●作品名インデックスへ
007/ダイ・アナザー・デイ      2002年 アメリカ・イギリス アクション・スリラー・アドベンチャー   
<監督>リー・タマホリ
<出演>ピアース・ブロスナン , ハリー・ベリー , ジュディ・デンチ , エミリオ・エチェバリア , マドンナ  , マイケル・マドセン , ジョン・クリーズ , ロザムンド・パイク
<内容>ジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)は、北朝鮮のムーン大佐(ウィル・ユン・リー)を暗殺するために、北朝鮮に潜入していたが、暗殺任務完了とともに、北朝鮮に捕らえられてしまう。14ヶ月後、ボンドは南側との人質交換によって、自由の身になったが、彼の上司M(ジュディ・デンチ)は、彼が、北側の拷問に屈したのではないかと、疑いの目を向ける。ボンドは、疑いを晴らすために、ハバナに飛ぶが・・・。
*****

007シリーズには、何の愛着もないので、期待せずに見ました。だって、ほとんどお決まりのストーリーですからねぇ。

まずは、北に、サーフィンで潜入?!まあ、いいけど(^^;。彼の拷問シーンは、珍しいのかもしれませんねぇ。この作品で、20作目となるそうで、それなりに新しいことをしないと、飽きられちゃいますからね。

映像的には、アクションがすごいと言うより、爆破シーンが多くて、迫力ありました。
そして、イカルス。あのイカルスのシーンは、壮大で好きですね〜(^^)。しかも、地雷の処理方法としては、これがまさに最適!これは、まじめに考えた方がいいかもですよ〜(^^)。でも、こんなの作ったら、環境破壊が進んで、地球自体が壊れちゃうかもしれないけどね。
氷の御殿は、ステキでしたけど、冷たさが感じられませんでした。あんな所にいたら、寒くてしょうがないでしょうに、みんな普通の顔してましたもんね。
ボンド自体に思い入れがないので、いろいろな新機能も、目を見張る程ではなかったです。新機能を臨機応変に使うって、それなりに大変だろうなと思ってしまいました(^^)。
ハリー・ベリーは、あの髪型があまり好きでなかったので、も一つでしたが、時々、いい表情していたのが印象的でした。
133分間の映画時間は、私には長くて、途中休憩を取って、猫と遊んだりしてしまいました(^^;。
今やもう、派手なスパイ活動や、女性とすぐにベッドインする様な映画って、あまりにもうそっぽくて、見ているのが退屈ですよ。これも、大画面で見ると、ただただ単純に楽しめるのかもしれませんね〜。(2004,11,03)

●作品名インデックスへ
007/ワールド・イズ・ノット・イナフ      1999年 アメリカ アクション・アドベンチャー
<監督>マイケル・アプテッド 
<出演>ピアース・ブロスナン 、 ソフィー・マルソーロバート・カーライル デニース・リチャーズ, ジョン・クリーズ
<内容>007シリーズの第19作目。イギリスの石油王が英国秘密情報本部で殺された。その娘エレクトラ(ソフィ・マルソー)を護衛するためジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)は、彼女のいる石油のパイプライン建設現場に向かう。しかし、そこにもテロリスト、レナードの手が伸びてきた・・・。
*****

このシリーズをまともに見たのは、初めてかも知れません。いかにも007って感じの、アクションと、お色気シーン(死語か?(^^;)満載ですね〜。ピアース・ブロスナンは、ボンド役ぴったりでした。でも、あんなにアクションがあるにもかかわらず、何故か途中で、何回も寝てしまいました。どうせ、彼が勝つのが分かってるから、ハラハラしないんですね。それに、ロバート・カーライルが恐ろしいテロリストに見えないのが、致命的。彼は、ミスキャストだったかな? (2002.09.11)

●作品名インデックスへ
千年女優      2001年 日本 アニメ   
<監督>今敏
<声の出演>荘司美代子 , 飯塚昭三 , 山寺宏一
<内容>映画制作会社社長の立花源也は、かつて一世を風靡した大女優、藤原千代子のインタビューをするうちに、彼女が出演した映画とシンクロしながら、壮大な物語の中へと巻き込まれてゆくのだった・・・。
*****

海外での評判もいいこのアニメ作品を、超期待して観ました。
しかも、この謎めいた題名。なかなかいいですね〜(^^)。
源也が千代子にインタビューするうちに、ふたりとも、映画の中に飲み込まれていくという作りは、面白いです。それに、カメラマンが、茶々を入れるというのも、おしゃれですねぇ。
でも、観ているうちに、何で、アニメなのかなと思ってしまいました。これなら、実写で映画にしても、十分面白い・・・というより、実写の方が、いいような気がしてしまいました。
アニメにするには、アニメにする理由が、あって欲しい。「千と千尋の神隠し」しかり、「となりのトトロ」しかり、「モンスターズ・インク」しかりです。
評判がよかくて、期待していただけに、ちょっとがっかりした作品でした。同監督の「東京ゴッドファーザーズ」も、評判がいいようなので、こちらに期待したいです。(2003,12,31)

●作品名インデックスへ
10億分の1の男      2001年 スペイン スリラー   
<監督>フアン・カルロス・フレスナディージョ
<出演>レオナルド・スバラグリア , ユウセビオ・ポンセラ , マックス・フォン・シドー 
<内容>フェデリコ(ユウセビオ・ポンセラ)は、大地震で生き埋めになったところをサム(マックス・フォン・シドー)に助けられ、それ以来サムの元で働いていた。彼の仕事は、カジノで、大当たりをしている客に触れ、その客の運を奪い取る仕事。しかし、ある日、サムの元を去ろうとしたフェデリコは、その力をサムに奪われてしまう・・・。
*****

面白い発想の話でした。
運の強さを競う命がけのゲーム。こんな事、実際にあったら恐いです。
ただ、私は、人の運は、あらかじめ定められた量しかなく、それを使い切ったら、もう運の尽き(!)と思っているので、こんなことあり得ないーー!と、見ながらハラハラしてしまいました(^^;。
でも、世の中には、本当に、こんな強運の人たちがいるのかもしれませんね。だって、宝くじの1等が2回も当たった人もいるそうですし!。あぁ、そんな人に抱きつきたいな〜〜。でも、そんな運のいい人には、私の少ない運まで吸い取られちゃうかもね。

最初のうちは、この発想が面白くて、楽しめましたが、その人に触れちゃいけないとか、不自然すぎます。しかも、その賭けるものが、家や車のうちは、お金持ちの道楽と笑っていられるけど、それが、人間とまでなってくるのは、見ていて、少々不快でした。
ゲームの企画としては、森の中を走るのは、痛そうだったけど、面白い発想でしたね〜(^^)。(2004,12,12)

●作品名インデックスへ
10日間で男を上手にフル方法      2003年 アメリカ コメディー・ロマンス   
<監督>ドナルド・ペトリ
<出演>ケイト・ハドソン , マシュー・マコノヒー , アダム・ゴールドバーグ
<内容>人気女性雑誌のライター、アンディー(ケイト・ハドソン)は、友人が男にフラれたことをヒントに、「10日間で男を上手にフル方法」という企画を打ち出し、さっそく、相手の男を物色しに出かける。一方、広告会社に勤めるベン(マシュー・マコノヒー)は、大きな仕事をゲットするために、10日間のうちに恋人を作らなければならなかった。そんな二人が、バーで出会って・・・。
*****

「くたばれ!ハリウッド」のロバート・エヴァンス製作ということで、注目してました、この映画。まだまだ、ロバート・エヴァンス、健在ですね(^^)。
主演のケイト・ハドソンがとってもキュートで、可愛いロマコメになってました。

この映画に出てくる逆説的なHow toが、なかなか面白かったです。すぐに男にフラれてしまう女性って、やっぱり、それ相応の理由があるんだよねと、納得納得!!(^^)。少しは、思い当たることがあるのでは?と、人に問いかけるふりして、自分に聞いてみる・・・(^^;。
でも、仕事のために、あえてそんな行動をするアンディーには、恐れ入りました。よくもまあ、あんな事、出来ちゃうものだわ(^^;。これでは、相手がたとえどんな人であっても、自分の心だって痛んじゃいますよねーー。
それにしても、この二人の、自信家ぶりったら・・・。だって、どんな男でも女でも、ちゃんと、仕留めてみせる!ってことでしょう?たとえそれが、10日間であったとしても。それだけ自信のある人って、そうはいないよね。
まあ、どうせ映画なんだから、それに、ケイトに、マシューなんだから、いいけどね。

可愛くて、大好きなケイト・ハドソン。この映画の時には、もう、出産してたのでしょうか?顔が、なんだか大人びていました。
でも、あの笑顔は、健在で、相変わらず、so cute! これからも、どんどん、こんな感じのロマコメに出て欲しいです(^^)。(2005,02,14)

●作品名インデックスへ
100万回のウィンク      1998年 アメリカ ロマンス・コメディー
<監督>ディーン・パリソット 
<出演>ドリュー・バリモア 、 ルーク・ウィルソン 、 キャサリン・オハラジェイク・ビューシイ, シェリー・デュヴァル
<内容>バーガー店で働くサリーはハリーの子供を妊娠中。しかし、ハリーが既婚者だと知らされたサリーは彼と会おうとはしなかった。そんなある日、ハリーは、帰宅途中に謎のヘリコプターに追われ、恐怖のために心臓発作を起こして死んでしまう。その犯人は、意外な人物だった・・・。
*****

一言で言うとクレージーです。なにがって、出てくる人物や、この邦題・・・(^^;。ほんと、意味不明の邦題で、これを付けた人は、天才かも(^^;。
ドリューは妊婦の役がぴったりはまってました、っていうか、太ってます(^^;。でも、キュートな笑顔がそれを帳消しにしてくれるぐらい魅力的。この2年後に、「チャーリーズ・エンジェル」に出演するんだから、すごいですよね。彼女は、女性の強い味方です!(意味不明・・・(^^;)
ルーク・ウィルソンは、オーウェン・ウィルソンの弟ですが、気をつけていると、結構出演作が多いですね。
そして、クレージーな元祖の母親役は、「ホーム・アローン」で、マコーレ・カルキンの母親役を演じたキャサリン・オハラです。彼女は、私の好きな女優さんの一人ですが、結構おばさんになっちゃいましたねーー。
あまりにもクレージーなので、ストーリーには、触れたくないのです。深く考えずに、笑って、驚いて、楽しんで見てください。(2002,12,06)

●作品名インデックスへ
101   1997年 アメリカ  ファンタジー
<監督>スティーヴン・ヘレク
<出演>グレン・クローズジェフ・ダニエルズ , ジョエリー・リチャードソン , ジョーン・プロウライト
<内容>ディズニーアニメ「101匹ワンちゃん」の実写版。子犬の毛皮でコートを作ろうとする犬さらいから、動物たちが、協力して、逃げ出す、ファンタジー。
*****

犬の表情がかわいい。でも、いくら悪者でも、ちょっとラストは、ひどすぎない?(^^;。もうちょっと短く編集した方が、すっきりとするような気がします。(1999.04)

●作品名インデックスへ
119      1994年 日本
<監督>竹中直人
<出演>赤井英和 , 鈴木京香 , 竹中直人 , 浅野忠信 , 津田寛治 , 真田広之 , 大塚寧々 , 塚本晋也 , 岩松了
<内容>18年間火事が起きていない小さな海辺の町。その町での消防士たちの生活とは?そして、その静かな町に一人の美しい女性、ももこ(鈴木京香)がやってきた・・・。
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すっかり、だまされていました(^^)。日夜、市民の安全を守るために奮闘している消防士達の仕事の模様を描く、「バックドラフト」のような映画だと思っていたのに・・・(^^)。
そんな肩すかしも、竹中直人らしくて、面白いです。だいたい、映画の予告編も、そんな事を期待して作られたとか。(予告編は、燃えさかる炎をバックに、火事場にむかう彼らをかっこよく描いているのです(^^))

実際の話は、事件も火事も起こらない穏やかな静かな町に暮らす普通の人々の様子です。そのメインが消防士たち。
普通の人々の生活も、じっと見ていると、それなりに大変だったり、ユーモラスだったり。
それを、温かく描いていろところが好感もてます。
別に特別なことが起こる訳じゃないから、退屈だと思う人には退屈かも(^^;。
でも、鈴木京香は、とっても綺麗、癒されます(^^)。(2003,09,20)

十二人の怒れる男      1957年 アメリカ 犯罪
<監督>シドニー・ルメット
<キャスト>ヘンリー・フォンダ , リー・J・コッブ , マーティン・バルサム
<ストーリー>17歳の少年が起こした父親殺人。法廷での審理が終わり、その判断は、12人の陪審員にゆだねられた。ほとんど有罪で決まりかけたと思われたその時、一人の陪審員が無罪を主張する・・・。
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数年前に日本で映画化された「12人の優しい日本人」を見ていますが、元の作品をじっくり見たのは初めてです。

まあ、見事な作品です。日本版も面白かったですが、こちらも、さすが名作と言われるだけあって、面白かったです。舞台となるのは、陪審員が議論する部屋だけなのですが、ものすごく緊迫感があって、目が離せませんでした。
たった一人だけが無罪に投票してから議論が白熱し始めるのですが、無罪に投票した陪審員にも、特別な根拠があるわけではく、ただ、人の命をもっと大事に扱おうと主張するのです。

それにしても、アメリカの人は、こういう映画を見ても、陪審員制度に不信感を抱かないのでしょうか。それどころか、日本も近々陪審員制度になるなんて、何だかなぁと思ってしまいます。
法廷での審議が描かれていないので、分からないのですが、よほど少年の弁護士は、ぼんくらなのでしょうか。素人の陪審員が見抜いたことをどうして、弁護士が見抜けなかったのか、不可解です。陪審員たちが、弁護した方がよっぽどいいのではないかと思ってしまいました。
そして、この部屋での議論や、憶測が再び法廷で審議されることなく、刑が確定してしまうのが、すごく不安を感じました。この人たちの話は、推測でしかなくて、実際に検証したことではないのですからねぇ。それで、ほとんど死刑が確定していたようなこの少年が、このまま無罪になってしまうなんて、ちょっとおかしい気がするのですが・・・。
これでは、陪審員の責任が重すぎますよね。法律を勉強し、司法試験を通ったプロの法律家よりも、素人の判断に任せるなんて、納得ゆきません。
映画は面白かったのですが、どうも陪審員制度のことが頭にちらついて、そんなことばかり考えてしまいました。

主演は、ヘンリー・フォンダ。彼は、製作にも関わっているので、やっぱり一番いい役 でしたね。彼の出演作は、先日、「黄昏」を見たばかりなのですが、どうも私は今まで、彼のことを、他の人と間違って覚えていたようです。「黄昏」では、年を取っているからイメージが違うのかと思っていたのですが、元々私の思い違いだったみたいです。ちょっと愕然としました(^^;。(2005,12,14)

●作品名インデックスへ
12人の優しい日本人      1991年 日本 コメディー・サスペンス
<監督>中原俊
<出演>塩見三省 , 相島一之 , 豊川悦司 
<内容>若く、美しい女性が、暴力をふるう夫を殺害したという殺人事件の裁判のために、12人の陪審員が集められた・・・。日本が、陪審員制度を取り入れていたらと仮定して、その陪審員達の議論の様子をコメディータッチで描く。
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元々は、三谷幸喜の劇団が、舞台で演じていた作品らしいです。なるほど、舞台向きな作品です。映る場所は、ほとんどが陪審員が議論する部屋だけ。私たちには、裁判の様子も、被告の顔も分かりません。12人の陪審員達の発言によって、その事件の概要が初めて知らされてゆきます。この12人が、それぞれ個性豊かで、ユニークで、面白かったです。それぞれが、色々な問題を抱えていて、徐々にその人生模様も、映し出されます。途中、少々飽きましたが、後半、又持ち直して、面白かったです。ただ、やはり、人の一生を決める大事な判断を素人にゆだねる陪審員制度は、日本では、無理だと改めて思いましたね。私も、もし陪審員に選ばれても、困ってしまいますし・・・(^^;。(2003,03,06)

●作品名インデックスへ
12モンキーズ   1995年 アメリカ SF
<監督>テリー・ギリアム 
<出演>ブルース・ウィリスマデリーン・ストーブラッド・ピット 
<内容>2035年、人類は、謎のウィルスのために、50億の人々が死に、 わずかに生き残った人々は、地下に住むことを余儀なくされていた。 そこで、科学者たちは、囚人を過去に送って、原因究明をしようとしていた。 この監督は、「未来世紀ブラジル」を作った人だと聞いて、納得。
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実は、映画公開の時にも、見に行ったはずなのに、今回ビデオで、見直して、ほとんど忘れていたので、我ながら、びっくり(^^;。そのかわり、面白く見れました。2時間以上ある、長い作品なのですが、この複雑な話を説明するには、このぐらいの時間は、必要でしょう。そして、ブラッド・ピットの切れ方は、いいですねぇ〜、最高です!彼の演技力について、疑問符が付いていたのが、今日は、それが、とれました(^^)。でも、字幕で見たので、落ち着いて、彼の表情を見れなかったのが、残念でした。(2001.02)

●作品名インデックスへ
13ウォリアーズ  1999年 アメリカ  アクション
<監督>ジョン・マクティアナン 
<出演>アントニオ・バンデラス、ダイアン・ヴェノーラ , オマー・シャリフ 
<内容>原作マイケル・クライトン。アラブの詩人アハメッドは旅の途中で、盗賊をも恐れる北人の兵たちと出会う。そして、同じ時期、彼らの国が敵に襲われて、被害を受けているという知らせを受けた。彼らは、占い師のお告げによって、13人の戦士を選んで、闘うことになるのだが、その中にはアハメッドも含まれていた。
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何がなにやら、始めから、ちょっとわかりにくかったです。画面が暗いのもあるんでしょうけど、アントニオ・バンデラス以外の人の区別も、付かなかったし・・・(^^;。なかなかお金のかかった大作(130億?)のようだけど、ちょっと、もったいない気がしました。(2001.05)

●作品名インデックスへ
13ゴースト      2001年 アメリカ ホラー・サスペンス
<監督>スティーヴ・ベック
<出演>トニー・シャローブ , エンベス・デイヴィッツ , F・マーレイ・エイブラハム , マシュー・リラード 
<内容>火事で妻を亡くしたアーサー(トニー・シャローブ)は、子供ふたりを抱えて失意の毎日を送っていた。そんな時、疎遠にしていた叔父サイラス(F・マーレイ・エイブラハム)の弁護士という男がアーサー家を訪れ、叔父が亡くなって、遺産が、アーサーに残されたことを告げる。半信半疑のアーサー親子は、弁護士に連れられて、叔父の残した屋敷を訪れるのだが・・・。
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サイラスの残した屋敷というのが、かっこいいです。外観も綺麗だし、内装も素敵。あれで幽霊さえいなければ、完璧なんだけどーー(^^)。
屋敷の凝った仕掛けも面白かったです。ガラス張りで、そこに見えるのに、行かれない階段とか、方向オンチの私には、鳥肌ものの怖さでした。

最初の大規模な幽霊捕獲作戦では、いったい何をどうするんだろうと、期待感が高まりましたが、現れた幽霊が、ちょっとチープで、がっかりしてしまいました(^^;。
その後、出てきた屋敷の仕掛けで、なんとか立ち直りましたけどね(^^)。

欲を言えば、12人のゴースト達の説明をもうちょっとして欲しかったですね〜。まあ、12人もいるんだから、詳しく説明してたら、それだけで、時間が随分かかってしまいそうだけど、「一番怖い幽霊は誰」とか教えて欲しかったです。
また、この手のホラーを見る時は、最初に殺される人と、最後まで生き残る人を予想しながら見るのですが、今回も外れてしまいましたねーー(^^)。
幽霊たちが、少々チープなのが気になりましたが、全体としては、怖がらせてもくれたし、ほどよく楽しめるホラーでした(^^)。(2003,11,14)

●作品名インデックスへ
13デイズ      2000年 アメリカ サスペンス
<監督>ロジャー・ドナルドソン 
<出演>ケヴィン・コスナーブルース・グリーンウッド, ジョン・フォスター
<内容>1962年10月16日、ケネディ大統領に恐るべき報告があった。それは、カストロ将軍政権下のキューバに、弾道ミサイルが、運び込まれた証拠写真だった。急遽要人が、招集され、対応策を協議するが、一歩間違えば、核戦争に進みかねない事態に、大統領は苦悩する。
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いわゆる、キューバ危機です。この話は、何となく、知っているだけで、詳しくは、知らなかったので、大変勉強になりました。しかも、ビデオで見て、正解でした。一人一人のセリフが、重大な意味を持つものだったりするので、画面に気を取られて見逃した字幕を巻き戻してもう一回見たり、気合い入れて見れました。この映画が、どこまで真実を伝えてるのか、分かりませんが、実際に起こることは、ドラマを上回るということを実感します。それにしても、軍部は、なんで、そこまで戦争をしたがるのでしょう? もし、戦争になったら、それこそ、核戦争にもなるかもしれないのに。それに、こんな時に、わざわざ、近くで、演習なんてしなくても・・・(^^;。あと、ケネディー大統領役の人が、ちょっと、カリスマ感がなく、影が薄かったのが、残念。ロバート・ケネディー役の人は、ぴったりでした。(2001.10)

●作品名インデックスへ
13日の金曜日      1980年 アメリカ ホラー 
<監督>ショーン・S・カニンガム
<キャスト>エイドリアン・キング , ケヴィン・ベーコン 
<ストーリー>子供が水死し、キャンパーが殺された過去のある、呪われたクリスタル湖のキャンプ場。その再開を目指して、若者たちが、キャンプ場の整備をしていた。そして、ある雨の夜、惨劇が起こる・・・。
*****

有名なこの映画をとうとう見ました!(^^)。先に「フレディーVSジェイソン」を見た時の疑問が一挙に氷解するかと思ったのですが・・・。
途中までは、よくある連続殺人ホラーです。その犯人はもちろん、理由さえも、分からないまま、若者たちが、次々に殺されてゆくのです。
なんだかこのパターンは、すっかり見慣れてしまいましたねぇ(^^)。

私が知りたかったのは、ジェイソンがどうしてこんな事をするのかということだけ。
この点については、ラストに、あれーー?そうだったの??でした。じゃあ、いったいあの「フレディVSジェイソン」に繋がるジェイソンの正体とは?
なんだか肩すかしを食らった気分でしたが、このシリーズは、きっと続編が作られることによって、確立した映画なのかもしれないですねぇ。なんと続編が10話まであるんですから、すごいことです。

この映画を見るきっかけになったのは、出演者の中にケヴィン・ベーコンの名前があったからです。この頃は、まだデビューして2年。若者の中の一人でしかない彼ですが、まだ若くて、かっこいい彼を見ることが出来て、まあ、満足いたしました(^^)。(2005,08,17)

●作品名インデックスへ
15才 学校W      2000年 日本 オフィシャルサイト
<監督>山田洋次
<出演>金井勇太 麻実れい 赤井英和 秋野暢子, 笹野高史
<内容>中学3年生の大介は半年前から、不登校になり、学校の彼の机には、金魚が置いてある。大介の夢は、屋久島の縄文杉を見ることだったのだが、ある日、彼は、それを実行に移すために、家を出て、一人、九州にむかう。
*****

道徳映画みたいで、この学校シリーズは、見たことがなかったのですが、今回は、主人公が、学校から外に出てゆくストーリーで、閉塞感がなさそうだったので、見てみました。私の好きな、ロードムービーになっていて、それほど、押しつけがましくもなく、気楽に見れました。初めのうちは、ろくにお礼も言えなかった大介が、いろいろな人に触れあううちに、しっかりしてゆくのは、見ていても、ほほえましかったです。学校になんて行かなくても、学ぶことも、その機会もあると言うことが、改めて、感じられました。ラスト、彼は、どんな気持ちで、学校に向かったのでしょうか・・・? この映画を見て、不登校の子や、学校に行くことに疑問を感じている子、そして、その親は、どう感じたのでしょうか・・・。(2001.12)

●作品名インデックスへ
15ミニッツ      2002年 アメリカ 犯罪・サスペンス・アクション  
<監督>ジョン・ハーツフェルド 
<出演>ロバート・デ・ニーロエドワード・バーンズ, ヴェラ・ファーミガ
<内容>ニューヨーク市警のエディー(ロバート・デ・ニーロ)は、市民から慕われる敏腕刑事。ニュース番組にもよく登場してニュースには、欠くことの出来ない人物だった。ある日、放火殺人事件が起こり、消防の捜査員ジョーディー(エドワード・バーンズ)とともに捜査に当たることになる・・・。
*****

あっと驚く展開でした。まさか、こんな展開になるとは・・・(^^;。映画を見た人は、みんなそう思うのでは?
映画の内容は濃いです。ニューヨークでの殺人事件、火災のバックドラフト現象、加熱するマスコミの視聴率戦争、ダブルジョバディー、不法滞在・・・等々。そして、主演が、ロバート・デ・ニーロなんですから、欲張りすぎで、すごく重くなりそうなのに、それぞれが、うまい具合に絡み合って、スピーディーで、面白かったです。それに、エドワード・バーンズかっこいいし(^^)。消防にも、彼みたいな捜査官がいて、刑事並みの仕事が出来るんですね〜。でも、彼の行動は、目撃者に対しても、犯人に対しても感情的になりすぎて、ちょっと甘いけどね。でも、映画なんだし、ステキだから、いいんです〜(^^)。そのほかにも、犯人役のカレル・ローデンや、目撃者役のヴェラ・ファミーガなど、配役もよかったです。似てる!と思ったらやっぱり本物のシャーリーズ・セロンも出てました。(2002,11,17)

16歳の合衆国      2002年 アメリカ 犯罪   
<監督>マシュー・ライアン・ホーグ 
<キャスト>ライアン・ゴズリング , ドン・チードル , クリス・クライン , ジェナ・マローン  , レナ・オリン , ケヴィン・スペイシー , ミシェル・ウィリアムズ , マーティン・ドノヴァン , アン・マグナソン , ケリー・ワシントン, マイケル・ペーニャ  
<ストーリー>16歳の普通の少年リーランド(ライアン・ゴズリング)が、突然、恋人ベッキー(ジェナ・マローン)の弟で、知的障害を持つ少年ライアンを刺し殺した。周囲の人々の驚きの中、リーランドは、矯正施設に収容される。その施設の教官で、作家でもあるパール(ドン・チードル)は、リーランドに興味を持ち、彼の心の中を見極めようとするのだが・・・。
*****

少年による突然の凶行。彼は心の中で、いったい何を思い、何を感じていたのでしょう・・・。
日本でも、少年による犯罪が世間を騒がせていますが、その背景は、事件によって様々です。この映画は、”リーランドの場合”を描いています。

この事件の場合、複雑な人間関係に大きな原因があることは、間違いはないように思われます。
特に、この個人主義的な父親の影響。幼い息子に、航空券のみを送りつけてくる神経。そんな父親でも子供は慕って追おうとするのに、それが叶えられない、空虚感。そこら辺から、彼の心の孤独が広がっていったのでしょうか。しかも、この頃、母親の姿が見えてこないのは、どうしたことなんでしょうか。

大人になる前の少年が、大人達の行動や、考え方に絶望してしまうのは悲しいです。
彼の行動は、彼にとっては、”それしかない”選択だったのかもしれません。
人の心とは、複雑で、難しいものです。同じ人間でさえも、年齢や環境や人間関係によって、考え方、感じ方もコロコロと変わってしまいます。大人だったら当然持っている柔軟性が、彼にまだ備わっていないことによる悲劇だったのでしょうか。

映画としては、彼と、彼女を取り巻く環境、人間関係が、ものすごく分かりにくくて、苦労しました。
人間関係を小出しに描くのは、やめて欲しい・・・(^^;。

主演のライアン・ゴズリングは、ちょっと苦手な俳優ですが、つかみ所のないリーランド役がよく合っているように思いました。
彼の恋人ベッキー役には、最近よく顔を見るジェナ・マローン。いつ見ても、瑞々しい演技で、この年代の悩める女の子役がぴったりです。(2006,03,17)

●作品名インデックスへ
17歳 〜体験白書〜      2002年 アメリカ コメディー・ロマンス
<監督>ジェフリー・ポーター
<キャスト>イライジャ・ウッド , フランカ・ポテンテ , マンディ・ムーア  エリザベス・パーキンス 
<ストーリー>大学生になった17歳のジョーンズ(イライジャ・ウッド)だったが、すぐに大学の寮から逃げ出して、アパートを借り、自分の夢である作家を目指す。そのアパートには、ユニークな住人たちが暮らしていた・・・。
*****

日本未公開映画ですが、イライジャ・ウッドが出ていると、どうしても見てしまいます(^^)。ただ、このイライジャは、もう、「ロード・オブ・ザ・リング」のホビット・イライジャで、私の好きな、線の細い頃の彼でなかったのが、ちょっと残念。
でも、他のキャストが結構豪華なので、楽しめました。

内容は、まあまあでしょうか。そんな退屈しない内容です。
ただ、彼の年齢が、本当は何歳なのかが、途中まで分からなくて、これが重要なポイントなのかと勘違いしてしまいました。IDカードも持っていたようですし・・・(^^;。
彼と母親の関係や、祖父の遺産のことなども、ぼんやりとしか分かりませんでしたが、そこら辺をクリアすると、初めての自由をつかんだ17歳の男の子の様々な体験が描かれていて、それなりに面白かったです。邦題からエロティックな内容かなと思ったりしましたが、全然そんなことなかったですよ〜(^^)。

アパートの住人の一人をフランカ・ポテンテが演じているのですが、「ボーン・アイデンティティ」に出ている彼女よりも、ずっとこっちの方が彼女らしくていいです。
もう一人の住人を、マンディ・ムーアが演じているところもちょっと豪華でしょ(^^)。(2005,09,04)

●作品名インデックスへ
17歳のカルテ      1999年 アメリカ 青春
<監督>ジェームズ・マンゴールド 
<出演>ウィノナ・ライダーアンジェリーナ・ジョリークレア・デュヴァルウーピー・ゴールドバーグ 、ジャレッド・レトー, ケイディー・ストリックランド  
<賞>アカデミー助演女優賞(アンジェリーナ・ジョリー
<内容>自殺未遂を計り、自ら精神療養施設に入ったスザンナは、施設で、様々な症状を抱えた患者達と出会う。中でも、ひときわ目立つ患者が、施設内の患者達を仕切るリサだった。
*****

精神的に不安定なセザンナ役を、ウィノナ・ライダーが、繊細に、見事に演じていました。見ていて、痛々しいほど。でも、それ以上に、存在感があったのは、やはり、アンジェリーナ・ジョリーです。役柄も、派手だから、目立つのはしょうがないのでしょうけれど、この役は、私のアンジェリーナ・ジョリーのイメージそのままと、思わすところがすごいですね。その他にも、女優さんの演技が、光っていました。それにしても、向こうの病院の広々として、清潔なこと! 日本とは、大分違うのではないでしょうか・・・? また、正常と、異常との線引き、それをどこにひいたらいいのかは、実は、医者さえも分かっていないのでは?と、今また思います。(2001.10)

17歳の処方箋      2002年 アメリカ コメディー
<監督>バー・スティアーズ
<キャスト>キーラン・カルキン , クレア・デインズ , ジェフ・ゴールドブラム , アマンダ・ピート , ライアン・フィリップ , ビル・プルマン , スーザン・サランドン , ロリー・カルキン 
<ストーリー>全てを支配しようとする母、ミミ(スーザン・サランドン)や、精神を病んだ父、ジェイソン(ビル・プルマン)、優等生の兄、オリバー(ライアン・フィリップ)など、周りの全ての大人に反発する17歳のイグビー(キーラン・カルキン)。そんな彼が、ある日、大学生のスーキー(クレア・デインズ)と出会い、自分の居場所を見つけたように思うのだが、彼女も実は・・・。
*****

「17歳のカルテ」の二番煎じのような邦題ですが、ところがどっこい、内容は、とても面白く、且つ、キャストも豪華で、見逃さなくて良かった〜〜!と心底思った作品です。(原題は「IGBY GOES DOWN」)
青春のいらだちと、混迷と、心細さを、繊細に、そして、大胆に表現していました。
主演のキーラン君が、また、悩める思春期をナイーブに演じています。彼の年少時代を、弟のロリー・カルキン君が演じているのも、なかなか楽しい設定でした。カルキン兄弟って、いったい何人いるんでしょうねぇ〜〜(^^)。
他の出演者も、それぞれ個性的。一番すごかったのは、スーザン・サランドンですね。すごい演技です(^^)。最初は、違う女優さんかと思いました(^^;。
ライアン・フィリップも、あまり目だってはいませんでしたが、最近では、一番いい感じ。

ストーリーは、嘘をついたり、高校を退学させられたりの問題児イグビーが自分の居場所を見つけようと、必死にもがき続ける話です。身体は大人になっても、精神的には、まだ未熟、もちろん生活能力もないこの時期は、多かれ少なかれ、みんなこうした苦しみを通過するんですよね。
心底嫌っていた母親に対してのラストの彼の涙には、思わずもらい泣きしてしまいました。憎しみつつも、やはり母親は母親なんですねーー。ただ、これでやっと、彼は、家族の呪縛から開放されて、自分の責任で、自分の人生を歩いてゆけるのかもしれません。(2005.11.22)

●作品名インデックスへ
1969   1988年 アメリカ  ドラマ
<監督>アーネスト・トンプソン
<出演>キーファー・サザーランドロバート・ダウニー・jrウィノナ・ライダー, ブルース・ダーン
<内容>アポロが月に着陸し、ベトナム反線運動の最中、大学生のラルフとスコットは帰省するが、戦争が及ぼす暗い影で、息苦しさを感じる。
*****

徴兵への恐怖は、この時代の若者にとって、大きなものだったのだと思う。キーファー・サザーランドって、今どうしてるのだろう?(2000.07)

●作品名インデックスへ
二重スパイ      2003年 韓国 サスペンス・ロマンス   
<監督>キム・ヒョンジョン
<出演>ハン・ソッキュ , コ・ソヨン
<内容>1980年、東ベルリンから西へ、銃弾の飛ぶ中を必死に国境を越えようとする男がいた。彼イム・ビョンホ(ハン・ソッキュ)は、北朝鮮からの亡命者だった。韓国の安全企画部は、北朝鮮のスパイではないかと疑い、過酷な取り調べをする。そして、疑いが晴れた後、イムは、着実に韓国側の信頼を得てゆくのだった・・・。
*****

少々寝不足で観に行ったので、途中で寝てしまうかもと思ったのは、危惧となりました。冒頭からの緊迫感で、それどころではありません。そして、韓国のスパイ容疑者への取り調べも、凄まじいものでした。
たった20年前の韓国の話です。この時期の北と南の諜報活動のすごさに衝撃を受けました。一般民衆にまで、知らない人を見たらスパイと思えという教育が徹底していたのでしょうか。平和な日本で、のほほんと暮らしている私には、思い及ばない世界です。
しかも、当時、南北とも、スパイは、存在しないことになっていたそうで、2000年になって、初めてその存在が明らかになったそうです。過去、死亡または失踪したスパイは、両国で8000人にも及ぶそうです。
このような時代背景をふまえて、ストーリーは、進んでゆきます。
個を消して国家に忠誠を誓うスパイ達。その生きざまが、心に重くのしかかりました。
南で生まれ、南で育ったユン・スミが、何故、スパイになったのか。とか、留学生スパイ疑惑の所とか、少々分からないところもありましたが、私の勉強不足のせいでしょう。
自分たちの暗い過去を、このように映画にしてしまう韓国は、すごいですね。(2003,06,09)

二重誘拐      2004年 アメリカ スリラー   
<監督>ピーター・ジャン・ブルージ 
<キャスト>ロバート・レッドフォード , ヘレン・ミレン , ウィレム・デフォー, アレッサンドロ・ニヴォラ  
<ストーリー>ビジネスで成功したウェイン(ロバート・レッドフォード)は、ある日、家を出たまま帰らなかった。警察に捜索願を出した妻アイリーン(ヘレン・ミレン)の元に、犯人アーノルド(ウィレム・デフォー)から身代金要求の連絡が入る。ウェインは、自宅前で誘拐され、犯人に山中を歩かされていたのだった・・・。
*****

あまり話題にならなかった映画ですが、ある意味で、すごく反響のあった映画です。それはこの邦題についてです(原題は「THE CLEARING」)。
私も、題名についての疑問と、不評を聞いていたので、見ないでおこうかと思ったのですが、やっぱり気になって見てしまいました。
で、見た感想は、大方の人と同じです。
「どこが?」・・・(^^;。
何か隠された意味があるのかと思って、よくよく考えたのですが、思いつきませんでした。

この映画は、実際にオランダで起きた誘拐事件の結果からアイディアを得た話だそうです。
実話が元になっているから、こうも中途半端なのでしょうか。
しかし、結末はどうあれ、心理面は、描き込まれていると思いました。
誘拐された夫について考える妻。被害者の身辺を事細かに調べ上げている犯人。そして、家族や、仕事のことを改めて考えなおす誘拐された本人。
微妙に、時間がずれているところや、考える時間がたくさんあるところから、結末に妙な意外性を期待してしまっていたので、あっけない結末に、肩すかし感が非常に強かったのが残念です。もうちょっとどうにかして欲しかったなぁ。

配役は、豪華ですよね〜。特にヘレン・ミレンは素敵でした。表情もいいですけど、洋服の着こなしも、美しくて見とれてしまいました。ああゆう風に年は取りたいものです(^^)。
最後に、出演俳優達に、この映画をどう思って演じたのかを、聞いてみたいなと思いました。(2006,01,10)

●作品名インデックスへ
2番目に幸せなこと      2000年 アメリカ 
<監督>ジョン・シュレシンジャー
<出演>ルパート・エヴェレット マドンナ ベンジャミン・ブラット
<内容>ゲイのロバート(ルパート・エヴェレット)は、アビー(マドンナ)とは大の親友だったが、アビーが、恋人に去られた時、酔っぱらって、男女の仲になってしまう。その後、アビーの妊娠が分かり、二人は、親友のまま、同居して、子供を育てることにするのだが・・・。
*****

この年のラジー賞に、数多くノミネートされ、マドンナが、最優秀女優賞を取った作品です(^^;。そんなわけで、たいした、期待もせずに見ていたのですが、これが、たいそういい映画でした。泣かされます(T_T)。主役の二人が、とてもいい感じで、マドンナが、歌手だって事も忘れます。こんな事は、滅多に起こらないだろうけれど、こんな時、どうしたらいいのか、私も、一緒になって悩んでしまいました。それにしても、ルパートは、かわいそうすぎる(T_T)。ゲイは、まだなかなか一般の人には、受け入れられず、裁判でも不利なのだが、でも、それを逆手に取って利用してしまう所なんて、最高に面白かった(^^)。(2002.03)

●作品名インデックスへ
20世紀ノスタルジア   
<監督>
<出演>広末涼子
<内容>高校の放送部の少女と、そのボーイフレンドが、それぞれ地球を観察しに来た宇宙人に扮して、都市文明の批判をする、青春映画。
*****

広末涼子ちゃんが多感な女子高校生を、生き生きとかわいく演じている。(2000.02)

●作品名インデックスへ
200本のたばこ   1998年  アメリカ  青春
<監督>リサ・ブラモン・ガルシア
<出演>ベン・アフレックケイシー・アフレックケイト・ハドソンコートニー・ラヴクリスティナ・リッチマーサ・プリンプトンエルヴィス・コステロ, ポール・ラッド  
<内容>大晦日の晩に、人のぬくもりを求めて、街に出かける若者達。恋人と別れた男、パーティーを開いてゲストが来るのを待ちわびる女、新しい出会いを求める男と女達、彼らの夜を描く、青春ラブストーリー。
*****

始めのうちは、話が、ばらばらで、何だろうと思っているうちに、それぞれの男女の事情が分かってきて、飽きさせない作りになっています。何より、若手個性派俳優達が、それぞれ、インパクトが強くて、さすがです。アメリカの若者の大晦日の夜って、こんな感じで、暮れてゆくのか〜と、思いました。ゲストが来るのを待ちくたびれて、大荒れに荒れるマーサ・プリンプトン、最高です(^^)。(2001.06)

●作品名インデックスへ
2001年宇宙の旅   1968年 アメリカ  SF
<監督>スタンリー・キューブリック
<出演>ケア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド 
<内容>人類の夜明けから人類の未来への、進化の話。
*****

音楽◎、映像◎、サル◎、でも、何回も眠くなる。(1999.03)

●作品名インデックスへ
2010年      1984年 アメリカ SF
<監督>ピーター・ハイアムズ
<出演>ロイ・シャイダー , ヘレン・ミレン , ジョン・リスゴー
<内容>2001年に、意味不明な言葉を残したまま、最後の乗組員ボウマンからの通信が途絶えたディスカバリー号。それから9年経ち、ソビエトの宇宙船に同乗したアメリカの隊員が、木星の惑星イオの軌道上を回っているディスカバリー号に、乗り込み、その謎を突き止めようとするのだが・・・。
*****

あの大作「2001年宇宙の旅」の続編ということだけで、全然期待せずに観たのですが、これは、原作も、同じアーサー・C・クラークであるだけに、監督こそスタンリー・キューブリックからピーター・ハイアムズに変わったとはいえ、2001年の後の世界をより分かりやすく映像化した作品になっていました。
前作のあのシュールさも、少し残しながら、その答えを私たちに導いてくれるこの映画は、観る価値があったと思います。
さらに映画の冒頭に、前作までの簡単な経緯も説明してくれるので、私のように、映画を観ても、すぐに内容を忘れる人にも、とても親切です(^^)。

技術者のカーノウ(ジョン・リスゴー)が、ディスカバリー号に行くまでの宇宙遊泳が、秀逸です(^^)。
ゾビエトの宇宙船、レオーノフ号から出るときからすでに、怖がっているわけで、彼が、ちゃんと目的を達成できるのか、観ている私まで過呼吸になりそうでした(^^;。
そして、ハル9000の生みの親チャンドラ博士と、ハルとのコンタクトシーンも、前作のことがあるので、緊張感の連続。なかなか見応えありました。

と言うわけで、前作が、ほとんど訳分からなかった私には、分かりやすくて、面白かったです。
ラストも、国会議事堂に雷が落ちることよりも、説得力あります(^^)。(2003,09,28)

2046      2004年 香港 ロマンス・SF   
<監督>ウォン・カーウァイ
<キャスト>トニー・レオン , 木村拓哉 , コン・リー , フェイ・ウォン , チャン・ツィイー , ドン・ジェ , マギー・チャン , チャン・チェン
<ストーリー>1967年、香港。新聞記者から作家へと転身したチャウは、ホテルの部屋番号である2046を題名とした近未来小説を書き始める。それは、2046に行けば、失った愛を見つけることが出来るという話だった。しかし、徐々にチャウは、小説の主人公に自分を投影していることに気がつく・・・。
*****

「花様年華」を見ていて正解でした。主人公チャウは、「花様年華」のチャウの5年後という設定です。でも、5年前の彼の雰囲気とは今回は、大いに違います。砕けたというか、軟派になったというか、女性と付き合っても、決して深入りはしなくなっています。当然、そんな彼のために辛い愛に泣く女も出てくるのです。

話は、過去に戻り、現代に還り、そして近未来小説の世界に広がってゆくのでした。
そして結局、彼は、執筆する小説の中の主人公に自分を重ね合わせていることに気がついてゆくのです。
ストーリーや、登場人物に幅があったせいか、「花様年華」よりも鑑賞しやすかったです。

カンヌの赤絨毯をこの映画で踏むことの出来たキムタク。その後、彼の出演シーンが、ずいぶん増えたそうですが、器用な彼はそれを無難にこなしています。
ただ、トニー・レオンの存在感、雰囲気と比べると、薄っぺらいと感じたのは、キャリアや、監督との関わりの深さの違いで、しょうがないのでしょうね〜。

相変わらず、登場する女優さんのチャイナドレス姿は、アジアの誇りといえるほど、すばらしかったです。(2005,10,26)

●作品名インデックスへ
21グラム      2003年 アメリカ 
<監督>アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
<出演>ショーン・ペン , ベニチオ・デル・トロ , ナオミ・ワッツ , クレア・デュヴァル , シャルロット・ゲンズブール , メリッサ・レオ , エディ・マーサン
<内容>重い心臓病で心臓移植を待つ大学教授、ポール(ショーン・ペン)。前科者だが、今は神を信じる敬虔な信者、ジャック(ベニチオ・デル・トロ)。幸せな家族4人の生活を、突然の交通事故で奪われたクリスティーナ(ナオミ・ワッツ)。それぞれの3人の生活があるとき、交わりはじめる・・・。
*****

予告編を見ても、いかにも重く、暗そうな映画で、どうしようかなと思いつつ、でも、思い切って見に行きました。
はっきりいってすごかったですね、圧倒されました。 何に圧倒されたかというと、アカデミー賞にもノミネートされた俳優たちの演技。そして、3人の時間が交差し、なおかつ時間的にも前後するのに、最後にはストーリーがはっきりと理解できる構成。
このパズルのような映画であるがゆえに、ちょっとの油断も出来ずに真剣に見てしまいました。おかげでコーヒーも、ポップコーンも、ほとんど手つかずのまま、ゴミ箱行きとなったのでした・・・(^^;。

ストーリーは、死をテーマにしているわけで、思ったとおり重く暗く、出演者の演技も真に迫っていて、身じろぎも出来ません。
ナオミ・ワッツの鬼気迫る演技には涙がこぼれました(T_T)。

ただ、ショーン・ペン演じるポールの感覚は、ちょっと理解できませんでした。妻に対する気持ちとか、臓器提供者の妻クリスティーナへの付きまといは、ストーカーじみていて、気持ち悪かったです。相手の気持ちを考えたら、決して出来ないことでしょう。しかし、死を目前にした人間の気持ちは、健康に暮らしている人間には、理解できないことも多々あるのかもしれませんけど・・・。

監督は、「アモーレス・ペロス」の監督です。あぁ、なるほどなあ。こうやって組み立ててゆく映画を好む監督さんなんですね。私にとって、どちらも、心に残る映画となりました。(2004,07,03)

●作品名インデックスへ
25時      2002年 アメリカ 犯罪   
<監督>スパイク・リー
<出演>エドワード・ノートン , フィリップ・シーモア・ホフマン , バリー・ペッパー , アンナ・パキン , ブライアン・コックス , ロザリオ・ドーソン
<内容>ある夜、虐待されて傷ついた犬を助けたモンティー(エドワード・ノートン)。彼は、麻薬ディーラーとして逮捕され、25時間後には、服役しなければならない。そんな彼のために、父親、恋人、幼友達は、ともに過ごす時間を持つが・・・。
*****

あまりにも意気消沈している彼と、その周辺。そのひどい落ち込み方を見て、最初は、終身刑でも言い渡されたのかと思っていました。そしたら、たったの7年の服役じゃないですか!でも、実は、その7年が、彼らには、死刑の宣告にも等しいことだったんですね。

服役したら、まず、待っているのが、前歯折りの洗礼、そして・・・。
こういう話は、いろいろな映画から情報を得ていましたが、なるほど、すごいんですねぇ、アメリカの刑務所事情・・・(^^;。
幼友達のフランクが言う、彼に残された3つの選択枝が、死ぬか、逃げるか、服役するか。これぞまさしく、究極の選択ですねぇ。

こんな、悲壮なモンティーに残された自由な時間、25時間で、いろいろなことが描かれていました。
友だちのこと、父親のこと、仕事のこと、犬のこと、そして、恋人のこと。あぁ、あんな事もあった、こんな事もあった・・・。全体に漂う、未練たらしさと、わびしさ。ノスタルジックな映像に、結構はまってしまいました。

そして、モンティたちとは、同じ歳にはとうてい見えない高校教師のジェイコブ。彼と生徒のメアリーとのきわどい関係にも、結構ドキドキしましたーー(^^)。あんなに善良な彼なのに、いったい、この後、どうなっちゃうのでしょうか。

そんなこんなで、いよいよ、服役に向かうモンティーの、腫れ上がった顔。彼が今まで否定してきたいろいろな事どもが、今は美しく、走馬燈のように車窓に映る、その悲しさ。そして、もしかすると、つかめるかもしれない未来の自分の姿・・・。切ないですねぇ。

でも、私は思いました。麻薬のディーラーにたった7年だなんて、刑が軽いと。彼のために人生を棒に振った人たちのことを思ったら、財産没収の上、終身刑でも妥当だと思いますね。(2005,03,13)

●作品名インデックスへ
25年目のキス   1999年 アメリカ  ロマンス・コメディー
<監督>ラージャ・ゴスネル 
<出演>ドリュー・バリモアデヴィッド・アークエット ジョン・C・ライリーリーリー・ソビエスキー , マーリー・シェルトン , ジェシカ・アルバ
<内容>ジョジーは才能あるコピー・エディター。彼女は、潜入取材をする好機を物にするが、それは、高校生の実態を調査するために、17歳の高校生に、なりすまさなければならなかった。しかし、彼女は、高校時代、いじめを受けた、いやな思い出があった・・・。
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ダサイいじめられっこだった女の子が、いかにして、人気者になるか?中学、高校時代って、えてして、とっても残酷な年頃だから、こんなかわいそうな経験を持つ子も多いかもしれません。でも、ほんとは、どんな大人になるかが、大切なことなのよね。 ドリュー・バリモアは、この役のために、太ったんでしょうか・・?もう、これ以上は、太ったら、やばいです。あのキュートな笑顔も、ちょっとすごみがあったような・・・(^^;。(2001.06)

●作品名インデックスへ
28日後...      2002年 イギリス・アメリカ・オランダ SE・ホラー・スリラー   
<監督>ダニー・ボイル
<出演>キリアン・マーフィ , ナオミ・ハリス , クリストファー・エクルストン , ミーガン・バーンズ , ブレンダン・グリーソン , ルーク・マブリー 
<内容>発作的な怒りを発症するウィルスの研究をしている霊長類研究所に、動物愛護団体が侵入し、ウィルスに感染したチンパンジーを解放してしまう。そして、28日後、昏睡状態に陥っていたジム(キリアン・マーフィ)は、病院で目覚めるが、病院にも、街にも、人影がなかった・・・。
*****

この手のホラーが大好きな私。だから、とっても楽しみにしていた映画です。やっと見ることが出来て、満足、満足!(^^)。

ジムが目覚めるシーンは、「バイオハザード」にも同じようなところがありましたね。あんな感じのシチュエーション、好きです。昏睡から目覚めたら、人っ子一人いないなんて、なんて恐ろしい!いったい何が起こったのか。情報から隔絶された怖さですよね。なんだか、ここら辺は、ワクワクしてしまいました(^^)。

誰もいない建物や、街が効果的でした。いつもは、騒々しい街がしーんと静まりかえってるんですから、不気味です。ガラスに映った顔を写し込んだりしているのも、ちょっと意外で良かったです。ウィルスに感染した人間の怒りの発作のシーンを、あまりはっきり映していないので、見ている方の想像力を刺激して、怖さも倍増されました。
このウィルス、感染してから発症するまでがあまりにも早くて、噛まれた事による感染の恐怖を、自分自身が感じないのが、幸せと言えば幸せですよね。

ただ、あまりにも、街がクリーンで、死んだ人たちの亡骸は、いったいどうなったのか、ウィルス感染者たちの最後はどうなるのかなど、余計なことがちょっと気になってしまいました。
お金の心配をしないで、何でもカートに入れることの出来るスーパーでの買い物は、楽しそうでした〜(^^)。

軍での出来事は、ひどかったです。あんな状況におかれると、人って、そんな状態になるのでしょうか。それが、人間の本性なのか、それとも、やっぱりあれは狂っていたのか。ホラーとは違う恐ろしさを感じました。

この映画は、いくつかのエンディングが用意されていたそうで、私が見たのは、ハッピーの方なのでしょう。バッドエンディングって、いったいどうなったんでしょう?見る機会があったら、是非見たいです。(2005,03,07)

●作品名インデックスへ
28DAYS      2000年 アメリカ
<監督>ベティ・トーマス
<出演>サンドラ・ブロック , ヴィゴー・モーテンセン , スティーヴ・ブシェミ , エリザベス・パーキンス , ドミニク・ウェスト 
<内容>アルコールと薬物依存症のグエン(サンドラ・ブロック)は、恋人のジャスパー(ドミニク・ウェスト)と共に、酔っぱらったまま姉リリー(エリザベス・パーキンス)の結婚式に出席し、式をぶちこわしてしまう。その上、交通事故を起こした彼女は、28日間の更正施設への入所を命じられる。しかし、偽善的と感じた施設での生活は、グエンには耐え難い物だった・・・。
*****

日本でも人気のあるサンドラ・ブロック主演作にもかかわらず、劇場未公開作品です。
でも、彼女のキャラにぴったりのテーマだと思います。お酒を飲んで羽目を外すシーンは、彼女ならでは。姉に迷惑をかけているのを心の片隅ではですまないと思いつつ、お酒に飲まれてしまっている感じがよく出ていました。
更正施設での生活は、こんな物なんでしょうか。結構自由なんだなぁと感じました。煙草も売ってるし、面会も割と規制が少ないように見えます。
これで、28日間で更正出来るのかしら?とちょっと疑問。10人中7人が舞い戻って来るというのも、うなずけますねぇ。
また、恋人ジャスパーも、享楽的な人間で、彼も一緒に更正施設に入った方が良いような人。彼のそばにいたら、いつまでたっても、更正することはないでしょう。彼を演じるドミニク・ウェストが、これまた、ぴったりに演じています。
この映画、他のキャストも豪華で、内容もいいのに、なんで劇場未公開なのか、謎ですねぇ(^^;。
また、スティーブ・ブシェミがインタビューで、「犯人以外の役は画期的だ!」と言っていたのに、妙に納得させられました(^^)。(2003,11,12)

●作品名インデックスへ
3人のエンジェル      1995年 アメリカ コメディー・ファンタジー
<監督>ビーバン・キドロン
<出演>ウェズリー・スナイプス パトリック・スウェイジジョン・レグイザモ, クリス・ペン , ジェイソン・ロンドン
<内容>ニューヨークのドラッグクイーンコンテストで優勝したヴィーダとノグジーマそして、チチの3人は、全国大会に出場するために、ハリウッドに向かう。しかし、途中で、中古のキャデラックが故障して、ある田舎町に3日間滞在することになるのだが・・・。
*****

強く勧めてくれる人がいて、見てみました。このごつい3人の出演者を見てください。監督も、よくこの3人を使おうと思ったもんだと感心します。もちろんこの3人が、女装して、ドラッグクイーンになるのです(^^)。それも、とびきりすごいドラッグクイーンに!!(^^)。話の内容よりも、この変身がすごいです。これを見たら、どんな男の人でも、ドラッグクイーンになれると自信を持てますよ〜(^^)。でも、「ブレイド」、「ブレイド2」を演じてしまったウェズリー・スナイプスは、もう、この役は出来ないでしょうね。あんなに筋肉が付いてしまったら、やっぱりノースリーブは、無理ですもん(^^)。でも、この映画の時は、それほどでもなくて、3人の中では一番キュート!(^^)。かわいらしいおかまちゃんです。驚いたのは、ジョン・レグイザモ。事前に聞いていたのに、すっかり忘れていて、ラスト近くになって、もしや!?と思った次第です。彼・・・?!彼女が、一番普通っぽい女の子?!(^^;でした。もしかして、ほんとに女の子かもと、思ったりしたのでした(^^)。(2002,10,17)

三十四丁目の奇蹟      1947年 アメリカ コメディー・ファミリー・ファンタジー・ロマンス
<監督>ジョージ・シートン
<キャスト>エドマンド・グウェン , ナタリー・ウッド 
<ストーリー>アメリカ、ニューヨーク。クリスマス時期になると催される、メイシー百貨店のクリスマスパレード。その責任者のドリス(モーリン・オハラ)は、娘スーザン(ナタリー・ウッド)と二人暮らし。その二人の前に、本物のサンタクロースだと言い張るクリングル(エドマンド・グウェン)が現れた・・・。
*****

毎年クリスマスの時期になるとTVで放映されるこの映画。いつか見てみようと思いながら、60年ほど前の映画で、且つ、白黒映画ということで、なかなか見る気になれなかった映画です。が、今年は、やっと見ることが出来ました。
同じような題名の映画と、混同していましたが、この内容は、全く知りませんでした。そして、このラストも。

大人が忘れてしまったサンタクロースの存在。それを、この映画を見て、また思い出すのも、いいものです。
後半は、彼がサンタかどうかが、裁判にまでなってしまうので、びっくりしましたが、どうするのかと思っていた結末が、なかなかしゃれていて、見た甲斐がありました。
この可愛いおしゃまな子役は、なんと「ウェスト・サイド物語」のナタリー・ウッドなんですね〜。

たまたまこの映画を見た後に、デパートに買い物に行って、そこで、この映画と同じような、サンタさんとの撮影会をやっていました。サンタさんは、外国人で恰幅もよく、本物っぽい人で、並んでいる子供たちがうらやましくなりました。あれって、やっぱり年齢制限とかあるんでしょうね〜〜(^^)。(2005,12,22)

●作品名インデックスへ
39 刑法第三十九条      1999年 日本 サスペンス
<監督>森田芳光
<出演> 鈴木京香堤真一岸部一徳、  江守徹
<内容>殺人事件を起こした柴田真樹(堤真一)は、素直に収監され、自ら極刑を望んでいたが、公判の最中に、精神障害の疑いを持った弁護士は、彼に、精神鑑定を受けさせる申請をする。そして、鑑定人は、彼が、当時、2重人格による、心神喪失状態だったという鑑定の結果を報告する。しかし、鑑定人の助手の小川香深(鈴木京香)は、違った結果を出していた。
*****

テーマは重かったです。確かに、殺人を犯したにもかかわらず、半年の精神病院での治療で、何事もなかったように、普通の生活に戻るんだったら、被害者の家族の心情は、収まらないような気がします。犯人側にも、被害者側にも、その後の生活があるのですから、難しい問題です。また、鑑定人っていうのは、裁判で、あそこまでの事をすることが出来るのか、ちょっと疑問ですが、どうなんでしょうか。鑑定した結果だけを供述するのではないんでしょうか。それから、この監督は、「黒い家」でもそうでしたが、俳優の演技を不必要に管理しすぎるような気がして、見ていて、不自然で好きじゃないです。特に、鈴木京香と、杉浦直樹は、見ているこっちが、肩が凝りました。堤真一の演技は、良かったですけど。(2001.12)

●作品名インデックスへ
4thフロアー      1999年 アメリカ サスペンス
<監督>ジョシュ・クラウスナー
<出演>ジュリエット・ルイス , ウィリアム・ハート, シェリー・デュヴァル , トビン・ベル
<内容>ジェーンは、階段から落ちて亡くなった叔母の住んでいたアパートの部屋に引っ越して新生活を始めようとしていた。しかし、引っ越してきた早々、階下の住人から静かにするようにと警告を受ける。そして、次々と奇妙な出来事が起こり始める・・・。
*****

姿の見えない敵意の恐怖。「激突」とよく似た恐怖です。しかも、そのほかのアパートの住人、管理人、向かいのアパートの人々、みんなどことなく変人で不気味。主人公は、せっかく楽しみにしていた新生活なのに、さんざんな目に遭います。こういう事は、実際、起こる可能性がありますね。どんなにいい環境でも、そりの合わない人が一人いるだけで、不幸になってしまう。つい最近も隣人殺人がありましたし・・・。それこそ、本当に、不幸です。でも、家を買うとか、借りるとかは、大きな買い物なので、そう言う意味で、一種のカケのようなものですね。 映画は、その恐怖を、サスペンス(・・・いや、ホラーでしょうか)に、描いています。でも、私には、ジュリエット・ルイスもどちらかというと、変人というイメージなので、どっちもどっち・・・って感じてしまいました(^^;。劇場未公開もうなずける、ビデオ観賞用映画です。また、ウィリアム・ハートが、いやに似合わない気象予報士をしています。(2002.07.16)

●作品名インデックスへ
4人の食卓      2003年 韓国 サスペンス・ホラー   
<監督>イ・スヨン
<キャスト>チョン・ジヒョン , パク・シニャン , ユソン
<ストーリー>結婚を目前に控えたジョンウォン(パク・シニャン)は、婚約者が買いそろえた4人用食卓に座る、二人の少女を目撃する。その少女たちは、地下鉄で、殺されていた少女だった。おびえる彼はある時、自分と同じように少女たちの姿が見える女性ヨン(チョン・ジヒョン)と出会うのだった・・・。
*****

「猟奇的な彼女」で一躍有名になったチョン・ジヒョン主演のサイコホラーです。静かな中に、怖ろしい映像がスタイリッシュに挿入された新感覚?ホラーですが、なんだか散漫すぎて、印象の薄い映画になっています。
いろいろな伏線が敷いてあるのかと思いきや、それらのつながりが希薄で、いったい何だったんだと思ってしまいました。
あらゆる不幸が詰め込まれて、不幸のかたまりのような映画でしたねぇ。そのせいか、メインの謎と、その悲惨さが薄くなってしまったような気がします。

印象に残るのは、チョン・ジヒョンの美しさ。映画の中の彼女は、来日するときの彼女とは全く違う美しさに輝いていますねぇ。この映画では、今までのラブコメで見せた生き生きとした彼女とは別の、鬱々とした姿を見せてくれます。こんな彼女もまた、美しかったです(^^)。スラリとした姿態で、何度も気絶する様に倒れるシーンは、印象に強く残りました。
ホラー映画なのですが、怖いというより、テンションの下がる映画でした(^^;。(2005,07,23)

44ミニッツ      2003年 アメリカ 犯罪・アクション
<監督>イヴ・シモノー 
<キャスト>マイケル・マドセン , マリオ・ヴァン・ピーブルズ 
<ストーリー>1997年2月28日、午前9時、ロサンゼルス。2人組の強盗に銀行が襲撃された。ロス市警はただちに現場を包囲。しかし、完全武装の犯人達は、警官に銃を乱射し始める・・・。
*****

実際にロスで起こった、銀行強盗と警官達の、壮絶な44分間の銃撃戦を描いたTVMです。
ドキュメンタリータッチですが、その前後の犯人や、警察官などの生活も、ほんの少しですが描かれている感動作になっていて、思わず、泣いてしまいました。

犯人達は、それまでにも強盗を繰り返していた凶悪犯で、彼らの武器は、私にはよく分からないのですが、普通では使われないような銃で、家の壁や塀、車などを貫通して人を殺傷する能力のある、強力なものでした。
そんな銃を乱射するのですから、周りを取り囲んだ警官や、近くの家の住人、集まってきた野次馬なども、次々に負傷して倒れます。
それに対する警官はというと、武器はピストルで、防弾服もないような状態。それにもかかわらず、彼らは一歩も引くことなく、犯人逮捕に向かうのでした。
それどころか、銃弾に倒れた仲間の警官を危険を承知で助けに行ったりするんですから、こう書いているだけでも、また涙が出てきてしまいます。
もちろん、警察も、SWATが出動したり、もっと強力な武器を近くの武器店!に買いに走ったりするのですが、その間にも、次々と、警官は倒れてゆくのでした。
そして、その銃撃戦が終わったあとには、奇蹟としか思えないような結末があったのです。

ちょっとロス市警バンザイ!映画のようにも思えますが、アクション映画の中の銃撃戦とは違い、彼らの勇気や、仲間意識に感動してしまいました。
それにしても、ピストルって、あんなにも、当たらないものなんでしょうかねぇ。もうちょっと射撃練習した方がいいかも、ロス市警さん。

銃社会のアメリカでは、警察官はもちろん、一般人にとっても、すぐ隣りに死があるといっても過言ではない状況です。これでも、銃を持つことを規制しない国って、信じられないですねぇ。(2006,03,31)

●作品名インデックスへ
48時間      1982年 アメリカ アクション
<監督>ウォルター・ヒル
<出演>ニック・ノルティ , エディ・マーフィ , アネット・オトゥール
<内容>野外労働中の囚人が脱獄し、逃走途中に警官を射殺してしまう。目の前で仲間を殺された刑事のジャック(ニック・ノルティ)は、犯人と繋がりのある服役中のレジー(エディ・マーフィ)を釈放して、共に犯人の行方を追うのだが・・・。
*****

かなり昔、やはりTVで見た覚えがあります。この映画が、エディー・マーフィーのデビュー作だったのですね。「ナッティープロフェッサー」シリーズを見て、エディーって、昔とちっとも変わらないと思ったのですが、これを見ると、やっぱりこの頃は若かった・・・。 当時、この映画を見て、どう思ったか忘れましたが、パート2が出来るほどだからきっと面白いんだろうと思って今回見ましたが、期待したほど面白くなかったです。 やはり21年前という古さのせいでしょうか。ニック・ノルティー演じるジャック刑事が私的に好感度ゼロだし、コメディーのエディーだからもっと笑いたいのに、笑えない感じでした。アクションも、さえないし、吹き替えも、合っていなかったような気がしました(俳優の下条アトムさんでしたが・・・)。う〜ん、期待したのに残念。(2003,02,01)

●作品名インデックスへ
54 フィフティ★フォー      1998 アメリカ 青春
<監督>マーク・クリストファー
<出演>ライアン・フィリップ サルマ・ハエック 、ネイヴ・キャンベルマイク・マイヤーズ, ブレッキン・メイヤー , セーラ・ウォード
<内容>1979年、ニュージャージーに住むシェーン(ライアン・フィリップ)は、平凡な生活に飽きたらず、ニューヨークを夢見ていた。ある日彼は、友達と連れだって「スタジオ54」に行く。そこは、セレブ達が毎夜集う、ニューヨークで一番の華やかな場所だった。そこで、シェーンはスタジオ54のオーナーの目にとまり、勤めることになる。
*****

いい感じです。スタジオ54の華やかな雰囲気。歌と踊りと、お酒とドラッグ。かつてのムーラン・ルージュのように輝いています。そこは、選ばれた人だけが入れる特別な世界。お店に入れると言うだけで、セレブになったような気分。そんな感じがよく出ていました。そして、ライアン・フィリップ演ずる、シェールが、その店のボーイになり、有頂天になってしまう気持ちもよく分かりました。最初は、ダサイ彼が、どんどん洗練されてゆくのを見ると、私までなにやらハイテンションになったりして(^^)。でも、その華やかさの裏には、ドラッグや、病気、挫折など、暗い影もあるのです。そのような世界の一瞬の輝きをうまく描いていたと思います。音楽もいいです。もちろん、ライアン・フィリップも!(^^)。(2002.05)

●作品名インデックスへ
6デイズ/7ナイツ       1998年 アメリカ  ロマンス・アドベンチャー
<監督>アイヴァン・ライトマン 
<出演>ハリソン・フォードアン・ヘッシュ, ダニー・トレホ  
<内容>雑誌の副編集長を務めるロビンは、恋人とバカンスを過ごすために、南の島へと旅立った。しかし、バカンスの途中で、仕事に呼び出され、恋人を残したまま、タヒチへ飛んだが、悪天候のために、無人島に、不時着してしまう。ロビンは、パイロットのクイン(ハリソン・フォード)と共に、さまざまな、困難に立ち向かってゆくことになる。
*****

話の先が、見え見えの、娯楽作品でした(^^;。だから、安心して映画を見ていたいって言う人向けでしょうか?(^^;。トム・ハンクスの「キャスト・アウェイ」を見た後に見ると、何とも、お手軽不時着ツァーって感じでした。そんなわけで、ハリソン・フォードの老いが、妙に、目立った作品でした。(2001.09)

●作品名インデックスへ
60セカンズ      2000年 アメリカ アクション・犯罪     
<監督>ドミニク・セナ
<出演>ニコラス・ケイジ ジョヴァンニ・リビシアンジェリーナ・ジョリーロバート・デュヴァル, ウィル・パットン 
<内容>1974年の「バニシングIN60」のリメイク。メンフィス(ニコラス・ケイジ)は、かつて、「60秒でいかなる車でも盗み出す」といわれた伝説のエキスパートだったが、今は、足を洗って、正業に就いてる。しかし、弟がモメ事に巻き込まれ、弟の命を救うには、24時間以内に50台の高級車を盗まなければならなくなった。そこで、彼は、かつての仲間に連絡を取り始める。
*****

車好きな人なら、面白いのでしょうか? 私は、全然面白くなかったのですが・・・(^^;。車を盗むテクニックは、すごいのかなぁとは、思ったのですが、その繰り返しだし、それに、中には、銃弾を浴びた車なんかもあって、そんな状態の車でも、一台として数えられるのかい?と思ったり・・・。24時間と、時間が限られてる割には、のんびりしたところもあったり・・・。なんか、納得できない。映画に身が入らないと、どんどんアラ探しに走りました。ちょっと、いいなと思ったのは、ニコラス・ケイジが、警察とのカーチェイスで運転をしているシーン。彼自身、車が好きで、運転のテクニックもプロ級らしく、この映画も、ほとんどスタントなしに、自分で、運転していたとか。どこまでが、彼の運転だったのかは、よく分からなかったけれど、運転中の彼の顔つきは、なかなかよかったです。アンジェリーナ・ジョリーも、可愛いかった。(2002.05)

69 sixty nine      2004年 日本 青春・コメディー   
<監督>李相日
<原作>村上龍
<キャスト>妻夫木聡 , 安藤政信 , 金井勇太 , 柴田恭兵 , 村上淳 , 加瀬亮 , 岸部一徳, 國村隼 , 豊原功補 , 小日向文世 , 柄本佑 , 井川遥 , 新井浩文 , 星野源
<ストーリー>1969年、佐世保の高校3年生のケン(妻夫木聡)は、同級生と、フェスティバルの開催を計画する。そこで彼は、あこがれの松井和子(太田莉菜)を主役とした映画を上映しようと張り切るのだが、その準備に走り回るうちに、彼は、学校をバリケード封鎖する!と、宣言してしまう。そしてその計画が実行されると、町は、大騒ぎになった・・・。
*****

村上龍の自伝的小説の映画化です。学生運動が高校生まで巻き込むような時代の話。今何かと話題の昭和の時代です。
そこには、昭和の歌や、風俗がちりばめられていて、村上龍世代のおじさんたちは、きっと懐かしくて、泣けてくるのではないでしょうか。
そして、主人公たちの元気のいい破天荒さも、相当笑えます。この元気さは、今では絶滅寸前ではないでしょうかねぇ。
とはいえ、その世代の大人だけでなく、若い世代でも、十分笑えるはず、そして、こんな時代があったのかと、驚くのではないかしら。怖い父親、怖い先生、そして、元気いっぱいの高校生!

実は、この原作は、読んだことがあるような気がしていたのですが、内容は、全て忘れ去られていました(^^;。だから、なおさら新鮮に映画の世界に没頭できてよかったような気がします。脚本が、宮藤官九郎ですからね、勢いありますよ。

配役も、なかなか豪華で見応えたっぷり。妻夫木聡は、本当に、映画によく出てるけど、やっぱり一番輝いているように思います。(2005,12,29)

●作品名インデックスへ
八月の鯨      1987年 アメリカ
<監督>リンゼイ・アンダーソン
<出演>ベティ・デイヴィス , リリアン・ギッシュ , メアリー・スティーンバージェン , ヴィンセント・プライス 
<内容>夫を亡くした年老いた姉妹リビー(ベティ・デイヴィス)とセーラ(リリアン・ギッシュ )。二人は、夏になると、子供の頃に過ごした島の別荘で毎日を送る。盲目となって一段と気むずかしくなった姉リビーの世話をかいがいしく焼くセーラ。彼女の望みは、家に大きな窓を開けることだったが・・・。
*****

主な出演者は、全員お年寄りです。主役の二人は、92才のリリアン・ギッシュと82才のベティ・デイヴィス。驚いたことに妹役のリリアンの方が、ずっとお年だったんですね、それも、92歳とは、驚きです。
ストーリーは、そんなに劇的なことは起こりません。普通に生活しているだけでも、毎日色々なことがそれなりにあるように、二人にも、ちょっとした出来事が起こります。それは、親友が訪ねてきたり、男性を食事に招いたり、不動産屋が訪ねてきたり・・・。そんな日常的な出来事です。
そういう淡々とした出来事が描かれているだけでも、退屈はしませんでした。セーラが、「いくら掃除しても砂だらけ」とかつぶやきながらまめまめしく掃除をしている様子。テラスで、姉の髪をすいてやっている様子。そして、客のためにおめかしして食事を楽しむ様子。亡き夫との結婚記念日を静かに過ごす夜など、長い人生を歩んできた誇りと落ち着きが感じられました。なんか、いいですね〜。微笑ましいです。年を取るっていやだなと思いがちですが、こんな年輪の重ね方ならいいかもしれません。私も、こんな風に年を取りたいかも。窓のエピソードも、いくつになっても、自分のためにしたいことをする事の素敵さを感じました。(2003,07,01)

●作品名インデックスへ
八月のクリスマス       1998年  韓国  ロマンス
<監督>ホ・ジノ
<出演>ハン・ソッキュ、シム・ウナ, シン・グ
<内容>小さな写真館を経営しているジョンウォンは難病に、かかっていて、余命わずかしかない。そんな、悲しみの中の唯一の喜びは、店によく来る婦人警官のタリムと楽しく、おしゃべりする事だった。
*****

はかなく、切ない恋物語。余韻があって、とっても良かった。主役は、「シュリ」の主演男優。女優さん共々、とっても良いです。でも、この人の病気って、何だったのか、気になって、しまうのは、きっと私だけなんでしょうね(^^;。(2000.06)

●作品名インデックスへ
8月のメモワール   1995年 アメリカ  ドラマ
<監督>ジョン・アヴネット
<出演>イライジャ・ウッドケビン・コスナー, ルーカス・ブラック
<内容>ベトナム戦争で、心に傷を負った父親の生活と、それを見て、成長してゆく子どもたちの世界。
*****

ちょっと長いが、なんと言っても、イライジャ・ウッドのあの、輝く瞳!すばらしいです(^^)。(2000.07)

●作品名インデックスへ
八月の狂詩曲(ラプソディー)      1991年 日本
<監督>黒澤明 
<出演>村瀬幸子 , 井川比佐志 , 吉岡秀隆 , リチャード・ギア
<内容>夏休み、長崎の田舎に住む祖母、鉦(村瀬幸子)の元に4人の孫たちがやって来た。実は、鉦の二人の子供が、ハワイに住む鉦の兄に会うために旅行中なのだ。孫たちは、長崎の街に出かけ、祖父が原爆で死んだ学校を訪れる・・・。
*****

13年前の映画のせいか、教育映画的で、ちょっとくさいですね。普通に見ていると、こんな会話、あり得ない!と思う所がちらほら。
リチャード・ギアが出てるのでも、びっくりしました。でも、これは、サービスシーンかな。普通に考えても、叔父が原爆で亡くなったと知ったからといって、瀕死の父親を置いて、彼が、来訪するのは、おかしいでしょう。しかも、原爆は、彼に直接の責任があるわけでもなし。
それは、私たちが、真珠湾攻撃の犠牲者に対してどう思っているかということと同じだと思います。そのこと自体は、忘れてはいけないことで、また、犠牲者の家族にとっては忘れられないことでしょうけど、それをいつまでも引きずり、まして、その責を個人に向けるのは、ナンセンスだと思います。実際、アメリカ人全員に謝ってもらっても、犠牲者が生き返ることはないのですからねぇ。
でも、きっと、当事者と、私みたいな未経験なものとの温度差も、大いにあるのでしょうけど。
その意味で、ラストは、いいです。ほんとにいいです。かたくなだった鉦の心が解けた後も、その時の恐怖心は、やっぱり消えないんですよね〜。
主演の村瀬幸子さんは、とてもいいですね〜。自然な演技で、元教師の片鱗もちゃんとうかがわせています。彼女と、孫との交流は、模範的日本の風景でもありましたねぇ。こんな確固としたおばあちゃんも、こんなに素直ないい孫も、今の日本では、もう、絶滅しているのかもしれません。残念なことに、村瀬さんは、この映画の2年後に、お亡くなりになったそうです。合掌。
映画としては、原爆のキノコ雲と目の合成映像が、お粗末すぎ。父親たちの態度も、あまりにもあからさま。こんな人たちって、普通いないでしょう(^^;
それから、リチャード・ギアの演技?がひどい。セリフのあるところは、演技と言うより、丸暗記した片言をしゃべってる感じ。唯一、滝のシーンでの彼「しまったぁ〜」は、とっても、愛らしかったですけど(^^)。きっと彼も、黒沢監督の映画と言うことで、出演したのでしょうね。やっぱりすごい、黒澤明!!(2004,12,29)

八日目      1996年 ベルギー、フランス   ドラマ         
<監督>ジャコ・ヴァン・ドルマル
<出演>ダニエル・オートゥイユ、パスカル・デュケンヌ 
<内容>仕事人間の男と、蒙古症の青年ジョルジュの出会い。
*****

ジョルジュ役の俳優は、本当の蒙古症だという。撮影で、風邪などひかなかったかしら・・・心配。(2000.06)

●作品名インデックスへ
8人の女たち      2002年 フランス コメディー・ミュージカル・ミステリー
<監督>フランソワ・オゾン
<出演>ダニエル・ダリュー 、 カトリーヌ・ドヌーヴイザベル・ユペールエマニュエル・ベアール  、 ファニー・アルダン 、 ヴィルジニー・ルドワイヤン リュディヴィーヌ・サニエ  、 フィルミーヌ・リシャール 
<内容>1950年代フランス。クリスマス休暇で、長女のスゾン(ヴィルジニー・ルドワイヤン)が大学から帰り、8人の女達がそろって、賑やかな一日が始まった。しかし、前夜遅くまで仕事をしていた、その屋敷の主マルセルをメイドが起こしにゆくと、なんと彼は、ベッドの中でナイフで刺されて絶命していた。警察を呼ぼうにも電話線は切られ、大雪のため外に行くことも出来ない。そして、皆の犯人探しが始まった・・・。
*****

雪に閉ざされた屋敷の殺人事件とくれば、正当派ミステリーです。しかも今年最後の映画鑑賞だと気合いを入れて見に行ったのに、日頃の疲れ(?)がどっと出て、うつらうつら状態で観てしまいました、悲しい(T_T)。 あまり作品の情報を仕入れずに行ったので、出演者が、突然歌い、踊り出したときにはびっくりしました(^^;。カトリーヌ・ドヌーブまで踊ってるし・・・(^^)。ミュージカルは少々苦手なのですが、この映画は、それぞれの女優さんが、その役柄の個性を明確にした歌を歌うので面白かったです。次女は溌剌と、長女は可憐に、メイドは色っぽく・・・そして、締めは、その屋敷の女主人マミー。彼女は、私は知らないのですが、有名女優さんなんでしょう、貫禄十分で素敵でした。 ミステリーとしてはよくある結末で、謎解きとしてはあまり面白くないのですが、これはその題名通り、8人の女(女優)達を見るための映画でしたね。もう一度クリアな頭で見てみたいです。(2002,12,28)

●作品名インデックスへ
8Mile      2002年 アメリカ 音楽   
<監督>カーティス・ハンソン
<出演>エミネム , キム・ベイシンガー , ブリタニー・マーフィ , マイケル・シャノン , アンソニー・マッキー
<賞>アカデミー歌曲賞
<内容>人気白人ラッパー、エミネム。彼のデビュー前の青春を描いた映画。デトロイトの低所得者層の住む一角のトレーナーハウスに、ラビットことジミー(エミネム)の母親(キム・ベイシンガー)の住まいがあった。恋人と別れたジミーは、部屋を借りる金が出来るまで母親の家に同居することにするのだが、母親の恋人とはケンカばかり。また、ラッパーを目指す彼は、金曜の夜に行われるラップ・バトルにノミネートするのだが、会場の雰囲気に押されて、一言も喋ることが出来なかった・・・。
*****

ラップのラの字も知らない私ですが、エミネムにしびれてしまいました。かっこいいーー!!ラッパーにしておくのがもったいほどの、そして、ラッパーだからこその目の力の強さにほれぼれしました〜〜。
日本には、日本人ラッパーがいるので(たぶん(^^;)、白人ラッパーが、アメリカで、そんなに珍しい存在とは知りませんでした。ラップとは、黒人達の音楽だったのですね。
かの地、デトロイトでは、そういうわけで、白人が逆に黒人から差別されるのです。
これは、エミネムの半自伝的映画だそうですけれど、自伝というよりも、青春の1ページという感じの長さですね〜。
ジミーの貧しい母親や、友人との関係。そして、ラッパーとして皆に認められ、自信を持つまでの軌跡です。
私が初めて見る本場のラッパー達は、まるで即興詩人のようでした。ラップ・バトルでは、たった45秒間で、自分の思うままの言葉を紡いでゆき、観客達の支持を受けた者が、その時の勝者になるのです。言葉の品はともかく、思ったことを即興で韻を踏んだ詩に作り上げてゆくのは、フランスのかつてのランボー達若き詩人を彷彿とさせました。
エミネムのラップは、非常に攻撃的で、世の中の非難も多く受けているそうですが、映画では、そこまでの彼は、描かれていません。
映画としては、ストーリーが、だらだらと進む印象で、少々退屈なところもありました。でも、主演のエミネムの魅力で、最後まで引っ張ってゆきます。彼が友達に、「いったいどこで、自分の才能に見切りをつけたらいいんだろう?」と、問いかけるところが、とても印象的でした。
映画を見に行って驚いたのは、観客の反応。とってもおとなしいのです。映画がはじまるまでは、あまり映画も見たこともないような若い男の子達がたくさんで(私の隣も10代の男の子のグループ)、どんなことになるんだろうと、少々危惧していたのですが、すっごく模範的な映画の見方でした(^^)。ただ、ラップのシーンなど、もう少し身体を揺すったり、足踏みしたりするかと思ったのに、そんなこともなく、ちょっと拍子抜けでしたねー。私だけは、小さく足で拍子を取って、ノリノリになってましたけど・・・(^^;。
アカデミー歌曲賞を獲った「Lose Yourself」の流れるエンドロール。場内が明るくなるまで誰一人として立ち上がることがなかったのが、非常に印象的でした。(2003,05,31)

●作品名インデックスへ
8mm      1999年 アメリカ  ミステリー・スリラー
<監督>ジョエル・シューマカー
<キャスト>ニコラス・ケイジ , ホアキン・フェニックス , ジェームズ・ガンドルフィーニ , ピーター・ストーメア  , キャサリン・キーナー , ノーマン・リーダス
<ストーリー>私立探偵のトム(ニコラス・ケイジ)は、大富豪の未亡人に、夫の金庫から出てきたというある8mmを見せられる。それは、少女がレイプされ、虐待の上、殺されるというスナッフフィルムだった。彼は、未亡人に、写っている少女の安否を確かめてくれと依頼される・・・。
*****

自分の異常な嗜好を抑えきれずに、実際に実行してしまう怖ろしい世界です。こんな世界もあるんだと言うことは知っていましたが、今や、実社会でも、事件として起こったりしてしまうのですから、何とも怖ろしい時代になってきました。

映画は、題材の異常さの方に気を奪われてしまいましたが、なんだか釈然としない筋でした(^^;。
前半の、探偵が、謎を解いてゆく過程は面白かったのですが、彼が核心に近づけば近づくほど、理解できない世界になってゆきました。
依頼人の決断も短絡的だし、映画監督の行動も、トム自身の行動も、ちょっと納得できません。まあ、常識の及ばない世界を描いているのだから、私では、考えつかないことなのかもしれないですが・・・。
映画の中でも言われてましたが、ニコラス・ケイジの佇まいは、いかにも、刑事とか、探偵とか記者とか、そんな感じがして、あの暗闇にうごめく人たちの中にはいって何かを探るには不適切のような気がしました。あれでは、彼らに受け入れられそうに思えません。

一番余計だと思ったのは、彼の妻が、ヒステリーを起こすところです。仕事柄何日も家を空けることは多いはずなのに何故?題材があまりにも愛の欠如した話なので、愛を強調したかったのでしょうか。
どっちにしても、見て良かったとか、爽快感があるとか、そういう感じにはほど遠い映画でした。(2005,09,21)

●作品名インデックスへ
80デイズ      2004年 アメリカ アドベンチャー・コメディー・アクション・ロマンス   
<監督>フランク・コラチ
<キャスト>ジャッキー・チェン , スティーヴ・クーガン , セシル・ドゥ・フランス , ジム・ブロードベント , ロブ・シュナイダー , キャシー・ベイツ , アーノルド・シュワルツェネッガー , オーウェン・ウィルソン , ルーク・ウィルソン , ジョン・クリーズ
<ストーリー>19世紀末、英国ロンドン。銀行に泥棒に入った男(ジャッキー・チェン)が、警察に追われて逃げ込んだ家は、発明家フォッグ氏(スティーヴ・クーガン)の屋敷だった。フォッグ氏は、時速80キロを突破する実験の最中で、男は、そのまま、実験の助手になってしまう。そして、フォッグ氏は、王立科学アカデミー会員の前で、80日間で世界一周すると、宣言し、二人は、その旅に出発するのだった・・・。
*****

映画館でこの映画の予告編を2回ほど見たのですが、出演者が誰だかはっきりしない予告編で、ジャッキー・チェンに似た人がチラリと映るのに、彼の名前が出てこない・・・。
彼、珍しく脇役なのか?と思っていたら、やはりジャッキー主演映画なんですね。どうして、前面にジャッキー主演と謳わなかったのか、少々不思議に感じました。

映画の方は、前半は、ちょっと退屈。でも、後半は、通過する国々の異国情緒が味わえるし、ゲスト出演があったりして、結構楽しめる映画になってました。
もちろんジャッキーのカンフーも、ふんだんにあるので、その点でも、見応えありました。
ただ、まじめなリメイク映画だと思って見てはダメです。真に娯楽映画で、あははと笑って見る映画です。お子ちゃまと見ると、より楽しめるかもね。

ただ、見終わってみたら、確かにジャッキー主演映画なのに、なんで予告編に彼の露出が少なかったんだろう??と、またまた疑問がふくらむのでした(^^;。ちなみに、アメリカの予告編の方が、ちゃんとジャッキーが映っているので、比べると面白いかも(^^)。(2005,10,02)

●作品名インデックスへ
9か月      1995年 アメリカ  コメディー
<監督>クリス・コロンバス
<出演>ヒュー・グラントジュリアン・ムーア、ジョーン・キューザック、ジェフ・ゴールドブラムロビン・ウィリアムズ 
<内容>小児精神科医のサミュエルは、同棲相手のレベッカから、妊娠を告げられ、うろたえてしまう。
*****

退屈だった。ヒュー・グラントも、この手のドラマばかりで、飽きてしまったわ。(2000.02)

●作品名インデックスへ
9デイズ      2002年 アメリカ アクション・コメディー・スリラー   
<監督>ジョエル・シューマカー
<出演>アンソニー・ホプキンス , クリス・ロック , ガブリエル・マクト , ケリー・ワシントン , ピーター・ストーメア 
<内容>チェコ共和国のプラハでポータブル核爆弾の密売がおこなわれていた。実はこれはCIAのおとり捜査だったのだが、売買の中心を担っていた捜査官ケヴィン(クリス・ロック)は、核爆弾を狙うテロリストに撃たれて死んでしまう。中心人物を失ったCIAは、ケヴィンの双子の弟ジェイク(クリス・ロック二役)を捜し出し、彼の身代わりにしようとするが・・・。
*****

この手のテロリストの話は、最近多いですねぇ。ご時世でしょうか。でも、どれもこれも、少々似ていませんか??
いつも最後は、危険一発の所を秒単位で解除する・・・。ちょっと飽きましたねぇ。と、つい余計なことを考えてしまうのは、この映画に乗れなかった証拠でしょう。
だいたい、この主演の二人がもひとつです。
クリス・ロックは、どうも余り好きになれませんでした。アンソニー・ホプキンスも、ご自分は、アクションシーンがいたくお気に入りだったそうですが、見ている方としては、なんとかしてよ、という感じ。無理がありすぎです。
それに、スパイ映画なんだから、ハラハラドキドキするはずなのに、ちっともしませんでした。まあ、スパイ映画と言っても、コメディー系だから、これでいいのかな。
邦題の「9デイズ」も無理矢理ですね。あとで、何で9デイズなんだっけ?と一瞬考えてしまいました。原題「BAD COMPANY」
その代わり、脇で、いい人を見つけました(^^)。CIA捜査官役のガブリエル・マクトです。彼がケヴィンの役をやったら、よかったのにな。全然違う映画になるだろうけど・・・(^^)。(2004,06,08)

9000マイルの約束      2001年 ドイツ 戦争   
<監督>ハーディ・マーティンス
<キャスト>ベルンハルト・ベターマン , ミハエル・メンドル 
<ストーリー>第二次世界大戦後、戦犯となり、シベリアへ送られたドイツ兵クレメンス(ベルンハルト・ベターマン)。極寒の地で、死を覚悟した彼だったが、助けを得て、決死の脱走を試みる。祖国ドイツまで9000マイル(1万4千km)、思わぬ人々の助力によって、逃走を続ける彼だったが、執拗に追っ手は迫ってくるのだった・・・。
*****

まるで大人版「アイ・アム・デビッド」でした。
もちろんこちらは大人で、しかも”戦犯”、そして、場所がシベリアということで、悲惨さは、何倍も上回っています。
シベリアの地から9000マイル。と、マイルで言われてもピンと来ませんが、140000km。ソ連の北東の端からドイツまで。と言っても分からなかったら、オフィシャルサイトの地図を見てください。およそ地球3分の1周です。
冬、真っ白な大陸をただただひたすら歩いての逃亡。しかも、これが実話だというのですから、もう、驚くほかありません。妻と子、そして、まだ見ぬ第二子に会いたいという思いの強さが、彼を支えていたのは、言うまでもないことでしょう。

シベリア抑留というと、日本人という気がしますが、同じ敗戦国のドイツ人も、たくさん抑留されていたんですね。しかも、上司に命令されただけの兵士たちも、こんな過酷な場所で、重労働をさせられていたのです。25年の刑となると、もうそれだけで、生きる気力をなくしてしまうような絶望的な長さです。しかも場所は、極寒の地。ただ生きるだけでも命がけの場所。周りは、広々と広がる雪原だけ。これでは、脱走しようという気力もわかないのが普通でしょう。

逃亡中、印象的だったのは、ユダヤ人の紳士。ドイツ人というだけで、何をされても、言われても、仕方がないといった時代のことです。それにもかかわらず、彼は、ためらうことなくクレメンスを助けるのです。憎しみの心を許しへと変える。それこそが、唯一の平和への道なんですね。

ちょっと疑問だったのは、ドイツに帰ってしまえば、もうそれで、刑は、免除されるって事なんでしょうか。と言うことは、やはり不当な刑罰だと言うこと?また、あの地に抑留されていた人たちは、その後、やはり25年もあの環境に耐えなければならなかったのでしょうか。

映画は、158分という長い映画になっていますが、彼の9000マイルに比べたら、短いものです。時間のあるときに、じっくりと味わいたい感動作です。(2006,03,16)

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