●作品名インデックスへ
ワイルド・アット・ハート      1990年 アメリカ 犯罪・ロマンス・スリラー
<監督>デヴィッド・リンチ
<出演>ニコラス・ケイジ , ローラ・ダーン , ウィレム・デフォー , イザベラ・ロッセリーニ , ハリー・ディーン・スタントン 
<内容>恋人ルーラ(ローラ・ダーン)の目の前で男を殺害したセイラー(ニコラス・ケイジ)は、逮捕され、22ヶ月後、保釈された。迎えにきたルーラとともに、車でカリフォルニアへと旅発つ二人だったが、娘を溺愛するルーラの母親マリエッタ(ダイアン・ラッド)は、セイラーを殺そうと、殺し屋を差し向けるのだった・・・。
*****

苦手なデヴィッド・リンチをまた見てしまいました(^^;。今回は、ニコラス・ケイジが主演だったので、どんなものかと思ったのです。
まあ、これまで見てきた彼のこの手の作品の中では、ずっと普通で、わかりやすかったです。
それにしても、ニコラス・ケイジ・・・(^^;。彼の若い時の作品は、結構笑えるものが多いのですが、この作品も、なかなかきてますねぇ。
あの無意味に長い前髪とか、まじめにプレスリーを歌っちゃうところとか、彼が今、自分自身で改めてこの映画を見たらどんな気持ちがするのだろうと、ふと思ってしまいました。まあ、これらのすべてと、あともろもろをひっくるめて、完成している作品なのかもしれませんが・・・。

その他、出演者全員が、すべて濃いです。
ルーラ役のローラ・ダーンやイザベラ・ロッセリーニは、リンチ組ですし、ただでも濃いウィレム・デフォー。そして、老醜をあらわに演じるダイアン・ラッド。
二度とは見たくないけど、強烈な印象が、しばらく消えそうにない映画でした(^^;。(2004,09,20)

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ワイルド・シングス      1998年 アメリカ サスペンス・ミステリー オフィシャルサイト
<監督>ジョン・マクノートン
<出演>ケビン・ベーコンマット・ディロン 、ネイヴ・キャンベル , デニース・リチャーズ
<内容>高校の生活指導教員のサム(マット・ディロン)は、その甘いマスクで、女子生徒達に、大人気だった。彼の気を引こうと、ケリー(デニース・リチャーズ)は彼に近づくが、その後、彼女は、サムにレイプされたと訴えを起こす・・・。
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ああなって、こうなって・・・。これは、結末はもちろん、途中の話も出来ません(^^;。そういうサスペンスでした。ちょっとやりすぎ?って気もするけど・・・。あと、ネイブ・キャンベルを見ると、どうしても、「スクリーム」を思い出しちゃうのよね(^^;。私は、DVDで、見たのですが、一カ所、ギョッとする物も・・・!(^^;。また、この映画は、本編が終わっても、最後まで見ましょうね。(2001,12)

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ワイルド・スピード      2001年 アメリカ アクション・サスペンス  
<監督>ロブ・コーエン
<出演>ヴィン・ディーゼル 、 ポール・ウォーカーミシェル・ロドリゲスジョーダナ・ブリュースター 
<内容>ロスで深夜、警察の目を盗んで行われるカーレース。そこでの若者達のヒーローは、卓越したドライブテクニックを持つドミニク(ヴィン・ディーゼル)だった。ある晩、ブライアン(ポール・ウォーカー)という新顔の若者がドミニクに挑戦するのだが・・・。
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主役は、車です。車音痴でよく分からない私でも、かっこいい〜〜♪と、ほれぼれしました。なにやら分からない装置を付けて(ニトロ〜とか言ってたなぁ(^^;)、爆発するように、また、飛ぶように街を疾走します。このスピード感がたまりません。大画面で見たかったなぁ。キャストも、個性豊かで目が離せません。「トリプルX」のヴィン・ディーゼル、「バイオハザード」のミシェル・ロドリゲス(この名前自体いいよね〜(^^))、そして、ブライアン役のポール・ウォーカー、かっこいいです〜(^^)。アメリカの若者達の圧倒的支持を得た理由が分かります。でも、この後警察は、彼らになりきった若者を押さえるのが大変だったでしょうね・・・(^^;。それにしても、こんなふうに車を改造するには、ものすごく資金がいるわけで、普通のことをしていたら、不可能でしょうね。だからという訳でもないですが、この映画、ストーリーを考えてはいけません。サスペンスになってるけど、もうめちゃくちゃですから(^^)。エンドロールの最後の最後まで見ましょうね〜。そして、DVDの人は、特典映像の、スタントシーンは、見逃せませんよ。(2002,12,02)



2001年  ワイルド・スピード
2003年  ワイルド・スピードX2
2009年  ワイルド・スピード MAX

●作品名インデックスへ
ワイルド・スピードX2       2003年 アメリカ アクション・スリラー・犯罪   
<監督>ジョン・シングルトン
<出演>ポール・ウォーカー , コール・ハウザー , エヴァ・メンデス , マイケル・イーリー
<内容>アメリカ・マイアミの夜。派手なストリートファッションに身を包んだ若者たちがぞくぞくと集まり、ストリート・カー・レーシングの開始を、今か今かと待ちかまえていた。そして、ドライバーの一人として、かつてロス警察官だったブライアン(ポール・ウォーカー)の姿もあった。しかし、レース直後に彼は、突然現れた警察に囲まれ、逮捕されてしまう・・・。
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ヴィン・ディーゼルが降板して、ポール・ウォーカー以外は知らない俳優さんばっかりで、どうなることかと思ったのですが、まあまあ面白かったです。
メカ的な驚きは、1には、遠く及びませんでしたが、気楽に楽しむ映画としては、ストーリー的にも、良かったのではないでしょうか。
主演のポール・ウォーカーは、相変わらず素敵でした。彼目的だけで観るのでも、いいかな(^^)。
あと、知っている人と言えば、日本でもCMに出ていたデュボン・青木。どう見ても、彼女が何故、トップモデルかという疑問が湧き上がってしまうのですが、きっと、東洋的な神秘さを西欧人は、感じるのでしょうね(^^)。
最後まで楽しく見ることが出来ましたが、ラストは、もっと豪快にお金を取って欲しかったです(^^)。(2005,01,20)



2001年  ワイルド・スピード
2003年  ワイルド・スピードX2
2009年  ワイルド・スピード MAX

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ワイルド・ワイルド・ウエスト      1999年 アメリカ アクション
<監督>バリー・ソネンフェルド 
<出演>ウィル・スミスケビン・クラインケネス・ブラナー 
<内容>南北戦争後のアメリカ西部。発明家ラブレスは政府の科学者を誘拐して作り上げた、新兵器を使って、アメリカ合衆国を征服しようと企んでいた。それをかぎつけた大統領は、優秀な連邦捜査官のウエストとゴードンを派遣して、ラブレスを捕まえようとするが・・・
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ね、ねむかった・・・(^^;。これは、予告編を見たときから、面白くなさそうだったけど、本編も面白くない〜(T_T)。ただ、いろんな面白グッズが出てくるだけ。それも、大したことないし。あの最後の巨大な機械は、へぇ〜、と思ったけど、それも、予告編で、見てたし・・・(^^;。出演者は、面白かったんじゃ、ないでしょうか・・・?(^^;。だいたい、私は、ウィル・スミスが、あまり好きでないのです(^^;。ウィル・スミスファンの人だけにお勧め。(2001,08)

●作品名インデックスへ
若草物語      1994年 アメリカ  
<監督>ジリアン・アームストロング 
<出演>ウィノナ・ライダーガブリエル・バーン 、トリニ・アルヴァラードサマンサ・マシス 、キルステン・ダンストクレア・デインズクリスチャン・ベイル
<内容>父親が、戦地に赴任していて、母親と、4姉妹だけのマーチ家。貧しいが、清く正しく、行動力のある母親の元で、4人姉妹は、明るい毎日を過ごしていた。その家族の元に、父親が、戦地で負傷したという知らせが届く・・・。
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原作を読んでいる人も多いと思います。そして、この映画もまた、すばらしいです!!私が、見るのは、2度目ですが、一度目は、まだ、映画にはまる前でした。今回見直して、なんと、配役の豪華なことでしょう!!。そして、ウィノナ・ライダーのすばらしいこと!!彼女の生き生きとした表情に、魅せられます。これぞ傑作ですね!!(2001,08)

●作品名インデックスへ
惑星ソラリス      1972年 ソ連 SF
<監督>アンドレイ・タルコフスキー
<出演>ナターリヤ・ボンダルチュク, ドナタス・バニオニス 
<内容>惑星ソラリスにある宇宙ステーションへ旅だったクリスは、ステーション内に居住している科学者に会うが、一人は、自殺して、残る2人も、ただならぬ様子なのに驚く。そして、クリスもまた、数年前に、自殺したはずの妻ハリーが、そこにいることに衝撃を受ける。
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先日見た、「戦争と平和」のせいか、同じソ連制作の、このDVDに引き寄せられました。なんか、すごい映画でした。「戦争と平和」の時も、そうでしたが、せりふが少なくて、沈黙のまま、映像だけが、写っているシーンのなんと多いこと!!!(^^;。ひたすら車が道路を走っているシーンとか、水にそよぐ草の描写とか・・・。ハリウッド映画に慣れた私には、ちょっと、衝撃的。何を言おうとしているのか、ついつい深く考えてしまう沈黙の時間です。結局、なんだか分からずに、眠ってしまったのですが・・・(^^;。30年前の映画ですが、発想が、おもしろいです。再び、今、この題材で、映画を作ってもおもしろいかもです。宇宙ステーションの雰囲気とか、観念的なところとか、「2001年宇宙の旅」(68年)の影響を受けている(対抗している)のかもしれません。(2001,12)

       
忘れられない人 1993年 アメリカ  ドラマ
<監督>トニー・ビル
<出演>クリスチャン・スレーター、マリサ・トメイ
<内容>心臓病の持病を持つ内気な青年は、おなじ店で働くウエイトレスに、恋しているが、ただ、彼女を見つめていることしかできない。しかし、ある晩、彼女が襲われそうになるところを助けた彼は、彼女とつきあい始める。
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少し泣かせる。でも、わたしには、クリスチャン・スレーターの魅力がわからないのです。しかも、あんなに、筋肉の付いた、心臓病の人だなんて・・・、映画の中に、入り込めないと、些細なことが、気になって、よけいな事ばかり、気になってくる。(1999,04)

私がウォシャウスキー   1991年 アメリカ  ミステリー
<監督>ジェフ・カニュー
<出演>キャスリーン・ターナー、ジェイ・O・サンダース、チャールズ・ダーニング 
<内容>女探偵ウォシャウスキーが、預かった子供の父親の死の謎を解く。
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キャスリーン・ターナーが、少々歳のいった女探偵を、迫力で演じている。男どもを、殴り倒したり、あるいは、色気で迫ったりと、なかなか小気味よい。(2000,11)

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私が愛したギャングスター      2000年 イギリス 犯罪・サスペンス・コメディー     
<監督>サディウス・オサリヴァン
<出演>ケヴィン・スペイシー リンダ・フィオレンティーノ, クリストフ・ヴァルツ
<内容>アイルランドの首都ダブリン。そこに住むマイケル・リンチ(ケヴィン・スペイシー)は天才的なひらめきで、警察を翻弄させる強盗団のボス。警察には、決して捕まらず、捕まっても、裁判で負けることなく、次々と、銀行強盗を繰り返す。そんな彼は、妻とともに鑑賞したカラヴァッジオの絵画を白昼堂々と盗み出すのだが・・・。
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前半は、ちょっとわかりずらくて、ついてゆけなかったけれど、後半から俄然面白くなりました。天才的な泥棒リンチのちょっと荒っぽい手口と、巧妙な仕掛けが面白く、警察幹部が悔しがる様子は「TAXi」を彷彿させました。ただ、あれだけ、強盗の仕事をしているのに、失業手当を止められるととたんに生活が苦しくなるのが、ちょっと理解できないけど、悪銭、身につかずってことなのかな。そして、警官に包囲され、一挙手一投足監視されただけでパニックを起こすところは、ちょっとがっかり。(2002,04)

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嗤う伊右衛門      2003年 日本 時代劇・ロマンス
<監督>蜷川幸雄
<キャスト>唐沢寿明 , 小雪 , 池内博之 , 椎名桔平 , 井川比佐志 , 香川照之
<ストーリー>浪人の伊右衛門(唐沢寿明)は、縁あって、民谷家に婿として迎えられる。妻となった岩(小雪)は、かつてはその美しさで有名だったが、重い疱瘡にかかり、ひどい傷跡が顔に残ってしまっていた。しかし、夫婦となった二人は、いつしか深い絆で結ばれるようになるのだが・・・。
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原作、読んだんですけどねぇーー。すっかり忘れてしまっていました(^^;。怖ろしい四谷怪談が、こんなラブストーリーになってたんですね〜。
映像も、さすがに蜷川さん、うつくしいです。座敷の真ん中に、あんなに大きな生け花があったら、邪魔でしょうけど、とにかく絵が綺麗でしたね。六平直政さんの太り方も立派で、絵になってました(^^)。
ただ、どうして、こんなに暗くて、声が聞き取りにくいんでしょう。日本映画って、よくこういう事があるんですよね。特に、声は、劇場で見たら、大音響で、気にならないのかもしれませんが、家で見るには、すごく不便で、不満です。どれだけ音量を上げさせられた事やら。
この2点が不満なのと、映画自体に何故か集中できなかったのとで、途中までは評価が低かったのですが、ラストの二人の美しさで、ちょっと評価が上がりました。なるほど、これが嗤う伊右衛門たるゆえんですね。
たくさんの俳優さん、総出演でしたが、やっぱり、伊右衛門役の唐沢寿明が、なんとも色っぽくて良かったです。小雪は、まあまあだったかな。
さて、もう一度原作読まなくっちゃ(^^)。(2005,04,30)

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悪いことしましョ!      2000年 アメリカ コメディー
<監督>ハロルド・ライミス
<出演>ブレンダン・フレイザー , エリザベス・ハーレイ , フランシス・オコナー , オーランド・ジョーンズ , ミリアム・ショア
<内容>サラリーマンのエリオット(ブレンダン・フレイザー)は人望がなく、同僚に嫌われている。しかも、片思いのアリソンにうまく話しかけることも出来ない。あまりの不甲斐なさに「望みが叶うならば、何でも捧げる」と思わず独り言を言ってしまう。すると、突然、「悪魔」と名乗る美女(エリザベス・ハーレイ)が目の前に現れて、「7つの願いを叶えてあげる」というのだった・・・。
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ブレンダン・フレイザーの見事な5変化が観られます。これには、笑わせられました。コロンビアの麻薬王、繊細な男、アメリカ大統領、バスケットボール選手、有名な作家。どれもこれも見事です。メイクもすばらしいし、彼自身も、役になりきってて、大いに楽しませてくれました。しかも、どの役も、ぴったりサマになっているのが、すごいですね〜〜。「繊細な男」で、出てきたときは、一瞬イライジャ・ウッドかと思いましたーーー(^^;。しかも、それぞれ、絶妙なオチもついていて、飽きません。
彼は、「ハムナプトラ」のような冒険活劇もかっこいいし、「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」のようなコメディーも最高だし、上手な俳優さんですね〜。
また、悪魔役のエリザベス・ハーレイも、見事な悪魔役!ぴったりでした(^^)。
この手の話の結末は、だいたい想像がついてしまいますが、楽しんで観るぶんには、何の支障もないでしょう。
それにしても、この邦題・・・どんな「悪いこと」をするのかと思った・・・(^^;。(2003,04,30)

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ワン・ナイト・スタンド      1997年 アメリカ  ロマンス
<監督>マイク・フィギス 
<出演>ナスターシャ・キンスキーウェズリー・スナイプス 、カイル・マクラクランミンナ・ウェンロバート・ダウニー・Jr , アイオン・スカイ 
<内容>ロス在住のCMディレクターのマイク(ウェズリー・スナイプス)は、親友で、HIVに感染したチャーリー(ロバート・ダウニー・jr)を訪ねた。その帰りに、偶然が重なって知り会ったカレンと恋に落ちる。一年後、チャーリーの病状の悪化の知らせを聞いて、駆けつけたマイクは、再びカレンと出会うが・・・。
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大人のしゃれたラブストーリーです。映像も、しゃれています。ウィズリー・スナイプスの映画は、あまり見たことがなかったので、なるほど、こういう人だったんだと、納得しながら見ました。あと、主役のナスターシャ・キンスキーも、初めてかな。ロバート・ダウニー・jrを見れば、また、麻薬でつかまったことを思い出し、ミミ役のミンナ・ウェンが、ERの人だったので、びっくりと、なかなか収穫の多い映画でした(^^)。(2001,08)

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/完全版      1984年 アメリカ
<監督>セルジオ・レオーネ
<出演>ロバート・デ・ニーロ, ジェームズ・ウッズ , エリザベス・マクガヴァン, ジェニファー・コネリー
<内容>1920年代、ニューヨーク。少年ヌードルはマックスら仲間達と悪さをして小遣い稼ぎをしていた。ある日、もめ事で仲間を殺されたヌードルはその相手を殺してしまい、服役することになる。数年後、出所したヌードルは、マックスら仲間と再会し、ギャングとしてのし上がってくゆのだが・・・。
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227分の超大作でした。少年時代、ギャングとして活躍中の時代、そして、35年後。その3つの世代が入り交じります。そのうち、なんと言っても良かったのが、少年時代。ちんぴらの彼らが、いろんな悪事をはたらきながら、徐々に力を付けてゆくのもさることながら、かわいい女の子に目を奪われたり、ケーキの誘惑に勝てなかったりするシーンが、ほのぼのしていて良かったです。特に、ヌードル少年と、デボラ(なんと、あの「ビューティフル・マインド」のジェニファー・コネリーの子役時代です。かわいい〜〜!!)が、いいですね。その分、大人になった時に違和感もありましたが・・・。何しろ長い映画だったので、一度に見れなかったせいもあってか、分からないところが多々あったので、見終わってから、もう一度飛ばしとばしで見直しました。そうすると、あの、最初のシーンもようやく意味が分かり、納得です。最低、2回見ないとダメですね、この映画は。。。でも、見る価値も十分あります。時間のある時に是非どうぞ。(2002,07)

●作品名インデックスへ
ワンス・アンド・フォーエバー      2002年 アメリカ 戦争   
<監督>ランドール・ウォレス
<出演>メル・ギブソン , マデリーン・ストー , サム・エリオット , グレッグ・キニア , クリス・クライン , バリー・ペッパー , マーク・ブルカス , ドン・ズオン , ケリー・ラッセル , ジョン・ハム
<内容>1964年、ジョージア州フォート・ベニングにあるアメリカ陸軍基地にムーア中佐(メル・ギブソン)一家が引っ越してきた。訓練を終えた中佐の率いる部隊は、1965年11月14日、北ベトナム軍と最初の本格的な戦いをするべく、南ベトナム中央高地のイア・ドランに向かった・・・。
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戦争ものは、やはり見ているのが、辛いです。特にこの映画は、愛をテーマにした戦争ものですのでなおさら辛い。
次々と敵の銃弾に倒れてゆく兵士達には、それぞれの家庭、家族があり、彼が死ぬことによって、たくさんの人々が悲しむのです。
それが分かっていて、何故、戦争なんてするのでしょう。
さらに多くの犠牲を出したベトナム兵にも、同じようにたくさんの悲しむ人々がいる。どうにもこうにも、やりきれないですねぇ。

後半になって、ジャーナリストのギャロウェイ(バリー・ペッパー)がやたらに出てくると思ったら、この映画の原作は、ギャロウェイと、ムーアの共著の、実録物でした。
映画を観ていると、ムーアは、ともかく、記者のギャロウェイが、生き残れたのが、不思議なほどの激戦です。あの激しい戦闘状況の中で、いくら非戦闘員だ、記者だ、カメラマンだと言っても、敵が容赦してくれるわけもなく、また、見分けも付かないでしょう。よく、行きましたねぇ、彼。
そして、戦闘が終結して、記者専用のヘリでやって来たジャーナリスト達の、なんと違和感のあることでしょう。激しい戦闘が終わったばかりで、マイクを向けられても、何もしゃべれない兵士達が、凄くリアルに感じました。

また、同じ基地にいる兵士の夫の死亡通知を配って回る、上官の夫を持つ妻の立場も、辛いでしょうね。私まで、彼女が、夫の死を伝えに来る、死神のように見えてしまいました。
実際には、夫が無事に戻ってきても、周りの人たちのことも考えて、手放しでは喜べないのではないでしょうか。特に、兵士の命を預かった上官の妻の立場では・・・。悲しい現実ですね。

この映画のメル・ギブソンは、なかなかのはまり役です。プライベートでも、子だくさんで知られる彼の父親ぶりは、ごく自然で、微笑ましかったです。
そして、生きて連れ帰ると約束は出来ないが、最後まで兵士を見捨てることなく、最後のひとりが戦地を離れるまで、自分も戦地を離れない。誰も置き去りにしないという言葉は、しみじみ心強い言葉ですね。この言葉を信じて、そして、上官である彼、ムーア中尉を信じて、皆、戦ったんだと思います。

感動の作品でしたが、もう戦争ものは、見たくないと、心底思った映画です。(2003,11,29)

●作品名インデックスへ
ワンダー・ボーイズ      2000年 アメリカ     
<監督>カーティス・ハンソン 
<出演>マイケル・ダグラス, トビー・マグァイア , ロバート・ダウニー・Jr, フランシス・マクドーマンド , ケイティ・ホームズ, リチャード・トーマス
<内容>7年前に出版した「放火犯の娘」が絶賛され、文学賞も受賞した英文学教授のグラディーだったが、その後、筆が進まず、出版が途絶えている。その上、妻は、家を出、大学長のサラとは不倫の関係。虚言癖の学生ジェームズが、さらに事態をややこしくして、グラディーは、窮地に陥る。
*****

次から次に災難に遭って、かわいそうなグラディー教授。でも、だからこそ、ドキドキしながら面白く見ました。ちょっと精神的に不安定な学生ジェームズの心配を、真剣にするあたり、彼のまじめな性格が出ていて、安心します。それに、なんと言ってもトビーが、得体の知れない学生役を好演していて、ちょっと怖くて、面白くて、よかったです。題名の「ワンダー・ボーイズ」とは、神童のことで、複数形になっているのは、かつての神童であるグラディー教授と、新しく生まれた神童ジェームズのことを言ってるのかな。ロバート・ダウニー・Jrも、好演してるのに、もう再起不能なのでしょうか?残念ですね。(2002,04)