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獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃんドリームボックスの犬猫の殺処分は私は特別残酷な殺処分方法?
2018年1月22日:ムクムク(川村幸治)
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元発言(facebook) いいね:162人,コメント:182件,シェア:6件(クリック)
ドリームボックスの犬猫の殺処分は私は特別残酷な殺処分方法だとは考えておらず、それは以前にも言ったように思います。
今回、その時の発言を問題視されるコメントがありましたので、再度私の考えを述べさせていただきます。
まず私は獣医師という職種の科学者です。
ですのでものを感覚で捉えると言うより、科学で考えます。
結果、私の意見は一科学者の意見となります。
まず、生体の生理学から説明します。
ほとんどの動物は空気中や水中から酸素を取り込み、全身に送り、活用しています。
人や犬猫では赤血球のヘモグロビンが酸素(O2)と結びつき、全身に届け、末梢で酸素を離し二炭化炭素と交換します。
さて、ドリームボックスでよく使用される二酸化炭素ですが、酸素よりもヘモグロビンと結びつく力は強いと聞いています。
ですので、二酸化炭素濃度の濃い空気を吸引すれば人や犬猫では中毒になり、場合によれば死亡することもあります。
つまり、人でもそのような状態になれば中毒死があり得るわけです。
人の場合多いのは、二酸化炭素中毒よりも一酸化炭素中毒事故が多いように思います。
意図的な練炭自殺だけでなく、思いもしない不燃焼ガスによる中毒、雪で排気ガスが室内に充満しての中毒も同じように一酸化炭素がヘモグロビンと結びついて酸素不足になり、場合によれば死に至ります。
末尾に資料をアップしています。人の二酸化炭素中毒資料もありますが、一酸化炭素中毒や二酸化炭素中毒は刺激性のガスでないために、速やかに昏睡状態に移行し、患者は自分ではどうしようもなくなる。
そこが一酸化炭素中毒や二酸化炭素中毒の恐ろしい所です。
刺激性などがあれば、むせ込んで逃避も出来るのですが。
さて、本題の犬猫の二酸化炭素のドリームボックスによる殺処分です。
ガスは青酸ガスのように刺激性がありません。
人のようにように昏睡から麻酔状態を経て死に至ります。
いや、ドリームボックスないで苦しむではないかとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、動物病院のゲージの中にいれても、破壊に走る動物はいます。
前面は網で空気が流通していてもです。
つまり、狭いところに入れられたら、動物は酸素を中に流されても暴れる個体はいます。
それを、苦痛と言えば言えるかもしれませんが、ボックスに入れられる苦痛で二炭化炭素に反応したものでは無いと私は考えています。
静脈注射による殺処分が苦痛が無いと思われている人がいるようですが、事前に睡眠薬などを投与せずに、いきなり元気な状態を保定して、静脈注射するとすれば、その恐怖は犬にとってはボックスと比較してそんなに変わるとは思えません。
私が個人的にこれならと思う殺処分方法は、事前に餌に睡眠薬を入れておき、眠っている間に静脈注射する方法なのですが、事前の準備が出来るケースがほとんど無く、この方法はあまり利用していません。
よく利用するは胸腔や腹腔に麻酔用の注射液を注射し、5分から10分待ち、眠ったところで静脈中止で過量の麻酔薬を注入する。
これなら、最初の注射の痛みは少しありますが、恐怖は少ないと思います。
元気な動物へのいきなり静脈注射での安楽死は、私はしていません。
結論として、ボックス内の恐怖も保定の恐怖も動物による感じ方は様々だと思います。
何が残酷かは想像ではなんとでも言えるとは思いますが、現場は科学的にものを考えるべきだと思います。

資料
ガス室
二酸化炭素
二酸化炭素中毒

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New!★SFTS感染疑いのある野外猫の診察・手術を拒否したい。
SFTSはマダニ介在人畜共通感染症ですが、マダニから人、人から人、マダニから猫、猫から人に感染します。
症状は著しい健康被害を伴い、多くの死亡者例もあります。
野外猫はマダニを付けている場合もあり、SFTSの危険性を考慮し、獣医師が御自身の健康を守るために野外猫の診察・手術を拒否する例も出ています。
獣医師倫理を盾に診察・手術を強要する向きもありますが、それはモラルによるハラスメント、いわゆるモラハラではないか。
十分な準備をして野外猫の診療・手術をするかしないかは個人の問題で、組織や個人から強要されることではありません。

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