいいのが、最初の頃に、イヤになったり、投げ出したくなったりした時の、平良家のおじぃや、おばぁの何気ない励ましです。大人になっても、みんな、本当は、あんな風にさりげなく慰めて欲しいものなんだと思いました。(2005,12,15)

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真実の瞬間      1991年  アメリカ  ドラマ
<監督>アーウィン・ウィンクラー 
<出演>ロバート・デニーロアネット・ベニング
<内容>共産主義への弾圧が、ハリウッドの人たちにも向けられ、権力により、仕事や、友人を失うことの恐怖を描く。
*****

エリア・カザンのことは、99年のアカデミーショーで、はじめて知ったのだが、これを見て、あの、自由主義のアメリカでも、こんな過去があったことを知って、驚いた。そして、あの時の介添人が、デ・ニーロだったことを思い出し、ほっとした(1999.08)。

●作品名インデックスへ
真珠の耳飾りの少女      2003年 イギリス・ルクセンブルグ 伝記   
<監督>ピーター・ウェーバー
<キャスト>スカーレット・ヨハンソン , コリン・ファース , トム・ウィルキンソン , キリアン・マーフィ , アナ・ポップルウェル
<ストーリー>1665年、オランダ。画家フェルメール(コリン・ファース)の家に使用人として雇われたグリート(スカーレット・ヨハンソン)は天性の才能をフェルメールに見いだされ、彼の助手を務めるようになり、そして、彼の絵のモデルとなるのだった。しかし、家人の彼女への風当たりは強くなる一方だった・・・。
*****

この映画のポスターを見て、絵にそっくりだなぁと思っていましたが、それどころか、映画の中には、数え切れないくらいの絵画が出現していました。それぞれのシーンを切り取って額縁に納めてしまいたいような気さえする素敵な映画です。

画家として一家を支えるフェルメールの立場は意外と弱いもののようでしたね〜。「静謐の画家」といわれる彼の才能は、彼の死後、200年ばかり経って初めて認められたわけで、存命中は、映画の中でも描かれていたように、裕福ではなかったのかもしれないです。
パトロンを招いて絵の仕事をもらわなければ生活できないなんて、大変ですよ。

しかも、絵の具そのものも、自から調合して作らなければならないのだから、今から思うと、その当時の絵画には、画家の命が込められたいたと言っても過言ではないかもしれません。
そんな状況の中で、彼は、光を効果的に、そして、色を重ねてゆく画法で絵画を作り出していったのでした。

当時の使用人は、雇い主に対しては、ほとんど口をきけなかったのかもしれませんね。命令されたことを忠実に行うことだけを求められていたようです。その少ない言葉の中で、グリートと、フェルメールの絵に対する琴線が震え合ったのかもしれません。
やっぱり大画面で見たかった映画ですね〜。

主演は、この映画で、数々の賞にノミネートされたスカーレット・ヨハンソン。セリフの少ない難しい役を見事に演じていましたね〜〜。 共演は、我が愛するコリン・ファース様。抑えようもなく高まる愛をひたすら耐えしのんでいるている彼って、とってもセクシーだわ〜〜(^^)。(2005,09,22)

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人生は、時々晴れ      2002年 イギリス・フランス   
<監督>マイク・リー
<出演> ティモシー・スポール , レスリー・マンヴィル , サリー・ホーキンス
<内容>ロンドンのタクシー運転手フィル(ティモシー・スポール)は、スーパーで働く妻ベニー(レスリー・マンヴィル)、そして、二人の子供たちと、集合住宅で暮らしていた。彼らの生活は貧しく、また、多くの問題を抱えていて、家族同士の会話も、とげとげしいものとなっていた。そんなある日、息子のローリー(ジェームズ・コーデン)が心臓発作を起こす・・・。
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邦題の「人生は、時々晴れ」(原題「ALL OR NOTHING」)。これに、ちょっとだまされました。映画の中には、時々どころか、ほとんど晴れ間は見えません。
罵り合う家族や、恋人。何の楽しみもない主婦。働く気のない息子。みんな何をそんなにカリカリしているのかと、うんざりしました。
それもこれも、貧しい生活からくる鬱屈した精神状態からなのかもしれませんが、私には、そのイライラが、逆に、幸せを逃がしているようにしか感じられませんでした。
特に、あのお母さん。ニート状態の息子は心配だし、稼ぎの少ない旦那はふがいないし、カラオケに行っても、全然楽しくない。その気持ちも分かるけど、そんなんじゃ、生きていても、意味ないでしょうと、思ってしまいました。
そして、ティモシー・スポール演じるフィル。彼の、あのおどおど、きょろきょろしたした目つき。なんか、切なくなってしまいました。貧しい生活って、心まで次第に貧しくなるようで、悲しいですねぇ。
どうにもこうにも見ていてイライラさせられる人々でしたが、そう思いながらも、彼らから目が離せなかったのも事実です。

マイク・リー監督の映画は、台本がなく、俳優たちと、半年間のリハーサルを行い、ディスカッションしながら、映画を作り上げていくそうです。いわば、即興芝居の積み上げのようなもの。俳優さんも、半年間も登場人物になりきって芝居をしていたら、その人たちに同化してしまうでしょうねぇ。
そんな作り方だからこそ、このやるせない日常を描けるのかもしれません。
でも、ラストの夫婦の顔を見て、人間って、ほんのちょっとの事でも、ちょっぴり幸せになれるんだなぁと、なんだかホッとしました(^^)。そんな意味で、やっぱりこの邦題は、よかったのかな。(2005,01,16)

●作品名インデックスへ
シンデレラマン      2005年 アメリカ 伝記・スポーツ   
<監督>ロン・ハワード
<キャスト>ラッセル・クロウ , レネー・ゼルウィガー , ポール・ジアマッティ, パディ・コンシダイン , クレイグ・ビアーコ , ローズマリー・デウィット  
<ストーリー>前途有望なボクサーだったジム・ブラドック(ラッセル・クロウ)は、右手の故障によって運から見放され、引退に追い込まれた。その頃アメリカは大恐慌で、失業者となったジムには、わずかな日銭しか入ってこなくなる。貧困を極めた彼に、ある日、かつてのマネージャー、ジョー(ポール・ジアマッティ)が、一夜限りの試合の話を持ってくる・・・。
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スポーツの中で一番嫌いなのが、ボクシングではないかしら、と思う今日この頃。でも、今年は、この映画を含めて3本もボクシング映画を見てしまいました。(「ミリオンダラー・ベイビー」「ファイティング・ガール」
その都度、試合のシーンでは、顔をゆがめ、ボディーブローを受けても大丈夫なように、腹筋に力を入れて見ているのですが、この映画が、中でも一番ダメージが大きかったです(T_T)。
そして、あのベアの怖かったこと!(T_T)。でも、彼の大振りのパンチを見ると、逆にそれが欠点となって、有利に戦えるような気もしましたが、あの顔、あの身体で、迫ってこられたら、普通ならそれだけで失神しそうです(^^;。
あの試合の結果を知らなかったので、他の選手のように、殺されてしまうんじゃないかとか、いやいや、今まで起きた奇跡のようにきっと勝ってくれるんだろうとか、まるでレネー演じる妻、メイそのままに、居ても立ってもいられないぐらいの心境で、且つ涙を流しながら見ていました(T_T)。
だから見た後は、ぐったり、心底疲れましたよーーー。

それにしても、ラッセル・クロウは、この映画のために、何kgダイエットしたんでしょう。「マスター・アンド・コマンダー」では、あんなにぶくぶくに太っていたのに、今回の映画は、本当にげっそりしてましたねー。ボクサーの役だから、筋肉も付けなくちゃいけないだろうし、本当に、俳優さんって、大変!(2005,09,23)

●作品名インデックスへ
シンプル・プラン      1998年 アメリカ サスペンス
<監督>サム・ライミ 
<出演>ビル・パクストンブリジット・フォンダ 、ビリー・ボブ・ソーントン 
<内容>田舎町で、慎ましい生活を送るハンクは、兄と、その友人とで、年末の墓参りに行ったとき、森の中で、墜落した飛行機を見つけ、その中にある大金を発見する。それを、家に持ち帰ったハンクは、妻のサラと共に、この大金を自分たちの物にしようと、画策するが・・・。
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この手の犯罪を成功させるためには、絶対、共犯にしてはいけない二人ですね、この兄と、その友人は・・・。悲劇は、この二人といたことから、始まったのです。雪と、大金と言うことで、「ファーゴ」を、ちょっと、思い出しました。あの映画よりも、動きがあるようだけれど、何か、中途半端で、退屈だった。FBIの話も、こんな事ってある??って、感じでした。でも、驚いたのは、ビリー・ボブ・ソーントン、先日見た、「狂っちゃいないぜ」と、全然違う役柄で、それでいて、どっちもぴったり!!うまかったです。(2001.08)

親切なクムジャさん      2005年 韓国 サスペンス   
<監督>パク・チャヌク
<キャスト>イ・ヨンエ , チェ・ミンシク , ユ・ジテ , ソン・ガンホ , シン・ハギュン , カン・ヘジョン
<ストーリー>美しいイ・クムジャ(イ・ヨンエ)は、20歳の時、幼児誘拐殺人の罪で13年の刑を言い渡される。刑務所内では、天使のように、皆に親切だったクムジャだったが、出所後、復讐の鬼と化すのだった・・・。
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パク・チャヌク監督の“復讐三部作”完結編ということですが、1作目の「復讐者に憐れみを」を見ていない上、2作目の「オールド・ボーイ」が、あまりにも強烈な話だったので、今回の映画は、ちょっと見劣りしてしまいました。
どうして、彼女は13年間も我慢したのか、そんな汚名を甘んじて受けたのか、もっといい解決法はなかったのかなと、疑問が浮かびます。警察も、警察でしたしねーーー(^^;。

とはいえ、クライマックスの復讐シーンは、さすが復讐完結編。延々とこのシーンが続くので、ちょっと食傷気味にはなりましたが、複数の怨念が感じられ、ひと味違いましたねーー。
彼らの気持ちを考えたら、こうでもしないと、気が収まらなかったのかとも思いますが、私としては、こういう行動をしたとしても、悲しみはなくならず、むしろ、これ以降、いい思い出も、思い出したくない事柄と繋がってしまうので、ちょっとな〜〜と思いました。私が小心者だかららかしらねぇ。

主演のイ・ヨンエは、高校生時代がちょっと無理があるなと思った以外は、天使のようなクムジャさんと、鬼のように復讐へと向かうクムジャさんの演じ分けが、なかなかよかったと思います。
ちょうど「宮廷女官 チャングムの誓い」を見始めた所なので、あのチャングムがーーー!(T_T)って感じでした。
他にもサプライズキャストがあったりして、完結編らしく豪華な作品でしたね〜。(2005,11.14)

●作品名インデックスへ
シンドラーのリスト      1993年 アメリカ 戦争
<監督>スティーヴン・スピルバーグ
<出演>リーアム・ニーソン , ベン・キングズレー , レイフ・ファインズ , エンベス・デイヴィッツ 
<賞>アカデミー作品賞、監督賞、脚色賞など
<内容>ドイツ人のシンドラー(リーアム・ニーソン)は、戦地に送るホーロー鍋を作る工場を経営する、やり手実業家。従業員の給料を安くするためにゲットー内のユダヤ人を雇っていた。しかし、ユダヤ人と直接触れあうようになって、ナチスの残虐さを知ったシンドラーは、ユダヤ人に対して親身になって世話を焼くようになるが・・・。
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この年のアカデミー作品賞を受賞しています。
でも、内容が内容だけに、なかなか観る気持ちになれませんでした。今までにも、何本もナチス占領下におけるユダヤ人の話は映画で見てきたので、見るのが辛かったからです。
でも、これは、救いの映画ですね。実際に救われた多くのユダヤ人の方だけではなく、人間として存在することに対しての救いだと感じました。少なくとも私自身は、確実に救われました。

一つの映画でその当時に起こったことを全て表現することは、どだい無理な話。でも、その一部分でも伝えられたら、映画は、それでいいと思うのです。この映画にも色々な批判があることは耳にしていましたが、実際に映画を見て、そう思いました。
ただ、確かに、映像は、残酷で悲惨です。でも、目を背けてはいけない事だとも思うのです。

主演のリーアム・ニーソン、すばらしいですね〜。冒頭の人たらし加減も、堂に入っていましたし、後半の慈愛のこもったあの目つきも、すばらしいです。どうして主演男優賞を取れなかったのかと、この年の主演男優賞を見てみたら、「フィラデルフィア」のトム・ハンクスでした。う〜ん、これなら、しょうがないかな・・・。

レイフ・ファインズも、先日観た「太陽の雫」で虐げられる3代のユダヤ人を演じていて、そのイメージが強かったのですが、この映画では、全く逆のナチスの役。なんと憎々しげで、狂気そのもののナチス将校でしょう。また、この役のためでしょうね、でっぷりと太っていたのでびっくりしました。役にのめり込むタイプの役者さんなんですね〜。彼も又、助演男優賞にノミネートされていましたが、受賞できませんでした。この時の受賞者は、「逃亡者」のトミー・リー・ジョーンズ。そして、「ギルバート・グレイプ」のレオも、ノミナーなのでした〜〜!(^^)。

あの時代、いくら世渡りのうまいドイツ人実業家といえども、ああ、あからさまなことをしたら、ただでは済まないのではと、ラスト近くは、本当にハラハラしてしまいました。
そして、女性達を乗せた貨車の話も、本当の話なのでしょうか。もう、すごいことですよね。

シンドラーは、たった1100人しか助けられなかったと言って、悔やんでいましたが、その1100人の子孫が6000人以上にもなっているのですから、これは本当にすばらしいことだと思います。(2004,06,12)



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