アイス君は
一時 急な事だったので 近くの方にお聞きして 
ボランティアの犬預かりをして下さると言う方Rさんの所に行きました
その方は事情を知って「何ヵ月でも大丈夫、お預かりしますよ」と言って下さったそうです
アイスママはアイスパパの事も大変だったので
その方がそのように言って下さってそれは安心していらしたそうです
日に何度も「大丈夫ですか?」って連絡はとっていらしたそうです
一週間 2週間近くになり
やっとアイスパパが良くなってきたので リハビリには「O」が良いと言われ
そこに行くかも知れないと連絡をRさんに入れた所
「約束が違うじゃない 東京だと言うから預かったのに
私もいずれプロの預かりしようと思うのだけど
それは1日1万円位なのよ
それに アイスはこの頃家の子に意地悪するのよね〜
家の子も怖がるようになって来たし〜
家の子のおもちゃも取っていくし〜」

と 言われたのだそうです
アイスママは頭の中が真っ白になってしまったそうです
それで 
「ごめんなさいね すぐに引き取るから」
と当てもないまま言ってしまったと 泣きの涙で電話をくれました
「助けて〜どうしていいか判らない」
と電話の向こうで泣くアイスママに
「どうして 最初の時に言って来なかったの
すぐ引き取りに行きましょう
その方は もう虐めるという言葉が出ているから限度だと思うよ」
って言いました

すぐにペットシッターを始めていた友人の娘さん(ちゅらちゃんのお姉さん)に事情を話し
3人でその方の家にアイスを迎えに行きました
その方もこんなにすぐに来るとは思わなかったらしく
「いいのに まだこんなに急でなくても、、、」
とおっしゃったようですが アイスママは今までの感謝を丁寧に述べて
アイスを連れて来ました
その時 一緒に来たRさんのお子さん(ゴールデン)の様子を見て
私は怖がっていない事 アイスと仲良くしている様子を見て???と思いました
アイスが負担になったのはきっとRさん自身だと感じました

アイスが帰って来てから 「O」に行く為の準備を始めました
まず アイスをどうするか
夜は私の家に来るようにしました
昼間はストレスにならないよう 出来るだけ自分の家に置いておこうと言う事にしました
アイスの家にはおばあちゃまが1日いらっしゃるので 用心にはなりますし
ただ アイスが大きいので 飛びついたりしたら大変ですので
ちゅらのお姉さんが朝と夜の食事と散歩を引き受けて下さいました

アイスママが東京にいる間に 下宿生活を送る我が家に慣れさせようと思いました
アイスママと散歩がてら 部屋に入って臭い付けをするようにしました
アイスパパやアイスママのシャツやタオルなど臭いのあるものを部屋に置きました
(ベットにかけてある洋服がそうなんですよ)

アイスは部屋のベットを見たら 飛び乗りました
アイスママは「えー 家では乗った事無いのにどうして???
アイス降りなさい」
と言いましたが アイスはどうしても嫌がりました
私その様子を見て
「もしかしたら Rさんの家で ゴールデンのその子はベットに乗っていたのでは無いかしら
アイスは乗りたかったけど きっと怒られていたのだと思うよ」
って言いました
「アイスのこの態度や顔は やっと僕のベットが出来たって顔じゃない」 
アイスは本当に嬉しそうに重みでギクシャクいっているベットにまんぞくと言う感じでいましたよ(^_^)

その後 いろいろ感じました
ちょっと何かを取ろうとして アイスのそばで手を振ると
アイスはそれまでそんな事をしなかった子なのにビクッと怖がるのです
おかしい そう感じました
これは Rさんの所でかなり怒られたなと思いました
アイスママにそれとなく様子を聞きました
やはり かなりRさんはアイスが思うようにならなくて
恐らく大きくて怖くなったのでしょう
スリッパで床を叩いて大きな音をたてて脅かしたと言ったそうです
私はアイスが きっとお尻くらい叩かれていたと感じました
アイスに聞くとそうなっちゃうのよね(-。-) ボソッ

動物は口は聞けません
ですから ばれないと思わないで下さい
動物は 心で訴えて来ますからね
感じる心があれば いくら人間が嘘を言っても
必ず ばれます


その後 ちゅらのお姉さんが アイスと散歩をしていた時
Rさんに遊歩道でお会いしたそうです
その時 アイスはRさんに目も合わさないようにしていたそうで
それにはさすがのRさんもショックを受けたらしく
アイスママさんに
「アイスが喜んでくれると思ったら 目も合わないよう避けられて
かなり ショックでした」
とお手紙が入っていたそうです

ちゅらのお姉さんが迎えに来るとアイスは嬉しくて待切れなかったよと態度で示します
私だって 最初に救出作戦をした時に そのまま今のアイスの家に連れていっただけです
それでも 私を見るとアイスは喜んで声を出しながら飛んで来ます
他の方は「また お宅から行った子なの」って聞きます
でも アイスは一度も我が家には来なかった子でした

ストーカーちびちゃんと一緒になった時は
アイスとちびちゃんがそれぞれのお父さんやお母さんとおしゃべりしている間
何時も私のそばの取りっこで笑ってしまうのですよ


人間は口がきけて 言葉が通じ合えるはずなのに
嘘を言い 使わなくて良い嫌な言葉を言い
出たら消す事が出来ない言葉で 人の心を傷つけます
それくらいなら 言葉等無い方がましだと思ってしまいます

動物は言葉が無くても 目と心で全てを表せます


Rさんはこれからボランティアで動物を預かろうと思っていらっしゃるようですが
きっと アイスを預かり 動物を預かると言う事は
そんなに簡単な事では無いと勉強されたのでは無いかと思います
それは 今後 また動物を預かる時に きっと経験としてプラスになることだと思います
動物は物では無いから 自分に出来るか出来ないかをよ〜く確かめて
それから 行動に移して欲しいと思います

人間も少しは野生の本能を取り戻して
お金や 名誉欲ばかりで無く
もっと 自然を大切に守る方に行かなくては
人間のものではないこの地球や宇宙を壊してしまいますね





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