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獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃん保護犬譲渡を受けたら、すぐに死んだ
2020年12月21日:ムクムク(川村幸治)
◆「獣医師広報板管理人の独り言」利用についての注意事項
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◆こどもあんぜんサイト宣言◆
こどもあんぜんサイト宣言

元発言(facebook) いいね:474人,コメント:32件,シェア:19件(クリック)
数日前に瀕死状態の犬が来た。
飼い主は朝起きたらこの状態だったという。
聞いてみると一週間前に保護犬としてもらったという。
私が見るとかなりの老犬であったが、もらうときは若いと聞いていたそうである。
子ども達が犬の名前をつけ、かわいがり始めたときにこの状態になってしまった。
保護犬を引き受ける人全てが動物愛護のために動物を飼うわけでない。
単に動物を飼って、家族幸せになるために飼う人が多い。
私は、そんな普通の人が、保護犬を引き受けてすぐに重い病気であると診断したことが何度かある。
これらの飼い主さんが、次も保護犬を引き受けようと思うだろうか。
私だったら、二度と引き受けない。
何度も言うが、著しい老齢動物や病気の動物、咬傷犬などの譲渡はやめるかよほど説明してからにしようよ。

元発言(facebook) いいね:145人,コメント:7件,シェア:3件(クリック)
今朝、保護犬の譲渡に関する悲しい事件を紹介しました。
この問題、環境省でも、以下の通りである。
ーーーーーーーーー
環境省は全国の自治体に対し、犬猫の殺処分について(1)攻撃性があったり、治療が難しい病気があったりするなどで譲渡不適(2)譲渡適性はあるが、適切な譲渡先が見つからないなど(3)病死や老衰を含む「収容中死亡」の三区分に分類して報告するよう求めている。
ーーーーーーーーーー
つまり、咬傷犬、病気、著しい老齢については、殺処分ゼロを達成したと言っている東京都も、このような譲渡に向かない動物については殺処分しているのである。
咬傷犬、病気、著しい老齢を動物保護家が飼育して見送っていく分には、適切な管理が行われる限り問題ないと思うが、一般の希望者に説明なしに譲渡するのは問題だと思う。
全部の愛護団体ではない、一部愛護団体ではあるが、適切では無いと思われる譲渡がある。
今、一部のブリーダーやペットショップに問題があるから、全体に規制がかかろうとしているが、そのように社会は理不尽なものである。
適切で親切な譲渡を行っている団体や個人がある中、非常に問題がある譲渡を行っている団体個人もある。
その為に愛護全体にフィルターがかかる。
社会というのは、そんな理不尽なものである。

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