獣医師広報板トップページ獣医師広報板管理人の独り言メニュー町の獣医師が出来る狂犬病への備え
獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃん町の獣医師が出来る狂犬病への備え
2016年7月29日:ムクムク(川村幸治)
◆「獣医師広報板管理人の独り言」利用についての注意事項
★本文記事は獣医師広報板管理人ムクムク(川村幸治)の今日の気分を文字にした物です。
★あくまでもfacebookに書いた独り言なので、どなたかとディスカッションする気持ちはありません。何らかの形でメッセージを送られても返事はいたしません。
★記載されている記事は自己責任でご利用ください。
◆こどもあんぜんサイト宣言◆
こどもあんぜんサイト宣言

元発言(facebook) いいね:479人,コメント:40件,シェア:24件(クリック)
写真は私の所で使用している狂犬病のワクチンである。 狂犬病のワクチン
狂犬病ワクチンは、日本製しか流通しておらず、私が使用しているメーカーは作成後国家検定を受けた証紙で封をしてあります。 日本では毎年接種が義務付けされているので、一年間の免疫効果を得られる製品を国家が検定し、流通しているのである。 私は、この狂犬病ワクチンを来年度分も備蓄している。 それはある事件があったからである。 台湾で狂犬病の感染拡大、予防接種に行列 http://www.afpbb.com/articles/-/2959192
日本と同様に五十数年狂犬病清浄地域であった台湾で数年前狂犬病が認められた。 その際に、パニックが起こったのである。 どこの国でも狂犬病のワクチンは計画的に製造され、急増する需要にすぐに応じられない。 当然、狂犬病が発生した際は、町の獣医師に犬が押し寄せる。 私は感染症の分析官では無い。 日本で台湾のように狂犬病が再発するか予想することは出来ない。 しかし、その日が来た際の勉強はしている。 診断においては、東南アジアの狂犬病管理センターの犬のDVDを時々見て、特徴的な症状を把握しようとしています。 また、狂犬病のワクチンは一年分は備蓄している。 町の獣医師に何が出来るかと考えると、現在は私なりにできる限りのことをやっていますが、このような備えが無駄に終わることは祈っています。

元発言(facebook) いいね:369人,コメント:44件,シェア:23件(クリック)
少し前ですが、狂犬病の話題を振りました。
その際には、多くのいいねやコメントありがとうございます。
その第二話です。
時々見かけるのですが、日本で狂犬病が再発する可能性はきわめて低いから定期予防は必要ないというような意見を読むことがあります。
ここで見落としてはならないことは、「日本で狂犬病が再発する可能性はきわめて低い」でしょう。
つまり、ご本人もゼロだと言っていない。
ご本人も再流行した際の逃げをしっかり打っている。
その上で、まるで可能性0のごとく意見を展開する。
私には、日本で狂犬病が再流行するかどうかなど予測することは出来ません。
占い師ではないので。
おそらく、五十数年ぶりに再流行が確認された台湾の獣医師の先生方も予測していなかったと思います。
私は町の獣医師です。
私にとって大事なことは、狂犬病を見落とさないこと。
もし私が狂犬病の症状を見落とし、流行を防げず、多くの人命を失わせるようになれば、私の名前は悪い意味で獣医師の歴史に残るでしょう。
その為に私は時々東南アジアの狂犬病管理センターの実際の狂犬病犬の症状のDVDを時々見るようにして、症状を目に焼き付けています。
また、狂犬病の診断基準を暗記しています。
台湾で狂犬病が再発生が確認された際には犬の飼い主さんにパニックが起こり、狂犬病ワクチンが不足した。
その備えとして、一年分くらいの狂犬病ワクチンは私は備蓄しております。
そのように町の獣医師としては、出来ることをやっています。
「日本で狂犬病が再発する可能性はきわめて低いから定期予防は必要ない」ですが、これは一般飼い主さんからも開業獣医師からも意見を聞くことがあります。
一時期、人のインフルエンザワクチンの積極的な接種が停止された後、一つの現象が起こりました。
製薬メーカーが作らなくなった。
売れない製品を作るメーカーはないのです。
後日、インフルエンザが流行した時、当然ワクチン不足となったのですが、ワクチンは簡単に増産できない。
つまり絶対的な不足と言うことが起こった。
狂犬病ワクチンはインフルエンザワクチンのように有精卵を必要とするわけでは無いですが、ラインが止まってしまえば増産することは簡単ではない。
狂犬病予防法を維持し、常に狂犬病ワクチンの生産・流通ラインを維持しておくというのは、社会としての備えのひとつだと私は考えています。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:ホームドクター・専門診療・救急:神奈川最大級のプリモ動物病院グループ様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。


梵天丸と千代丸です。よろしく
画像募集中!!(無料)
画像集

◆令和6年能登半島地震動物関連ニュース

◆獣医師広報板の主張

◆獣医師広報板管理人の独り言
利用上の注意事項&メニュー
2024年2月のBest
  1. いわゆる欧米と日本の動物福祉について基本的な考えの違い(265)
  2. もし、ある日突然動物愛護を名乗る者がやってきたら(250)
  3. 私の獣医師国家試験受験裏話(101)
  4. 大阪万博ペット同伴絶対反対(94)
  5. 病院&処方箋薬局で3000円、動物病院での1万円、実は医療費は同じ(82)
  6. 航空機事故時のペット同伴議論について(74)
  7. 繁殖犬の年齢制限犬のみ扱う団体は動物保護団体か繁殖業界の下請けか(71)

◆獣医師広報板よくある質問(FAQ)

◆獣医師広報板からのお願い
獣医師広報板をご利用、本当にありがとうございます。
獣医師広報板は個人サイトですが、その運営はボランティアスタッフが担い、運営資金はサポーターの応援に頼っています。
獣医師広報板は多額の累積赤字を計上しております。
サポーターは企業でも個人でも結構です。
ぜひ、獣医師広報板をサポーターとして応援ください。

◆PC版コンテンツ利用数ベスト7(2024年2月期)
  1. 管理人の独り言(6,975)
  2. 猫のカロリー計算(6,123)
  3. 犬のカロリー計算(3,923)
  4. 動物よくある相談(3,739)
  5. ペット動物獣医師セミナー(2,414)
  6. 広報板カフェ(1,929)
  7. 迷子動物、保護動物掲示板(1,758)
コンテンツ別アクセス数

◆電子図書
電子図書「"犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍」は、2022年2月23日より第四版になっております。
新しいエピソードも追加され、データーも更新されています。
第一版、第二版、第三版を読まれた方も、是非第四版をお読みください。
犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍−第四版2022/02/23公開

◆一般市民向けの動物に関するセミナー・イベント
★毎週土曜日午後1時〜4時
ペットロスホットライン
ペットロスホットラインは、今のお気持ちをお聴きする電話です。
★WEB講座
★〜3月25日:オンライン
★〜3月31日:愛知県名古屋市
★〜4月20日:募集期間
★3月23日:栃木県宇都宮市,3月24日:島根県出雲市
★3月23日:オンライン
★3月24日:京都府京都市
★3月24日,4月7日:愛媛県伊予郡
★3月27日:大阪府守口市
★3月30日:東京都大田区
★3月31日:大阪府大阪市
★4月4日-7日:東京都江東区
★4月13日:東京都武蔵野市
★4月14日:オンライン
★4月14日:東京都新宿区
★4月14日,5月12日,6月23日:鳥取県倉吉市
★4月21日:埼玉県さいたま市
★4月21日:兵庫県尼崎市
★4月24日:インターネット
★4月25日-5月7日:大阪府守口市
★4月28日:東京都台東区
★5月3日-4日:大阪府大阪市
★5月3日-5日:千葉県千葉市
★5月11日:東京都大田区
★5月18日:愛知県長久手市
★7月13日-15日:愛知県名古屋市
★7月13日-9月23日:大阪府大阪市
★9月20日-22日:大阪府大阪市

セミナー・イベント情報はメールにて広報内容を送ってください。(掲載無料)

◆ペット動物獣医師&動物看護師向けの動物に関するセミナー・イベント
利用上の注意事項&メニュー

◆経済動物獣医師向けのセミナー・イベント

◆公衆衛生獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆実験動物獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。