スーパーサイズ・ミー      2004年 アメリカ ドキュメンタリー
<監督>モーガン・スパーロック
<キャスト>モーガン・スパーロック
<ストーリー>アメリカ。肥満になった原因はハンバーガーにあると、肥満女性二人がマクドナルドを訴えたニュースを見て、モーガン・スパーロックは、自らを実験台にして30日間、マクドナルドを食べ続けたらどうなるかを実験することを決心する・・・。
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アメリカの狂った食生活に、驚きの連続でした。
学校からジュースの自販機をなくそうという話は、聞いていましたが、向こうの学校給食がこれほど酷いとは、びっくりです。
子供の成長とか、健康には全く配慮されず、納入業者のいうがまま、冷凍食品と、お菓子を配食している学校・・・。
これでは、この子たちが大きくなっても、まともな食事を作って食べるようになるとは、とても思えませんねぇ。
その点、日本は、本当に健全です。安心して、子供を任せておける、いい国だと思いました。

さてさて、モーガン・スパーロック氏の実験ですが、話題性は確かにありますが、これ自体は、あまり意味をなさない実験だとは思います。全ての食事をマクドナルドで摂ることは、いくらアメリカでも、普通考えられないですからね〜。
でも、彼の体を張った実験には、拍手を送りましょう。

実験前の彼の食生活は、ベジタリアンの恋人の存在もあって、とても健全のようでした。そんな彼が、1日3食、30日間も、マクドナルドを食べ続けるのは、大変だったでしょう。実際、吐いてましたからねーーー(^^;。
でも、彼が食べている姿を延々と見せられていると、身体に悪いと耳からは情報が入り、頭でも理解しているはずなのに、あぁ、たまにはマクドも食べたいな〜〜と思ってしまうのは、何故でしょう〜〜??(^^;。さすがにマクドは食べなかったけれど、久しぶりに、おやつをつまみながらの映画鑑賞となりました。

それにしても、あるコンビニで売っている1900cc入りのカップ入りソーダに入っている砂糖の量が、スプーン48杯分だということは、記憶に残しておいた方がいいですね。
たかがジュース、されどジュースです。
(アメリカのマクドのスーパーサイズは、この後、廃止されたそうです・・・。)(2006,04,12)

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スーパーノヴァ      2000年 アメリカ SF・サスペンス   
<監督>トーマス・リー   (ウォルター・ヒル , フランシス・フォード・コッポラ , ジャック・ショルダー
<出演>ジェームズ・スペイダー , アンジェラ・バセット , ロビン・タネイ , ルー・ダイアモンド・フィリップス , ロバート・フォスター 
<内容>宇宙医療船ナイチンゲール299がSOS信号を受信した。ナイチンゲール号は、宇宙空間をワープして救助に向かうのだが、ワープの際に、隊長が事故で亡くなってしまう。隊長の代理となった副操縦士ニック(ジェームズ・スペイダー)は、生存者一人を救助するのだが、彼は未知の物質を船内に持ち込んでいた・・・。
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久々に、観たことを後悔した作品でした(T_T)。
怒りのため全開!!
なんでこんなにも簡単に宇宙船を乗っ取られてしまうのか。なんで、ニックが一人だけで、なんのサポートもなしに星に降り立ったのか。なんで、未知の物質に簡単に素手で触れるのか・・・?もう、観ていて呆れることばかりでいやになりました(T_T)。
でも、最大の落胆は、この映画を観るきっかけになったジェームズ・スペイダーが普通のおっさんになってしまっていたことでした(T_T)。彼も、もう43歳。10年前の彼のイメージで、観た私が悪かったのか??しょうがないと言えば、しょうがないのですが、それなら、映画のストーリーだけでも、ちゃんとして欲しかったーーー(だだっ子か私は・・・(^^;)。
映像は、なかなかお金がかかっているのでしょうが、ほとんどのシーンが、宇宙船の中だけなので、閉塞感で、息が詰まりそうでもありました。
そういえば、ニックは、どうやって、帰ってきたんだーー??
それに、あのロボット、もっと何とかならなかったのかーー??
おまけに、あんな危険人物だったら、閉じこめるだけでなく、すぐに始末するべしーー!!
こんなに無茶苦茶映画になってしまったのは、作品の企画変更や、監督の交代によるところが大きいらしいです。監督名は、トーマス・リーとクレジットされていて、これは、「アラン・スミシー」のように、監督として名前を出したくない作品に使う架空の名前です。(2003,05,08)

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ズーランダー       2001年 アメリカ コメディー・サスペンス   
<監督>ベン・スティラー
<出演>ベン・スティラー , オーウェン・ウィルソン , ミラ・ジョヴォヴィッチ , デヴィッド・ドゥカヴニー , ジョン・ヴォイト , クリスチャン・スレイター , キューバ・グッディング・Jr , ナタリー・ポートマン , スティーヴン・ドーフ , ウィル・フェレル , デヴィッド・ボウイ , フレッド・ダースト , アレキサンダー・スカルスガルド
<内容>男性モデル実力No.1のデレク・ズーランダー(ベン・スティラー)は、3年連続して、最優秀モデルに選ばれていたが、4年目にして受賞を新人モデルのハンセル(オーウェン・ウィルソン)にさらわれて、落ち込んでしまう。そんな彼に、デザイナーのムガトゥからの仕事が舞い込むが・・・。
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予告編を見た時からとても楽しみにしていました。こんなおばか映画も、大好きです(^^)。
ベン・スティラーの魅力全開!?
映画の中では、本人も人気モデルそのものになってるし、世間もそれを受け入れているところが怖いですねぇ(^^)。
カレンダーのポーズと決め顔、みんな同じじゃん!!(^^)。
そこにライバルとして出てくるオーウェン・ウィルソンも、もう自信満々で、笑っちゃいますねぇ〜〜。
金髪を武器に、曲がった鼻も何のその、それらしくターンするからすごいです!(^^)。
カメオ出演の豪華メンバーも、みものです。彼らを見れただけでも、価値ある映画だったかもね。
コメディーとしては、大爆笑というより、むふふとほくそ笑む感じの笑いが多かったです。ムガトゥのオフィスに変装して忍び込むシーン(全然別人じゃん!)とか、パソコン相手に「2001年宇宙の旅」状態になったりとか、そういう笑いが好きでした(^^)。

それにしても、ベンって、モデルとしては、ワンパターンの顔だったけど、実にいろんな表情をして楽しませてくれますね。時としてハンサムに見えるのが、これまた不思議です(^^)。(2004,01,26)

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推定殺人者      1996年 アメリカ サスペンス
<監督>エヴァン・クローク
<出演>ブレット・カレンザンダー・バークレイタムリン・トミタ
<内容>ワイン農場を所有しているマイケルの住む近くで、連続殺人事件が発生した。ある晩、マイケルは、自宅に帰る途中の道で、停車している不審な車を見かけた。次の日、その車が殺人事件の被害者の車だと言うことが分かって、警察に目撃情報を伝えに行ったのだが・・・。
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はじめは幸せそうなワイン農場主の若夫婦。二人で住むには、大きすぎる家(憧)。愛する旦那様はハンサムだし・・・。でも、農場で働く人々や、町の人たち、ひいては保安官までなんとなく一線を画しているような雰囲気。そして、徐々に、秘密が解き明かされてくる。それと、連続殺人事件との繋がりは・・・?!って、感じの映画でした(^^)。出演者が地味で、劇場未公開だったらしいです。連続殺人の動機がちょっと、不鮮明だったのですが、主人公の奥さんが、だんだん追いつめられてゆくところが、見ているこちらにも伝わってきて、ちょっとドキドキ。しかも、この女優さんが、日本人だからなおさら親近感がありました(設定では、アメリカ人?)。でも、この邦題・・・意味不明(^^;。原題は、「THE KILLING JAR」。(2002.08.11)

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スイミング・プール      2003年 フランス・イギリス ミステリー   
<監督>フランソワ・オゾン
<キャスト>シャーロット・ランプリング , リュディヴィーヌ・サニエ, チャールズ・ダンス  
<ストーリー>精神的に追いつめられていた女流作家サラ(シャーロット・ランプリング)は、出版社社長ジョン(チャールズ・ダンス)の薦めで、彼のフランスの別荘に滞在することにする。環境が変わって、のびのびと執筆活動も進んでいた彼女の前に、ジョンの娘ジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)が突然現れて・・・。
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シャーロット・ランブリングは、どうも私の好きな女優さんみたいです。映画の中の彼女から目が離せませんでした。
彼女の「まぼろし」も大好きな映画だし、いい映画を選んで出演してるんですね、きっと。

孤独な女流作家が、関係のある出版社社長に、グズグズと文句を言うところなんて、彼女が演じると、とってもリアルでした。
自分でも、何が不満なのか分からないのに、何かに腹を立てずにいられない。やっぱり、それは、彼女が、精神的にも、肉体的にも満たされていないって事なんでしょうねぇ。
そんな彼女が、社長に紹介されたフランスの別荘で、のびのびと楽しげに暮らす様子が、微笑ましかったです。でも、それもつかの間・・・。

ラストまで一気に見ましたが、最後で愕然としました。まだ終わらないで、ちゃんと謎解きしてーーー!と、ディスプレイに叫びそうでしたよ。いやですねぇ、ああいう終わり方。でも、本当は、結構好きだったりします。見た後しばらく映画の余韻に浸れるし、こうして、感想を書くときに、自分なりの解釈を出していく行程が好きです。
そして、出した私の結論は・・・・。(文末をどうぞ)

中に、ほんの少しですが、食べ物が出てくるシーンがあります。
食いしん坊の私は、これに激しく反応してしまいました。でもフォアグラは無理なので、お手軽なヨーグルトの方。器一杯のヨーグルトは、そのままでは、なんなので、私流のアフリカンヨーグルトに。プレーンヨーグルトに、シナモンをたくさん振って、蜂蜜で甘くしただけだけど、これは、アフリカ料理店で出たヨーグルトをマネした物です。これだと、プレーンヨーグルト半分ぐらいは、軽く食べられます〜〜(^^)。(2005,08,13)



やっぱり全てが彼女の妄想・・・と言うか、頭の中で作り上げた物語だったのかな。
いい環境で、精神的に満たされた彼女なのに、彼が来ないと知って、とたんにまた不安定になり、いつもの小説とは全く違った物語を作り始めたのではないでしょうか。クローゼットに、服が掛かっていたりしたところから、勝手に、彼の娘を作り出し、自分の欲望を彼女に体現してもらう。
作家だから、きっと想像力は人並みはずれて、豊かなはずです。しかもミステリー作家の彼女は、妄想の中で完全犯罪までをも成し遂げてしまう。
別荘の管理人を誘ったところは、ひょっとすると現実かも。そう考えると、この孤独な女流作家が、哀れに思えてしまいます。
ただ、そんな妄想の世界に浸っていたのは、フランスでだけのお話で、きっとイギリスに戻った彼女は、新たな自分をベースとした女流作家に、すぐに戻ったんでしょうね〜〜。

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水曜日に抱かれる女      1993年 アメリカ サスペンス
<監督>ニコラス・カザン
<出演>ジェームズ・スペイダー , メッチェン・エイミック , キャスリーン・ヨーク
<内容>離婚直後のレイ(ジェームズ・スペイダー)は、あるパーティーで誤って女性にワインをかけてしまう。その後偶然に再会したその女性リーナ(メッチェン・エイミック)の、美しさに惹かれたレイは、彼女を訪ね、愛し合うようになる。結婚した二人は、子供にも恵まれ、幸せな日々を過ごすのだが、ある時、レイは、リーナの行動に不審を抱くのだった・・・。
*****

邦題のイメージから見る気がしなかった映画だったのですが、見てよかったです。出来すぎた出会いと、甘い結婚生活。しかし、それは見せかけだけのものだった・・・。なんてミステリアスで、サスペンスフルなんでしょう。しかも、主役二人がとびきりの美男美女。もう、ため息ものでした。若くして設計事務所の社長で、仕事は世界を股にかけ、住まいは、マンションのペントハウス。妻の不倫で離婚したにもかかわらず、彼女の主張のままに別れる優しさ。そして、あの男前。そんな彼が、ためらいがちに誘ってくれるなんて、なんて素敵なんでしょう!(^^)。ジェームズ・スペイダーの彼女を誘う時の気弱なあの笑顔!!右目がね、恥ずかしげなのよね〜〜(^^)。私、すっかり参ってしまいました〜〜(^^)。
それから、相手の女優さんも、とってもはっきりした美人です。こんなに美しくて、しかもスタイル抜群の女性が存在するなんて、信じられないーーー!。「デスペラード」のサルマ・ハエックを見た時と、同じぐらい衝撃的な美しさです。ドレス姿もいいけれど、ジーンズのあのキュッと上がったおしり!!う、うらやましいーーー(^^)。
と、少々舞い上がってしまいましたが、ストーリーもなかなかどうして面白かったです。レイがあまりにも彼女のことを知らなすぎるのが、ちょっと不自然でしたが、まあ、いいでしょう(^^)。ここまでやるか!、ここまでやられるか!!という感じで、私なら途中で、「なーんちゃって!」などと、言いそうでした(意味不明)。この映画も、邦題が悪すぎますね。原題「DREAM LOVER」(2003,02,02)

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スウィート・ノベンバー      2001年 アメリカ ロマンス   
<監督>パット・オコナー
<出演>キアヌ・リーヴス , シャーリーズ・セロン  フランク・ランジェラ , ジェイソン・アイザックス, リーアム・エイケン, ローレン・グレアム
<内容>広告クリエーターのネルソン(キアヌ・リーヴス)は、自信過剰から大口の顧客を失い、会社をクビになる。さらに仕事一筋の彼に愛想を尽かした恋人にも去られてしまう。そこへ車の免許更新場で知り合った風変わりな女性サラ(シャーリーズ・セロン)が押しかけてくる・・・。
*****

まあ、あまり期待はしてなかったんですけどね・・・。

ストーリー自体が、好きでなかったです。サラのような生き方には、全然、共鳴出来ませんでした。理由はどうあれ、他人を巻き込んで生きるなんて、ちょっとひどいよね。
1968年製作の「今宵かぎりの恋」という映画のリメイクだというのもちょっと驚き。昔も、こんな恋愛関係が受け入れられてたんですねぇ。

でも、相変わらず美しいシャーリーズ・セロンには目が釘付けになりました。ちょっと変な女の人って感じで登場しましたが、美しい彼女がすると、可愛らしく見えるから、特ですよね〜〜。

キアヌ・リーブスは、マトリックスの頃より太っていて、普通の人になってました(^^)。
マトリックスのキアヌは、とっても素敵だけど、あの体型を維持するのは、人間業ではないのでしょうね〜。
ふっくらキアヌには、すぐに目が慣れましたが、彼の演技が、ダメでした。シャーリーズ・セロンがナチュラル演技なのに、キアヌの方は、ギクシャク演技。手振り身振りが、固くて、なんか、出来損ないのネオみたい。私の先入観もあるんでしょうが・・・(^^;。
ボ〜と見てても、腹が立つ映画かも(^^;。(2003,12,07)

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スウィート ヒアアフター      1997年 カナダ
<監督>アトム・エゴヤン
<出演>イアン・ホルム , サラ・ポーリー , ブルース・グリーンウッド 
<内容>ある小さな山間の町で起こったスクールバス転落事故。その事故によって子供を亡くした家族を説得して訴訟を勧める弁護士、スティーブン(イアン・ホルム)。彼もまた、娘ゾーンのことで、胸を痛めていた・・・。
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最初は、いったい何が起こったのかさえ、分かりません。事故にあった家族を訪ねるスティーブンと、事故に遭う前の町の人々の生活と、スティーブンとその娘ゾーイとの関係と、この3つの話が交錯して、ストーリーは進んでゆきます。

事故の全貌が分かった時、この弁護士に対する思いは、複雑でした。
お金を受け取っても、子供を亡くした心の痛みは癒されない。しかし、今後、このような悲劇をなくすためには、この訴訟が必要なんだ。という言葉が、白々しく感じます。どんな言葉を並べても、要するに、お金が欲しいということでしょう。ニコールの親が言うとおり、バスの保険金だけでは、入院費も出ないのですから。
弁護士は、それが仕事。被害者も、それが権利。今のような訴訟社会では、これが当たり前のことで、逆に、こんなに大きな事故に、弁護士が一人だけしかやってこないのは、アメリカとの、大きな違いでしょうね、きっと。

映画のラストを迎えた時、ここで、終わらないとで、切実に思ってしまいました。何の説明もなく、理解できなかったからです。
でも、いったい何だったんだろうと、見終わってから、ゆっくり考える映画なんですね、これは。

町の人たちのそれまでの生活と、事故後の生活。
どんな悲惨な出来事でも、それを乗り越えて、人々はひっそりと生きてゆく。ハーメルンの笛吹のあとについて行き損なった足の悪い子供のように・・・。
それには、大きな力で、町の中(の秘密)や、心の中(の秘密)をかき回されたくない。そう、sweet hereafter=心地よい将来のために。
その象徴が、ラストのバスの運転手の姿なんでしょうけど、あれほど大きな事故を起こした彼女が、免許剥奪されないのは、ちょいと不思議ですねぇ(^^;。

重要な役割を持つニコール役のサラ・ポーリーは、「死ぬまでにしたい10のこと」では、主人公アンを演じています。見ている時は気が付かなかったけれど、なるほど、言われてみれば、あのしっかりした視線は、見覚えがありますねぇ。

この作品は、1997年のカンヌ映画祭で、審査員特別グランプリを受賞しています。ということは、私のもっとも苦手とするジャンルの映画なのですよ(^^;。カンヌ系の映画が苦手な人にはお薦めしません。(2004,10,16)

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スウィング・ガールズ      2004年 日本 コメディー・青春・音楽   
<監督>矢口史靖
<出演>上野樹里 , 竹中直人 , 小日向文世 , 西田尚美 , 佐藤二朗 , 貫地谷しほり, 高橋一生
<内容>東北の片田舎の高校で、夏休み、補習を受けていた鈴木友子(上野樹里)ら女子生徒たちは、ひょんなことから高校野球予選大会の会場まで弁当を届けることになる。しかし、その弁当が原因で、ブラスバンド部員が食中毒になってしまい、友子たちが代わりに楽器を練習することになるのだが・・・。
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あまり映画館で見る気はなかったものの、たくさんのTVCMと、劇場予告編、そしてTVでのキャンペーン攻勢を受けて、「見てもいいかな」→「こりゃ見なくっちゃ」と、なってしまった映画です。

主演の上野樹里の伸びやかでおおらかな演技がいいですね〜。他の女の子たちのしゃべる東北弁も、とってほのぼのしていてかわいかったです(^^)。
それに、ジャズの魅力。思わず、いいなぁ、ジャズって!と、思ってしまいました。なんて、単純なんだろう、わたしーーー(^^;。

ドラマの方は、それなりにおもしろく進みますが、正直言って、思ったほどインパクトはなかったです。おもしろいところは、ほとんど予告編で見ちゃったのかなぁという感じでした。

でも、ラストの大会での演奏ですっかり感動してしまいました。やっぱり音楽っていいなぁ〜。あそこまでの音を出すには、相当練習を積まなくてはならないだろうと、映画の中の彼女たちと、そして、演じている女優としての彼女たちの努力を思っての感動でした。
しばらくは、あのジャズの音楽が、頭の中を駆けめぐっていて、気がつくと、ひとりスウィングしている私がいるのでした(^^)。(2004,09,14)

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スカートの翼広げて      1998年 イギリス
<監督>デヴィッド・リーランド 
<出演>レイチェル・ワイズキャサリン・マコーマック 
<内容>第二次世界大戦下イギリス、働き手を兵士として取られた農場主は、当時盛んだった農業ボランティアの女性達を受け入れて、農作業を続けた。ある農場で、出会った、三人の女性達と、その農場の息子ジョーとの青春。
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直接、戦争シーンは描かず、兵士達の後ろで、国を支えていた人たちの青春と、戦争のもたらした影を描いています。 牧草地の風景は美しく、すぐ近くで、戦争が行われているのが、信じられないほどです。同じ時代でも、日本とは、大違いなのではないでしょうか?。 ステラになった女優さん、どこかで見たと思ったら、「娼婦ベロニカ」の、彼女だったのですね。随分と印象が違うので、びっくり、さすが女優さんです。それにしても、農場の一人息子は、なんて役得なんでしょう(^^;。(2001.06)

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スカーレット レター   1995年 アメリカ  ドラマ
<監督>ローランド・ジョフィ 
<出演>デミ・ムーアゲイリー・オールドマンロバート・デュヴァル, ジョーン・プロウライト
<内容>17世紀、ニューイングラント。夫よりも先に入植地に来たヘスターは、夫が死んだものと思い、牧師アーサーと愛し合うが・・・
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デミ・ムアの強いこと!ゲーリーもたじたじ。(1999.01)

スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー      2004年 アメリカ・イギリス アクション・アドベンチャー・ミステリー・SF・スリラー
<監督>ケリー・コンラン
<キャスト>ジュード・ロウ , グウィネス・パルトロー , アンジェリーナ・ジョリー , ジョヴァンニ・リビシ, ローレンス・オリヴィエ  , マイケル・ガンボン
<ストーリー>1939年、ニューヨーク。高名な科学者たちが、行方不明になる事件が続発した。また、街には、謎の巨大ロボットが出現するという事件も起こる。NYクロニクル社の記者ポリー(グウィネス・パルトロー)と、空軍のパイロット、スカイキャプテンことジョー・サリバン(ジュード・ロウ)は、この事件を解決すべく、謎の人物トーテンコフを追うが・・・。
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豪華俳優陣を配し、俳優以外はフルCGで作られた、レトロな雰囲気のアクションアドベンチャーです。
俳優は、魅力的でも、全然見る気がしない映画でしたが、実際、見てみても、あまり面白くありませんでした。
映像がレトロすぎるし、ほとんど白黒で、それも、コントラストが強すぎて、見にくかったです。
アメリカのコミック雑誌をそのまま映画にしたのかと思いましたが、別に、スカイキャプテンというシリーズのコミックがあったわけではないんですね。
ケリー・コンラン監督が自宅のパソコンで作った映像が認められて、今回の長編映画を製作したそうです。なんと、監督デビュー作で、この豪華配役です。すごく期待されたのですね〜。アメリカでは、初登場1位だったそうなので、やっぱりそれだけの人気はあったようです。私は、ダメでしたけど。
面白かったのは、グウィネス演じる新聞記者のフィルムがあと2枚しかなくて、どうしよう〜〜、っていう所だけでした。(2005,12,13)

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好きと言えなくて      1996年 アメリカ ロマンス
<監督>マイケル・レーマン
<出演>ユマ・サーマン , ジャニーン・ガロファロー , ベン・チャップリン , ジェイミー・フォックス 
<内容>ラジオで、ペットの電話相談キャスターをしているアビーの所に、カメラマンのブライアンから、暴れる犬の扱い方を相談された。その優しく、適切なアドバイスに感動したブライアンは、アビーを食事に誘う。しかし、自分の容姿に自信のないアビーは、マンションの隣の部屋に住む、モデルのノエルをアビーだと思わせてしまうのだが・・・。
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明るく楽しいロマコメでした。女性二人の凸凹コンビが、見事に成功しています。アビーの落ち着いた声と、包容力たっぷりな性格が何よりいいですね〜。私の憧れです〜。それと、ユマ・サーマンのかわいらしさ。ダイエットしてるのに、思わずケーキを平らげちゃう所なんて、かっわいい〜〜(^^)。ラストはどうやって決着を付けるのかと思ったら、やっぱりこうなったか(^^)。女性の方に騙す気はなかったのに、真相が分かったら、騙されたと思って、男はやっぱり怒りますよね〜〜。
原題が「THE TRUTH ABOUT CATS & DOGS」です。犬や、猫がいい演技をしていて、思わずニコニコしてしまいます。(2003,02,18)

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スキャナーズ      1981年 カナダ ホラー・SF・スリラー
<監督>デヴィッド・クローネンバーグ
<出演>スティーヴン・ラック , マイケル・アイアンサイド 
<内容>超能力を持つキャメロン・ベイル(スティーヴン・ラック)を付け狙う男達がいた。彼らは、警備会社コンセック社の男たちで、ベイルのような超能力者、スキャナーたちを集めて、他に類を見ない警備会社にしようと企てていた。一方、その裏には、世界征服を企むスキャナーたちの集団も存在していた・・・。
*****

私には刺激が強すぎる映画を作り続けているデヴィッド・クローネンバーグ(^^;。でも、また懲りずに見てしまいました(^^;。
前半にある衝撃シーン。これは、正直びっくり、唖然としてしまいました(^^;。このシーンによって、やっぱり他の監督の映画とは違うなぁと深く感心したのでした(^^;。
そして、ラストにも、出ました!これでもかの衝撃映像(^^;。ふぅ、本当にすごい映画を作ります彼は・・・(^^;。

また、世界征服を企むスキャナー、レボックを演じるマイケル・アイアンサイドが、これまた凄い。最初は、普通のサラリーマン風に出てくるのに、その後の不気味さといったら・・・(^^;。顔が、ジャック・ニコルソンに似ているので、なおさら不気味だと感じるのかもしれませんねぇ(^^)。

ただ、この映画、途中が何でこうダラダラなのでしょう。ものすごく眠くて困ってしまいました(^^;。(2004,09,01)

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スキャンダル      2003年 韓国 ロマンス・サスペンス・歴史劇   
<監督>イ・ジェヨン
<出演>ペ・ヨンジュン , イ・ミスク , チョン・ドヨン
<内容>18世紀末、李王朝末期の朝鮮。政府高官の妻チョ夫人(イ・ミスク)は、子供が授からないために、夫が側室を迎えるのを黙認するしかなかった。しかし、内心では気にくわない彼女は、彼女を愛しく思っている従兄弟のチョ・ウォン(ペ・ヨンジュン)にある提案をする・・・。
*****

見てきてしまいました(^^)。
韓国ドラマ「冬のソナタ」は、毎週楽しみに見ていますが、熱狂的なヨン様のファンという訳ではありません・・・何言い訳してるんだか(^^;。

この映画は、いままで何回も映画化された、ピエール・コデルロス・ド・ラクロの「危険な関係」の映画化です。
私も、今までに、「危険な関係」(1988年)、「クルーエル・インテンションズ」と見ましたが、どちらも、大好き(^^)。
何ともスリリングな大人の愛の駆け引きで、魅せてくれます。

その「危険な関係」を、韓国では、どう映画化するのかなと思っていたら、これが、結構過激でしたねぇ(^^;。
儒教の国のこの恋愛模様は、ちょっとした驚きです。
また、それを演じる、韓国の女優さん達も、みんな、堂々とした脱ぎっぷり。実は、こういう映画は、あまり大画面で見たことがなかったので、少々居心地が悪かったのも事実です(^^;。

ヨン様も、目の演技で魅せてくれます。もちろん、脱ぎっぷりもいいですが・・・(^^)。
女優さんで光っていたのが、ヒヨン役のチョン・ドヨンです。頑なに守り続けた操を堪えきれずに捧げてしまうと、それまでとは全く違う、輝くような表情になるところが見事でした。

この時代の朝鮮の風俗が珍しくて、それも、面白かったです。
女性の髪型や、男性の帽子。そして、貴族の食事や男女の交際など興味が尽きませんでした。(2004,06,15)

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スクービー・ドゥー      2002年 アメリカ アドベンチャー・ミステリー・ファミリー・コメディー・ファンタジー
<監督>ラージャ・ゴスネル
<出演>フレディ・プリンゼ・Jr , マシュー・リラード , サラ・ミシェル・ゲラー , ローワン・アトキンソン , アイラ・フィッシャー , リンダ・カーデリーニ
<内容>長い間、様々な事件を解決してきたミステリー社の4人と1匹は、とうとう仲間割れして、それぞれの道を歩むことになった。しかし、2年後、彼らに宛てて、スプーキーアイランドからの招待状が届く。久々に顔を合わせたメンバーがそこで見たものは・・・。
*****

アメリカで、22年間という長い間、アメリカのお茶の間(?)で楽しまれてきたアニメの実写映画化作品です。
日本では、全然知名度がないですよね。私も、同じ時期に公開された「ドリーム・キャッチャー」の原作の中のお弁当箱としてしか知りませんでした。
だから、日本人には、非常に不親切な作りになっている映画です。なんじゃこりゃーー!の世界ですねぇ、最初は・・・(^^;。
まあ、所詮、子供向け映画ですから、見てるうちにどういう事なのか分かってくるのですが、日本の子供達がこれを見ても、最初は、なんだか分からないでしょうねぇ。
でも、スプーキーアイランドに着いてからは、ディズニーランドを見ているようで、楽しいような気がします(^^;。

それより何より私が感心したのは、実写とアニメとの絡みの自然さ。ここまで技術は進歩したんですね〜。今までのこの手の作品は、わざとらしくて、面白くなかったのですが、これは、及第点ですね。 まあ、今の映画技術レベルでは当たり前なのでしょうが・・・。

ボーーっと見てるには綺麗なネエちゃんも出てるし、楽しめる映画かも(^^)。(2004,04,12)

スクービー・ドゥー2 モンスターパニック    2004年 アメリカ アドベンチャー・コメディー・ファミリー・ホラー・SF・ファンタジー・ミステリー   
<監督>ラージャ・ゴスネル
<キャスト>マシュー・リラード , サラ・ミシェル・ゲラー , フレディ・プリンゼ・Jr , アリシア・シルヴァーストーン , ティム・ブレイク・ネルソン , セス・グリーン , リンダ・カーデリーニ
<ストーリー>事件を次々に解決し、人気者になったミステリー社の面々。彼らがやっつけた怪物達の博物館の開館式に駆けつけた4人と1匹だったが、突然仮面の男が現れ、モンスター達と、大暴れを起こす。その騒動を押さえられなかったミステリー社に、世間の非難が集中した・・・。
*****

いやですねー、シリーズ物って。さほど面白くなくても、1度見たら、やめられない・・・(^^;。
この映画は、その典型で、元々スクービー・ドゥーなんて、知らないものだから、話もさっぱり分からないまま、進んでゆきます。
まあ、前回見たときも、同じような感想だったのですが、子供向けの映画だから、気を抜いて、ボーと見てたら、それなりに、時間が過ぎてゆきます(^^)。
今回は、前の記憶が残っていたので、登場人物の役割がだいたい分かっていたので、前よりも、すんなり入ってゆけましたが、面白さとしては、前作の方が上だったような気がします。
博物館に展示してあったモンスターを知っていたら、もっと面白かったかな。当然、アメリカの子供達は、TVで見ていて知っていたんでしょうね〜。

ですから私が見るポイントとしては、出演俳優さんぐらいでしたが、今回は、セス・グリーンが出ていたので、ちょっとうれしかったりしました。
そして、シャギー役のマシュー・リラードは、「ホワイト・ライズ」で、普通の青年の役をしていて、とてもいい感じだったのですが、そんな彼が、またまたこんなおばかな役をやっていたので、そのギャップにちょっとついて行くのが大変でしたーーー(^^;。
そして、見事なのは、主役?のスクービー・ドゥーの自然さですね。アニメと、実写の合成なのですが、すごく自然で、違和感を感じないことにびっくりしました。
でも、もし3が出来ても、もう見ませんからーーー(^^)。(2006,01,06)

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スクール・オブ・ロック      2003年 アメリカ コメディー・音楽   
<監督>リチャード・リンクレイター
<出演>ジャック・ブラック , ジョーン・キューザック 
<内容>自己中心的なパフォーマンスで、バンドをクビになってしまったデューイ(ジャック・ブラック)は、友達にかかってきた代用教員依頼の電話を、生活費のために勝手に受けてしまう。友人になりすまして代用教員になったディーイだったが、担任になった子供達の音楽の才能に驚き、あることを思いつく・・・。
*****

まったく、ジャック・ブラックったら〜〜(^^)。
「愛しのローズ・マリー」や、「ハイ・フィデリティ」の彼そのまんまの、期待を裏切らないオープニングにまず笑わせられました。
彼の歌はともかく、パフォーマンスは、ほんと、もう大笑いです(^^)。
ただ、期待通りだったのはここまでで、子供相手にロックバンドを結成してゆく過程は、常道でちょっと退屈。子供相手だから、しょうがないんだけどね。
もっと彼にロックのパフォーマンスをして欲しかったです。
校長のジョーン・キューザックも、期待通りの役割ですが、それ以上のものではありませんでした。
ジャック・ブラックのあの暑苦しい体型とセンスは、脇にあってこそ楽しめるのかなぁとちょっと思ってしまいました。
今アメリカでは、彼とベン・スティラーとのコメディー「ENVY 」が大ヒットしていますが、こっちもおもしろそう!だけど、くどそうですねぇ(^^;。(2004,05,11)

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スクエアダンス      1987年 アメリカ ロマンス・青春
<監督>ダニエル・ペトリ
<出演>ウィノナ・ライダー , ロブ・ロウ 
<内容>田舎町で祖父とニワトリを飼って生計を立てている13歳のジェマ(ウィノナ・ライダー)。頑固者の祖父と、田舎町での生活に嫌気がさしたジェマは、家を飛び出し、母の住む町にやってくる。そこで、ジェマは、知恵遅れのローリー(ロブ・ロウ)と出会って・・・・。
*****

ウィノナ16歳のデビュー間もない頃の映画です。この頃からすでに彼女の美貌は、光り輝いています。13歳という設定なので、幼さの残る表情も初々しいです。こんな彼女を愛さずにいられましょうか〜(^^)。
しかしながら映画は、地味で、眠気を誘います。田舎での祖父との生活は、淡々と描かれていて、面白みもありません。ただ、題名にもなっているスクエアダンス(原題も同じ「SQUARE DANCE」)を祖父が教えてくれるシーンだけは、ウィノナの笑顔が見られてほっとします。
田舎を飛び出したジェマを待ち受けていたのは、派手な母親の一攫千金を狙う生活。その環境で、登場するのは、ロブ・ロウ演じる知恵遅れの青年です。ロブ・ロウと言えば、不良青年というイメージがあったのですが、この映画では、純朴な青年を演じていて、そのギャップにびっくりしました。
彼との初恋にも似た想いには意外な結末が待っていました。母親の「すぐにあなたが彼を追い越すのよ」という言葉は、真実なだけに寂しさも感じます。(2003,04,22)

スクリーム2   1997年 アメリカ  ホラー
<監督>ウェス・クレイブン
<出演>ネーブ・キャンベルコートニー・コックス, リーヴ・シュレイバー , ジェリー・オコンネル , ジェイミー・ケネディ , ローリー・メトカーフ
<内容>謎の殺人鬼による連続殺人事件の顛末を描く人気ホラーシリーズ第2弾。2年前に起きた連続殺人事件で命をねらわれたシドニーの周辺で、再び殺人事件が起こる。
*****

だいたいからして、あんまり好きでないので、それほど面白いとは思わないし、怖くもなかった。でも、始めに殺されるのが、黒人男性と、今までのホラー映画の定石を覆したり、設定が、面白かった。(2000.08)


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スクリーム3   2000年 アメリカ  ホラー
<監督>ウェス・クレイヴン 
<出演>ネーブ・キャンベルコートニー・コックスランス・ヘンリクセン , リーヴ・シュレイバー , パトリック・ウォーバートン , ジェイミー・ケネディ , パトリック・デンプシー , パーカー・ポージー
<内容>かつて、シドニーの周辺で起こった、連続殺人事件を題材にした、ホラー映画「スタブ3」の撮影中に、出演者が次々と殺される事件が起こった。そして、人里離れた山の中に、ひっそりと、隠れ住むシドニーの身にも、またも、殺人鬼の手が・・・。
*****

かつての、1と2も、余りよく覚えてないので(^^;、ちょっと、話が、分からなかったり、出演者達の顔も、シドニーと、その元恋人ぐらいしか分からなくて、ちょっと、??状態だったです(^^;。そして、何故か、シドニーの母親の話に、繋がってゆくのだけれど、そう言う、伏線って、前からあったのでしょうか???そこら辺が、全然分かりませんでした。123と、一気に見ると、それなりに、面白いのかも・・・。でも、あの、マスク・・・「最終絶叫計画」を思い出して、そっちの方で、面白かったです。(2001.07)


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助太刀屋助六       2001年 日本 時代劇
<監督>岡本喜八
<出演>真田広之 , 鈴木京香 , 村田雄浩 , 鶴見辰吾 , 岸部一徳 , 岸田今日子 , 仲代達矢 
<内容>母親と死に別れた助六(真田広之)は故郷の上州を出て、江戸に向かう途中、ひょんな事から仇討ちの助太刀をすることになる。それ以降、彼は、助太刀を仕事として諸国を巡り、7年ぶりに故郷に戻ってきた。ところが、そこでも、今まさに仇討ちが始まろうとしていて、助六も、助太刀をしようとするのだが・・・。
*****

明るくて、楽しい時代劇でした。舞台も、俳優陣も、申し分なく、こんな楽しめる時代劇は久しぶり。

でもストーリーがあまりにも安易。監督の岡本喜八さんが、生田大作というペンネームで書いた原作の映画化なのですが、助六が実の父親にたまたま出会うところが、仇討ちの場だったり、助六が、父親のことをすぐに信じてしまうなど、ちょっと簡単すぎる気がします。もっと人間は、疑ったり、葛藤したりすると思うんだけど・・・。

その点を除けば、気楽に楽しく観られてよかったです。
特に、真田広之は、ほんとにいつ見てもいい男で、惚れ惚れしちゃいますね〜(^^)。
鈴木京香が少々はじけ過ぎかなとも思いましたが、20歳前後(ひょっとすると10代?)を演じているんだから、あのぐらいは、しょうがないのかも。
その他の出演者も、名優揃いで、安心して観れいられます(^^)。(2003,11,11)

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スコーピオン      2001年 アメリカ アクション・スリラー・コメディー・犯罪
<監督>デミアン・リヒテンスタイン
<出演>ケヴィン・コスナー , カート・ラッセル , コートニー・コックス , クリスチャン・スレイター , ケヴィン・ポラック , デヴィッド・アークエット , アイス・T  , トーマス・ヘイデン・チャーチ 
<内容>刑務所から出所したばかりのマイケル(カート・ラッセル)は、昔の仲間マーフィー(ケヴィン・コスナー)らとラスベガスに向かう。プレスリーの衣装に着替えた彼らは、プレスリーコンテストの真っ最中のカジノの金庫室に押し入り、銃撃戦の末、大金を奪うことに成功するが・・・。
*****

この映画は、真面目に見たらダメですね。いかにも、プレスリー好きなアメリカらしい映画なので、見ている方もおバカになって見ましょう。
こんな映画なのに、キャストは、びっくりするぐらい豪華。
プレスリー好きの映画関係者が、寄り集まって、なんだかんだ言いながら映画を作ったって感じです。
私としてはクリスチャン・スレイターのプレスリー姿が意外と一番似合ってないのが印象的でした。アメリカ人ならあの格好、誰でも似合うのかと思ってたのに・・・(^^;。
プレスリーが一番似合っていて、エンドロールでも、ノリノリ歌いまくりなのがカート・ラッセル!意外な一面ですね〜(^^)。
でも、このカートが、ちょっと年を取りすぎているのが、悲しい。もう50歳だからしょうがないけれど・・・。

ストーリーは、強奪した大金を巡っての仲間割れの話。よくある話をたいそうに描いています。このキャストでこのストーリー・・・。思いっきりコメディーにしたら、それなりに面白かったでしょうに、何となく中途半端です。
一応、主役扱いのケビン・コスナーですが、彼も、何となく、薄いです(頭もだけど・・・(^^;)。プレスリーにも似てないですし、全然彼らしさがなかったですねぇ。(2004,04,10)

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スコーピオン・キング      2002年 アメリカ アドベンチャー・アクション   
<監督>チャック・ラッセル
<出演>ザ・ロック , ケリー・ヒュー , マイケル・クラーク・ダンカン 
<内容>5000年前の古代エシプト。戦乱に明け暮れるゴモラの都で、支配者メムノン(スティーヴン・ブランド)は予言者カサンドラ(ケリー・ヒュー)の力を駆使して、他民族のせん滅を図っていた。そのメムノンにマサイアス(ザ・ロック)が立ち向かう・・・。
*****

プロレスには全然興味がないので、ロック様のありがたみも別に感じないのですが、「ハムナプトラ2」から派生した映画ということなので一応見てみました。

「ハムナプトラ」の面白さを期待してしまうとがっかりしますが、期待せずに、何となく見るには、別段どうと言うこともない映画でした。←褒めているか、けなしているか、自分でもようわからん・・・。
ロック様とマイケル・クラーク・ダンカンの闘いぶりとか、筋肉の付き方とか、予言者カサンドラのほとんど裸といっていいコスチュームに見とれるとか、そんな感じです。
ラストの勝利のポーズは、一葉の絵のように綺麗でした。(2004,02,10)

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スコア      2001年 アメリカ サスペンス・犯罪   
<監督>フランク・オズ
<出演>ロバート・デ・ニーロ , エドワード・ノートン , マーロン・ブランド , アンジェラ・バセット
<内容>プロの泥棒ニック(ロバート・デ・ニーロ)は、泥棒家業の足を洗って、恋人ダイアン(アンジェラ・バセット)と結婚することを考えていた。そんな時、昔からの相棒であるマックス(マーロン・ブランド)から、大仕事を持ちかけられる。仕事のリスクを考えると、気の乗らないニックだったが、マックスに拝み倒されて、仕事を引き受けるのだが・・・。
*****

3大俳優競演ということで、話題になりました。とはいえ、ほとんどがデ・ニーロと、エド・ノートンです。マーロン・ブランドは、ほんのちょっとしか出ていなくて、しかも、少し動くと、息切れ気味?(^^;。やっぱり、太りすぎでしょう・・・(^^;。
それに引き替えデ・ニーロは、体を張った泥棒技術を見せてくれます。でも、そろそろ泥棒は引退しなきゃダメね、と思わされもしました。これも演技かな。
中盤までは、ちょっと退屈でした。目標の錫のある金庫までの侵入が、平坦すぎて、面白くなかったです。
面白くなるのは、ラスト近く。そこからは、身を乗り出してみました。そこら辺で、やっとサスペンスっぽくなってくるし。
ただ、今回、改めて気づいたのですが、私は、どうも、エド・ノートンがあまり好きでないようです(私の勝手なイメージですが、彼を見ていると、頭の中に「ぬらりひょん」という言葉が、浮かんでくるんです。ほんと、私の勝手なんですが・・・(^^;)。確かにうまいのでしょうが、そのうまさが、鼻について、ダメでした。そうなると、この映画の面白さも半減です。
最初にデ・ニーロに、声を掛けるところのノートンの演技もすばらしいのですが(一瞬、ダスティン・ホフマンかと思いましたよ(^^))、あのシーンの意味はないですよね。これから仲間になろうというのに、どうして、あんな風に声を掛けたのか疑問でした。あと、他にも、プロとは思えない行動をするところがあってひっかかりました。こんな意地悪な見方をしてしまうって事は、映画にのめり込めなかった証拠ですね。(2003,03,23)

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スズメバチ      2002年 フランス アクション・犯罪   
<監督>フローレン・エミリオ・シリ
<出演>サミー・ナセリ , ブノワ・マジメル , ナディア・ファレス , パスカル・グレゴリー
<内容>7月14日、パリ祭の夜。ドイツで逮捕されたアルバニア・マフィアの最高幹部の護送任務につく特殊警察は、大規模な交通事故発生のため、護送経路の変更を余儀なくされる。しかし、その先には、マフィア幹部を奪還しようとする男たちが待ちかまえていた。傷ついた特殊警察は、倉庫へと逃げ込むが、そこではパソコンの窃盗団が仕事中だった・・・。
*****

はじめの15分ぐらいは、ほとんどセリフがありません。黙々と自分たちの計画を実行、もしくは通常の日常を続けています。
でも、その男達、女達が、武装しているのがこれからの展開を予想させました。

フランスは、時々このようにびっくりするようなヴァイオレンス・アクション映画を制作しますねぇ(^^)。芸術性の高いフランス映画の鬱憤を晴らすかのように・・・。

この映画の公開時のコピーが「12000発喰らえ。」です。すごい!(^^;。
まさに、スズメバチというか、蜂の巣状態(^^)。

オープニングのほとんどセリフのない状態は、精神的にすごく疲れました。何が起ころうとしているのか、彼らは何者なのか。見ている方も、緊張の連続です。
そして、彼らが、一カ所に集まったとき、例の「12000発喰らえ。」状態で、またまた緊張の連続です(^^)。
セリフがほとんどないのに、状況がよく分かり、無駄がないという感じ。見せるところは、ちゃんと見せ、襲撃するマフィア達も、SWAT隊のように、整然としていて、かっちょいい(^^)。

犯人を護送する特殊警察の責任者に女性を持ってきたのは、いいですねぇ〜。この女優さん(ナディア・ファレス)、すごく精悍でよかったです。
それから、一番かっこいいのは、やっぱり警備員のおじさん(パスカル・グレゴリー)ですね。普通のおじさん風だけど、実は・・・というのは、万国共通のかっこよさなんでしょう。「たそがれ清兵衛」もかっこよかったもんね(^^)。
驚いたのは、プノア・マジメル。彼が出ているのは前情報として知っていたのに、見ている最中は、すっかり忘れていました。あとで、キャスティングを観て思いだして、もう一度確かめたけど、彼って、newカメレオン俳優か?それとも整いすぎた顔で、印象に残らないのか?謎です(^^;。

シューティングゲームのような映画でした。疲れたけど、面白かった(^^)。(2003,10,22)

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スター・ウォーズ
      1977年 アメリカ SF・アドベンチャー
<監督>ジョージ・ルーカス
<出演>マーク・ハミル, ハリソン・フォード , キャリー・フィッシャー, アレック・ギネス
<内容>遠い昔、遥かな銀河系で帝国と反乱軍の戦いがあった。反乱軍のリーダー、レイア姫が敵の基地デス・スターの設計図をかつてのジェダイの騎士に届けるためにロボットに託して送り出した。たまたまそのロボットの主人となったルークは、宇宙船の船長ハン・ソロらとともに、帝国軍と戦うことになる。
*****

96年にリニューアルした作品だったので、25年も前の映画とは思えないほど綺麗な映像でした。ハリソン・フォードの若々しさで、この映画の古さがやっと分かるぐらいです。あの当時、こんな技術を使った映画が作れたなんて、すごいことです。宇宙生物たちの奇抜さが、すごいですね〜(^^)。もちろん、映像・衣装・迫力は、エピソード1とは比べ物にならないぐらい単純なのですが、それがまた、シンプルでいいような気もします。いい物を見せてもらいました(^^)。マーク・ハミルも結構かっこいいやん!(2002.05)

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スター・ウォーズ/帝国の逆襲
      1980年 アメリカ SF
<監督>アーヴィン・カーシュナー
<出演>マーク・ハミル, ハリソン・フォード , キャリー・フィッシャー, アレック・ギネス
<内容>雪の惑星ホスに基地を作った反乱軍だったが、帝国軍に攻撃され、基地を離れざるをえなくなる。ルークは、他の兵士達と別れて、伝説のジェダイの騎士ヨーダに会うため、惑星ダゴバへ向かう。一方、ハン・ソロと、レイア姫は、帝国軍から逃れるために、友人のいる雲の惑星ベスピンに向かうのだが・・・。
*****

見たのは、CGで、補修された特別版です。最近、「スター・ウォーズ」、「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」と見たのですが、なんと真ん中のこの作品が抜けていて、よく分からなかったのが、やっと話がつながりました。やれやれ(^^;。ルークと、ハン・ソロと、話が二つ同時進行になっているのですが、それぞれが面白かったです。特に、ルークと、ダース・ベイダーとの関係が明らかになるので、スター・ウォーズの作品の中でも一番重要なエピソードのようですね。C−3POのぼやきも、楽しいです。(2002.07.14)

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スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
      1983年 アメリカ SF・アドベンチャー
<監督>リチャード・マーカンド
<出演>マーク・ハミル, ハリソン・フォード , キャリー・フィッシャー, アレック・ギネス
<内容>ルーク達は、ジャバの宮殿で冷凍されたハン・ソロを救出した。そして、ヨーダの元に行ったルークは、父親がダース・レイダーであることを確認し、双子の妹が、レイアであることも知らされる。デススターの弱点を知った反乱軍は、帝国軍を壊滅させるために、陸空両方向から攻撃を仕掛ける。
*****

TVで放映された先日のスター・ウォーズに引き続き、今回もリニューアルされた特別編をTVで見ました。ただ、この2作の間の「帝国の逆襲」が抜けているので、何とも、訳が分からない・・・(^^;。でも、間が抜けている分、特撮技術のめざましい進歩がよく分かって、感動ものかも。マーク・ハミルが、急に老けてしまっていたので、それは、ちょっと悲しかった(T_T) 。内容は、盛りだくさんで、面白かったです。森の住人が、とっても可愛かった(^^)。この続きは、作られるんでしょうか??(2002.05)

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スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス   1999年  アメリカ  SF
<監督>ジョージ・ルーカス
<出演>リーアム・ニーソン 、ユアン・マクレガーナタリー・ポートマン、ジェイク・ロイド, サミュエル・L・ジャクソン , ソフィア・コッポラ , テレンス・スタンプ  
<内容>前シリーズ「スター・ウォーズ」より約30年前、ダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)の少年時代の話。
*****

特撮が、すばらしい。満足した。でも、内容は・・・?・・こんなものに、内容はいいのです、楽しめれば・・・(^^;。(1999.08)

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スター・ウォーズエピソード2/クローンの攻撃   2002年  アメリカ  SF・アドベンチャー
<監督>ジョージ・ルーカス
<出演>ユアン・マクレガーナタリー・ポートマンヘイデン・クリステンセン , サミュエル・L・ジャクソン , クリストファー・リー , ローズ・バーン
<内容>前作から10年、オビ=ワン・ケノービの指導の下に、小さかったアナキンも、青年へと成長し、前途有望なジェダイの騎士となっていた。そして、命をねらわれているナブーの元女王アミダラ議員の警護をするために、若い二人は、再会したのだった。
*****

特別の思い入れがあるわけではないのに、この映画の音楽を聴くと、私でも、ワクワクしますね〜。映画が始まったとたん、これから、2時間たっぷりこの世界に浸れるんだと、とっても幸せな気分になりました。
今回の見所は、やっぱりあの、量的に十分過ぎるぐらいの戦闘場面でしょうか。もう、いいやん、って言うほど戦闘が延々と続きます。でも、さすがに、あれだけのジェダイの戦いは、見事でした。TVCMでもやってたけど、ライトセーバーが、色とりどりで綺麗なこと!(^^)。多勢に無勢だからしょうがないけど、せっかくのジェダイ達が、次々と倒れてゆくのは、もったいない感じでした。そして、アミダラの命を狙う暗殺者の追跡のシーンもスリル満点。危うく酔いそうでした(^^;。そして、何より驚いたのは、あのよぼよぼのヨーダの戦闘シーン。あんな事を出来るのも、ジェダイの力なんでしょうかね〜。普段は、その力を温存してる訳ね。
でも、私は、このシリーズ、昔から、理解しようと思って頑張って見ている割には、見終わった時には、訳が分からなくなっているのですね〜(^^;。今回も、一生懸命見ていたはずなのに、途中で、ちょっと寝ちゃったし(^^;、だいたい、見ている時は、どれがクローン軍団だったのか分からなかったりして(^^;。私の理解力がないんでしょうね(^^;。また、TVに来た時にゆっくり見直してみましょう。
アナキン・ヘイデン・クリステンセンは、青春まっただ中の悩めるジェダイって感じ・・・と言うより、普通の10代の男の子でしたね。ジェダイの掟もなんのその! だいたい、この掟自体が人間として間違ってるのよね。でも、つい先日まで、「ジェダイ」を「ジュダイ」と思いこんでいた私には、なんにも言う資格がないのでした・・・(^^;(^^;。(2002.08.10)

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スターウォーズ エピソード3 シスの復讐      2005年 アメリカ アクション・アドベンチャー・ファンタジー・SF   
<監督>ジョージ・ルーカス
<キャスト>ユアン・マクレガー , ナタリー・ポートマン , ヘイデン・クリステンセン , サミュエル・L・ジャクソン , クリストファー・リー , ケイシャ・キャッスル=ヒューズ , ジョエル・エドガートン , ブルース・スペンス  
<ストーリー>クローン戦争から3年後、ジェダイの騎士団は、いまだ分離主義者たちとの戦闘を続けていた。そんな中、ドゥークー伯爵(クリストファー・リー)によって誘拐されたパルパティーン最高議長(イアン・マクディアミッド)をオビ=ワン(ユアン・マクレガー)とアナキン(ヘイデン・クリステンセン)が助け出すのだが、アナキンは、パルパティーンの思惑通りにダークサイドに魅了されてゆくのだった・・・。
*****

これで最後のスターウォーズです。
宇宙SF物は、あまり好みではないと、この頃悟った私ですが、やっぱり最後は見なくっちゃと言うことで、見てきました。
なんで苦手かというと、必ず、宇宙空間での戦闘になると、眠気が差してしまうのです。まあ、これは、好きずきなので、しょうがないですよね〜〜。
そんな私でも、オープニングのあの音楽が始まると、思わず、ニヤリとして、うれしくなってしまうのは何故でしょう??

前作の「クローンの攻撃」の時は、だいぶ寝てしまったので、筋がイマイチ分からなかったのですが、それなのに、TVで復習することもなく、新作を見てしまったので、ちょっと、頭に??が点滅しました。
何でそんなに怪しげな人を救出しにわざわざ行くのか?とか、アナキンと、アミダラの結婚は、何故秘密なのか??とかね。
そんな基本的な疑問がを抱えつつも、それでも、面白かったですね〜。
なんとジェダイがあんな事になってしまって、あの彼が、あんな理由で、とうとうダークサイドへ・・・。という盛り上がりのあるストーリーも面白かった理由ですが、ただ単に、ライトセイバーのチャンバラが楽しかったって言うのも大きな要因です。
そして、もうほとんど内容を忘れかけているエピソード4に話が繋がっていくのは、感動さえしてしまいました。
あぁ、そうか、あれが、ああなって、こう繋がるんだなと(^^)。

見終わった今、改めて、全作を通して見てみようと、心に誓いました。
でも、その時は、どの順番で見たらいいのでしょう?映画制作順?それとも年代順??
それにしても、子供の頃は、こういう話が大好きだったのに、大人になると、ちょっと冷めて見てしまうのは、寂しい限りですね〜〜。これが大人になったと言うことなんでしょうか・・・(^^)。あ、でも、この映画は、子供より、大人の方が喜んで見てるんだったっけ(^^)。(2005,07,15)

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スターゲイト      1994年 アメリカ SF・アドベンチャー
<監督>ローランド・エメリッヒ
<出演>カート・ラッセル , ジェームズ・スペイダー , ジェイ・デヴィッドソン , リチャード・カインド
<内容>考古学者ダニエルは70年前に発掘された遺跡の文字の解析を頼まれ、ついにその文字を解読することに成功する。すると、遺跡に守られていた装置が動き出し、別の世界への扉が開くのだった・・・。 
*****

確か、過去2回この映画は見たことがあると思うのですが、2回とも寝てしまって、内容を覚えていませんでした(^^;。今回は、先日見たばかりの「水曜日に抱かれる女」で、いたく気に入ってしまったジェームズ・スペイダーが出てるので、気合いを入れて見てみました。
結構よくできた話で、面白かったですね〜。遙か彼方の場所に、地球と同じような星があり、そこには言葉を喋る人間もいた・・・。人間!?と思ったのですが、説明を聞けばなるほどと思ったし、その後の展開も、面白かったです。 でも、TV放映だったので、きっとずいぶんカットされているんでしょう。ゲイトが開いて、探査機を送り込んだ後に、まだ帰還方法も分からないまま、すぐに人間を送り込むなんてちょっと変ですしね。 まあ、でも、なかなか面白く、楽しんで見れました。
注目のジェームズ・スペイダーは、やはり素敵でした。でもメガネをかけていて、私の好きなあの恥ずかしげな"右目"がよく見えなかったのがちょっぴり残念でしたけど。 カート・ラッセルは、ラストの敬礼がいかにも彼らしくて、かっこよかったです。(2003,02,08)

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この感想より新しい感想(2013年)はこちらです
スターシップトゥルーパーズ   1997年 アメリカ  SF
<監督>ポール・ヴァーホーヴェン
<出演>キャスパー・ヴァン・ディーン 、 ディナ・メイヤー , マイケル・アイアンサイド 
<内容>昆虫エイリアンとの戦い。
*****

SFXが、すばらしいが、作戦が下手すぎて、いらいらした。あんないい武器があるなら、もっと早く使えばいいのに!(1999.11)

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スターシップ・トゥルーパーズ2      2003年 アメリカ ホラー・アクション・アドベンチャー・SF  
<監督>フィル・ティペット 
<キャスト>リチャード・バージ , エド・ローター 
<ストーリー>人類と昆虫型生物バグズとの闘いが続く近未来。シェパード将軍(エド・ローター)率いる地球連邦軍の中隊は、バグズに取り囲まれて苦戦していた。兵士たちは近くの前哨基地に逃げ込むが、基地はバグズの攻撃によって廃墟と化していた・・・。
*****

映画館で見たかった映画ですが、同時期に公開だった「誰も知らない」の大ヒットによって、公開時間が変更になり、見れなくなってしまった映画です。
でも、映画館で見なくてよかった・・・かな(^^)。

今回の舞台は、地球連邦軍の一中隊の攻防に限られた話になっていました。
前作から7年も経っているのに、相変わらず、人類は、チープな武器で、戦っているのでびっくり。
あの最終兵器は、どうしたんだ??(^^;。せめて、重機で、闘ってよ。
しかも、ほとんどが、どこかで見たようなシーンの連続。
まるでエイリアン、まるでターミネーター、まるでX−ファイル・・・。
全然斬新さがないことに逆に驚きが走りました。
しかも、ラスト、何故残る??意味ないじゃん!!
笑えるのは、最初と最後の「英雄求む!」ですね。これが本気だったら、ホラーより怖いけど・・・(^^;。(2005,09,27)




1997年 スターシップ・トゥルーパーズ
2003年 スターシップ・トゥルーパーズ2
2008年 スターシップ・トゥルーパーズ3

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スターマン/愛・宇宙はるかに      1984年 SF・ロマンス
<監督>ジョン・カーペンター
<出演>ジェフ・ブリッジス , カレン・アレン
<内容>宇宙へのメッセージを携えて飛び立った宇宙船ボイジャーに答えてやってきたUFOだったが、アメリカ軍は、それを打ち落としてしまう。墜落した船に乗っていた異星人は、ウィルコンシン州のある家に入り込み、その家の死んだ夫に変身して、母船と接触する場所、アリゾナに向かおうとするのだが・・・。
*****

良かったです。何が良かったかというと、ジェフ・ブリッジスの演技。
異星人が、人間のふりをする映画は、結構ありますが、彼の演技が、今まで観た中で、一番良かったです。
なんといっても、最後まで異星人のぎこちなさが、残っているところがいいですね〜。細かいところまで神経の行き届いたすばらしい演技です。初めて煙草を吸ってむせるところとか、低い姿勢のまま逃げるところとか、ほんと、傑作です(^^)。
彼は、この演技でアカデミー賞にノミネートされたそうですが、さもありなんという気がしますね。
そして、最後は、泣かされました(T_T)。亡くなった夫と生き写しの男。エイリアンだと分かっていても、同じDNAを持っているのだから、再びの別れは、辛すぎます(T_T)。かといって、一緒に行けるわけもなく・・・(T_T)
最後の彼からのプレゼントは、彼女にとって一番の素敵なプレゼントでしょう。ほんと、心憎いね、エイリアン!(^^)。(2003,08,22)

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スターリングラード  2000年 アメリカ 戦争・ドラマ 
<監督>ジャン=ジャック・アノー 
<出演>ジュード・ロウジョセフ・ファインズレイチェル・ワイズエド・ハリス 
<内容>第二次大戦中のスターリングラードは、ドイツの攻撃の前に、陥落寸前となっていた。そこに、次々と送り込まれてゆく兵士達。その中に、天才狙撃手ヴァリシもいた。彼は、的確な狙撃で、ドイツの兵士を倒してゆき、ソ連軍のヒーローとなっていった。その彼の戦いと、ロマンスを描く。
*****

とてもよくできた映画でよかったです。感動しました。戦争映画は苦手で、見るのにいつも尻込みをするのですが、それでいて、見終わると、感動しています。この映画もそうでした。戦争という、極限状態の中での、人々の生き様に心打たれるのでしょうか。戦闘シーンは、悲惨です。進むも地獄、退くも地獄。その中で、泥まみれになって、照準を合わる、スナイパー。これは、実在のスナイパーの話だそうです。戦局が、極めて悪い状況で、彼のようなヒーローの出現は、兵士達の戦意を向上させたでしょう。それにしても、あの、ソ連軍の戦い方は、めちゃくちゃです(^^;。このスナイパー役のジュード・ロウが、ステキでした。光り輝いているみたいでした(^^)。そのほかの出演者も、皆よかったです。エド・ハリスも、いつもながら、軍服のきまる、はまり役でした。エンドロールが流れていても、ほとんどの人が、立ち上がりませんでした。(2001.04)

スタスキー&ハッチ      2004年 アメリカ アクション・コメディー・犯罪   
<監督>トッド・フィリップス
<キャスト>ベン・スティラー , オーウェン・ウィルソン , ヴィンス・ヴォーン , ジュリエット・ルイス , ウィル・フェレル, エイミー・スマート , クリス・ペン , ジェイソン・ベイトマン  
<ストーリー>真面目すぎて、要領の悪いスタスキー刑事(ベン・スティラー)と、要領の良すぎるハッチンソン刑事(オーウェン・ウィルソン)が、コンビを組まされてしまい、お互いに仕事がしにくくてしょうがない。そんなある日、不審な水死体が発見され、二人は、現場に急行する・・・。
*****

30年ほど前にアメリカで大人気だったTVドラマの映画化です。・・・と言われても、全然知りませんねぇ、オリジナル(^^;。
こんな具合に日本で知名度が低いからかどうなのか、ベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンの最強コメディーコンビの映画なのに、日本未公開だったんですね、意外だ!
ってことは、期待しているオーウェンのアメリカ大ヒットコメディー「Wedding Crashers」も、未公開に終わってしまうのかしらーーー(T_T)。

ストーリーは、なんだか、たわいなかったです。特に目新しい感じの話ではなかったです。
やっぱりこの映画の見所は、主演の二人のキャラにあるようなのですが、私には、スタスキーのキャラが、ベンには、合っていなかったような気がしました。
ベンは、とっても上手いコメディー俳優ですが、私には、ちょっと合わないのかもしれません。「ミート・ザ・ペアレンツ」とか「僕たちのアナ・バナナ」とかの彼は好きなんだけどね〜。

ラストには、TVドラマで二人を演じた俳優さんも、同じ格好で登場するサービスカットもありました。きっと、ドラマのファンの人たちは、うれしかったに違いありません。
私が、うれしかったのは、映画のストーリーとは関係ない話ですが、常々ウィルソン兄弟(弟は、ルーク・ウィルソン)は、全然似ていないと思っていたのですが、今回、オーウェンが海に落ちたときの顔が、ルークにそっくりだったのを発見したことでした(^^)。
ジュリエット・ルイスが、ほんのちょい役だったのは、ちょっと悲しかったですーーー(T_T)。(2006,03,21)

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スタンド・バイ・ミー      1986年 アメリカ
<監督>ロブ・ライナー
<出演>ウィル・ウィートンリヴァー・フェニックスキーファー・サザーランド 、 ジョン・キューザックリチャード・ドレイファス , ジェリー・オコンネル 
<内容>スティーブン・キング原作。オレゴンの田舎町で、行方不明になった少年の死体を見つけるために、少年4人は冒険旅行に出かける。その道々で、様々なことが起こって・・・。
*****

見たのは2回目でした。最初に見た時は、評判がいい割には、それほどの感動もなく、ただの子供達のハイキングじゃない?とか思っていたのですが・・・。 今回見たら、なかなかしみじみといいですね。これは、大人になってから、子供時代を思い出す映画なんですね。私も、彼らの行動を見ながら、子供時代のいろいろなことを思い出しました。あの頃はよかったなぁなんてね。 子供達の構成は、ちょっとありきたりで、リーダー格の子と、冷静で頭のいい子、そして、太っちょで気の弱い子と、ちょっと変わった子。でも、それぞれの子が、とってもいい味出してます。心がちょっと疲れた時に見るための永久保存版映画ですね。音楽も最高です!(2002.08.26)

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スチュアート・リトル      1999年 アメリカ ファミリー・コメディー・ファンタジー
<監督>ロブ・ミンコフ  
<出演>ヒュー・ローリー 、 ジーナ・デイヴィス ジョナサン・リプニッキ, チャズ・パルミンテリ
<内容>ひとり息子のためにその弟を探しに、養子施設を訪ねたリトル夫妻は、ネズミの孤児スチュアートを一目で気に入って養子にするのだが。リトル家のペット、猫のスノーベルは、スチュアートが気に入らない・・・。
*****

自分達の養子に、なんの迷いもなくネズミを連れて帰るとは・・・(^^;。まあ、ファンタジーなんだから、いいんでしょう(^^)。俳優達と、CGで作ったスチュアートとの触れあいに違和感がほとんどないので驚きです。それから、私は、猫を飼っているので猫にはうるさいのですが、ここに登場する猫たちは、やっぱりいつものように悪役なんですが(T_T)、表情豊かで、しかもかわいく出来上がっているので、その点だけでも、よい映画でした(^^)。「キャッツ&ドッグス」は、ひどかったからなぁ。そして、今回は、吹き替えで見たのですが、やぱり、この声優陣、これは、字幕でみたいですね〜。(2002.09.11)

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ステート・オブ・グレース      1990年 アメリカ 犯罪・スリラー
<監督>フィル・ジョアノー
<出演>ショーン・ペン , エド・ハリス , ゲイリー・オールドマン , ロビン・ライト , ジョン・タートゥーロ , ジョン・C・ライリー 
<内容>ニューヨークでも悪名高い無法地帯、ヘルズ・キッチン。そこへ舞い戻ってきたテリー(ショーン・ペン)は、昔の悪友、ジャッキー(ゲイリー・オールドマン)に会って旧交を温める。また、テリーは、ジャッキーの兄で、その街でアイリッシュギャングとして名を馳せるフランク(エド・ハリス)の仲間にはいるのだが・・・。
*****

この出演俳優の名前を見てください。こんなにすごい俳優たちのギャング映画。贅沢ですよね〜。
しかも、途中で、えっ?!あっ!!となるところも出てくる、一筋縄ではいかない作りになっています。
ショーン・ペンは、いかにも、そして、意外な役で、いい役どころです。
ゲイリー・オールドマンは、この頃からすでにキレはじめていたんですね。この手の役を演じさせると本当にうまい。でも、あまりにもすごすぎて、途中からは見ているのが辛いほどでした。
冷酷さと渋さと悲しみをたたえたエド・ハリス。中途半端な力しかないギャングの切なさを感じさせてくれました。
ロビン・ライトは、ただひとり美しく、輝いています。あのサラサラな髪の毛の美しいこと!!
でも、役回りとしては、この映画に登場する必要を感じませんでした。ちょっとした彩り程度にしかなっていない感じでしたねぇ。この女優さんは、この6年後、ショーン・ペンと結婚して、名前をロビン・ライト・ペンと変えています。私は、違う女優さんだとばかり思っていたので、結構びっくりしました(^^;。

ちょっと疑問に思ったのは、フランクとポレリとの交渉の場での時間と電話の話。フランクは、確かに時間を過ぎたら襲撃しろと言っていたのに、どうして、テリーは、電話を待てと言ったのか。結果的には、それで良かったんだけどね。あのシーンは、緊迫感がありました。(2004,09,05)

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スティーヴン・キング/ナイトフライヤー      1997年 アメリカ ホラー
<監督>マーク・パヴィア 
<原作>スティーブン・キング 
<出演>ミゲル・ファーラー , ダン・モナハン
<内容>三流新聞の記者リチャード(ミゲル・ファーラー)は、夜、飛行場にセスナで現れる殺人鬼「ナイト・フライヤー」の記事を書くことになり、調査を始める。その異様な殺人鬼のことを調べてゆくうちに、彼は徐々に、その男の虜になってゆくのだった・・・。
*****

B級ホラーの帝王・スティーブン・キング原作です。これは、すごいですよ。
原作を読んでいないので、衝撃的なラストに、素直に驚愕することが出来ました。やっぱりこういう話は、原作を読まないで映画を見た方が、ずっと怖いですねーー。
彼の原作を映画化すると、途中までは、いったいこれは何なんだろう、どうなるんだろうと思ってすごく期待しても、ラストで、なーーんだって思うのが多いのですが、これは、なかなかラストまで面白いです・・・っていうか、凄まじいですーー。
いったいあの黒マントの男、ナイト・フライヤーの正体は何なのか??
そして、リチャードは、その正体を突き止めることが出来るのか??そして、彼の運命やいかにーー???(^^)
実は、私には、あの土やその中でうごめく虫の意味がよく分からなかったのですが、実は、あれは○○で、○○だったんですねーーー(^^)。
ラストは、思いっきり凄いことになってました。ほんと、怖ろしいーー、でも面白かった〜〜(^^;。(2003,05,30)

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スティール      2002年 アメリカ アクション・犯罪・スリラー   
<監督>ジェラール・ピレス
<出演>スティーヴン・ドーフ , ナターシャ・ヘンストリッジ 
<内容>エクストリーム・スポーツを取り入れて、大胆な犯行を次々と成功させた、スリム(スティーヴン・ドーフ)をリーダーとする強盗団は、仕事の成果に有頂天になっていた。しかし、ある時、彼らは、彼らの犯罪を知っているという男から脅迫を受け、予定外の仕事をさせられるのだった・・・。
*****

かっこいい爽快クライムアクションです。
細かい説明は一切なし。ただただ、彼らのアクションを楽しむ映画になっていました。
オープニングは、まるで「YAMAKASI」の様にかっこよく、見応えあります。
理屈っぽいことは、全くないので、太平楽にスリルを楽しんで見ていられますが、あれ?!と思うこともしばしば。まあ、そういう映画だからと、割り切って見ると、ほんとに楽しかったです。

エクストリーム・スポーツというと、ヴィン・ディーゼルの「トリプルX」を思い浮かべますが、今回は、インラインスケート、スカイダイビング、そして、バイクや、崖登り?がありました。楽しそう〜(^^)。

主演は、スティーヴン・ドーフ。彼の映画は、5本目ですが、彼を見るといつもユアン・マクレガーに見えてしまいます(^^;。でも、今回は、若さが強調されてて、溌剌としてて、かっこよかったです。ユアンより2歳若いだけだけどもっと若く見えますね〜。
一味の中の紅一点、アレックス役のカレン・クリシェも、素敵でした。(2005,02,01)

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スティグマータ/聖痕      1999年 アメリカ ホラー オフィシャルHP
<監督>ルパート・ウェインライト
<出演>パトリシア・アークエットガブリエル・バーン, ニア・ロング
<内容>美容師のフランキーは、ある日突然、怪奇現象におそわれ、両手首に深い傷を負った。その日以来、彼女は、数々の不思議な現象に襲われる。そして、バチカンから、神父のアンドリューが、調査に派遣された。
*****

「エクソシスト」みたいでした。私は、無宗教で、キリスト教のことは、よく分からないので、何で彼女が?! そして、何であんな目に?! 最後まで、分からないことが多かったです。DVDで見たので、「もう一つのラストシーン」や、「劇場未公開シーン」がありました(^^)。この女優さん、いやに、白目をむくところが、似合ってました(^^)。普通のシーンより、よかったかも(^^)。そして、この人、ニコラス・ケイジの奥さんだった人なんですね。ガブリエル・バーンは、同じような時期に、「エンド・オブ・デイズ」で、悪魔役をやっていましたが、この神父役も、どちらも、よく似合ってますねぇ。「自由な女神たち」の時の、普通の父親役もうまいし、すばらしい役者さんです。(2001.12)

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スティング      1973年 アメリカ コメディー・犯罪
<監督>ジョージ・ロイ・ヒル
<出演>ロバート・レッドフォードポール・ニューマン 、 ロバート・ショウ
<賞>アカデミー作品賞、監督賞、脚本賞
<内容>アメリカ、シカゴの路上で、いつものように、詐欺師のフッカー(ロバート・レッドフォード)と、ルーサーは、金をだまし取った。しかし、それは、ギャングの金で、ルーサーは、報復のために殺されてしまう。ギャングと、警察に追われるようになったフッカーは、詐欺師の大御所ゴンドルフ(ポール・ニューマン)に、ルーサーの敵を討とうと、もちかける。
*****

第74回アカデミー賞で、シドニー・ポワチエと列んで名誉賞を獲得したロバート・レッドフォードの代表作です。この映画の音楽が、アカデミー賞でも、使われてましたね〜(^^)。この時代の映画が、一番映画っぽく思えます。ギャングとか、禁酒法とか、いいですね〜(^^)。この作品も、さすがにアカデミー賞を獲っただけあって、おもしろかったです。一人の男をだますのに、あれだけのことをするなんて。詐欺の舞台づくりから、人集め、そして本番まで、本当に面白いです。 特に、ラストには、すっかりだまされて、あとは、拍手喝采です。当時映画館で見た人も、そんな感じだったんではないかな。特に、ポール・ニューマン、いいですね、男の色気を感じます〜。カードさばきも、うまいんですね。ただ、人がたくさん出てくるので、誰が、誰やらちょっと分からなくなって、辛かったですが・・・。(2002.03)

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素敵な歌と舟はゆく      1999年 フランス・スイス・イタリア   
<監督>オタール・イオセリアーニ
<出演>ニコ・タリエラシュヴィリ , オタール・イオセリアーニ 
<内容>パリ郊外の大きな屋敷に住む一家。パーティー好きの母親(リリー・ラヴィーナ)は、やり手の実業家で、いつも忙しく飛び回っている。父親(オタール・イオセリアーニ)は、模型電車とワイン三昧。そして、使用人に手を出して、妻といつももめている。息子(ニコ・タリエラシュヴィリ)は、舟を漕いで、パリの街に出かけ、アルバイトをしながら、街の不良者と遊んだり、女の子に恋をしたり・・・。そんな一家のそれぞれの日常。
*****

これはまあ、面白くないと思う人には、全然面白くない映画でしょうねぇ。かくいう私も、もし1年前に見ていたら、全然面白くない!!と切って捨てていたことでしょう。 でも今は、同じ監督の「月曜日に乾杯!」も見てますし、ゆったりしたイラン映画も、結構それなりに楽しんで見られるようになってきているので、この手の、”ストーリーが薄い映画”でも、大丈夫になりました。

とはいえ、最初は、いったい誰が主人公で、何を表現しようとしているのか、さっぱり分かりません。でも、見ているうちに、そして、なんの説明もなくても、だんだんと見えてくるんですね、この映画の全体像が。
そうなると、ああこの人が、こうなって、これが、ああなるのかぁと、面白くなってきます。人の気持ちや行動は、まさに人それぞれなんだと、改めて感じられます。

この一家だけではなく、その周りにいる人たちの行動も見えて、一種のぞき見映画的な感覚もしてきます。また、結構驚くような出来事もあったりして、それはそれで、見飽きない映画になっていました。
見飽きないと言えば、屋敷で飼っているコウノトリ。あれが出てきた時は、想像もしていなかっただけに、びっくりしました(^^;。しかも、あの気品あるたたずまい・・・やっぱり、ただもんじゃないですね、コウノトリ(^^)。
ちなみに、父親役は、監督自身が演じています。この次の作品の「月曜日に乾杯!」にも出演しているところをみると、きっと、この映画で出演してみて、病みつきになった。ってところでしょうかね(^^)。

ちょっと心に余裕のある時に、ゆったりと紅茶でも飲みながら鑑賞したい映画です。(2005,02,03)

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ステラ      1990年 アメリカ 
<監督>ジョン・アーマン 
<出演>ベット・ミドラートリニ・アルヴァラード 
<内容>酒場で働くステラは、ある日、医師の卵と出会い、恋に落ちて、妊娠する。彼には、プロポーズされるが、それが本心でないことを知り、子供を一人で育ててゆく決心をする。そして、娘も、大きくなり、名門の出のボーイフレンドを持つようになったのだが・・・。
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まずは、ベット・ミドラーのど迫力!!(^^;。最近、嫌われ者の女の役をしていた彼女の印象が強くて、ちょっと、ひいてしまいました(^^;。内容は、感動ものです。私が、娘だったら、やっぱり、あの母親では、友達に見られたらいやかも。でも、子供のことを思う母親の愛は、すごいです。これは、親になってみないと分からないものなのかもしれません。それとも、この、子供受難の時代、もう、映画の中でしか、見られないのかしら・・・?。いえいえ、そんなことは、ないはずです。ラストは、涙なくしては、見られません・・・(T_T)。(2001.08)

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ストーカー      2002年 アメリカ スリラー   
<監督>マーク・ロマネク
<出演>ロビン・ウィリアムズ , コニー・ニールセン 
<内容>ショッピングセンター内にある写真カウンターに勤めるサイ(ロビン・ウィリアムズ)には、特別なお得意様がいた。夫婦と子供一人のヨーキン一家は、サイが憧れとする理想的な家族だったのだ。しかし、ある時、その家族にある秘密があることに気付く・・・。
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なかなか良かったです。
映画の雰囲気そのもの・・・色の統一性や現実感の少ない店内など・・・に、とても凝っているように思いました。
ロビン・ウィリアムズの演技もピカイチです。いつも笑いに包まれている人がこういう演技をするからこそ怖いんだと思います。

ただ、ラストにサイが言及する幼児虐待の話は、少々唐突のような気がしました。彼の過去に何かあったとか、何か、伏線でもあったでしょうか?
あと、ホテルに入ってからの彼の行動が少々謎でもありました。

邦題そのまんまの内容でしたが、そのもの過ぎて面白くありません。原題「ONE HOUR PHOTO」にして、題名にも謎を残して欲しかったです。(2004,06,21)

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ストーリー・オブ・ラブ      1999年 アメリカ コメディー・ロマンス
<監督>ロブ・ライナー
<出演>ブルース・ウィリスミシェル・ファイファー
<内容>結婚15年目、倦怠期のベンとケイティー夫妻は、子供達のサマーキャンプ中にとうとう別居をする。しかし、お互いに一人きりになると、15年間の二人の様々な出来事を思い出し、なんとかあの頃の二人に戻れないものかと思案するのだった・・・。
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期待しないで見たのに、面白かったです。ほとんどが、過去の二人の思い出のシーンなので、この二大俳優の様々な変化、それも、洋服だけじゃなくて、髪型の変化が面白いのです。ミシェル・ファイファーまだまだ綺麗ですね〜。それに引き替え、ブルース・ウィリスは・・・(^^;。髪の長さは変わるのに、生え際が変わらないから、なんか変(^^;。このメーキャップさん、なかなかやりますね〜〜(^^)。ラストにミシェル・ファイファーの長ぜりふがあるのですが、ここで、泣いてしまいました。あのシーンで、人を泣かせるとは、女優冥利でしょうねぇ(私が、単純っていうのもあるでしょうが・・・(^^;)。でも、結局は、一度掛け違ったボタンは、元に戻らないでしょうというのが、私の予想です。(2002.09.25)

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ストーリーテリング      2001年 アメリカ コメディー   
<監督>トッド・ソロンズ
<出演>セルマ・ブレア , ジョン・グッドマン , フランカ・ポテンテ  , ポール・ジアマッティ 
<内容>「フィクション」と、「ノンフィクション」の2部構成。
「フィクション」・・脳性麻痺の恋人マーカス(レオ・フィッツパトリック)と付き合っている女子大生ヴァイ(セルマ・ブレア)は、大学の講義で小説を書く課題に取り組んでいる。マーカスと別れて、ひとり酒場にいた彼女は、大学の教授スコット(ロバート・ウィズダム)に出会って、彼について行く。
「ノンフィクション」・・裕福な家庭に育つ受験生のスクービー(マーク・ウェバー)は、家族としっくりいっていない。そんな彼らの家庭をドキュメンタリー映画作家のトビー(ポール・ジアマッティ)が注目して、ドキュメンタリーとして撮影を開始するが・・・。
*****

体調が悪い時に観るには、ベストとは言えない映画でした(^^;。一応、ジャンルは、コメディーなのですが、ちっとも笑えませんでした(^^;。
監督は、「ウェルカム・ドールハウス」の監督なので、一筋縄ではいかないのでしょうねぇ。

実は、「フィクション」の方のセルマ・ブレア目当てで見はじめたのです。彼女は、いろんな役をこなす隠れた名女優と思うのですが、どうでしょう?!(^^)。
今回の彼女は、差別主義者でないことをとことん実践する女子大生役で、そのぎりぎりの姿が痛々しいです。

「ノンフィクション」、こちらも痛々しいです。どうしようもない世代間のギャップ。そして貧富の差。一番怖いのは無知・・・。

観ていて、余計に頭が痛くなりました(T_T)。(2004,01,15)

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ストリート・オブ・ファイヤー      1984年 アメリカ アクション・ロマンス・ミュージカル・アドベンチャー
<監督>ウォルター・ヒル
<出演>マイケル・パレ , ダイアン・レイン , ウィレム・デフォー , ビル・パクストン , リック・モラニス 
<内容>リッチモンド生まれのロックシンガー、エレン(ダイアン・レイン)の凱旋コンサートが開かれている会場で、ストリートギャングのボンバーズが乱入してエレンをさらっていってしまう。その知らせを聞いたトム・コーディー(マイケル・パレ)が、再び街に帰ってきた。彼は、昔、エレンと恋人同士だったのだ・・・。
*****

「ダイアン・レインがすごい」ということで見ましたが、余りにも分かりやすいストーリーで、笑っちゃいました(^^;。
派手派手な襲撃、雨の中のキス、すごく物わかりのいい警察、いかにも悪役のレイブン(ウィレム・デフォー)との対決・・・。
まあ、題名からして、「ストリート・オブ・ファイヤー」ですからね〜(^^)。
世界は、トム・コーディー(何故かフルネームで呼ばれる彼・・・)と、エレンを中心にして回ってますってか??

たしかに、ロックシンガーを演じるダイアン・レインは、今の彼女からは想像もできないようなロッカーを演じていて、すご〜〜く、かっこいいです。歌も本当に彼女が歌っているんでしょうかねぇ。これには、目が釘付けになりました。必見です!(^^)
この歌と、あの派手なアクションとで、当時の若者達は、この映画に熱狂したんでしょうね〜。もし、リアルタイムで見ていたら、と思うと、その気持ちも分かるような気もします。 でも、今観ると、ちょっと間が抜けてます(^^;。

それに、トム・コーディー(!)を演じているマイケル・パレが、どうもねぇ・・・(^^;。ひょっとしたら、すご〜く演技が下手?とか思ってしまいました。

まあ、最初と最後の歌で、だいぶ得してますね、この映画。(2004,05,17)

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ストレイト・ストーリー      1999年 アメリカ
<監督>デヴィッド・リンチ 
<出演>リチャード・ファーンズワースシシー・スペイセク , エヴェレット・マッギル , ハリー・ディーン・スタントン 
<内容>アメリカのアイオワ州ローレンスに住む73歳のアルヴィン・ストレイトは、10年前に喧嘩別れして以来会っていない兄ライルが、病気で倒れたことを知り、兄の住む、ウィスコンシン州まで、トラクターに乗って、一人で会いに出かける決心をする。
*****

この話は、ニューヨータイムズに掲載された、実話だそうです。ラストに、「アルビン・ストレイトに捧ぐ」って、なってました。まずは、映画のはじめの、広々とした映像と、音楽に、心が癒されます。そして、老人の、今までの人生で、培われてきた、人生に対する考え方や、思いやりや、優しさが、心を暖かくしてくれます。また、老人の、一本筋の通った、頑固さが、たまらなくいいですね〜。そして、そんな老人に暖かく、接する人々のすばらしさ。毛利元就と、同じようなことを、向こうでも言うんですね〜〜(^^)。アルビンの娘役のシシー・スペイセクは、私の大好きなホラー映画「キャリー」の主役をやった女優さんです。(2001.09)

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ストレンジ・デイズ      1995年 アメリカ サスペンス・SF
<監督>キャスリン・ビグロー
<出演>レイフ・ファインズ , アンジェラ・バセット , ジュリエット・ルイス , トム・サイズモア , マイケル・ウィンコット , ヴィンセント・ドノフリオ , ウィリアム・フィクトナー 
<内容>1999年12月30日。ミレニアムの夜を明日に控えたロサンジェルス。闇ディスクの仲介をする元警官、レニー(レイフ・ファインズ)の元にアイリスが助けを求めにやってくるが、彼女は、警官の姿を見かけたとたんに姿をくらましてしまう。その後、レニーの元に、アイリスが殺されるシーンの入ったディスクが送られてくる・・・。
*****

何の情報もなく見始めたので、レニーが見るディスクが、どんな物か分からず、ひょっとしたらと思って、いつでもビデオを停止出来るよう緊張しつつ見ていました(^^;。
さすがにひどいシーンは、映像としてはなかったのですが、十分想像出来るため、レニーと同じ気分にさせられて、ちょっときつかったです(T_T)。

描かれている人物は、皆、悪ぶっていても、何処かに弱さを抱えた人たちだったのが、ストーリーに厚みを加えていました。
主人公が、昔の女のことをメソメソ考えてるなんて、なんかいいですよね〜〜(^^)。私には、ジュリエット・ルイスが、そんなにいい女とは思えなかったけど・・・(^^;
出演俳優も、とても豪華です。そんなに有名な作品ではないのに、制作にジェームズ・キャメロンの名前が見えるからでしょうか。(ちなみに、ふたりは、元ご夫婦です。)

私好みでないレイフ・ファインズも、無精ヒゲを生やし、アウトロー的で、ちょっと素敵でした。
アンジェラ・バセットも不自然なぐらい強い!!かっこいいからいいですけどね(^^)。

それにしても、1995年に考えられた5年後の世界では、あんなディスクが発明されてたんですね〜。
あれで、映画なんか観たらリアルでしょうし、レニーが見ていたように、想い出のシーンも、再度実体験出来るようで、いいかもしれない。何より、大きな機械なしにお手軽でいいですよね〜(^^)。まあ、この映画のように悪用もされるでしょうから、厳しい制約付きになるでしょうけど。

3年前に過ぎたミレニアムの騒ぎも、今考えるとさほどのトラブルもなく、平和に過ぎたなぁと、改めて思い出した映画でした。(2003,11,03)

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ストレンジャー      1996年 アメリカ  サスペンス
<監督>ピーター・ホール
<出演>レベッカ・デモーネイ、アントニオ・バンデラス
<内容>犯罪心理学者のサラは、トニーと、愛し合うが、身辺に不審な出来事が起こり始める。
*****

アントニオ・バンデラスってこんな人なんだ(思・1999年)。さすがにHシーンが、濃い(^^;。(1999.01)

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スナッチ      2000年 アメリカ 犯罪・サスペンス
<監督>ガイ・リッチー 
<出演>ベニチオ・デル・トロ デニス・ファリナ ブラッド・ピット, ジェイソン・フレミング  
<内容>宝石店から盗み出した84カラットのダイヤモンドを、命をかけて手に入れようとする様々な男達。結局、その宝石の行方は・・・?!
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何しろ、登場人物が、多くて、誰が誰やら、分からなくなって、大変でした(^^;。顔が分かるのは、デル・トロと、ブラピだけ・・・(^^;。しかもそのデル・トロも、後半は○○だし(^^;。でも、主演は、デル・トロなんですね、この作品・・・(^^;。また、この映画の前に、「ジョー・ブラックをよろしく」のブラピを見ていたので、同一人物とは、思えませんでした(^^;。この映画のプラピは、かっこいいです! 訛りの強いパイキーのしゃべりが、分からなくて、残念!(T_T)。映像は、スピード感のある画面の切り替わりとか、カットの仕方で、かなりおもしろかったです。後半には、登場人物の特徴が分かってきて、楽しめました。もう一回見たら、もっとおもしろいかも。それにしても、豚に死体の処理をさせるのって、ハンニバルで、初めて知って、衝撃だったけど、結構オーソドックスなのかしら・・・(^^;。(2001.12)

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砂と霧の家      2003年 アメリカ   
<監督>ヴァディム・パールマン
<出演>ジェニファー・コネリー , ベン・キングズレー , ロン・エルダード 
<内容>父親が残した愛着のある家に住むキャシー(ジェニファー・コネリー)は、税金の未納によって、突然、家の立ち退きを迫られる。実は、これは行政のミスなのだが、競売にかけられた家は、すでに新しい家主、ベラーニ(ベン・キングズレー)の物となってしまった・・・。
*****

あまり私の趣味ではないなぁと思いつつ映画館に見に行きましたが、ラストは、涙涙・・・。あまりにも悲しい話になっていました。

家族愛の物語ですが、メインとなるのは、イランから亡命してきたベラーニ一家。豪華な結婚式と、肉体労働者として働く家長。この生活の違和感がストーリーが進むに連れて解明されてゆきます。どこまでも、高いプライドを持ち続けるベラーニ大尉。そのために、身を粉にして働きづめ、やっと手に入れた家。その家への思い入れの強さは、もう絶対的と言っていいでしょう。

一方、キャシーの方は、突然降ってわいたような災難、家の立ち退き命令。住むところも頼る人もいないのは、よく分かりますが、行政のミスといっても、やっぱりそれまでの勧告を無視してしまった彼女の責任は、大きいでしょう。よって、映画鑑賞中の私の彼女への風当たりは、非常に強いのでありました。すべて彼女の責任だよ、ほんと!!
そんな彼女に、レスターが絡んでくるからまた、ややこしくなってしまって・・・。
ただ、本当の悪人が出てこないのが、この映画の救いであり、また、悲惨なところでもありますねぇ。

ラストは、家でビデオで見ていたら、号泣したことでありましょう。あまりにも悲しすぎるーーー泣。
教訓:いくら破格の値段でも、競売物件には気をつけよう!(2004,11,13)

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スニーカーズ   1992年 アメリカ  犯罪
<監督>フィル・アルデン・ロビンソン 
<出演>ロバート・レッドフォード シドニー・ポワチエ 、ダン・エイクロイド、 リバー・フェニックス, メアリー・マクドネル 
<内容>警備システムの不備を調査するスニーカーズたちが、巻き込まれる事件。
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警備の状態を知るため、あえて侵入するという発想が、結構面白かった。そんな商売今なら、あってもおかしくないかも。リバー・フェニックスは、ほんのちょい役だった。(1999.03)

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スネーク・アイズ   1998年 アメリカ  サスペンス
<監督>ブライアン・デ・パルマ 
<出演>ニコラス・ケイジゲイリー・シニーズ 
<内容>14000人の観客を迎えて、ボクシングの試合が、始まった。が、その試合のさなか、観戦していた国防長官が、暗殺された。その間近にいた、悪徳警官リックは、その調査に乗り出すが・・・。
*****

なかなかよかったです。冒頭に、13分間の長回しがあるのですが、これが、良いです!!(^^)。ニコラス・ケイジが、テンション高くて、気合い十分!楽しめました(^^)。また、ゲーリー・シニーズの、人間らしくないあの顔つきと、動きが、これまた、すごいです。サスペンスとしては、ちょっと、途中、中だるみがあって、退屈しましたが、この二人の芸達者と、カメラワークの良さで、救われています。(2001.03)

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スノー・ドッグ      2002年 アメリカ コメディー・ファミリー・アドベンチャー   
<監督>ブライアン・レヴァント
<出演>キューバ・グッディング・Jr , ジェームズ・コバーン 
<内容>マイアミに住む人気歯科医のテッド(キューバ・グッディング・Jr)の元に、ある日、遺産相続の知らせが届く。実は、テッドは養子で、アラスカに住む実の母親が亡くなったのだった。急遽アラスカに向かったテッドは、母親の残した犬ぞりレース犬として訓練された犬たちを前に呆然とするのだった・・・。
*****

お気楽に楽しめるコメディーです。犬がメインなので、犬好きには、たまらないでしょう(^^)。
犬ぞりレースのメインは、一時期日本でもブームを巻き起こしたシベリアンハスキー犬です。立派な体躯と精悍な顔つきで、強面ですが、噛まれる心配のないところから見ている分には、可愛いですね〜(^^)。オオカミ犬と言われるほど気性も荒いので、いつの間にか、日本では、見なくなりました。

南国育ちのテッドが、厳寒のアラスカで戸惑う様子が面白かったです。
また、テッドの赤ちゃんの時のシーンには、爆笑・・・気持ち悪いとも言うけどね(^^)。
サンダー・ジャック役のジェームズ・コバーンが、良い味出してます。まだまだお元気そうなのに、この年に心臓発作で、亡くなりました。合掌。
テッドを養子に出した理由には納得出来なかったけど、家族で、わいわい見るには、楽しい映画です。(2004,01,29)

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スパイ・ゲーム       2001年 アメリカ    
<監督>トニー・スコット
<出演>ロバート・レッドフォード , ブラッド・ピット , キャサリン・マコーマック , シャーロット・ランプリング
<内容>退官を明日に控えたCIA工作員のミュアー(ロバート・レッドフォード)。そんな彼の元に、彼が育て上げた工作員ビショップ(ブラッド・ピット)が、中国で、スパイ容疑で逮捕されたという情報が入る。しかし、大統領の訪中を控えた政府機関はビショップの救出に腰を上げない。そこで、ミュアーの取った行動は・・・。
*****

映画は、最低2度は観ないと本当の面白さは、分からないと言うのが、私の持論ですが、この映画は、そのれにぴったりの映画でしたねぇ。流れは、それなりに分かったのですが、もう一度観ていないとこの映画の本当の面白さが分からないのでは?という思いが強いです。
スパイ映画としては、割と地味な話でした。ミュアーとビショップの過去を振り返るシーンも、多く盛り込んでありましたが、それよりも、スパイ個人と政府機関との攻防が、メインになっているせいでしょう。
政治のために、使い捨てにされる工作員。そのことを実践していたミュアーが、退官を目前にして、国よりも、個人を選んだのでした。
自分の半生を掛けてきた仕事を終える時、国への忠誠よりも、若いビショップの命を選ぶ。そういうもんなんでしょうか。もちろん映画的には、賛成ですが・・・(^^)。
そこら辺の彼の心理状態が、ちょっと説明不足な気がしました。しかも、自分の虎の子を使ってしまうんですよーー。
ロバート・レッドフォードは、退官するには、まだ若い気がしましたが、それも、カメラの魔法でしょうか。実際には、いい年なんですもんね。
ブラッド・ピットは、美しすぎて、スパイに見えなかった・・・(^^;。こういう時、美しいのは、不利ですねぇ。(2003,05,17)

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スパイ・ゾルゲ      2003年 日本 サスペンス
<監督>篠田正浩
<キャスト>イアン・グレン , 本木雅弘 , 椎名桔平 , 永澤俊矢 , 小雪 , 夏川結衣 , 岩下志麻
, 上川隆也 <ストーリー>第2次世界対戦直前、ドイツと日本の情報収集を必要としたソ連は、ドイツ紙記者ゾルゲ(イアン・グレン)をスパイとして日本に送り込んだ。その後、ゾルゲは、ナチス党員の地位も獲得し、日本と、ドイツに深く潜入することとなる・・・。
*****

公開時、すごく評判が悪かった上、182分という大作だったので、見るのをずいぶん迷いましたが、見てみると、意外にも面白かったです。
いつものように、歴史に疎い私は、ゾルゲのことを全然知らなかったのですが、とてもわかりやすくて、映画の中にすっと入り込めました。
この時代の歴史的背景も、あまり知らない(と言うと、各方面からお叱りを受けそうですが)ので、勉強にもなりました。
だから、あまりこの長時間も気になりませんでしたね〜。

俳優さんたちも、豪華です。
ゾルゲ役のイアン・グレンは、ハリウッド映画でも、ちょこちょこお目にかかる人ですよね。ゾルゲにぴったりでした。
ただ、日本で、スパイとして活躍するにしては、あまりにも、つたない日本語。その上、ソ連のスパイで、ドイツ人なのに、英語をしゃべるって、どうなんでしょうねぇ(^^;。どうせこちらは、字幕を読むんだから、ドイツ語や、ロシア語でしゃべってもかまわなかったのに(^^)。これらは、ただただ、映画製作の都合なんでしょうねぇ。
日本語がつたないゾルゲに比べて、日本人は、非常に英語に堪能でした。日本の俳優さんも、頑張ってます。
たくさんの人が出ていたので、この人の特高は、ないだろうとか、あら〜、彼女、ずいぶん容色が落ちたわね〜〜とか、個人的に思うことも色々ありましたが、全体的には、面白く見ることが出来ました。
当時の町並みなどは、CGなのでしょうか。ノスタルジックで良かったです。

この作品で、篠田監督は、監督を引退するそうですが、評判があまり芳しくなくて、残念でした。でも、私は、面白かったですから〜〜(^^)。(2005,05,04)

スパイ・バウンド      2004年 フランス・イタリア・スペイン 犯罪・アクション・スリラー
<監督>フレデリック・シェンデルフェール
<キャスト>モニカ・ベルッチ , ヴァンサン・カッセル , ナイワ・ニムリ, アンドレ・デュソリエ  
<ストーリー>フランスの情報機関DGSEで、スパイ活動をしているリザ(モニカ・ベルッチ)と、その仲間は、武器商人、イゴールの持ち船、アニタ・ハンス号の爆破指令を受けた。無事に任務を完了し、夫役のジョルジュ(ヴァンサン・カッセル)に、普通の生活に戻ることを告白したリザだったが、麻薬所持の疑いで、空港で捕まってしまう・・・。
*****

1985年に実際に起きた『虹の戦士号』爆破事件の犯人、ドミニク・プリウールの証言に基づいて、製作された映画だそうです。
そのせいかどうか、前半のスパイ活動は、とても淡々と事が運びます。実際のスパイ活動は、周到な準備と、細心の注意によって成り立つものだということが、よく理解できるほど、面白味がありません(^^;。
といって、後半も、特に面白くならないのが、この映画の特徴でしょうか(^^;。
これが、実話ものの限界なのか、それとも、脚本が良くないのか、盛り上がりのない映画になってました。やっぱりこの手の映画は、ハリウッドにはかないませんね〜。
映画公開時、他に見る映画がなかったので、見ようかと思い、それでも、とどまって、他の映画を見た自分を褒めてあげたい〜〜(^^)。

今回私は、人間関係がよく分からなかったので、2回続けて見ましたが、それでも、こうして感想を書く時に、印象が薄いのは、悲しいですねーーー(^^;。(2006,01,05)

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スパイキッズ       2001年 アメリカ アクション・アドベンチャー・ファミリー   
<監督>ロバート・ロドリゲス
<出演>アントニオ・バンデラス , カーラ・グギーノ , アレクサ・ヴェガ , ダリル・サバラ , ロバート・パトリック , ジョージ・クルーニー , ダニー・トレホ
<内容>冷戦時代、敵国のスパイとして闘ってきたグレゴリオ(アントニオ・バンデラス)とイングリッド(カーラ・グギーノ)は、いつしか恋に落ちて、結婚してしまう。その後、二人はスパイを引退して、二人の子供と共に平穏な生活をしていたのだが、彼らに、新しい指令が発令された・・・。
*****

ロバート・ロドリゲス監督作品と言うことで、ロドリゲス映画でおなじみの顔が見られて、子供ばかりでなく、大人も楽しめる作品でした。なんといっても主演が、アントニオ・バンデラスですもんね〜、お母さん、大喜び!ってとこでしょうか。 子供映画には、親も付いて来るというところに目をつけて作ったのでしょう、心憎いです(^^)。
ストーリーは、まあまあ、こんなものでしょう。そのかわり、お決まりの、スパイグッズが子供らしいものがあったりして面白かったです。子役達も一生懸命スパイを演じていて適役。男の子は、若干8歳なんですね〜(^^)。意外な人のゲスト出演もあって楽しめました。(2003,05,05)

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スパイキッズ2 失われた夢の島      2002年 アメリカ アドベンチャー・コメディー・SF・ファミリー   
<監督>ロバート・ロドリゲス
<出演> アントニオ・バンデラス , カーラ・グギーノ , アレクサ・ヴェガ , ダリル・サバラ , スティーヴ・ブシェミ , マシュー・オリアリー , ビル・パクストン , ダニー・トレホ
<内容>スパイキッズとして正式なOSSのメンバーになったカルメン(アレクサ・ヴェガ)とジュニ(ダリル・サバラ)は、次期OSS局長の発表のあるパーティーに家族で招かれていた。しかし、そのパーティーで大統領が持っていたトランスムッカーという秘密兵器が盗まれてしまう。カルメンとジュニは、トランスムッカーを探し出す任務に就くのだが・・・。
*****

子供映画だと思って、バカにしているそこのあなた!・・・私のことですが(^^;・・・だまされたと思って、一度見てみてください。これは、子供ばかりでなく、大人の鑑賞にも十分堪えられる、エンターテイメントだと思います。
1も、そこそこ、それなりの面白さでしたが、2は、最高でしたね〜。

スパイグッズも、ますます多岐にわたり、しかも、今回は、それらのハイテクツールが使えない環境も出てくるので、メカに頼りすぎずに話が進むのも、キッズたちの成長を感じられて、よかったですねぇ。

子役たちも、ちょっと成長して、めっきり俳優らしくなって大熱演です。
相変わらずバンデラスも、グッドだし、島に住む博士役のスティーヴ、ブシェミがいつもながら個性豊かで、いい味出しています。
それに、島に住む奇妙な動物たちも、これまたかわいい(^^)。
これらの豊富なアイデアには、本当に脱帽です。
そのほかにも、キッズたちのライバルや、キッズの祖父母まで出てくる大にぎわいの映画なのですが、それらてんこ盛りの人や物をちゃんとうまく配置してあって、決して過剰に思わせないところが、たいしたものですよね〜(^^)。

ラストには、カルメンことアレクサ・ヴェガの歌と踊りも付いています(^^)。(2004,10,13)

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スパイキッズ3ーD:ゲームオーバー      2003年 アメリカ アクション・コメディー・アドベンチャー・ファミリー・ファンタジー・SF   
<監督>ロバート・ロドリゲス
<出演>アントニオ・バンデラス , カーラ・グギーノ , アレクサ・ヴェガ , ダリル・サバラ , シルヴェスター・スタローン , サルマ・ハエック , マシュー・オリアリー , アラン・カミング , トニー・シャルーブ , スティーヴ・ブシェミ , ビル・パクストン , ジョージ・クルーニー , イライジャ・ウッド , ダニー・トレホ
<内容>OSSを辞職し、探偵業に励むジュニ(ダリル・サバラ)は、大統領(ジョージ・クルーニー)の命令で、久しぶりにOSS本部に向かう。そして、子供たちを洗脳し、世界征服をたくらむトイメイカー(シルヴェスター・スタローン)の作ったゲームの中に捕らわれの身となった姉、カルメン(アレクサ・ヴェガ)を助けるべく、バーチャルゲーム、「ゲームオーバー」の中に侵入するのだが・・・。
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3D映画を2Dで、しかも、家の小さいTV画面で見るのは、言語道断、軽挙妄動、無味乾燥。映画館に見に行けなかった私には、自業自得でございました(泣)。
DVDは、ちゃんと3Dになっているそうで、見る人は、少なくともDVDで、見てくださいね。
3D用に、グワッと、手が出てきたり、物が飛んできたりするシーンが、たくさんあって、映画館で見たら、それはそれは面白かっただろうと、よだれが出そうになりました・・・いえ、涙です・・・(^^;。

ストーリーとしては、3Dがメインになっているので、ひねりも何もなく、ゲームの中に入って、戦うだけの話です。 ただ、オールスターキャスト総出演で、キャスト的には、すごく贅沢な映画で、しかも、出演者全員楽しんで演じている様子がよく分かりました。
今回のメイン敵キャラは、あのシルヴェスタ・スタローン。あまり好きな俳優さんではないので、これも、もひとつでしたねぇ。
ただ、2に出ていたキャラが、出てきたので、うれしかったりしました(^^)。
主演二人のキッズは、またまた大人っぽく、しっかりしてきましたねぇ。エンドロールのオーディションの時の彼らとは、別人のような俳優ぶりでした(^^)。

上映時間は、84分。3Dを見るには、少々長いかもしれません。私は、かつて、IMAXシアターの3D映画で、酔ってしまい、後半は、ずっと目をつむっていた事があり、なおかつ、帰りの階段で、目が回って落ちそうになったことも鑑み、やっぱり、映画館では無理だっただろうなと、負け惜しみをひとり、つぶやくのでした・・・。(2004,11,01)

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スパイダー      2001年 アメリカ サスペンス   
<監督>リー・タマホリ
<出演>モーガン・フリーマン , モニカ・ポッター , マイケル・ウィンコット , ペネロープ・アン・ミラー
<内容>VIPの子息が通う一流私立学校から、シークレットサービスの裏をかいて、ローズ上院議員の娘ミーガンが誘拐された。犯人から捜査を担当するようにと名指しされたワシントン市警の犯罪心理捜査官、アレックス・クロス(モーガン・フリーマン)は、ミーガンの警護を担当していたジェジー(モニカ・ポッター)と共にミーガン救出に全力を傾ける・・・。
*****

「コレクター」に続くクロス捜査官シリーズ第二弾です。
クロス捜査官を演じるのは、「コレクター」と同じく、モーガン・フリーマン。
もう、彼には、ぴったりの役柄です。

次々とおこる意外な展開に見事に騙されました。
でも、これ以上のことは書かない方がいいでしょう。

ひとつ残念だったのは、モニカ・ポッター。「マーサ・ミーツ・ボーイ」の時は、とっても魅力的だったのに、この映画では、ちっとも素敵じゃないです。まあ、役柄が、仕事上のミスをした後なので、硬い表情で演じているからでしょうが、どうも彼女に感情移入出来ませんでした。


まず、犯人が、2年間も学校関係者を騙していたのがすごいですね。あのメイクは、本当にメイクなんでしょうか、それとも、俳優さんをふたり使ったのかな?
また、そんな周到なソンジの計画にジェジーたちが気が付いたのは、いつ、どうしてだったのか、そんなことが、知りたかったなぁ〜〜。 (2003,10,29)

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スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする      2002年 フランス・カナダ・イギリス   
<監督>デヴィッド・クローネンバーグ
<出演>レイフ・ファインズ , ミランダ・リチャードソン , ガブリエル・バーン , リン・レッドグレーヴ , ジョン・ネヴィル 
<内容>統合失調症のデニス・クレッグ(レイフ・ファインズ)は、精神病院を退院し、ウィルキンソン夫人(リン・レッドグレーヴ)に世話をしてもらうことになった。彼は部屋を与えられ、ひとりになると、1冊のノートを取り出した・・・。
*****

見ている時は、なんだかさっぱり分からず、ただただ眠くて、どうしようかと思いました(^^;。
監督がデヴィッド・クローネンバーグなので、私の趣味ではないことは予測はしていたので、何回も、リピートしながらやっとの事で見終わったのでした。
そして、何気なく、エンドロールのキャストを見ていると・・・「!!!」。
思わず、もう一度見直してしまいましたよ。
なるほどねぇ〜〜〜〜。
見ている時より、見終わってからの方が、面白さを感じる映画です。
すべての謎が解けたわけではないですが、あとで、「そうだったのか!?」という驚きがあります。その点、私にとって、デヴィッド・リンチ監督の映画に似ていました。
それにしても、ミランダ・リチャードソンは、すごい!(^^)。


少年の頃のデニスには、あまり変わったところは見られないように思ったので、私は、結局あのガス事件で、脳に障害を負ったのかと思ったのですが、オフィシャルHPによると、統合失調症ということでした。
この病気は、10代から20代に発症しやすく、体質的なもろさに、精神的なストレスが加わって発症するらしいです。そして、症状は、幻聴や、妄想。ということは、デニスは、少年の頃からすでにこの病気だったのでしょうねぇ。
彼は、母親が化粧をしたり、父と嬌態を演じたりすること、母が女であることをきっと許せなかったのでしょうね。そして、いつしか、母を母と認識できなくなり、酒場の女イヴォンヌだと妄想してしまうのです。
母親、イヴォンヌ、そして、ラスト近くのウィルキンソン婦人の3役をミランダ・リチャードソンが演じています。エンドロールを見るまでイヴォンヌのことは本当に気がつきませんでした!びっくり!!
でも、これが分かると、するすると、謎が解けてゆきました。
女性って、化粧や物腰で、全然別の人格になれるんですよね〜、あな、恐ろしやーーー(^^;。 (2004,12,01)

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スパイダー パニック!      2002年 アメリカ アクション・コメディー・ホラー   
<監督>エロリー・エルカイェム
<出演>デヴィッド・アークエット , カリ・ウーラー , スカーレット・ヨハンソン 
<内容>事故で有毒廃棄物の入ったドラム缶のひとつがトラックから池に落下してしまう。その後、近くの蜘蛛飼育場に変化が起こり、色々な種類の蜘蛛が巨大化して人間を次々に襲いはじめる・・・。
*****

楽しんで見られるおバカパニック映画です(^^)。色々なところにユーモアがちりばめられていて楽しいですよ〜(^^)。
でも、これでもかというほど、人々も蜘蛛の餌食になってしまいます。合掌・・・。

この監督はもしかすると、往年の名作おバカパニック映画「アタック・オブ・ザ・キラートマト」のファンなのかもしれません。見ていて、この映画を彷彿としました。蜘蛛がつぶれる音とか、つぶやき?とか、よく似ています(^^)。興味のある方は見てみてください。映画の出来の方は、保証しませんが・・・(^^;。

この映画に出てくる巨大蜘蛛たちの動きがすごくリアルです。スッスッと飛ぶように進むところなんて、蜘蛛そのものです。蜘蛛が強くて、とても人間には勝ち目がなさそうなのに、みんなそれぞれ頑張ってます。
ただ今ま売れっ子のスカーレット・ヨハンソンも出てました(^^)。(2004,06,03)

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スパイダーマン      2002年 アメリカ アクション・SF・アドベンチャー      
<監督>サム・ライミ
<出演>トビー・マグワイアウィレム・デフォーキルステン・ダンスト, エリザベス・バンクス , ジェームズ・フランコ , ブルース・キャンベル , J・K・シモンズ
<内容>叔父夫婦に大切に育てられたピーターは、心の優しい科学好きな青年に育っていた。しかし、学校では、おとなしい彼は、いじめの対象とされていた。ある日、学校の授業で、大学の研究所を見学したときに、遺伝子組み替えによる新種のクモに、ピーターは、刺されてしまう。その後、彼の身体に変化が起こりはじめる。
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アメリカンコミックヒーローということで、あまり馴染みのないスパイダーマン。しかも私の嫌いなかぶり物(^^;。と言うことで、見るつもりがなかったのですが、主演が、トビーで、しかも、予告編が、面白そうだったので、見ようかなという気にさせられました。話は、さすがに、アメリカンヒーロー! 気弱な男の子が、あることをきっかけに正義の味方に変身するって、やっぱり、男の子の夢なんでしょうね(^^)。それに、最新の映画技術を加えて、気楽に楽しめる娯楽作品になってました。壁を登ってゆくところとか、糸の出し方に、最初苦労しながらも、ビルの谷間を、糸を使ってスイスイと飛んでゆくところとか、ワクワクしました(^^)。スパイダーマンって、手首から糸を出すのね〜〜と、妙に感心したりして。最初のあのダサイ衣装だったのが、スマートなスパイダーマンスーツ?になったのはいいんだけど、あのスーツは、ピーターが、どこかに特注したのかしら・・・?それとも、家で、せっせと自分で、作ってるとか・・・?(^^;。「スパイダマン、スパイダマン♪」の歌も、レトロでよかったです〜(^^)。 トビーも、最初配役を聞いたときは「えぇ!!?」と、驚いたけれど、彼に合ってますねぇ〜(^^)。スリムなのに、結構筋肉付いてたし・・・(^^)。キルステン・ダンストの良さは、未だに分からないけれど・・・(^^;。(2002.06)



スパイダーマン (2002)
スパイダーマン2 (2004)
スパイダーマン3 (2007)
アメイジング・スパイダーマン (2012)
アメイジング・スパイダーマン2 (2014)
スパイダーマン ホームカミング (2017)

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スパイダーマン2      2004年 アメリカ アクション・ファンタジー・スリラー   
<監督>サム・ライミ
<出演>トビー・マグワイアウィレム・デフォーキルステン・ダンスト, エリザベス・バンクス , ジェームズ・フランコ , アルフレッド・モリナ , ブルース・キャンベル , J・K・シモンズ
<内容>ピーター(トビー・マグワイア)がスパイダーマンになってから2年が経ち、彼も大学に進学していた。しかし、生活は厳しく、生活費のためのアルバイトも、スパイダーマンとしての活躍に忙しく、クビになってしまう。愛するMJ(キルステン・ダンスト)は、舞台女優となって有名になり、彼女と会う暇もない彼は、悩みが増すばかりだった・・・。
*****

面白かったです!大好きです!(^^)。
いわゆる続編ものですが、映画の出来は、前作と甲乙付けがたく、面白さは、前作を超えているような気がします。

ピーターの生活は、お金もなく、勉強の暇もなく、本当に可哀想な状態で、なんとかして手を貸してあげたくなりました。
でも、その反面、ビルの谷間を軽々と飛んでゆく彼を見ていると、爽快そのもの。あぁ、この爽快感が何物にも代え難い快感となっているのだ!と実感しました(^^)。

実は、1を復習してこなかったので、たった2年前のことなのに、だいぶ忘れていることが多かったのです(^^;。おじさんのこととか、ピーターの写真のアルバイトとか。でも、そんな私でも、見ているうちに思い出させてくれる構成になっていて、ありがたかったです。

笑いあり、涙あり、感動ありと、エンターテイメントしています。
暴走した列車を止めるところとかは、見ていて、本当に力が入りました〜。
もう、面白すぎ!!(^^)。何回も見に行きたくなります。

ヒロインのキルスティン・ダンストは、やっぱりあんまり綺麗じゃないなぁと思いつつ見ていましたが、これも好きずきだから、しょうがないですね。彼女は、つい最近見た、「ブロンドと柩の謎」の方が、ずっと綺麗でした。(2004,07,10)



スパイダーマン (2002)
スパイダーマン2 (2004)
スパイダーマン3 (2007)
アメイジング・スパイダーマン (2012)
アメイジング・スパイダーマン2 (2014)
スパイダーマン ホームカミング (2017)

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スパニッシュ・アパートメント       2002年 フランス・スペイン コメディ・青春   
<監督>セドリック・クラピッシュ
<キャスト>ロマン・デュリス , ジュディット・ゴドレーシュ , オドレイ・トトゥ , セシル・ドゥ・フランス , ケリー・ライリー , バーナビー・メッチェラート
<ストーリー>パリの大学生、グザヴィエ(ロマン・デュリス)は、就職を控え、スペインに留学することになった。母親と恋人に見送られてスペインへと旅だった彼は、心細さに、涙ぐんでしまう。そんな彼を待っていたのは、スペインでの部屋探しだった。苦労の末に見つけたアパートには、6人の国籍の違う学生たちが暮らしていた・・・。
*****

貴重な青春の体験ですね。言葉も国籍も習慣も違う学生が暮らすアパートの一室。
これぞまさしく留学の醍醐味かもしれません。グザヴィエにとっては、かけがえのない体験だったと思います。こんな体験をした彼が、うらやましいけれど、行きの飛行機では、心細さに、やっぱり泣いちゃうだろうな(^^)。

いろいろな国の青年が集まると、お国柄が知らず知らずのうちに出てるのが面白かったです。自分では意識してなくても、そういうのって、あるんでしょうね。
それにしても、同じアパートに国籍も性別も違う人が住むって、どんな感じなんでしょう。もちろんちゃんとドアもあるからプライバシーは、ある程度守られているようですが、台所も、お風呂も共用って、なかなか大変そう。しかも、部屋に恋人を連れ込んだりするんだから、なんだか落ち着かないかな。だからこそ、同居人の人選が大事になるんでしょうね。
話は、とりとめもなく、進んでゆくので、ちょっと冗長感がありましたが、このとりとめのなさがまたよかったです。
映像も、ちょっとしゃれてて、そのせいで、ラストまで飽きずに見ることが出来たのかもしれません。
ラスト近くの、アパート仲間の連帯感の表れるちょっとした事件は、微笑まずにはいられませんでした。みんな、いいヤツですね〜〜(^^)。まさしく青春の1ページです。
外国語音痴なので、よくは分かりませんでしたが、きっと映画の中では、いろんな言葉が飛び交っていたんでしょうね。それが理解できたら、もっともっと面白かったに違いありません。残念!

主演のロマン・デュリスは、もうすぐ公開の「ルパン」の主役を演じているそうです(オフィシャルサイト)。この映画で、ファンになったので、「ルパン」も見たくなりました。(2005,08,26)

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素晴らしき日       1996年 アメリカ  ドラマ
<監督>マイケル・ホフマン
<出演>ジョージ・クルーニー ミシェル・ファイファー, シーラ・ケリー , アマンダ・ピート , エレン・グリーン , メイ・ホイットマン
<内容>バツ1同士の恋。子どもを抱えて仕事をする、キャリア・ウーマンと、人気新聞記者は、幼稚園に子どもを預けられなくなり、二人で、協力して、子守をすることにしたが・・・。
*****

まあまあ。(1999.05)

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スピーキング・オブ・セックス      2001年 アメリカ コメディー
<監督>ジョン・マクノートン
<出演>ジェームズ・スペイダー , メローラ・ウォルターズ , キャサリン・オハラ , ビル・マーレイ 
<内容>夫との関係に悩む人妻メリンダ(メローラ・ウォルターズ)は、精神科医ペイジ(ララ・フリン・ボイル)から紹介されて、クリンク医師(ジェームズ・スペイダー)のセラピーを受けに来たが、二人は衝動的に関係を持ってしまう。その事を知ったペイジは、クリンクを告訴しようと言い始める・・・。
*****

「水曜日に抱かれる女」以来、すっかりお気に入りのジェームズ・スペイダー様。この映画の時はもうオン歳41歳ですが、それでも、かなり期待して見ました。ちょっとこの題名にはひるみましたが・・・(^^;。

ところが、なんと、始めのうち20分ほどは、見るのを止めようかと何回も思ったのでした。だって、これが、コテコテのコメディーだったのです。うぅ、見たくなかったかも。メガネをかけた彼は、あの麗しの右目もよく見えず、とことんコメディアンに徹していました。それは、もう痛々しいほど・・・(^^;。彼って、こういうコメディーも、していたんですねぇ。

でも、途中から、そんな彼にも慣れたせいか、結構面白くなってきて、ラストまで一気に見てしまいました。
日本未公開の映画なのですが、ビル・マーレイが出ていたり、私の好きなキャサリン・オハラも出ていたりと、結構豪華配役なのでした。
ただ、キャサリン・オハラは、先日のアカデミー賞で歌っていた時も、目を疑うほどに変貌を遂げていて、びっくりしましたが、この映画でも、始め、彼女とは分からないほどでした(T_T)。まあ、しょうがないですねぇ。私がよく覚えているのは、14年前の「ホーム・アローン」の頃の彼女なんだから・・・。
でも、この二人が出てきて、面白さが、グッと増しましたね〜。さすが、コメディー俳優さんです(^^)。

コメディーだからといって、家族と見たら、少々気まずくなるかもしれないです。何しろ下ネタ満載ですから。一人、もしくは、恋人、もしくは、友達と見ましょう(^^)。(2004,03,10)

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スピード   1994年 アメリカ  パニック
<監督>ヤン・デ・ボン
<出演>キアヌ・リーヴス 、デニス・ホッパー 、サンドラ・ブロック 
<内容>犯人に時速50マイル以下になると爆発するように仕掛けられたバスを助けるべく、SWAT隊員と、乗り合わせた乗客が、協力する。
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この映画は、予告編が、あまり、趣味でなかったので、見に行く予定はなかったのに、あまりに、評判がいいので、見に行きました。(この映画を、悪く言う評論を見たことがなかった)。で、その通り、とっても、面白かった。全編を通しての緊張感、スリルの連続、はじめは、全然目立たなかったキアヌ・リーブスが、見終わる頃には、彼にすっかり魅せられていました(^^)。あまりにも、うっとりして、パンフレットを買い忘れ、後日、再び、買いに行ったほど。もう、最高!!(1999年以前)


最新(2010年)で、比較的まとも?な感想はこちら

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スピード2   1997年 アメリカ  パニック
<監督>ヤン・デ・ボン
<出演>サンドラ・ブロック 、ジェイソン・パトリック、ウィレム・デフォー 
<内容>アニーは、恋人のアレックスと豪華クルージングを楽しんでいたが、船に恨みを持つ犯人に、シージャックされてしまう。
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同じ監督とは思えないほどの、駄作。何から何まで、最悪でした(T_T)。ネタバレ感想が、映画掲示板に、あります。

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スプリング 死の泉      2000年 アメリカ サスペンス・ホラー
<監督>デヴィッド・S・ジャクソン
<出演>カイル・マクラクラン 、 アリソン・イーストウッド
<内容>デニス(カイル・マクラクラン)は、息子のニックとともに、夏休みの休暇を楽しむドライブ中に、ガス欠になり、ある町でキャンプすることにする。しかし、ニックが事故で足を骨折し、その町にしばらく逗留することになるのだが、町の人たちは、彼らに警戒心を示す。
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結構はじめの方で、町の秘密が、分かってしまいました。あとは、この親子が、どうやってこの問題を解決するかですが、お父さんが、あまりにも身勝手なので、びっくりしました(^^;。この町の秘密のすばらしさは、やはり、子供には、分からないって事でしょうかね。でも、こんな結末が待っているのなら、逃げ出してしまいたくなるのは、人情でしょう。X−ファイルのエピソードのひとつのようなお話でした。(2002.05)

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スペースカウボーイ   2000年 アメリカ  SF
<監督>クリント・イーストウッド
<出演>クリント・イーストウッド,トミー・リー・ジョーンズ, ドナルド・サザーランドジェームズ・ガーナー  , ジェームズ・クロムウェル , マーシャ・ゲイ・ハーデン 
<内容>40年前、宇宙パイロットになるはずが、その任をチンパンジーに奪われてしまった元パイロット・チームの面々が、古い通信衛星の修理のために、再び結集して、宇宙に、飛び立つ。
*****

クリント・イーストウッド、この人は、年とっても、かっこいいね。あんまり、好きでなかったけれど、今回は、いいなと、思いました(^^)。老人たちに、夢を与える映画です。体力的には、劣ってきても、判断力、決断力、そして、技術では、若いもんには、まだまだ負けてないのです。でも、トミー・リー・ジョーンズの、ロマンスは、なんか、取って付けたようで、無理があった(T_T)。ネタばれ感想が、映画掲示板過去ログにあります(^^)。(2000.10)

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すべては愛のために      2003年 アメリカ ロマンス・戦争   
<監督>マーティン・キャンベル 
<出演>アンジェリーナ・ジョリー , クライヴ・オーウェン , ライナス・ローチ 
<内容>裕福なイギリス人と結婚して、華やかな社交界に身を置くサラ(アンジェリーナ・ジョリー)。しかし、ある日、義父の主催する慈善活動のパーティーに乗り込んできた青年医師ニック(クライヴ・オーウェン)と、彼に連れられた、やせ細ったアフリカの少年を目にして、彼女は、私財を投じてアフリカ難民救済に向かう決心をする・・・。
*****

難民問題は、今や地球規模に考えなけらばならないほど大きくなってしまって、どこから手をつけていいのか分からない状態。スマトラ地震による津波の被害でも、多数の難民が発生するのではないかと、危惧しています。

お金持ちの女性が、その現実をまざまざと見せつけられたために、自らが難民救済に身を投じる。というのは、それが、現地の実態と、微妙な温度差があったにしても、何もしない金持ちよりも、遙かにすばらしいことです。
彼女のような人たちが、たくさんいたら、助かる子供たちもきっと大勢いることでしょう。
でも、分からないのが、あの医師の活動。私自身が何も分かってないのでしょうが、助かる見込みがないものを生かすよりも、少しでも助かる見込みのあるものに、全力を注ぎたいと言うことは理解出来ます。それは、長年の経験から体得した最良の判断でしょう。
でも、彼が、エチオピア、カンボジア、チェチェンと、場所を移動してゆく行動は疑問ですねぇ。その場所での活動が出来なくなったから次の拠点に行くのでしょうが、決してそれまでの地域が改善されたわけではないでしょうに・・・。彼らは、そのままきっと置き去りなんだろうなと思うと、割り切れなさが残りました。もちろん、彼らのような活動家たちがいるからこそ、助かる人もたくさんいて、また、彼らだけの力では、すべての人が助かるわけではないのですが・・・。

多くのことを考えさせられた映画でしたが、サラとニックとのロマンスについては、疑問点ばかり。
一番驚いたのは、やっぱり子供のことですよねーー。あれは、ちょっと考えられないわ。

でも、ラストにサラに訪れた一瞬は、とても印象的でした。考える時間があるというのは、ある意味、残酷ですよね。(2005,01,06)

●作品名インデックスへ
すべてをあなたに      1996年 アメリカ コメディー・音楽
<監督>トム・ハンクス
<キャスト>トム・エヴェレット・スコット , リヴ・タイラー , ジョナサン・シェック , スティーヴ・ザーン , トム・ハンクス , シャーリーズ・セロン , ケヴィン・ポラック , ジョヴァンニ・リビシ
<ストーリー>1960年代。父親が営む電気店で働くガイ(トム・エヴェレット・スコット)は、ひょんな事からバンドのドラマーとして、大学の卒業パーティーで演奏することになる。そこで、大評判を得た彼らは、レコードを出し、一躍スターにのし上がってゆく・・・。
*****

トム・ハンクスが、監督・脚本・出演しています。
それが頭にあったもので、最初に登場した若くて細い兄ちゃんをトムかと思って、びっくりしました。いくら9年前の映画でも、それほど変身はしないわよね(^^)。

ビートルズ人気がすごい頃の話のようで、盛んにビートルズの名前が出てきます。服装も、そろいのジャケットで、今見ると、ちょっと滑稽でさえありますね〜(^^)。
バンドで、人気が出ても、それは、やはり素人の寄せ集めであって、ガイのあこがれるミュージシャンの言うように、金、女で、解散と言うことになっちゃうんでしょうね。

映画的には、取り立ててすごい映画でもないのですが、この映画、配役が結構すごかったです。キャストを見てもらうと分かるように、デビューしたてのリヴ・タイラー、シャーリーズ・セロン、ジョヴァンニ・リピシなどが出演しています。バンドのメンバーで、愛嬌のあるレニー役を演じているのは、「ロード・キラー」や、「ナショナル・セキュリティー」で、強面を演じているスティーヴ・ザーンなんですね〜。若手俳優の発掘にも、トム・ハンクスは秀でているって事でしょうか??(^^)。(2005,04,09)

●作品名インデックスへ
スポット      2001年 アメリカ ファミリー・コメディー   
<監督>ジョン・ホワイトセル
<出演>デヴィッド・アークエット , レスリー・ビブ , マイケル・クラーク・ダンカン , アンソニー・アンダーソン 
<内容>郵便配達員のゴードン(デヴィッド・アークエット)は大の犬嫌いで、毎日配達先の犬との真剣勝負に敗れてボロボロになっていた。また、彼は同じアパートに住む子持ちの女性ステファニー(レスリー・ビブ)にアタックするが成果なし。そんな時、ステファニーが頼んでいたベビーシッターが病気で来られなくなり、急遽、ゴードンが彼女の息子ジェイムズ(アンガス・T・ジョーンズ)を預かることになる・・・。
*****

最初の、ゴードンと犬たちとの知恵比べの所はなかなか面白かったです。でも、その後30分ばかりは、人間達のドタバタで、これが全然つまらないです(^^;。きっと、デヴィッド・アークエットの面白さが私には、伝わらなかったんでしょうね。これがオーエン・ウィルソンだったらなぁと思いながら(似てるのよね)、忍の一字でした。
でも、後半になってくるとだんだんとマシになってきました。デヴィッドや、マイケル・クラーク・ダンカンの方は相変わらずちょっと白け気味でしたが、ステファニーの方が思いも掛けずどんどんボロボロになって行くので、面白かったですね〜(^^)。

だいたい、この主役のスポット君が、あまり芸が無いんですからしょうがないです・・・(^^;。
子役の方も、あまり可愛くないのですが、結構、表情のある子で、見ているうちにだんだん可愛く見えてきました。

まあ、子供向け映画を大人ひとりでビデオで見たって、そんなに面白いわけないわねぇ・・・。 見るときは、ファミリーで是非どうぞ!!(2004,03,23)

●作品名インデックスへ
スモーク      1995年 アメリカ・日本
<監督>ウェイン・ワン
<出演>ハーヴェイ・カイテル , ウィリアム・ハート , ストッカード・チャニング , フォレスト・ウィッテカー , アシュレイ・ジャッド 
<内容>ニューヨーク、ブルックリンのたばこ屋の店長オーギー(ハーヴェイ・カイテル)。彼は、14年間、毎朝8時に同じ場所で写真を撮り続けている。そんな彼のまわりに集まる3人の男女の物語。
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メインの舞台が、たばこ屋なので、出演者達が、色々な煙草を吸っていました。煙草好きな人だと、思わず吸いたくなっちゃうでしょうね(^^)。映画館で観ていたら、館内は禁煙だから、大変だったでしょう(^^)。

ストーリーは、静かに淡々と進んでゆきます。そして、それぞれにちょっとしたことが起こります。

オーギーが、毎日同じ時間に撮る写真。一見何の意味もなさそうな趣味なのに、そこには、”時間”が凝縮されていた・・・。もともと個人の趣味は、その本人にしか意味をなさないものが多いですが、彼の趣味は、ポールに見せた時に、大きな意味を持ち、そして、その時、”時間”を写真の上に存在させたのです。心憎いですねぇ。

最近あんまり顔を見なくなっていたウィリアム・ハートが、とってもいい味わいです。
ハーヴェイ・カイテルも渋いですね〜〜。
元々は、ラストのクリスマスの逸話の短編なんだそうですけど、それを膨らませての映画です。

私は、俗物ですので、こんな風にたばこ屋を仕事にするって、あまり忙しそうでもないし、苦労もないみたいで、いいなぁと単純に思ってしまいました。おまけに煙草好きなら、ご禁制のキューバ煙草も吸えるし、言うことなさそうな職業ですね〜〜。

コーヒーを飲みながら、そして、煙草の吸える方は、煙草片手にゆっくりと映画を味わってください。
それから私に、アシュレイ・ジャッドが何処に出たか教えてくださいーー(^^;。(2003,11,05)

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スライディングドア      1997年 アメリカ  ロマンス
<監督>ピーター・ハウイット
<出演>グイネス・パルトロージョン・ハナー
<内容>会社を首になり、家に帰る途中で、電車に乗り遅れる彼女と、ちゃんと乗れる彼女、ifもしも・・・風に、話は進む。
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私は、グイネス・パルトローの、あの、何とも言えない、ぼよ〜んとした表情が、好きなので、面白く見れました。ネタばれ感想が、映画掲示板過去ログにあります(^^)。(2000.10)

●作品名インデックスへ
スリーキングス      1999年 アメリカ アクション・アドベンチャー
<監督>デヴィッド・O・ラッセル 
<出演>ジョージ・クルーニーマーク・ウォールバーグアイス・キューブ, ジェイミー・ケネディ , ジュディ・グリア  
<内容>湾岸戦争終結直後にイラクに駐屯していたアメリカ兵アーチーらは、捕虜から奪った地図によって、イラクがクェートから奪った金塊が隠されていることを知る。そこで、アメリカに帰還する前にその金塊を奪おうと、計画するのだが・・・。
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予告編と大いに違う映画でした。もっとコメディーっぽい作りなのかと思っていました。金塊を奪って、祖国アメリカに帰り、楽な暮らしをしようという、彼らの動機と、反フセインを旗印に命をかけて戦うイラクの人たちとのギャップがありすぎて、最後まで、納得できない映画でした。あの、ジョージ・クルーニーが、狙撃されたマーク・ウォルバーグの胸に、バルブを差すシーンは、やっぱり、ERファンへのサービスでしょうか?(2001.09)

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スリーパーズ 1996年 アメリカ  ドラマ
<監督>バリー・レヴィンソン
<出演>ブラット・ピット,ジェイソン・パトリック、ロバート・デ・ニーロダスティン・ホフマン 、ケヴィン・ベーコン 、ミニー・ドライヴァー 、ブラッド・レンフロー 
, ロン・エルダード , ジョナサン・タッカー <内容>いたずら仲間の四人は、事件を起こし、少年院に送られが、そこでは、看守から虐待を受け、心に深く傷を負ってしまう。そして、十年後、大人に成長した少年たちが、かつての看守を見つけ、殺してしまう。
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こうして改めて、キャストを見ると、ものすごく豪華。4人の子役と、成長してからとが、うまく繋がらなかったので、残念。見たのが吹き替え版だったので、もう一度、字幕で見たい。(1999.05)

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スリーピーホロー   1999年 アメリカ  ホラー
<監督>ティム・バートン
<出演>ジョニー・デップクリスチーナ・リッチ クリストファー・リー, マイケル・ガンボン, キャスパー・ヴァン・ディーン  
<内容>「首なし騎士の伝説」の映画化。1799年、ある村で人間の首を切り落とす連続殺人事件が発生し、イガボットが、その調査に、村を訪れ、首なし騎士の伝説を聞かされる。
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映画らしい、娯楽大作。風景が美しく、幻想的で、楽しめる。途中で、ちょっち寝てしまって、残念。(2000.03)
と、言うわけで、映画館で見た時は、一部寝てしまったので、もう一度見てみました。何度見ても、この幻想的な映像は、美しいですね。それに、ジョニー・デップのコミカルな演技と、クリスティーナ・リッチの不気味な美しさ?! ティム・バートンの真骨頂ですね〜。 それにしても、またまた不覚にも、最後の方は寝てしまって、不本意な鑑賞に終わってしまいました(T_T)。何か呪いでもかけられているのでしょうか・・・?(^^;(2002.09.12)

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スリー・リバーズ      1993年 アメリカ アクション
<監督>ローディー・ヘリントン
<出演>ブルース・ウィリス 、 サラ・ジェシカ・パーカー, トム・アトキンス 
<内容>一族が皆警察官のトミー(ブルース・ウィリス)は、父親と連続殺人犯を追っている時に、父親を殺されている。犯人は、その後、逮捕されるのだが、また、同じような連続殺人事件が起こる。水上警察に配置換えをさせられたトミーは、同一犯ではないかという疑問を持つ。
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見る価値のあまりなかった映画です(^^;。最初のカーチェイスのところで、アメ車が、まるで、おもちゃみたいに見えるのが、日本車とは、違うなぁと、感心したぐらいかな(^^;。だから、おもちゃのパトカーが出てきても、一瞬本物かと思っちゃいました。彼(犯人)は、何で、そんなことをし始めたのか、その説明が、なくて、納得いきません。私の見落としかしら・・・? あと、見所と言えば、女性の相棒のサラ・ジェシカ・パーカーの、鍛え上げられた体ぐらいかな。(^^;。(2002.01)

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スリング・ブレイド      1996年 アメリカ スリラー
<監督>ビリー・ボブ・ソーントン
<出演>ビリー・ボブ・ソーントン , ロバート・デュヴァル , J・T・ウォルシュ , ルーカス・ブラック
<内容>まだ少年だったある日、母親を襲った男と、母親を殺して、精神病院に収監されたカール(ビリー・ボブ・ソーントン)は、25年たったある日、病院を退院して、生まれ故郷に戻った。そこで出会った少年、フランク(ルーカス・ブラック)の家に住むようになったカールだったが、フランクの母親リンダ(ナタリー・キャナディ)は、ならず者のドイル(ドワイト・ヨアカム)と付き合っていた・・・。
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ビリー・ボブ・ソーントンなんですね〜。驚きです。映画の情報をあまり仕入れないまま、見始めたので、カールを演じているのが、ビリーだなんて、全然分かりませんでした。まるで別人!今までも、彼は、いろいろな作品で、まるで別人!になってきましたが、この映画の彼は、全く、すごいです。
というのも、この映画の主演・監督・脚本全てがビリーで、彼の入魂の1作なのです。さらに、アカデミー脚色賞も、受賞しています。

でも、私には、も一つでしたねぇ。
出だしこそ、いったい何が起こるのかと、興味をそそられたのですが、それも、最初だけ。ビリーが病院を退院してからは、あまりにも不自然な設定で、ちっとも、話の中に入っていかれませんでした。
しかも、すぐに結末が、分かってしまい、そうなると、全てが、ただただ、その結末に行き着くまでの茶番劇としか思えませんでした。
ビリーの演技も、カールをビリーが演じていると思わせないのは、見事でしたが、話し方に抑揚がなく、彼の話を聞いていると、思わず眠くなってしまいます。まあこの話し方自体は、そういう人の話し方そのものなのかもしれないのですが・・・。
彼の髪型も、ズボンの裾が短いのも、いかにも・・・というパターンにはまっていて、なんだか、不快でした。
せめて、題名(原題も「SLING BLADE」)通り、ラストにも、スリング・ブレイドを出して欲しかったです。 (2005,03,12)



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