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NかMか
アガサ・クリスティ



情報部からナチの大物スパイ<NとM>の正体を秘密裡に探るという任務を帯びたトミーは、妻のタペンスには内緒で任地へと赴いた。だが、タペンスとて一筋縄でいく女ではない。騙されたふりをして先回り。かくして二人は、大規模なナチ・スパイ網のまっただ中へと飛びこむことに・・・スリル満点の冒険ミステリ。解説:渡辺武信(裏表紙より)



トミーとタペンスシリーズの長編2作目です。

今回は、第二次世界大戦の最中(さなか)、ドイツのスパイを突き止めるための任務を課せられた二人の活躍が描かれています。
二人といっても、タペンスの方は、強引に参加してしまったんですがね(^_^)。
今回は、長編なだけにライトノベル感は薄く、ミステリとしてしっかり楽しむことが出来ました。
それにしても、本作でも二人は命がけでした。
でも、それが二人にとっては、生きがいのようなもののようです(^_^)。

最初の「秘密機関」で登場した頃の二人は20代。
次の短編では二人は結婚していて、ともに30代。
そして今回は、なんと大きな子供もいる40代の中年夫婦になっていました。これにはびっくり。
若々しかった二人が、もう世間から役に立たない(戦時中だからね)と思われている中年なんですから(^_^;。
これは、クリスティが執筆した年に合わせて、主人公も忠実に歳を取らせた結果のようです。
ということは、次の作品では、二人はもう高齢者!?
なんだか若々しかった二人が懐かしいです・・・(^_^;。(2021,03,23)


1922年 『秘密機関』(The Secret Adversary)
1929年 『おしどり探偵』(短編集)
1941年 『NかMか』(N or M?)
1968年 『親指のうずき』(By the Pricking of my Thumbs)
1973年 『運命の裏木戸(英語版)』(Postern of Fate)