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死霊のえじき      


1985年 アメリカ (DAY OF THE DEAD)
ホラー・SF

<監督>ジョージ・A・ロメロ
<キャスト> ロリ・カーディル, テリー・アレクサンダー

<ストーリー>
世界がゾンビで埋め尽くされた近未来。巨大な地下基地には、十数人の軍人と、科学者が生き残り、ゾンビへの警戒と、研究が進められていたが、軍と、科学者の対立は激しくなる一方だった。そんな時、緊張状態が破られ、基地内に、ゾンビがなだれ込んでくる・・・。

<感想>
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」「ゾンビ」そして、本作で、ロメロゾンビ三部作と言われているそうです。

今回は、世界中にゾンビがあふれ、生き残った人たちは、地下要塞に立てこもっているというところから始まります。
一応、街にヘリで出かけていき、人間の生存者を探したりもするけれど、街にいるのは、もう、ゾンビだけ・・・。

「ゾンビ」では、生き残った人たちは、モールに逃げ込みましたが、今回は、巨大な地下要塞。
立てこもるには、とてもいい環境で、武器も豊富、研究所もあり、なんといっても、堅牢さがナイスです。
しかし、閉鎖空間の中での人間模様は劣悪で、
ついに、最悪の結末を迎えるのでした〜〜。

びっくりさせられるところも、ゾンビ映画特有のえぐい描写もふんだんにありますが、
この映画の見どころは、なんといっても、”バブ”でしょう(^^)。
彼は、飼い慣らされたゾンビで、過去の記憶が、少し残っているのでは?・・・と思わせます。
凶暴さはないものの、一応ゾンビなので、首に頑丈な鎖をされているわけですが、
確かに、カミソリや、音楽に興味を示して、正しい使い方をしようとしています。
そんな彼の姿は、なんともまあ、可愛いのですよ(^^)。
こんなゾンビ、どこかで見たような・・・??と思ったら、カナダ映画の「ゾンビーノ」
あれに近いかわいらしさがありました。
まあ、でも、やっぱり、強烈なオチがあるのですが・・・(^^)。

今回の特典は、ロメロ本人が語る、撮影時の苦労話が収録されていましたが、
これが、また、なかなか面白かったです〜。
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」の時よりも、格段にお金がかかった制作ですが、
それでも、手作り感があって、どのシーンは、どうやって撮ったとか、撮影に使った内蔵!?は、肉屋で買って、繰り返し使ったとか・・・(^^)。
こういう裏話は、ほんと、面白いわ〜(^^)。(2011,08,27)






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