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飛ぶ教室      


2003年 ドイツ ファミリー・コメディー

<監督>トミー・ヴィガント
<原作>エーリッヒ・ケストナー
<キャスト>ウルリッヒ・ノエテン , セバスチャン・コッホ

<ストーリー>
トラブル続きで、何回も転校を繰り返したヨナタン(ハウケ・ディーカンフ)が今回転校する学校は、少年合唱団で有名な聖トーマス校。養父が船長のため、寄宿舎に入ることになるが、ルームメイトの少年達は、彼を温かく迎え、ホッとするヨナタンだった。そんなある日、仲の悪い通学生との間にケンカが勃発して、大切な楽譜を奪われてしまう・・・。

<感想>
「エーミールと探偵たち」「点子ちゃんとアントン」「ファミリー・ゲーム/双子の天使 」「二人のロッテ」などを書いた児童文学の巨匠エーリッヒ・ケストナーの原作です。 先日見た「エーミールと探偵たち」と同じように、舞台を現代に置き換えて描いています。

題名からSFチックなファンタジーだと勝手に想像していたので、映画が始まってしばらくは、肩すかし感がありました。
実際のストーリーは、寄宿学校で学ぶ子供達が、ケンカをしたり、いたずらをしたり、校則を破ったりしながら成長してゆく物語です。
原作を読んでいないので、分からないのですが、原作は、相当長のかもしれません。色々な話が出てきて、ちょっとまとまりのない感じがしました。
まあでも、子供向け映画なので、いたずらのシーンとか、大人がやりこめられるシーンなどがあって、お子ちゃまたちには、楽しいのかな〜〜。

題名の「飛ぶ教室」は、彼らが上演する劇の題名です。
この劇は、ラストに、上演されるわけですが、とても子供達だけで作ったとは思えない?!幻想的な感動作品です。これは、なかなかよかったです(^^)。
今や、ドイツでも何処でも、若者は、ラップなんですね〜〜(^^)。

そんなわけで、ケストナー原作の映画の面白さを不等号で表すと、「二人のロッテ」≧「ファミリー・ゲーム/双子の天使 」>「点子ちゃんとアントン」>「エーミールと探偵たち」>「飛ぶ教室」というところですかしらん〜〜(^^)。(2007,06,19)



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