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獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃん狂犬病ワクチンの問題
2021年3月8日:ムクムク(川村幸治)
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先週末、ワクチン接種と証明書発行時に伴うシール貼り付けについて話題にしたが、ある獣医師からメッセージをいただいた。
狂犬病ワクチンの問題も取り上げてくれと言う要望であった。
で、狂犬病ワクチンの問題も書かせていただく。
今回のファイザーの新型コロナワクチンは、皆さんご存じの通り5−6人分が1バイアル(瓶)に入っている。
ですので、ワクチン接種会場には、5−6人単位で人が集められ、キャンセルが出たら待っている人に使用するそうである。
つまり、ワクチン1バイアル使い切りで、残りを後日使用するようなことはない。
狂犬病ワクチンの問題
写真、手前は狂犬病ワクチンの開封前(左)開封後(右)で、後ろは猫の3種ワクチンである。
猫の3種ワクチンは1バイアル1頭分なので10本で10頭分である。
狂犬病ワクチンは1バイアル10頭分である。
ワクチンに添付されている能書(使用説明書みたいな物)には、開封後は速やかに使用することとなっている。
つまり、原則10頭集めて使い切れと言うことである。
今朝、狂犬病ワクチンメーカーの学術に電話をした。
残った分を後日使用するのに問題点は、汚染だそうである。
細菌などが入った場合、問題だと言うことでした。
狂犬病は従来集合注射が中心であった。
私も若い頃は集合注射に参加していた。
最大は二時間半で170頭一人で接種した。
このような会場では、10頭単位のバイアルは速やかに使用される。
しかし今は動物病院での個人接種が多くなってきた。
病院に10頭単位の犬を集めるのは難しい。
うちにメッセージを送ってきた獣医師は、その都度のバイアルを廃棄するそうである。
こうなると1頭の飼い主さんに10頭分の薬価を負担してもらわなければならなくなるが、そんなこともできない。
結果、その先生は赤字で狂犬病ワクチン接種をしているようである。
これを防ぐには写真後ろのように、一頭1バイアルにしてもらうことになる。
もうすでに日本獣医師会は狂犬病ワクチンメーカ各社と懇談し、要望を伝えたようである。
メーカー各社はコストが3倍程度になるがと返事をしたそうである。
話はそこで止まっているようである。
コストは飼い主さんが負担することになるので、これは獣医師だけの問題ではなく、接種される犬の飼い主さんの問題でもある。
衛生問題と獣医師の負担を考えれば、一頭1バイアルが理想であるが、狂犬病ワクチン接種料金はコストを反映する。
そこで日本獣医師会でも議論になっているようである。
どんなもんでしょうね。

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