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獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃん食品添加物の適切な利用はなんの問題も無い
2015年10月25日:ムクムク(川村幸治)
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元発言(facebook) いいね:91人,コメント:22件,シェア:7件(クリック)
日本は世界に冠たる長寿国です。
100才を超えると政府から銀杯を授与されるのですが、あまりにその対象者が増えすぎて銀メッキ杯にするというニュースを聞きました。
そのくらい長生きする人がいると言うことである。
その人たちは、若い頃ピルケースを持ってサプリメントを飲みまくっていただろうか。
また、食品添加物を使用していない食品のみを食していただろうか。
おそらくほとんどのご長寿さんは、普通に暮らしてきたと思う。
私は農業高校の畜産科の出身なので、食肉の加工を通じて食品添加物を扱っている。
ハムなどに加工する際に、発色剤を利用しないと非常に赤黒い製品となってしまい、とてもまずそうである。
であるので、食品添加物を使用する。
しかし、でたらめに使用するのではなく、肉〇〇キロだから添加物は〇〇mgというような使用法である。
食品添加物は風邪薬や胃薬と同様に薬品である。
私のような獣医師や医師は大学で薬理学を学ぶのであるが、まず最初に教えられるのが、薬物は適切に使えば有用であるが、過度に使用すれば毒物となると言うことである。
例えば身近にあるアルコールや塩でさえも過度に利用すれば毒物となる。
これは薬理学の原理原則である。
これを無視して、この物質は毒物である(健康に良くない)と言えば、水すら飲めない。
ハムを100g食べても問題ないが、トラック一台分毎日食べれば健康を損ねるだろう。
それは、医師でなくても分かる問題である。
食品添加物は適切に用いられる限り何も問題がないことは、日々研究されている。
そのような努力を無視して、そして薬理学の原則を無視するのならば何でも言える。
しかしそれは偽科学である。

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